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2015年3月22日 - 2015年3月28日

そのうち、エマージェンシーに”This is not a virtual!”なんてのが出てきそうだな~~(宇宙軍士官学校 -前哨-/ドリル)

 ども、英語がと~~っても苦手なおぢさん、たいちろ~です。
 以前、とあるしがらみがあってTOEIC(*1)の勉強をしたことあるんですが、そん時の問題にこんなのが出てきました

 

 This is not a drill!

 日本語に訳すと

  これは訓練ではない!

になりますが、ドリルと言われると小学校の時の国語や算数のドリルを思い出しちゃって”なんだか緊迫感ないな~~”という感想。もっとも社内放送なんかでリアルにこれが流れたらシャレにならんわけですが・・・
 ということで、今回ご紹介するのは訓練モードからいよいよ実戦に突入した”宇宙軍士官学校 -前哨-”の第五巻であります。


写真はたいちろ~さんの撮影

近所の本屋さんにあった”ドリル” 
ドリルは漢のロマンだ!(*2)” あっ、違うか・・・

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【本】宇宙軍士官学校 -前哨-(鷹見一幸、ハヤカワ文庫)
 宇宙軍の士官となるべく集められた有坂恵一たち。練習生との訓練ミッションのさなか敵対する”粛清者来襲”の警報が。有坂たちは既存の宇宙軍を一蹴した粛清者の偵察機と初陣を戦うこととなる・・・(第5巻より)
【本】ドリル
 日本語に訳すと”問題集”ぐらいでしょうか? ちなにみ英語の類語を並べるとこんな違いだそうです
  drill   :指導者の下で規則的に行なわれる集団の訓練
  exercise:習得した技能・技術についての組織的な練習
  practice:技能・技術を習得するために規則的に繰り返す練習

 (web版 研究社 新英和中辞典より)


 ”宇宙軍士官学校”ってのは軍人を育成するための学校ですので、当然のことながらいろいろな訓練が行われています。さすがにオーバーテクノロジーの世界ですので、今の学校とはかなり違うノリですが。いくつか並べてみるとこんな感じ

〔アバターを使ったバーチャル&リアルな訓練〕
 単なるシミュレーションであれば今でもありますが、こちらは実際(リアル)な戦艦にアバター乗っけて、実際にドンパチやるというシロモノ。かなりコストかかってそうだな~~ 本体の人間は基地の中のポッドの中にいてアバターと精神感応みたいなのでつながっているんで実際に死ぬことはない(バーチャル)です。

〔負けたら反省〕
 死亡判定(負け)を受けると、それまでの経過を追体験してどこが悪かったかを反省するというシステム。単なるリプレイではなく、まさに現場に幽体離脱しているような感じになります。なんとなく”男大空”に似たようなのがあったような・・(*3)
 まあ、成績を伸ばすのには次々と新しい問題をやるより間違った所をやり直す方がいいっていうので効果はあるんでしょう

〔部下はビミョ~に人間くさいドローン〕
 ”士官学校”は士官つまり幹部社員を養成する機関です。組織によって”幹部社員”がナニカは違うので難しいんですが(*4)、少なくとも部下ぐらいはいそうです。で、教育期間中に部下の役目をするのがバイオチップ搭載の”ドローン”ってロボット。こいつがやたらオタクなノリがあったり、指示の仕方が悪いとモチベーションが下がったりとビミョ~に人間くさいんですな。まあ、イエスマンだらけのロボットだったら実戦指揮になったら役にたたんのでしょうが。

 で、第五巻ではいよいよ敵である”粛清者”が太陽系に進出。今風に書くと

   敵 キタ━━━━━━(|||゚Д゚)━━━━━━!!!!!!

って感じでしょうか。といっても無人探査機が2機来ただけなんですが。とはいっても”粛清者”ってのは太陽をふっとばして恒星系そのもの生存不可能にするっていうち超絶レベルのテクノロジーの持ち主。初戦は先輩の顔を立てろということで従来装備の宇宙軍が対陣しますがお約束通り一発負け。
 この戦いをバーチャルリンクしていた有坂恵一指揮下の訓練生はパニックになりますが、それを立て直していよいよ実戦=初陣へ。ここからは訓練=バーチャルではなくリアルの戦いに突入です。

  This is not a virtual!
  これはバーチャルではない!

