携帯・デジカメ

チャットボットで蘇った魂は、人を幸せにするのでせうか?(惑星カロン/ブラックジャック/ロボホン)

 ども、さすがにこの年で女子高生ボット(*1)で遊ぶのはな~~と思っているおぢさん、たいちろ~です。
 先日、チャットボットの説明ってのを聞きました。チャットボットつーのはLINEなどのチャットのインタフェースを使ってロボット(人工知能)が会話をしてくれるというシステム(サービス)チャット+ロボット=チャットボットだそうです。
 説明を聞いた個人的な感想としては、フレーム問題が発生しにくいように問題を設定してやれば実用には耐えうるかな~ってレベルには達しているようです(*2)。”フレーム問題”ってのは、人工知能が問題解決するのにあらゆるケースを全て想定してると情報処理できないので、問題の枠(フレーム)を設定してあ~でもないこ~でもないやりだすのを回避しないといけないという考え方。人間だと”常識”を使って無意識にやっていることを人工知能だと意図的に設定しないといけないつ~話です。
 最近は何度目かのAIブームだそうで、IBMのスーパーコンピューターがアメリカの”ジェパディ!”というクイズ番組で人間代表相手に優勝しただの、プロ棋士とコンピュータソフトによる”将棋電王戦”でプロ棋士に勝っただの、”ロボットは東大に入れるかプロジェト”で偏差値57.1をたたき出しただの(*3)、いろいろ盛り上がっています。
 実際、範囲を限定すればかなりのとこまでできそう。ですが、この先何をやるかて~と”実在の人間の人格をモデルにシミュレーションできないか?”なんてことをやりだしそうかな~なんて思っています。
 ということで、今回ご紹介するのはそんなソフトの出てくる話”<ハルチカ>シリーズ”より”惑星カノン”であります。
 ※今回の話はネタバレを含みますので、まだ読まれていない方は本書を読んでからどうぞ


写真はたいちろ~さんの撮影。ロボット型携帯電話”ロボホン”です。キハチ青山本店で開催された”ロボホン・カフェ”にて

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【本】惑星カロン(初野晴角、角川書店)
 清水南高吹奏楽部に所属する上条春太(ハルタ)と穂村千夏(チカ)はふとしたきっかけで中学3年生のフルート奏者”倉田あゆみ”と知り合う。彼女はコンクールで”惑星カロン”の演奏許可をもらう為に新藤誠一のブログにアクセスする。誠一は演奏許可のお礼にある事件の謎を解いて欲しいと依頼する。この謎ときに協力することになったハルタとチカだが・・・
 ハルタとチカを主人公とする青春ミステリー”<ハルチカ>シリーズ”第五巻に収録
【本】ブラック・ジャック(手塚治虫、秋田文庫)
 ”忠明”は愛する恋人”さより”を電車事故で喪ってしまう。忠明は天才外科医”ブラック・ジャック”に対し、テープに残されたさよりの声をペットのプードル”ヌーピー”にしゃべらせて欲しいと依頼する。気が進まないブラック・ジャックだが、声をミニテープレコーダーにセットし犬の声帯に埋め込む手術を施すが・・・
 ”犬のささやき”より。秋田文庫版第11巻に収録
【道具】ロボホン
 SHARPの提供するロボット型携帯電話おしゃべりするロボットのイメージキャラクターとして登場いただきました(ロボホン自体はチャットボットではありません
 身長19.5cmという小型ながら、歩くわ踊るわ喋るわとめちゃかわういロボット。デザインはロボットクリエーターの第一人者”高橋智隆”氏。携帯電話なのでちゃんと電話出来るし、おでこにプロジェクタがついていて、画面やカベに写真や動画を投影することもできます。最近はロボホンに話しかけると日記にまとめてくれる機能なで出来たとか。いたれりつくせりです。


 今回の”実在の人間の人格をモデルにシミュレーションできないか?”というネタですが、本書にでてきた内容をふまえ、3つに分けて考えてみます

〔人格をシミュレーションできるか?〕
 本書には”デジタルツイン”というAIが登場します。これは既に死んでしまっっている人の情報を埋め込んでチャット上で生き返らせようというオープンソースソフトウェア。本書の説明だと

  行動、思考、癖、声をコンピュータに模倣させ意思決定を行わせる技術

ということになります。死者の思考をコンピュータに移植して復活させるというアイデアそのものはSFなんかではけっこう昔からありますし、日本のTVアニメの最初期作品”8マン(*4)”なんていう名作もあります。
 まあ、お話するだけだったら、現在でもけっこういいセンいってそうですが、問題は特定の人格にどこまで似せられるかということ。本書でのミソはこのデータを

  メールやブログの記録、フェイスブックといったソーシャルネットワークでの情報
  パソコンやスマートフォンでの操作履歴などから集めたデータを基に
  自分自身の物の見方、考え方、癖、好き嫌いを学習させていきます

こう言われるとなんとなくできちゃうかな~って気になります。

〔シミュレーションした人格はオリジナルの人格と同じものか?〕
 これには”正直”と”成長”というのが絡んできます。
 ”正直”てのは、上記のようにネットに書かれた情報がはたして本心なのかどうかというテーマ。ブログやFBのようなデータは誰かに見られることを前提に書かれているのであくまで”表現”でありどうしても修飾や虚勢がまじっちゃう、これは自分だけのために書かれる日記とは本質的に違うものではないかという疑問です。
 ここではハルタ達の音楽の先生による会話なので

  モーツァルトやシューベルトの楽譜は読めても、
  彼らの日記の秘めたる内容まで読み解くことはできないと?

