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”住めば都”と言いますが、引っ越しも”遷都”ということで(転宅/ダンボール)

 ども、お久しぶりのおぢさん、たいちろ~です。
 色々ありまして1ケ月半ほどブログを書くのをさぼっておりました。なにが色々あったかというと、一言でいえば引っ越しなるものをやっておりました。相変わらずヒマを見つけては本は読んでたんですがブログを書くほどまとまった時間が取れなくて・・・
 単身赴任寮から家族帯同の社宅に引っ越すことになったんですが、なんせ10数年に渡って単身赴任なんぞをやってると本だけはやたら溜まってたもんですから、それを片付けるだけでもタイヘン。 1800冊ほど処分しましたが(*1)それでもそれでもまだダンボール箱で40箱以上残っております。こっちは箱のまま押入れに突っ込んで放置プレイ状態ですけどね。
 ということで、今回ご紹介するのは引っ越しに関する名曲、さだまさしの”転宅”であります。


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写真はたいちろ~さんの撮影。ダンボールの断面です。


【CD】転宅 (さだまさし横溝正史、角川文庫)
 1976年に発売されたアルバム”帰去来(ききょらい)”のB面(死語)に収録された1曲。さだまさしの経験を歌った自伝的な歌だそうです。
 ”童話作家”、”多情仏心”、”線香花火”など初期の暗いさだワールド満載の名アルバム。ダウンロードで聴けるのでぜひどうぞ。
【道具】ダンボール
 引っ越しと言えばダンボール箱。軽さと強度、衝撃吸収性を兼ね備え、リサイクル率が90%を超えるというエコな製品です。ダンボールの強度は中芯と呼ばれる波形の部分にあるそうで、厚みが太いものが丈夫なダンボールとなるそうです。ただし、ちょ~しにのって大きなダンボールに本を詰め込むととっても重くなるので引っ越し屋さんに嫌われます、はい。


 引っ越し先は東京近郊でも有名なオッシャレな街の隣の駅です。また通勤経路も変わったんですが、今度の経路では”原宿”だの”表参道”だの”下北沢”だのオッシャレ~~ 東京近郊に住んでかれこれ20年近くなりますが、初めて”東京に住んだ~~”って気になりました。
 でも家としては一回り狭くなりました。まあ、地方都市の住環境を都会に求めるのはムチャぶりってもんですが。長らく単身赴任寮にいた身としては広くなってるんですがねぇ。 どうも、住環境ってのはリッチさに直結するようで、昔会社の同僚が一戸建てからマンションに引っ越した時にそこの小さいお嬢さんが”うちは貧乏になった!!”って泣いたって話を聞きましたが、大人としては”そうは言われましても・・・”ってとこです。

 これは行動経済学でいうところの”プロスペクト理論”の事例でしょうか。これは人が意思決定をするときに感じる価値は”現状=リファレンス・ポイント(参照点)”に依存し、そこから離れるときに発生するメリット(効用・利益)やデメリット(損失)が非対称であるって考え方です。
 簡単に言うと、現状が広い家に住んでいる人と狭い家に住んでいる人では同じ平米数の家に対する満足度が違います。また、家の広さが10平増える時の満足度は10平米減る時のがっかり度より小さいということです。まっ、直観的にはそんなモンかと思うんですが、従来の経済学ではこれはみんな同じってことで考えられてたんですよね~~

  親父が初めて負けて 大きな家を払った
  指のささくれ抜くみたいに 後ろ向きで荷作りをした

 これはさだまさしの”転宅”の一節。(何故だかネットで本人の動画がなかったのでカヴァーバージョンで。何個か見ましたが、この人が一番雰囲気似てました)
 大きな家を出て長屋に移り住むってのはこんな感じでしょうかね。さだまさしは少年時代に自宅は部屋が10以上もある豪邸に住んでたええ氏のボンだったそうで、それが父親の事業の失敗で長屋住まいになったんだとか。そりゃ、子供心にこたえるでしょうなぁ。
 でもまあ、家なんて、その時その時の身の丈に合ったとこにいると思えばそれはそれとして楽しめるもんです。

  人生は潮の満ち引き 来たかと思えば また逃げてゆく
  失くしたかと思えばまた いつの間にか戻る

 

人生、波があるから強くなれるんでしょうし、だからこそ面白いのかも。ノマドじゃないですが(*2)、どこにいってもなんとかなるもんです。なんつっても”住めば都”といいますし。自分が住んでるとこが中心だと思えば、どんなとこに住んでもそれなりに楽しめるもんです。

 ”座って半畳、寝て一畳。天下とっても二合半”、どんなに大きな家に住んでも寝るとこは一畳。あとは物置です(本棚化しそうですが)。まあ、最後には四畳半一間の孤独な老人になりそうな気もしますがね。


《脚注》
(*1)1800冊ほど処分しましたが
 売るのと売らないのを仕分けて、残りを分類して箱詰めするだけで1ケ月近くかかってしまいました。あんましお金にはなりませんでしたが、まあ、買ったのがB○○K○FFの100円棚だからなぁ・・
(*2)ノマドじゃないですが
 ”ノマド(nomad)”とは元々遊牧民のことですが、最近は特定のオフィスを持たずに仕事をする”ノマドワーキング”みたいな使い方をします。もっとも住んでる所がノマドだと”住所不定”と言われますが。

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コメント

お引越しとはおめでたい!引っ越し祝いにせっかく減らした本をまた送ってやるから、新住所を知らせるように!ちょっとテイストの違う京極堂シリーズと、その他バリエーション豊かなものばかりだからね。こんなのあり?みたいな面白い本もあるよ!!!

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