なんてアナウンスが流れるんでしょうかね。

 この戦いが超絶的といえる点の一つに”コスト”の概念が根底から違うってのがあります。まず”粛清者”から。迫ってくる人類側戦闘機に散弾ばら撒くってのをやるんですが、散弾がニュートロニウムという1平方センチあたり1億トン、中性子星のコアと同じっつ~剣呑なシロモノ。1発で小惑星並みの質量をもつ弾を一万発近くぶちまけていますが、この散弾作るのにいったいいくらかかるんだ? 原材料費がタダかもしれんが、恒星レベルの建造物だぞ!

 方や有坂恵一がこの散弾を無力化するのに使ったのが対消滅して敵を破壊する”光子魚雷”200本をぶつけるというやり方。有坂艦長と副官のバーツとの会話

  バーツ:探査機一機に、一艦隊分の光子魚雷二百本をぶっ放すつもりか?
      すげえ贅沢な戦いかただな・・・ めちゃくちゃコストが高いぞ?
  有坂 :なに、人命のコストを払うよりマシさ・・・

 この戦いに関しての旧世代の将官、ナイツ少将とマドセン少将の会話

  ナイツ少将 :はっきり言って、おれにはそんな戦法など思いつきもしなかった・
         そんなむちゃくちゃな、無駄使いというか、
         装備の濫費ともいえるような方法は、おれには無理だ
  マドセン少将:そう言われてみればそうだ・・ おれにも無理かもしれん
         おれの意識の中には、限られた予算の中でなんとかしよう
         なんとかするのが良い軍人だ・ みたいな規範ができあがっている

 

戦略ってのは環境によって変えてく必要がありますが、コスト意識もその一つ。なんせ地球側が所属する銀河文明評議会の生産能力ってのが年間戦闘用宇宙船の年間5000万隻だそうなので、こんなん無駄遣いに入らんって発想の切替がいるんでしょうな(*5)。

 ”宇宙軍士官学校”はいよいよ実戦&保護者”ケイローン”との生存をかけた試験?に突入。ますます面白くなりそうです。


《脚注》
(*1)TOEIC
 英語が母語語でない人向けの英語テスト”国際コミュニケーション英語能力テスト(Test of English for International Communication)”の略。社会人になってやっと英語の呪縛から離れたと思っている人の悪夢。うちの会社だと就活対象者で500点以上を要求してます(クリアしないと受けられないってことでもなさそうですが)。でもな~、幹部社員登用にも500点クリアを課すのはやめて欲しいんですが・・・
(*2)ドリルは漢のロマンだ!
 ”海底軍艦”(監督 本多猪四郎、円谷英二)に登場する万能戦艦”轟天号”や、ゲッターロボ(原作 永井豪、石川賢)で活躍する左手がドリルアームの”ゲッター2”など、男の子は”ドリルが大好き”という話から。実際にはドリルが生み出すトルクを打ち消すだけの支えがないと自分の方が回転してしまうため、運用は難しいようです。
(*3)”男大空”に似たようなのがあったような・・
 ”男大空”(原作 雁屋哲、作画 池上遼一、小学館)より。
 新興コンツェルンの跡取り息子で喧嘩上等のに~ちゃん”祭俵太”が、巨大財閥の一人息子で日本支配を企むあんちゃん”鬼堂凱”に喧嘩で負けてリベンジを果たすのに武闘派の寺の坊主にお願いして催眠術みたいので戦いの場を再現して、これを勝てるまで繰り返す ってな内容だったような・・・
 お互いにゴルゴ13をダース単位で雇えるほどの金持ちなのに素手で殴り合うようなことをするのかは謎です、はい。
(*4)組織によって”幹部社員”がナニカは~
 現代の士官学校を防衛大学校相当だとすると、卒業後に3尉(少尉)に任官されるとのこと。wikipediaでいろいろ調べてみると少尉ってのはだいたい小隊長ぐらいの立場で、小隊が2~4個の分隊10~50人ぐらいで構成されるそうですから、入社いきなりの新人が課長以上の地位にあるって感じでしょうか?
(*5)こんなん無駄遣いに入らんって発想~
 防衛省HP”我が国の防衛と予算(案)”によると
 イージスシステム搭載護衛艦1隻建造&2隻目のイージス・システム搭載
           : 1,680億円
 潜水艦     1隻:   643億円
 F-35A戦闘機6機: 1,330億円
なんて数字が並んでいます。けっこうな金額ですんで無駄遣いしないように願います