確かに、モーツァルトはあんなにすばらしい音楽を残していますが品行方正とは言い難い人だったようですし、文学の世界なんて文豪レベルの人でも人格的にはどうなのよ? って人が山ほど出てきます。

 ”成長”の問題も実はやっかい。特に死んじゃっている人の場合は。本書の中でデジタルツインの欠点に”復活を遂げた人格は年を取らない”ってのを上げていますが、これは正確ではないんじゃなかろかと。会話によるデータの蓄積や、オープンソースでロジックをアップデートしていけば学習=成長は起こります。むしろ成長した結果がオリジナルと乖離してないかどうかを検証できないこと。だってオリジナルは既にこの世の人じゃないんだし・・・

〔シミュレーションした人格は人を幸せにするか?〕
 非常に漠然とした問いですが、これは目的をどう設定するかにもよるでしょうか。本書での”デジタルツイン”の利用目的を

  後継者が助言を必要をしたとき、自分を見失ったとき、判断に迷ったとき
  イエスかノーかだけ導いてくれればいい
  私たちの心は弱い。だれだって身近な人間を亡くせば
  『あのひとだったらどうするのか?』
  と問いたい瞬間や転機はおとずれるはずです

まあ、気持ち的にはわからんでもないですが、それが良いことかどうか、生きてる人間のエゴイズムではないかという疑問が・・・
 この話でふと思い出したのが、ブラック・ジャックの”犬のささやき”という作品。犬に恋人の声を喋らせた忠明ですが、同じ言葉しか喋らないヌーピーにだんだん飽きてきちゃいます。さらに新しい恋人ができると、その恋人の為にヌーピーを捨てに行くことに

  やれやれ これでやっとさよりの亡霊からのがれられた・・・

ですから、まあひどっちゃひどいですが、自分がそうならないかどうかと問われたら、どうなんでしょうねぇ。 愛する人を失った悲しみを乗り越えて前に進むってことと、愛する人を忘れることとは別なことだと思うんですがね、冷たいかもしれませんが・・・
 結局、チャットボットを使って魂を蘇えらせたとしても、それが人を幸せにするかどうかは結局わかんない。それは技術レベルやデータの揺らぎより、移ろいゆく人間の心のゆらぎのほうが大きいってことでしょうか・・・

 ”惑星カノン”は”<ハルチカ>シリーズ”の中でもかなり異色作ですが、これはこれとしてこっこう面白かったです。

《脚注》
(*1)女子高生ボット
 ”りんな”という女子高校生がチャットしているという設定のサービスを、日本マイクロソフトが開発したって話です、やったことないけど。hp等で公開されてるのを見ると確かに面白そう(まあ、面白そうなのを集めてるサイトなんで)。でも、おぢさん世代が電車の中で遊ぶにゃ、ちっと世間様の視線が・・・
(*2)フレーム問題が発生しにくいように問題を設定してやれば~
 主人:番頭さん、金魚が2匹いなくなったんだが、おまえさん知らないかい
 番頭:あたしは食べていませんよ
 主人:誰がおまえが食べたと言った
    縁側に金魚を置いとくと猫が食べてしまうから、高いところに置いとくれ
 番頭:それじゃ、湯屋の煙突の上へ
 主人:私が眺められないじゃないか。金魚鉢を湯殿の棚の上に上げてくれといってるんだ
 番頭:金魚鉢を湯殿の棚の上に上げてきました。
    ところで金魚はどこへ上げましょう?
落語”猫と金魚”より。話はいろんなバリエーションがありますが、これってフレーム問題の例じゃね?
(*3)偏差値57.1をたたき出したの~
 人間のチャンピオンに勝つというのは”あらゆる人間を凌駕する”ということの比喩であって、コンピューターの方が既に凡人では勝てないとこまで行っています。単純計算だと偏差値”57”というのはおおむね上位から1/4(24.2%)。実際の大学入試だと、”関関同立”、”MARCH”など難関校を含む535大学への合格がA判定(合格率80%以上)に相当するそうで、”俺の方が勉強できる!”と胸を張って言える受験生ってやっぱ少数派じゃないかと・・・Yahoo!ニュースより抜粋
(*4)8マン
 原作はSF作家の平井和正と漫画家の桑田次郎。漫画版は1963年に少年マガジンに連載、アニメ版は1964年に放映。”8マン”は凶悪犯により殺された刑事”東八郎”の人格と記憶を電子頭脳に移植し蘇ったスーパーロボットという設定です。

デザインが中心にある会社のすごみを感じます。まあ、なかなかマネできるもんじゃなさそうですが(ジョナサン・アイブ /Apple Store表参道)

