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2014年3月30日 - 2014年4月5日

聖地巡礼 ”すずちゃんの鎌倉さんぽ”持って江ノ島に行ってきました(海街diary/すずちゃんの鎌倉さんぽ)

 ども、鎌倉にハマってしまいそうなおぢさん、たいちろ~です。
 先週行った江ノ島話の続きです。けっこう鎌倉って好きで6月にはあじさいを見に行ったり、北鎌倉に”ビブリア古書堂の事件手帖”の舞台を見に行ったり、”荒野”にてでくる”うさまん”を食べに行ったりしとります(*1)。
 だもんで、鎌倉のガイドブックが家にあるはずなんですが、引っ越しの荷ほどきをしてなくてどこに行ったかわかりません。探してるうちにでてきたのが”すずちゃんの鎌倉さんぽ”。おぉっ、ちゃんとガイドブックになっとるではないか! 
 ということで、今回ご紹介するのは吉田秋生の”海街diary”&この作品に登場する鎌倉のガイド”すずちゃんの鎌倉さんぽ”であります。


【本】海街diary(吉田秋生、小学館)
 鎌倉に住む”香田幸、佳乃、千佳”の三姉妹の元に幼いころ離婚した父の訃報が届いた。葬儀に向かった姉妹は腹違いの妹”浅野すず”と出会う。三姉妹からいっしょに鎌倉で暮らさないかとの誘いを受けたすずは姉達と鎌倉に住むことを決意する。
 鎌倉ですずは地元のサッカーチーム”湘南オクトパス”に入団、同級生の尾崎風太、多田裕也、緒方将志と知り合う・・・
 大人の恋に悩む姉たちと、中学生らしい初恋のすずを描いた吉田秋生による青春グラフィティー
【本】すずちゃんの鎌倉さんぽ(監修 吉田秋生、小学館)
 ”海街diary”の舞台となった鎌倉を主人公のすずたちが案内してくれるというガイドブック。”海街diary”と関連作品”ラヴァーズ・キス(*2)”のシーンが載っていて、この作品を読んだ人なら”ああぁ、ここだ!”って感じで楽しめますが、作品を知らなくてもちゃんとしたガイドブックになってます。


 先週行ったのは江ノ島から鎌倉高校前あたりなので、そのへんの写真を中心に
(写真はすべてたいちろ~さんの撮影)

〔片瀬海岸東浜から見た江ノ島〕
 お嬢さん方はよく海岸を散歩します。ここから東側を見ると綺麗に江ノ島が見えます。遠景だと稲村ヶ崎あたりのようですが、この写真はちょっと近くで片瀬海岸東浜からのもの。山頂にはシーキャンドルがひょっこり顔を出しています

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〔鎌倉高校前駅から見た江ノ島〕
 鎌倉の海のビューポイントとして人気のある鎌倉高校前駅。1巻の表紙が鎌倉高校前駅ですが写真は江ノ島方向を見たものです。

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〔江ノ島稚児ヶ淵(遠景には小さく富士山)〕
 病気で右足を切断したサッカーチームの友人、裕也が行方不明になった。自殺するんじゃないかと心配になったすずと風太は裕也が好きな場所だった江ノ島に向かう・・
 (”ヒマラヤの鶴”(第四巻に収録)”

 すずと風太が稚児ヶ淵の場所を確認しているのが江の島弁天橋の入り口付近
 3巻の裏表紙ですずや風太たちが描かれているのもこのあたりです。

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 すずたちが探しに行った稚児ヶ淵の海岸
 風太が磯歩きに慣れていないすずの荷物を持ってあげるというシーンが出てきますが、こういうやさしさって大切なんでしょうね。

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〔しらす丼(ハーフ)〕
 すずの友人みほの家は漁師で、鎌倉名物しらすの話が出てきます。
 喫茶店「山猫亭」の店主、福田さん(*3)が作ってくれるしらすトーストの話が出てきますがさすがになかったので代わりに”しらす丼”です。この日が収穫量が少なかったそうで生しらすと釜揚げしらすのハーフです。美味でした。生しらす丼は昼過ぎだと売り切れの店が続出してましたので、お食べになりたい方は早めにどうぞ

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 今回は江ノ島あたりをぶらぶらしたんで、すずたちの家のある極楽寺には行ってませんが、また遊びに行こうかな。鎌倉っていっぱい行くとこあるし。

 ”すずちゃんの鎌倉さんぽ”は気合入れて観光する人より、気軽に鎌倉をそぞろ歩きでもしようかなって人向きかな。
 吉田秋生は昔いっしょに働いてた女の人(決して付き合ってたわけではありません、奥様)から”面白いよ~~”って勧められて読み始めたんですがけっこうはまりましたね。”BANANA FISH”や”カリフォルニア物語”なんかもいいけど、どっちかっつーと今回の”海街diary”や”夢みる頃をすぎても”、”ハナコ月記”みたいなちょっと肩の力が抜けたようなのがいいかな~~(*4) ぜひご一読のほどを。


