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でも、実際、疑問なんですよねえ。何で当時の日本人が、アメリカと戦って勝てると思ったんだろって。SF読んでると、しみじみそう思います(幽霊なんて怖くない BISビブリオバトル部 2/横須賀 フレンドシップデー&サマーフェスタ)

 ども、今年も横須賀のフレンドシップデー&サマーフェスタに行ってきたおぢさん、たいちろ~です。
 このイベント、実はあまり事前に情報が流れてこなくて、いきあばったり感満載で毎年出かけております。で、今年面白かったってのが、サマーフェスタでは乗艦イベントのあった護衛艦”いずも”、フレンドシップデーでは対岸に停泊していた空母”ロナルド・レーガン”。でかいんわ~これが。
 ということで、今回のネタは”横須賀 フレンドシップデー&サマーフェスタに行ってきました 2016”&彼我の戦力差を考える”BISビブリオバトル部 2”であります。

写真はすべてたいちろ~さんの撮影です

【本】幽霊なんて怖くない BISビブリオバトル部 2(山本弘、東京創元社)
 美心国際学園(BIS)高校ビブリオバトル部。<驚異の翼(ウィング・オブ・ワンダー)>伏木空、<燃える氷(バーニング・アイス)>埋火武人、<双面の話者(ヤヌス・トーカー)>安土聡、<科学の魔女(ウイッチ・オブ・サイエンス)>菊地明日香など、本好きが集まるクラブ。今回のビブリオバトルのテーマは”戦争”。このテーマに対しそれぞれがチョイスした本は・・・
【旅行】横須賀 フレンドシップデー&サマーフェスタ
 毎年8月第一土曜日ごろに開催される”よこすか開国祭”に合わせて開催されるイベント(2016年は8月6日開催)。サマーフェスタは海上自衛隊横須賀地方隊が、フレンドシップデーはアメリカ海軍が主催でそれぞれの基地を一般公開してくれます。
 私は午前中にサマーフェスタ、午後にフレンドシップデー、夜はそのまま海軍基地内で花火見学。炎天下でほとんど一日中立ちっぱという体力勝負のイベントになってます。


 今回見ることのできた艦艇を紹介するとこんな感じです

〔ヘリコプター搭載護衛艦”いずも”〕
 写真は上から全景、上部飛行甲板、航空機用昇降機

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 排水量 1.95万トン。全長 248.0m、全幅 38.0m
 以前、2015年の観艦式に参加してたので見たのは2回目ですが、さすがに近くで見るとでかいですな~~ 他の護衛艦と比べると全長で2倍弱、排水量で3~4倍程度の差。飛行甲板もやたらでかくて、サッカーフィールド(105m×68)と比べても縦なら2倍、横1/2ってサイズです。甲板には格納庫から昇降機(エレベーター)で上がるんですが、これが一度に300~400名程度が乗れるシロモノ。思わずサンダーバードのテーマをかけたくなっちゃいます
 同型艦は建造中の”かが”のみ

〔護衛艦”てるづき”〕
 写真は上からてるづきに近づくゴムボート、後部甲板(奥側が”てるづき”手前が同じく護衛艦”たかみな””たかなみ”)。前部甲板のレーダーシステム。

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 排水量 0.5万トン。全長 150.5m、全幅 18.3m
 イージズ艦についている”アクティブ・フェーズド・アレイ方式”レーダーを備えていて僚艦を防衛する”LAD機能”がある艦艇。大きいのが索敵・追尾用アンテナ、ちいさいのがミサイル誘導用アンテナだそうです
 同型艦は”ふゆづき”など4艦

〔原子力空母”ロナルド・レーガン”〕
 写真は上から後方からの全景、真横からの全景(パノラマ機能で撮りましたが、歪んじゃいました)、艦橋部遠景(海上自衛隊基地に停泊している砕氷船”しらせ”からの撮影)

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 排水量 10.1万トン。全長 333.0m、全幅 76.8m
 横からの写真は後に出てくる”ミサイル駆逐艦 カーティスウィルバー”からのもの。横から見るとハンパなくでかいです。上記ででかいといった”いずも”と比べても全長で1.2倍弱、排水量で5.2倍弱の大きさ。
 だいたい映画とかで”空母”が出てくるとこのタイプのイメージ。垂直上昇のできるヘリコプターと違って滑走路が必要な艦載機を離着陸させるため滑走路が船の上にあるんですからでかいのは当たり前っちゃ当たり前ですが。
 ”ニミッツ級航空母艦”という艦級で、同型艦は”カール・ヴィンソン”、”ジョージ・ワシントン”など10艦