 ども、スマホは一家ともどもiPhone派のおぢさん、たいちろ~です。
 先日、iPhone5が壊れちゃいました。充電がうまくできなくなって、新機種が出るまで騙し騙し使おうとしてたんですが(*1)、とうとうまったく充電できずに”活動限界、完全に沈黙!”状態になってしまいまして・・・
 修理するか新機種を待たずに機種変更するか迷ったんですが、結局修理をすることに。で、表参道のApple Storeに行ったんですがこれがまたオシャレ~~ なんっつってもガラスばり広々の店舗にお約束のカウンターなんかなくって、デモ機の置いてあるテーブルでご相談。お相手をしてくれるのはジョンさん(だったかな?)で日本語ペラペラのナイスガイ。周りを見ると場所柄なのが外人さんも多くて、日本人のショップの方も流暢な英会話で接客。思わず”まじめに英会話勉強しようかな~”とか思っちゃいました。
 しかし、製品だけに限らずショップのデザインコンセプトまでこだわるのはさすがApple! ということで今回ご紹介するのは、そんなAppleの製品デザインを担当した男の本”ジョナサン・アイブ”であります。


写真はたいちろ~さんの撮影。
上はApple Store表参道の外見、
下は店の中にあるデモンストレーション用テーブルです。

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【本】ジョナサン・アイブ(リーアンダー・ケイニ―、日経BP社)
 Appleのカリスマ経営者だったスティーブ・ジョブズの片腕としてデザインを担当したカリスマデザイナー”ジョナサン・アイブ”を中心にiPhoneをはじめとするプロダクトの内幕をまとめた本。
【旅行】Apple Store表参道
 地下鉄表参道下車すぐにあるAppleStore。総ガラス張りの壁面におなじみのリンゴのマークが目印。
 ゆったりとした店内にある大型のテーブルにプロダクトをちょこっと並べた空間演出はド○キホ○テとは対極。接客はすべてiPad、カウンターどころかレジすらない徹底ぶりはさすがです。


 もう30年近く前の話ですが、高校の時の友人が”Macintosh(初期型)”を買ったってんで家まで遊びに行きました。ちょっと前までは他のパソコンがコマンド制御、キャラクター表示のグリーンディスプレイ(*2)、外部媒体といえばカセットテープがまだ主流の時代に(*3)、アイコンにマウスのユーザインタフェースにスタイリッシュなワンボックスにフロッピー内蔵で”かっこい~~”と思ったもんです。すぐに爆弾マークでてましたけど・・・ そのころからアップルってデザインセンスは他とは違うゾみたいなブランドイメージがありましたね。なんとなく、アップルのプロダクトって”スティーブ・ジョブズがデザインしてる”ってイメージがあったんですが、実際そんなことはないわけで(まあ、デザインコンセプトなんかは色濃く出てたんでしょうが)、ちゃんとデザイナーやプログラマーは別にいるわけです。で、ジョブズ復帰後(*4)のデザインを支えたメインデザイナーが本書に登場するジョナサン・アイブです。

 本書を読むと、ジョナサン・アイブって人がすごいのは”デザイナーとしてすごい”、”デザイン主導のプロダクト設計をしたのがすごい”、”生産システムそのものをデザインにあわせたのがすごい”ってとこでしょうか。

〔デザイナーとしてすごい〕
 なんといっても、この人そのもののデザインセンスがすごいんですな。若いころから賞を総なめっていうか。本書でも若いころのデザイン絵がいくつか掲載されているんですが、とても1980年代後半のものとは思えないような未来感覚。後のiPhoneにつながるセンスの萌芽を感じちゃいます

〔デザイン主導のプロダクト設計をしたのがすごい〕
 私自身がインダストリアルデザインをしたことはないですが、パソコン自体を自作したことはあります。パソコンってのは実はかなり規格化されてるシロモノで部品を組み立てればまあ中学生でも作ることができます。この場合のケースって”どれぐらい部品を収納できるか”が判断材料になる場合が多いんじゃないかと。つまり機能(収納能力)が主でデザイン(外見)が従ではないかと
 これに異をとなえたのがジョブズで、具体化したのがジョナサン・アイブ。

  みんなはデザインをお化粧だと思っている
  ハコを渡して『見栄えをよくしてくれ』と言えばいいと思っているんだ
  それはデザインじゃない。外見と感覚だけじゃないんだ
  デザインはものの働きなんだよ
 (本書より)

 言われてみりゃ当たり前の話で、モノを買うのは何かしたいから買うんであって、性能や外見だけじゃないんですな。車なんかはその典型でしょうか。早く走れるとかかっこいいだけじゃなくって”快適な移動空間”とか”ステータス”みたいなキーワード並んでるし iPhoneなんて電話できるとか、ネット使えるだけじゃない”スタイリッシュな自分の演出”みたいなのがあるんじゃなかろうかと。
 だもんで、デザイン主体の会社組織にしてるってのが実は他社がまねできないプロダクトを生み出す源泉になっているのかも