《脚注》
(*1)北鎌倉に”ビブリア古書堂の事件手帖”の舞台を見に行ったり~
 ビブリア古書堂の事件手帖:三上延、メディアワークス文庫
  北鎌倉にある古書店”ビブリア古書堂”の主人、栞子さんを主人公とした推理小説
  (第5巻の話はこちらから)
 荒野:桜庭一樹 文藝春秋
  日本人形みたいな女の子、山野内荒野の中学生から高校生までを描いた恋愛小説
  ”うさまん”は荒野さんがお友達と食べに行くスィーツ
  モデルになったのは茶寮”風花(KAZAHANA)”で食べられます(詳しくはこちらから
(*2)ラヴァーズ・キス(吉田秋生 小学館文庫)
 高校3年生の川奈里伽子と女タラシで有名な藤井朋章たちを中心にしたラブ・ストーリー。
 確か読んだはずなんで探そうとしたんですが、引っ越しのドタバタでどこに入れたかなぁ
(*3)喫茶店「山猫亭」の店主、福田さん
 口が悪くて関西弁でしゃべるおっさんですが、ヒマラヤのふもとのホテルで5年間で過ごした(本人曰く”金が無うなって”)という謎の過去の持ち主。なかなかの人格者で、患者さんと向き合う姿勢に迷っている看護婦の幸さんに対しての
  看病するもんが病人といっしょにヘタレてしもたら、困るのは病人や
  病気は治らへんでも アメちゃんでもなめとこかなー 思うこともあるよってな

は名言。サブキャラながらけっこうお気に入りの人です。
(*4)”BANANA FISH”や”カリフォルニア物語”なんかもいいけど~
 BANANA FISH:小学館 Kindle版で入手可能
 カリフォルニア物語:小学館文庫で入手可能
 夢みる頃をすぎても:小学館文庫で入手可能
 ハナコ月記:ちくま文庫で入手可能

聖地巡礼 江ノ島に”ぷりぞな6”を見てきました(ぷりぞな6/プリズナーNo.6/鎌倉高校前駅と江ノ島電鉄)

 ども、会社への囚われ人のおぢさん、たいちろ~です。
 先日も書きましたが、引っ越しをしました。乗る電車が変わったんですが、これに合わせて行きやすい場所も変わりまして鎌倉・江ノ島がビミョ~に近くなりました。で、先週ヒマだったモンで江ノ島に行ってきました
 お目当ての江ノ島はなんつ~ても”ぷりぞな6”モデルになった場所。鎌倉と言えば最近読んだだけでも”ビブリア古書堂の事件手帖”やら”海街diary”やら”南鎌倉高校女子自転車部”やらあるんですが(*1)、なんでだか真っ先に浮かんだのがこれ。なんでだか、ちょっと気になる作品だったので・・・ 
 ということで、今回ご紹介するのは囚われの少女達の物語”ぷりぞな6”&それの元ネタ”プリズナーNo.6”であります。


写真はたいちろ~さんの撮影。鎌倉高校前駅に到着する江ノ島電鉄です。

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【本】ぷりぞな6(金月 龍之介、KOJINO、小学館)
 緯度不明。経度不明。その島に名前はない。
 そこはただーー 「島」とだけ呼ばれ、記憶を失った少女たちが終わりなき日常を送っている。
 ”むっちん”ことナンバー6は憧れの先輩との再会を果たすべく脱走を繰り返す。この島から出ていくには謎の箱のナンバーを合わせることだが、その鍵となるのは・・・
【DVD】プリズナーNo.6 2009年版(AMC、主演 ジェームズ・カヴィーゼル)
 会社を辞職した私はある日砂漠で目を覚ました。村にたどり着いた私は村の中心人物であるNo.2から”6(シックス)”と呼ばれ村に滞在するよう勧められる。何度か脱出を試みるが失敗。やがて女医のNo.313やタクシー運転所No.147、No.2の息子No.11-12と知り合ううち、村の秘密の確信に迫っていく・・・
【旅行】鎌倉高校前駅と江ノ島電鉄
 江ノ島電鉄・鎌倉高校前駅は鎌倉の海ビューポイントNo.1のスポット(と小田急のパンフレットに書いてました)。単線、無人駅と田舎の駅のたたずまいながら眼前には湘南の海が広がり江ノ島も言えると言う一見の価値ありの絶好の風景です。


 さて、オリジナルの”プリズナーNo.6”から話をすると、プリズナー(prisoner)=囚人(*2)ですが、”病院”のアナロジーになってます。住民はなんかあると患者=patient(*3)扱いだし、街の重要施設にクリニック(病院)があります。で、ユニークなのが村の中心人物がNo.1ではなくNo.2なところ。No.1が別にいることを示唆しているんでまあ、院長先生ではなくXX科の主任ドクターってとこでしょうか。なんとなく善人だか悪人だかわかんないようなキャラですが演じるのはイアン・マッケラン。どっかで見たな~と思ったら善人役で”ロード・オブ・ザ・リング”の”ガンダルフ”を、悪人役で”X-メン”の”マグニートー”のだった人ですね。温厚な表情で良いことも悪いことをするって日本なら伊東四朗みたいな人でしょうか?