植物相で犯人の居場所を特定するのは簡単じゃなさそうです(エンプティ・チェア/モウセンゴケ)

 ども、高山植物なんかを愛でるおぢさん、たいちろ~です。
 山登りなんぞをやっていますと、自分のいる標高や位置を特定するのに植物を観察するってのがあります。標高でいうとおおむね下から

  高木→低木→ハイマツなどの特定種→高山植物→植物が生えない

というふうに植物相が遷移しますし、下から見上げるとだいたい色(緑から茶色)の違いもありますんで、”この辺まで登ってきた”ってのがわかります。高山植物にしても登山地図には”○○の群生”みたいのが書いてあったりするので、ちゃんと見てれば場所がわかるケースもままあります。まあ、登山を楽しむ分には牧歌的でよろしいんですが、これが犯罪捜査となれば話は別。
 ということで、今回ご紹介するのは植物を始めとする残留証拠を捜査に活用する本、リンカーン・ライムシリーズの”エンプティ・チェア”であります。


写真はたいちろ~さんの撮影。
尾瀬牛首十字路付近で見かけたナガバノモウセンゴケです

Photo


【本】エンプティ・チェア(ジェフリー・ディーヴァー、文藝春秋)
 男性一人を殺害し、女性二人を誘拐して逃亡した町の問題児”ギャレット”。脊椎手術のためにノースカロライナ州を訪れていた”リンカーン・ライム”と”アメリア・サックス”は”ギャレット”の捜査協力を依頼される。分析機材も充分ではなく土地勘もないライムだが残された証拠物件をもとにギャレットの行方を追うが・・・
 ”リンカーン・ライムシリーズ”の3作目
【花】モウセンゴケ
 モウセンゴケ科に属する植物。葉に粘液を分泌して虫を捕獲する食虫植物としても有名。本書内では”サンデュー (sundews) ”の名前でも呼ばれています。
 日本では北海道から九州まで湿地帯に自生してますが絶滅危惧種のためあんまり見る機会はないのかも。6~8月に白い花が咲くそうですが、尾瀬で見た時は見かけませんでしたね。


 ”エンプティ・チェア”での捜査の特徴は前2作と違って容疑者を特定することではなくてどこに逃亡しているかを残留証拠をもとに特定する、言ってみれば”鬼ごっこ”です。ライムは植物だの土だの石灰岩だの薬品だの酵母だのありったけ使って”容疑者がどこに逃げているか?”を推理することになります。発見された残留証拠の中にある植物を推理に活用しようとしますが、土地勘がないので地元に詳しい社長ダヴェット氏に協力を依頼。でも、これがなかなか難しいんですな。そもそも植物相で場所を特定するのってのはある程度範囲が限定できるものの、ピンポイントで”ここ”って示すのは難題
 ギャレットのズボンの裾の折り返し部分から発見された”切り落とされた松葉”に関してのダヴェットのコメント

  ダヴェット:松葉が見つかっているなら、この辺かな
         (中略)
        マツの林があるのは、私の知る限りでは北東部だけだ。この辺りですよ            (中略)
        捜索範囲は数百平方キロメートルもある。

 数百平方キロメートルがどの程度か調べてみると、おおむね横浜市が438平方キロ、名古屋市が326平方キロ、千葉市が272平方キロ、大阪市が223平方キロですんで、ほぼほぼ日本の大都市圏の県庁所在地の市ぐらい。つまり”犯人は名古屋市にいます”と言ってる感じ。まあ、まったくわからんよりはマシでしょうが絞り込むにはまだまだ。

 で次のステップに行きます。同じく発見されたモウセンゴケに関するコメント。

  ダヴェット:いいかね、カロライナベイのもっとも興味深い特徴の一つは
        周辺に食虫植物が生育するところなんだ。
        たとえばハエジゴク、モウセンゴケ、サラセニア
(*3)
        たぶん、水辺には昆虫が豊富に生息しているからだろう
        粘土や草炭と一緒にモウセンゴケが見つかっていることから考えて
        犯人の少年がカロライナベイの近くに行ったことは間違いないと思う