〔生産システムそのものをデザインにあわせたのがすごい〕
 先ほど修理に行った話を書きましたが、ジョンさん(だったかな?)が”中を開けて確認しましたが~”と言ったのを聞いて”iPhoneって開くんだ!”というのが感想。専用の道具と技術があれば開けられるそうで、アップルとしては修理までを一体で専用サービス提供しているからこれでいいということらしいです。まあ、普通の家電だって素人が開けてみたって修理ができるわけでもないんで同じっちゃ同じですが。
 この一体化された筺体を”ユニボディ”というそうで、複数のパーツを組み立てるんじゃなくって、1つの金属の塊から削り出すんだとか。

  この製造手法はまた、ジョニーにとってデザインの塊に近いなにかを体現していた
  それは、すばらしいデザインと最先端の製造技術を融合し、
  これまでにないものを生み出すことだ
 (本書より)

 じゃあ、なぜこの製法をほかの企業が採用したいかというと、高度な技術が必要だってこともありますが、なんといっても製造設備に莫大な金がかかるんだそうです。iPhone5とか作っていた2012年出時点でアップルの設備投資が95億ドルでその大半が工作機械と製造工程に使ってたんだとか。まあ、こんだけの投資にOKだしたジョブズもすごいですが、やらせたジョニーもタダモンじゃないですなぁ。日本の企業だったらまず稟議の作成段階でNGくらいかねません。

 なにかと話題の多かったというか生きる伝説だったスティーブ・ジョブズが目立ってたアップルですが、その後ろにはこんなすごい人がいたんですね。本書の日本語のサブタイルトは”偉大な製品を生み出すアップルの天才デザイナー”ですが、原題では”The Genius Behind Apple’s Greatest Products”。訳すと”アップルの最も偉大な製品の背後にいる天才”。天才ジョブスの背後にいるという意味では原題のほうが雰囲気あるかも
 ”なぜ、うちの製品が売れないんだ?!”と悩んでいる経営トップの方、そんでもってその責任を問われている(?)プロダクトの企画をやっている人にはぜひ読んで欲しい一冊。だからといってマネができるとは言いませんが・・・



《脚注》
(*1)新機種が出るまで騙し騙し使おうとしてたんですが
 iPhoneはおおむね9月に新機種が出るんでねぇ。ソフトバンクショップのお姉さんも”もうすぐ新機種が出るかもしれませんし”と言われちゃったし・・・
 ちなみに、故障はキリギリ保証期間内ということで無償交換していただきました。ありがとうございます
(*2)キャラクター表示のグリーンディスプレイ
 このころってアルファベットで80文字×25行とかが表示設定の基本でしたね。方眼紙のような画面の設定シートなんてのもありましたし。カラーディスプレイもけっこういい値段してましたが、パソコン自体が8色ぐらいしか出せないとか・・・
(*3)カセットテープがまだ主流の時代に
 3.5インチのフロッピー(記憶容量320K)の出始めぐらいかなぁ。それまではカセットテープ(これ自体もう見なくなりましたが)でピ~~ガ~~ってプログラムをロードしてました。時間かかるんだこれが・・・
(*4)ジョブズ復帰後
 改めて調べてみると、ジョブズがアップルを追放されたのはMacintoshの発売(1984年)直後の1985年。暫定CEOとして復帰したの1997年と意外とジョブズ不在の期間って長かったんですな。復帰後のiPod・iPhone・iPadといったプロダクトによる躍進は本書で詳しく語られています。

京大型カードの考え方って、ビックデータの元祖なのかもしれんなぁ(知的生産の技術/京大型カード)

 ども、情報整理はまったく苦手なおぢさん、たいちろ~です。
 夏休みに思い立って遠野に行ってきました。で、これはやっぱり柳田國男の”遠野物語(*1)”を読まねばなるまい(てか、行く前に読まんか、普通)ということで読みだしたんですが、この本って”物語”とういより短い文章の集まりなんですな、読むまで知らなかったんですが。長いものもありますがだいたい数行から十数行程度
 はて、この長さってなんかで見たな~と思ってたら、これって京大型カードに収まる情報量なんですな。
 ということで、今回ご紹介するのは京大型カードの元祖である梅棹忠夫の古典的名著”知的生産の技術”であります。


上の写真はたいちろ~さんの撮影。近所の文房具屋さんの京大型カード(コレクト製)
下はスタンダードな京大型カードのフォーマットです

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【本】知的生産の技術(梅棹忠夫、岩波新書)
 カードにによる情報整理、整理の仕方、読書法、文章の書き方など、京都大学教授で民族学、情報学の泰斗”梅棹忠夫”による情報活用に関する古典的名著
 手帳やカード、切り抜きなどによる情報整理のやり方、原稿や手紙などの書き方など、情報管理の基礎をわかりやすく解説した本です。
【道具】京大型カード
 京大式カード、B6情報カードとも言います(本ブログでは本書にあわせて”京大型カード”に統一します)。B6サイズのやや硬めの用紙に罫線を引いただけのシンプルなフォーマット(無地のもあります)ですが、なかなかに使い勝手のよいシロモノ。
 梅棹忠夫が研究のため資料を整理をするのに利用、本書で紹介することで広がりました。