 上記で村の秘密の確信に迫っていく・・・”と書いてますが、正直謎がすっきり分かった訳じゃないんですね。ある点ではヴァーチャルリアリティのようでもあり、ある点ではNo.2の奥さんの紡ぐ夢の世界のようでもあり。後者だったら”ビューティフル・ドリーマー(*4)”だけど・・・

 前置きが長くなりましたが、”ぷりぞな6”はというと、こっちは”学校”のアナロジー。なんせ島から出る方法が”卒業”だし。でも、学校だけあって、学びのない人には追放=退学が待ってるという厳しいもの。ネタバレになりますが、この”島”は現実に傷ついた人が新しい人生を生きるために学ぶ場所であるんですが、これが囚われの少女達に明示されてるわけではないんで、何が卒業の条件でなにが追放のトリガーになるか分かってないんですね。
 作中で卒業の決まったむっちんがナナコさんに問いかける言葉

  私は今日、この「島」を「卒業」します!
  この「島」での出来事になんの意味があったのかを 何ひとつ理解できないまま!
  こんな「卒業」になんの意味があるんですか?
  私は何から「卒業」するっていうんですか!?

 ま、チェッカーズの世界ですな~~(*5)

 学校で大切なのは友達を作ることとか、生き方を学ぶとこだとかなんてのは年をとったおぢさんがノスタルジックに語ることであって、中にいるときゃそんなこた考えちゃいません。てか、そんなこと考えてる学生がいたらかえってヤな奴って気もしますが・・
 とりあえず、”勉強しろ!”で済ませましょう(*6)

 ”ぷりぞな6”では第一巻のあとがき漫画に”江ノ島を取材しました”みたいな話が書いてあるんですが、行って見ると街の雰囲気や瑞心門があったりとかしてますが島のは雰囲気ってのはそのままって感じじゃないですね。むしろジャストだったのはむっちん達が島を脱出するのに使った江ノ島電鉄のほうかな? 下の写真は”ぷりぞな6”から。上の写真と比べてもらえればわかりますが、まったく江ノ電です(*7)。

Photo
 まあ、鎌倉高校前駅からの湘南の海と江ノ島電鉄が見れただけでも行った価値があったというものです。

 ”プリズナーNo.6”にしろ”ぷりぞな6”にしろ”なぜこんな世界が構築されているのか”という具体的な謎解きがされている訳ではないのでの、わかりにくいっちゃわかりにくい作品です。てか、もともと”不条理劇”な意味合い、もっというとリアルな悪夢ってとこがあるので、”そういうもんだ”と思った方がいいかも。癖のある作品ですが、好きな人ははまるんだろ~な~

ということで、江ノ島話、続きます


《脚注》

(*1)”ビブリア古書堂の事件手帖”やら~
 ビブリア古書堂の事件手帖:三上延、メディアワークス文庫
 海街diary:吉田秋生、小学館
 南鎌倉高校女子自転車部:松本規之、マッグガーデン
(*2)オリジナルの”プリズナーNo.6”から~
 オリジナルと書きましたが、正確には1967年にイギリスで製作された連続テレビドラマが原典。おぼろげながら子供の頃見た記憶はあるんですが・・・ DVDは出てるようですがTSUTAYAでレンタルがなかったので今回はリメイク版のほうで。
(*3)患者=patient
 患者というと英語で”クランケ”と思ってましたがこれはドイツ語で”Kranke”。この英語だと思って実はドイツ語の例としては”エネルギー(energie)”で英語では”エナジー(energy)
(*4)ビューティフル・ドリーマー(原作 高橋留美子、監督 押井守、キティ・フィルム)
 高橋留美子の名作漫画”うる星やつら”の第二作目。ラムちゃんの望んだ夢を、妖怪・”夢邪鬼”が実現するというお話。押井守の哲学的なテイストに藤岡琢也が声を演じた関西弁の”夢邪鬼”のアンマッチが素晴らしい押井守の最高傑作のひとつ。
(*5)チェッカーズの世界ですな~~
 熱い心をしばられて 夢は机で削られて
 卒業式だと言うけれど 何を卒業するのだろう

  ”ギザギザハートの子守唄”チェッカーズ(作詞 康珍化,作曲 芹澤廣明)より
(*6)”勉強しろ!”で済ませましょう
 ”こんな勉強をして何の役に立つんだ?”って意見もありますが、ぶっちゃけほとんど役にはたちません。これでも20年近くマーケティングや数字の管理なんぞをやってますが、一度として微分・積分なんか使っちゃいませんがそれでもなんとかなるモンです。
 学校というのはしょせん次のステップへの通過点、とりあえず課題をクリアしないと次のステージに進めないと割り切ったほうが、いらんことに悩まなくて済みます。

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