これでだいたい180~200平方キロメートル岐阜市が203平方キロ、徳島市が192平方キロ、足利市が178平方キロですから、やや大きめな地方都市ってとこでしょうか。ちょっとは絞り込めましたかね?
 アメリカはハンパなく面積が広いので(*2)、これでもマシでしょうか。日本だったらモウセンゴケが生えている場所ってだけでかなり絞り込めそうですが・・・
 ギャレットはライムの推理で自分のいる場所をかなり早い時間で良い当てられて驚いている話がでてきますが、まあ、そうでしょうなぁ

 本書でライムはギャレットを1度逮捕、逃亡された後に再逮捕に成功しています。後にこの実績をひっさてて司法取引(というか闇取引?)であれこれやっていますが、これは本書を読んでのお楽しみ。相変わらず二転三転するストーリーが面白い一冊です。

《脚注》
(*1)ハエジゴク、モウセンゴケ、サラセニア
〔ハエジゴク〕
 別名”ハエトリグサ”。モウセンゴケ科ハエトリグサ属の食虫植物。二枚貝のような形で周辺にはトゲが並んでいる葉の部分で虫を捕獲します。
〔サラセニア〕
 ウツボカズラ目サラセニア科に属する食虫植物。筒状の葉が落とし穴になっていてそれで虫を捕獲します。仮面ライダーの登場する改造人間”サラセニアン”のモトネタ
 wikipediaによると食虫植物が虫を捉えるのは”日光や水は十分であるが、窒素やリン等が不足しているため他の植物があまり入り込まないような土地、いわゆる痩せた土地に生息するものが多く、不足する養分を捕虫によって補っている”そうなので、ダヴェットの説明の”水辺には昆虫が豊富に生息しているから”という説明はあまり正確ではありません。念のため。
(*2)アメリカはハンパなく面積が広いので
 今回舞台になっているノースカロライナ州の面積は約13万9400平方キロ。日本だと北海道と九州、四国の面積の合計(約13万8500平方キロ)に匹敵します。これで全米第28位なんですからねぇ

桜だけじゃなく、サルスベリの下にも死体が埋まっているらしいです(百日紅の下にて/サルスベリ)

 ども、推理小説もけっこう好きなおぢさん、たいちろ~です。
 先日、ある本に(あれ、なんだっけ?)横溝正史の”百日紅の下にて”の話がでてました。横溝正史っておどろおどろな雰囲気が多いのに花の名前がでてくるなんて珍しいな~ってのと、最近”リンカーン・ライムシリーズ(*1)”の科学捜査なんぞを立て続けに読んでたんでたまには古典もいいかな~ってので読んでみることにしました。
 ということで、今回ご紹介するのは戦後金田一耕助復帰の第一作”百日紅の下にて”であります。


写真はたいちろ~さんの撮影。
お台場のサルスベリの花。下はサルスベリの樹の全容です

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【本】百日紅の下にて(横溝正史、角川文庫)
 終戦間もない9月の夕刻、佐伯一郎は廃墟となった自分の家にたたずんでいる。雑草とがれきの中に一本だけ焼け残った百日紅の木が紅い花をつける庭。そこに一人の復員兵が訪れる。彼は出征中に起こった愛人”由美”の自殺とその一周忌に起こった殺人事件の謎を解くよう、この男の戦友であり佐伯の友人でもある”川地謙三”から頼まれたという。
 彼の名は金田一耕助。戦前に名探偵と呼ばれ、戦後数々の難事件を解決する男である
(”殺人鬼”に収録)
【花】サルスベリ
 ミソハギ科の落葉中高木。”百日紅(ヒャクジツコウ)”と書いて”サルスベリ”と読みます。漢字の名前は8月頃に紅の濃淡色または白い花が長い間咲き続けることから、サルスベリの名はつるんとした感じの樹皮が”猿が登ろうとしても滑ってしまいそう”ってことからついたんだそうです。特徴的な樹皮なので、花が咲いていなくても種類が特定できるという樹でもあります。