 いや~、懐かしいなぁ京大型カード。受験生のころに方程式とか覚えるのに使ったな~(*2) さすがに今では使ってませんがまだ売ってるのかなと思って文房具屋に行ってみたんですがまだ売ってましてね、ちゃんと。
 このカード、どの程度の情報量が書けるかというと書く人の字の大きさとか罫線のサイズとかで差はありますがだいたい片面で200~400文字(日本語ベース)、両面使えるので400~800文字といったところでしょうか。前出の遠野物語だと1行40文字ですので、10行以下の文章が多いこの本からの連想ってあながち間違ってるわけではなさそうです(角川文庫 新版のケース)

 最近ではB版って会社でほとんど使わなくなりましたが、身近な例だとこれってiPad miniとかKindle Fire HDXあたりとほとんど同ザイズです。

 iPad mini:16.05cm × 12.04cm(7.9インチ)
 Kindle Fire HDX:15.3cm × 9.0cm(7.0インチ)
 B6カード(フルサイズ):18.2cm ×  12.8cm

 まあ、縦横比は違いますが京大型カードに余白も残さずみっちり字を書く人もそうそういないでしょうから、実効サイズとしては同じぐらいと考えてもいいかも。今の若い人にとってiPad miniが京大型カードの代わりになってるんでしょうか?!

 梅棹忠夫が京大型カードの使い方で示唆しているのは

  1)常に持って歩き、どこでも書ける
  2)1枚1項目
  3)写真も貼って同じように扱う

 記入するフォーマットとしては”表題”、”本文”、”記載日”、”連番(複数枚にまたがる場合)”。写真を除けば一昔前ならカード型データベース(*3)ってとこです。

 これって、良く考えると、今スマホや小型のタブレットでツイッターやFacebookしてるのととあんまし変わんないような感じしちゃいますね。1)は携帯性のことだし、3)はまさにマルチメディアだし。2)はというと、ツイッターやFacebookなんてそんなに長々文章書かないから(*4)、おおむね1項目1テーマだし。

 ”いやいや、ツイッターで情報管理なんかしないし”とおっしゃる向きもありましょうが、分析は別の人がやっています。これが今流行りの”ビックデーター”分析ってやつ。ツイートの中身が”本文”、ハッシュタグが”表題”あたりと読み替えるとほぼほぼ似たようなモンかと。これを膨大に集めてきてコンピュータでぶんぶん回していろいろ分析してるのがビックデータってやつ。
 こうやってみると、京大型カードの考え方って、ビックデータの元祖なのかもしれんなぁ・・・

 ”知的生産の技術”は1969年の発行と45年も前の出版(*5)。さすがに”カナタイプライターの勧め”は時流に合わないんでしょうが、これとてワードプロセッサ登場前夜の時代(*6)から見れば先見性とも言えるかも。若い人にもぜひ読んで欲しい名著です。

《脚注》
(*1)遠野物語(筒井康隆 中央公論社)
 岩手県遠野の民話蒐集家であった佐々木喜善によって語られた遠野の説話を民俗学者”柳田國男”が編纂した本。天狗や河童、座敷わらしといったメジャーな妖怪からオシラサマといった土着の物語なんかも載っています。
 詳しくはこちらをどうぞ
(*2)方程式とか覚えるのに使ったな~
 今でも時々高校生らしいのが単語を覚えるのに単語カードを使ってるのを見ますが、さすがに京大型カードは見ませんなぁ。方程式とか歴史の関連なんかを書くには単語帳だと小さすぎて使いづらいですが、京大型カードだと適当な情報量か記入できます。
(*3)カード型データベース
 項目だけが決まっていて関連付けとかはあんまり考慮していないデータベース構造のこと。パソコンの能力が低かった時代はそれでも重宝したんですがねぇ。
 Accessで作るとするとテーブル設定はこんな感じです
   項目名   データ形式   サイズ    備考
  カード番号 オートナンバー  長整数型 主キー設定
  表題     テキスト型     255       任意
  本文    メモ型          (固定)    最大65,536文字
  日付    日付/時刻型   (固定)
  カード連番 テキスト型      13       カード番号+連続番号2桁(間にハイフン)
(*4)そんなに長々文章書かないから
 ツイッターは1つに140文字以内という制限がありますが、実際に効果的な文章というのはツイッターで100文字、Facebookで40文字ぐらいだそうです(Twitter公式ページ)。これは英語の場合ですが、行数(視認性)でいうとまあ日本語でも似たりよったりでしょうか。
(*5)45年も前の出版
 驚いたことに、今でもamazon.comで新品が入手可能。この本学生時代(それでも30年以上前!)に読んだんですが、そのころの本って軒並み絶版。おぢさんの本読みにしかわからん感動かもしれませんが・・・
(*6)ワードプロセッサ登場前夜の時代
 wikipediaによると日本で初めて発売されたワープロは東芝の”JW-10”。本書に遅れること10年後の1987年です。価格は630万円だったそうですが当時の大卒男子の初任給が14.8万円程度でしたので現時点で換算すると900万円弱、メルセデス・ベンツのEクラスあたり(高級車らしい?)が買えそうな価格です。