〔ミサイル駆逐艦”カーティス・ウィルバー”〕
 写真は上からバース側から艦橋部、前部甲板。

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 排水量 0.84万トン。全長 153.9m、全幅 20.1m
 アメリカ海軍のミサイル駆逐艦。”ロナルド・レーガン”と比べるとかなり小さい感じしますが、これでもミサイルの垂直発射システム90セルには対艦ミサイル(ハープーン)発射筒4連装×2基などけっこうな戦力なシロモノ
 ”アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦”という艦級で同型艦はネムシップの”アーレイ・バーク”など69艦

 艦艇数や性能差が絶対じゃないですし、ましてや戦争なんて総力戦なんでこれだけで勝ち負けが決まるわけがないと百も承知であえていいますが、この国とガチで戦ったら勝てる気しませんな~~ 
 まあ、”戦ってみたら勝てるんじゃね?”で戦争始めるなんで愚の骨頂ですが、勝てないまでもイーブンの戦いができそ~かどうかの情報収集力と分析力ぐらい持ってることの方が抑止力になるんじゃないかと。
 で、今回ご紹介する”幽霊なんて怖くない BISビブリオバトル部 2”のお話。”戦争”というテーマでどんな本を選ぶかという話をしてる時にSF大好きの伏木空が

  でも、実際、疑問なんですよねえ。
  何で当時の日本人が、アメリカと戦って勝てると思ったんだろって。
  SF読んでると、しみじみそう思います

と言いだします。1940年代の前半、アメリカが日本と戦争やってる時に、アメリカではSFブームで何十冊もSF雑誌が出版されていて、アシモフやハインラインなんかが活躍していて、半裸の女性が光線銃かまえてる絵が表紙を飾っていて、戦争やってる雰囲気がまるでない。かたや日本は”欲しがりません、勝つまでは”の耐久生活を強いられていて、雑誌なんかも休刊したりページを減らされたりと。要は余裕がぜんぜん違っていたと

  SF雑誌の表紙を見たら、国力の圧倒的な差を感じるんですよ
  日本はぎりぎりまで追い詰められてたのに、
  アメリカはこんなものを出してられたんだ
  まだ全力を出してなかったんだって

SF雑誌なんて大したことじゃないと思われるかもしれませんが、趣味的な面に金をまわせるかどうかって家計の余力に直結しているんだから、マクロ的に見ても国家レベルでの重要なファクターだったりするんじゃないかと。

 ”普通、そんなこと考えんだろう”と言われるかもしれませんが、実を同じこと考えた事あんですよね、ディズニーの”ファンタジア(*1)”見て。映画自体を見た事ない人は多いでしょうが、赤いだぼ~っとした服に三角の帽子をかぶったミッキーマウスのイラストを見た事はあろうかと。これはこの映画の中の”魔法使いの弟子(デュカス)”のモチーフです。
 作成されたのは1937年頃からで公開は1940年。公開時はアメリカはまだ第二次世界大戦には参戦してませんが(参戦は1941年12月の真珠湾攻撃から)、世界大戦自体は1939年に始まってるわけで安穏としてられる時代ではなかったはず。でも、そんな時代ですらこれだけの作品を生み出せる余力があるんだから”そんな国力の国と戦争するなんて、無謀だなぁ”とこの作品を見て思ったモノです

 世界レベルでなんだか危なっかしい方向に行ってるような昨今、彼我の戦力差を見ながらしみじみ思うのであります


《脚注》
(*1)ファンタジア(監督 ベン・シャープスティーン、ウォルト・ディズニー・ジャパン)
 クラシック音楽をバックにした8つのショートアニメ。指揮のレオポルド・ストコフスキーに音楽はフィラデルフィア管弦楽団が担当。”組曲 くるみ割り人形(チャイコフスキー”、”はげ山の一夜(ムソルグスキー)”など。かれこれ80年近く前の作品とは思えないすばらしさです

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