 さて、今回金田一耕助が解決する事件のあらましというと

 若い女性が苦手な佐伯一郎(24歳)は理想の妻を育てるため、9歳になる美貌の美少女”由美”を引き取る。美しく育った由美だったが、佐伯が36歳の時召集令状が届き出征することになる。残された由美は川地謙三、五味謹之助をはじめ4人の友人に託された。
 召集解除になり佐伯が家に戻ってきた一週間後、由美は毒を仰いで自殺をしてしまう。さらに由美の一周忌の法事の席で青酸カリにより五味謹之助が殺されてしまう。結局事件は容疑者の川地が戦死したこともあり、五味の自殺ということで決着したが・・

 ネタバレになりますが、五味殺人の裏にあるのは由美への復讐。彼女は誰かに襲われ重い性病に侵されれていて、佐伯を拒まざるをえなくなったため。佐伯の苦悩を知る川地が真相を解き明かすべく金田一に依頼をしたことが背景にあります。
 しかしまあ、名探偵”金田一耕助”の戦後復帰初めての事件がロリコン野郎の悩み解決とはねぇ。佐伯は30歳になるまで童貞を守り続けて、6年間待ち続けて由美が初潮を迎えた15歳の直後に”いただきます”しちゃったんですが(*2)、まだしも良識があったほうでしょうか。本人は”非人道的なけだもののようにお思いでしょう”と自覚はあるようですが・・・

 さて、もうひとつの謎ですが、なぜ横溝正史はこの小説のタイトルに”百日紅”を付けたのか? サルスベリは写真のようにかなり紅い色の花をつけますんで、これから”血”の赤の連想かと思ってましたが、調べてみるとどうもサルスベリには”待ち人間に合わず”という伝説があるようですな。それにサルスベリの樹の下には死体が埋まっているようですし。

 昔々、中国の漁村に、海難事故を防ぐため若い娘を竜神に捧げる風習が有りました。 その年は村一番の美しい娘が選ばれ、娘と家族は嘆き悲しんでいました。そこにこの国の王子が船で通りかかり、事情を訊いた王子は娘を不憫に思い、竜神を退治し討ち果たしました。 
 娘は王子に恋心を抱きましたが、王子は 「王の使命を果たし100日後に戻って来る」と言い残し旅立ちました。娘は王子に恋焦がれ、王子が戻って来るのを待ちきれず亡くなってしまいます。100日後、戻って来た王子の涙が娘の墓地に落ちた時、そこから出た芽が成長し、この木になったといいます。
 娘が王子を待つ100日間の長きに渡り、咲き続けるのに因み、「百日紅(ヒャクジツコウ)」と名付けられたと云う事です。
 (有限会社”創園”のhpより転載)

 原典の物語はわかりませんでしたが、いくつかのhpに似たような話が載ってましたんで、まああったんでしょう。
 最初は、横溝正史と花の伝説の組み合わせってちょっと意外感あったんですが、良く考えてみると、横溝正史って手毬唄の歌詞に合わせて人が殺される”悪魔の手毬唄”とか、俳句を使った見立て殺人”獄門島”とか、けっこうこの手のネタが好きなのかも。この小説のエンドは、獄門島に急ぐ金田一の後ろ姿だしね


《脚注》
(*1)リンカーン・ライムシリーズ(ジェフリー・ディーヴァー、文藝春秋)
 科学捜査の専門家で四肢麻痺の”リンカーン・ライム”と美貌の警察官”アメリア・サックス”を主人公とした推理小説。現場に残された証拠物件から犯人を推理するリンカーン・ライムは首から上と指一本しか動かないというアームチェア・デティティブモノ。ストーリーが二転三転するというとっても面白いシリーズです。
(*2)由美が初潮を迎えた15歳の直後に~
 民法第731条の規定で女性は満16歳になれば結婚できますが、今どき高校1年生が結婚した日にゃ大騒ぎになるでしょうね。ただ、昔はかなり若い人のエッチはあったんでしょうか。童謡”赤とんぼ”では”ねえやは15で嫁に”いっちゃってるし、シェイクスピアの名作”ロミオとジュリエット”ではロミオ16歳、ジュリエット14歳。現代に直せば男子高校生と女子中学生の心中事件、マスコミの格好のネタだろうなぁ・・

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