セックスはリアルすぎる。誰もが愛する人と直につながれるのならフェイスブックなどいらない(フェイスブック 子どもじみた王国/ニュースフィールド)

 ども、どっちかつ~とフェイスブックよりLINE(*1)のおぢさん、たいちろ~です。
 先日、仕事をしていると3時半ごろに”おい、東海道新幹線が止まってるらしいぞ!(*2)”とのニュースが。どうしてわかったかと言うと、会社で一緒に仕事をしているお嬢さんが出張に行っていて、駅から”新幹線止まっています(T-T)”というコメントとともに駅の電光掲示板の写真がフェイスブックにアップされてたから。それを見てた人の話です。そのあと同じく上司から”駅で足止めになっていて夕方の会議に出席できない”との電話がありました。まあ、若モンがフェイスブックでおぢさんが携帯電話ってことでもないんでしょうが、いかにもフェイスブックらしい使い方でしょうか。
 ということで、今回ご紹介するのはそんなフェイスブックを扱った本、”フェイスブック 子どもじみた王国”であります。


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写真は上記のお嬢さんの撮影。”おくれています”が表示されてる駅の行き先表示板。
もちろん、無断掲載です。


【本】フェイスブック 子どもじみた王国(キャサリン・ロッシ 河出書房新社)
 フェイスブックに51番目に入社し、CEOにまで登りつめた”キャサリン・ロッシ”によるフェイスブック社に在籍していた時代を振り返って書かれた本。
【IT】ニュースフィールド
 フェイスブックの機能の一つで、友達設定された人が近況や写真、動画などを更新すると表示される場所です。本書によると2006年に公開された時は相当物議をかもして拒否反応も強かったそうですが、今では当たり前に使ってます。


 フェイスブックやアップルなどIT企業ってのはいろんな本が出ています。会社自身が新しい分野を切り拓いてるってこともありますし、経営者カリスマだったりってのもあります。会社そのものを扱ったビジネス書や、経営者の伝記(自伝)、経営ノウハウ本から暴露本まで。で、この本はどれかと言うと、実はどれにもあてはまんないんですなぁ。会社の意図にかかわらず内実を描くという点で無理やり分類すれば暴露本ってことになるかもしれませんが、それほど悪意で書いてるわけではないですし。
 誤解を恐れずに言うなら

  ばりばりの理系のベンチャー会社に入社し
  違和感を感じながらも偉くなっちゃった
  文系女子大生の職場体験レポート

っとこでしょうか? 

 今でこそ時価総額では世界有数の大企業のフェイスブックですが、著者のキャサリン・ロッシが入社したのは2005年。フェイスブックの創業は2004年で、創業者のマーク・ザッカーバーグは大学生とまさに学生ベンチャーのノリ。キャサリンは51番目の会社員とのことですが、中小企業もいいとこです。
 で、彼女が担当したのは”カスタマーサポート”。エンジニア偏重でほとんど女性のいないこの会社では下層のカーストだったとか。


  パロアルトのこのオフィスは、彼らにとってクラブハウスのようなものなのだ
  女性はめったに入ってこない。
  そういう場所に、セクシーな落書きがあったからといって
  文句を言うのはおかしい、ということのだろう。
  ここは彼らの王国であり、彼らのクールだと思うもので作られている。

   (中略)
  この種の落書きに象徴される「少年的」な企業文化とつきあえなければ、
  ここではやっていけない

 これは彼女が入社初日のことを書いたコメント。今どき、男子トイレであっても会社でセクシーな落書きなんかした日にゃセクハラだなんだといわれちゃいそうですが(それ以前に間違いなく女性社員に総スカンです)、”これは一種のテストなんだ”とミョーに納得しちゃってます。でも、こういう納得の仕方って違和感の裏返しではないかと。

 元々、フェイスブックは人と人をつなげるプラットフォーム=”ソーシャル・ネットワーク”なわけですが、そのためにはある程度自分をさらけ出す必要があるということ。これを本書では”ポルノ”という言い方をしてます。

  インターネットには
  「欲望の対象となりうるものがあれば、
  何であっても、必ずそれを楽しむためのデジタルのポルノがある」
  という法則が存在する
  この法則に一切の例外はない

まあ、欲望の赴くままに脳内をさらけだせばいいってモンではないわけで(*2)、このへんのバランス感覚は重要。ネットの情報と自分の閾値がずれてれば違和感あるでしょうね。私自身、フェイスブックを見てて、上記のお嬢さんのように読んでて面白い(主に喰いもんネタですが)のもありますが、”これ書きこんで何が面白いんだろう?”ってこともあります。まあ、本人が面白ければOKって見方もありまけすどね。

 なんだかんだで、キャサリンはフェイスブックを退社することになります。

  セックスはリアルすぎる。恐ろしいほど、ぞくぞくするほどリアルだ
  セックスをしてしまうと、すべてが変わってしまう
  本物の交流、全面的な肉体の交流をしてしまうと、もうバーチャルには戻れない
  私たちの運命は、そのバーチャルの世界に委ねられているというのに
  フェイスブックの先頭に立つ者として、私たちは一定の距離を守る必要がある
  人と人の間にこの距離があればこそ、会社は存続していける
  誰もが愛する人と直につながれるのなら
  私たちを含め、誰にもフェイスブックなどいらないし
  遠くにいる「友達」と仮想世界で常時つながっていなくてもいい

 引用が長くなりましたが、これはキャサリンがボーイフレンド(らしい人)とセックスを拒絶する時の言葉。これってセックスへの拒絶だけでなくって、自分の仕事に対する自己否定でもあるんですね。誰だって、”何のためにこの仕事をしてるんだ?”とかなんとか考えたことがあるかと思いますが、企業のトップの一人がこんなこと考え出したらつらいでしょうなぁ。理想と現実とか頭で考えることではなく、ネットというバーチャルな中でお互いの存在を消費し消費される関係ってのは肌感覚として違和感ありそうだし・・・

 ”フェイスブック 子どもじみた王国”はビジネス書を期待して読むならたぶんお門違い。でもITベンチャーに就職して一発当てようかという女子大生は読んどいた方がいいかも。


《脚注》
(*1)LINE
 LINE株式会社が運営する、スマホなど向けのインスタントメッセンジャー。かわういスタンプを送る機能が受けたのか、けっこうブームに。私も娘から”面白いよ!”と勧められてスマホを買ったときに真っ先にインストールしました。
(*2)東海道新幹線が止まってるらしいぞ!
 東海地方を中心に熱帯低気圧による大雨の影響で米原~名古屋間で運転見合わせになってました(2013年9月4日)
(*3)欲望の赴くままに脳内をさらけだせば~
 2013年8月26日に”2ちゃんねる”から書き込みの個人を特定できる情報が流出して大騒ぎになりました。匿名で誹謗中傷や荒らしをやってた人が謝罪することになったそうです。コンサルタントのイケダハヤトの
 「バレたら困ることは、『匿名』だろうがネットに書いてはいけない」
といったコメントを読みましたが当たり前です。

おぢさん世代に”つぶやき”は似合わないのかもしんないです(デジタルネイティブの時代/イチハツ)

 ども、最近Facebookを始めたおぢさん、たいちろ~です。
 使い方がよくわからんとです(ヒロシ風(*1))
 それでも娘とか昔の友人とか友達になったのでぼつぼつニュースなんかが見られるようになってきてます。デジタルネイティブとはかけ離れたおぢさん世代ですが、パソコン通信の時代から始まってブログまで35年以上、ITわりと得意なつもりだったんですがねぇ。まあ、面倒くさいがってマニュアル本読んでないだけかもしれませんが。
 パソコン通信は比較的早くからやってたんですが(*2)、Facebook始めたのはつい最近。iPhone5買ってやっと始めたぐらいです。まあ、パソコンにしろスマホにしろネット環境に依存するところがあるようで、今回ご紹介するのはモノゴゴコついたころからネットをした世代の人の本”デジタルネイティブの時代”であります。


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 写真は”無料画像”のHPより。イチハツです。


【本】デジタルネイティブの時代(木村忠正 平凡社新書)
 子供の頃からPCやケータイに親しんでいる”デジタルネイティブ(原住民)”の行動様式を分析した本。サブタイトルが”なぜメールをせずに「つぶやく」のか”とあるように微妙な生まれ年の違いでメールやSNSなんかへの感じ方や使い方が異なってくるといった内容です。
【花】イチハツ(一初)
 アヤメ科アヤメ属の多年草。アヤメの仲間で一番早く花を咲かせるので”一初(イチハツ)”という名前が付いたんだとか。
 花言葉は”付き合い上手


 デジタルネイティブというのはネット環境などで4世代に分かれるそうで、キーワードを列挙するとこうなります。

〔第一世代〕~1982年生まれ
 ポケベル
(*3)、ピッチ。PCネット第一世代(ブログ・SNS以前)。オフライン基盤。
〔第二世代〕1983~87年生まれ
 ケータイメール。ダイヤルアップ
(*4)。モバイルネットの普及
 ミクシィ第一世代。既知同士のオンライン交流。
〔第三世代〕1988~1990年生まれ
 ケータイブロフ。SNS。ブロードバンド常時接続、パケット定額制。
 モバイルSNSとしてのミクシィ。
〔第四世代〕1991年生まれ~
 ブロフ・リアル・ブログ・SNSの使い分け。中学の濃厚な集団圧力でのケータイ利用
 小学生から自宅にブロードバンド。オンとオフの区別があいまい。

 なんとまあ、10年かそこらでこんだけでジェネレーションが分かれるってのもちょっと驚き。で、これらを分析すると下記の4つの特性があるとのこと。

①空気を読む力
②対人距離を構成する「親密さ」と「テンションの共有」が相互に独立し、「テンションの共有」のみによる(「親密さ」を伴わない)親しさへの志向
③「コミュニティ」、「ソーシャル」とは異なる「コネクション」という社会原理の拡大
④サーバースペースへの強い不信感、低い社会的信頼性と強い「不確実性回避傾向」

 簡単に言うと①は相手との関係の気の使い方みたいなもん。今電話をかけていいかどうかとか、すぐにメールを返信しないといけない”5分間ルール=集団圧力”とか。
 ②は、あんまり親しくない間柄でも盛り上がる(テンションの共有)みたいなもの、④はネット上で自分のプロフィールを公開しない(匿名性)など。
 で、面白かったのが③の「コミュニティ」、「ソーシャル」、「コネクション」の違いです。

 

「コミュニティ」というのは、メンバ同士が顔見知りで長期的・安定的な関係。リアルだと”村”や”家族経営の企業”になります。ソーシャルネットワークなんかで出てくる「ソーシャル」ってのは、バブリックとプライベートの切り分けられていて、メンバーは地縁・血縁にとらわれない個人=市民として尊重されていて自律的・合理的な存在。”都市”における関係と言えます。ネットサービスでいうと”ミクシィ”が「コミュニティ」、”Facebook”が「ソーシャル」の代表例と言われればなんとなくイメージできるかと。
 で、「コネクション」というのはメンバー(社会的主体)と個人(主体)の関係が多様化、差異化、変化、流動化してきたために、不安定、流動的、境界があいまいで、継続的で安定的な関係を期待できないなかでするコミュニケーションのこと。なんのこっちゃ分かりにくいかもしれませんが、東日本大震災での自主的なボランティアや2012年度末の”維新の会”の一部政治家のどたばたを例に挙げられるとなんとなくそんなもんかと思っちゃいます。

 「コネクション」の代表例が”ツイッター”だそうですが、まったく知らない人にはぶつぶつ言ってるだけにしか見えないのが、関係ある人には会話になってて、興味があるテーマにはツッコミを入れる”あいまいなコミュニケーション”ってのは一昔前にはなかった関係性ですよねぇ。
 私自身は”ツイッターってどこが面白いんだろう?”って感じちゃう人ですが、こういう関係性になんとなくなじめないからでしょうか。”Facebook”でも、友達の友達って知らない人じゃん(*5)って思っちゃって違和感あるぐらいだし。
 逆に、メールの返信が2~3日後でもあんまし気にならないし、電話どころかメールでさえ”圧力”と感じる感性って理解しがたいです。

 どうも、デジタルネイティブ以前のおぢさん世代ってのは、リアルな付き合いがベースにあって(コミュニティ)、多少疎遠になってても年賀状を送ったり、こんな益体もないブログ書いて遊んでたり(ソーシャル)するあたりが肌感覚としての限界なのかも。
 知らない人も含めた相手に目的のない(あるのかもしれませんが)コミュニケーションできないっておぢさん世代って、デジタルネイティブの人から見れば”リアルの世界という重力に魂を取り込まれた人達”に見えるかもしれなせんが、まあ、おぢさんってそんなもんです。もっとも、”いずれアヤメかカキツバタ”ってな美人さんが相手だったら付き合い上手にもなれるんですが・・・

 この手の本って、どっちかつ~と理系の人やネットの中の人が書いてるのが多いんですが、”デジタルネイティブの時代”は珍しく(私が読んでないだけかもしれませんが)文系の人が外から見て書いている感じがします(*6)。ちょっと毛色が変わっているのもOKであれば読んでみてもいいかも。


《脚注》
(*1)ヒロシ風
 ”ヒロシ”ってのは2000年代中ごろ”自虐ネタ”で一世を風靡したお笑い芸人。けっこう気に入ってたんですが、最近あんましテレビでませんねぇ。ネタ本も3冊出てますが、数行の文章で笑いを取る面白さってツイッター向きかもしれません。
(*2)パソコン通信は比較的早くからやってたんですが
 婚約時代の奥様にパソコン通信を見せたところ”この人(私のこと)は、オタクだ”と思ったそうです。そんな奥様ですが、最近はほとんど毎日のようにブログを更新するヘビーブロガーになっております、はい。
 ご興味のある方は奥様ブログ「フラワークラフト作家”Ann”のひとりごと」をどうぞ。
(*3)ポケベル
 かつて日本電信電話公社(現在のNTT)が行っていたサービスで、ディスプレイ付きの小さな端末に電話番号などを送信して公衆電話から折り返しで電話をかけてもらうようにするもの。当初は数字しか送れないので”4649(よろしく)”みたいな語呂合わせをやってました。今のスマホ世代の人からはなんなんだと思われるかもしれませんが、”ポケベルが鳴らなくて”なんてトレンディドラマ(死語)なんかもあったんですよ~
(*4)ダイヤルアップ
 文字どおり家電からダイヤルをかけてパソコンをネットワークに接続する方式。従量制課金(使った時間だけ費用が発生する)なので、長時間使いっぱにすると結構な通信費などがかかかるため社会問題化しました。言ってみればソーシャルゲームの高額請求問題の草分けみたいなもんです。
(*5)友達の友達って知らない人じゃん
 娘と”友達”になってるんで交友関係丸分かり。男友達が何人もいるようですがお父さんとしてはちょっとフクザツです・・・
(*6)文系の人が外から見て書いている感じがします
 著者の木村忠正は文化人類学の畑の人。まあ、科学的アプローチという点では外から見る方が正しいんでしょうね。

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