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聖地巡礼 江ノ島に”ぷりぞな6”を見てきました(ぷりぞな6/プリズナーNo.6/鎌倉高校前駅と江ノ島電鉄)

 ども、会社への囚われ人のおぢさん、たいちろ~です。
 先日も書きましたが、引っ越しをしました。乗る電車が変わったんですが、これに合わせて行きやすい場所も変わりまして鎌倉・江ノ島がビミョ~に近くなりました。で、先週ヒマだったモンで江ノ島に行ってきました
 お目当ての江ノ島はなんつ~ても”ぷりぞな6”モデルになった場所。鎌倉と言えば最近読んだだけでも”ビブリア古書堂の事件手帖”やら”海街diary”やら”南鎌倉高校女子自転車部”やらあるんですが(*1)、なんでだか真っ先に浮かんだのがこれ。なんでだか、ちょっと気になる作品だったので・・・ 
 ということで、今回ご紹介するのは囚われの少女達の物語”ぷりぞな6”&それの元ネタ”プリズナーNo.6”であります。


写真はたいちろ~さんの撮影。鎌倉高校前駅に到着する江ノ島電鉄です。

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【本】ぷりぞな6(金月 龍之介、KOJINO、小学館)
 緯度不明。経度不明。その島に名前はない。
 そこはただーー 「島」とだけ呼ばれ、記憶を失った少女たちが終わりなき日常を送っている。
 ”むっちん”ことナンバー6は憧れの先輩との再会を果たすべく脱走を繰り返す。この島から出ていくには謎の箱のナンバーを合わせることだが、その鍵となるのは・・・
【DVD】プリズナーNo.6 2009年版(AMC、主演 ジェームズ・カヴィーゼル)
 会社を辞職した私はある日砂漠で目を覚ました。村にたどり着いた私は村の中心人物であるNo.2から”6(シックス)”と呼ばれ村に滞在するよう勧められる。何度か脱出を試みるが失敗。やがて女医のNo.313やタクシー運転所No.147、No.2の息子No.11-12と知り合ううち、村の秘密の確信に迫っていく・・・
【旅行】鎌倉高校前駅と江ノ島電鉄
 江ノ島電鉄・鎌倉高校前駅は鎌倉の海ビューポイントNo.1のスポット(と小田急のパンフレットに書いてました)。単線、無人駅と田舎の駅のたたずまいながら眼前には湘南の海が広がり江ノ島も言えると言う一見の価値ありの絶好の風景です。


 さて、オリジナルの”プリズナーNo.6”から話をすると、プリズナー(prisoner)=囚人(*2)ですが、”病院”のアナロジーになってます。住民はなんかあると患者=patient(*3)扱いだし、街の重要施設にクリニック(病院)があります。で、ユニークなのが村の中心人物がNo.1ではなくNo.2なところ。No.1が別にいることを示唆しているんでまあ、院長先生ではなくXX科の主任ドクターってとこでしょうか。なんとなく善人だか悪人だかわかんないようなキャラですが演じるのはイアン・マッケラン。どっかで見たな~と思ったら善人役で”ロード・オブ・ザ・リング”の”ガンダルフ”を、悪人役で”X-メン”の”マグニートー”のだった人ですね。温厚な表情で良いことも悪いことをするって日本なら伊東四朗みたいな人でしょうか?

 上記で村の秘密の確信に迫っていく・・・”と書いてますが、正直謎がすっきり分かった訳じゃないんですね。ある点ではヴァーチャルリアリティのようでもあり、ある点ではNo.2の奥さんの紡ぐ夢の世界のようでもあり。後者だったら”ビューティフル・ドリーマー(*4)”だけど・・・

 前置きが長くなりましたが、”ぷりぞな6”はというと、こっちは”学校”のアナロジー。なんせ島から出る方法が”卒業”だし。でも、学校だけあって、学びのない人には追放=退学が待ってるという厳しいもの。ネタバレになりますが、この”島”は現実に傷ついた人が新しい人生を生きるために学ぶ場所であるんですが、これが囚われの少女達に明示されてるわけではないんで、何が卒業の条件でなにが追放のトリガーになるか分かってないんですね。
 作中で卒業の決まったむっちんがナナコさんに問いかける言葉

  私は今日、この「島」を「卒業」します!
  この「島」での出来事になんの意味があったのかを 何ひとつ理解できないまま!
  こんな「卒業」になんの意味があるんですか?
  私は何から「卒業」するっていうんですか!?

 ま、チェッカーズの世界ですな~~(*5)

 学校で大切なのは友達を作ることとか、生き方を学ぶとこだとかなんてのは年をとったおぢさんがノスタルジックに語ることであって、中にいるときゃそんなこた考えちゃいません。てか、そんなこと考えてる学生がいたらかえってヤな奴って気もしますが・・
 とりあえず、”勉強しろ!”で済ませましょう(*6)

 ”ぷりぞな6”では第一巻のあとがき漫画に”江ノ島を取材しました”みたいな話が書いてあるんですが、行って見ると街の雰囲気や瑞心門があったりとかしてますが島のは雰囲気ってのはそのままって感じじゃないですね。むしろジャストだったのはむっちん達が島を脱出するのに使った江ノ島電鉄のほうかな? 下の写真は”ぷりぞな6”から。上の写真と比べてもらえればわかりますが、まったく江ノ電です(*7)。

Photo
 まあ、鎌倉高校前駅からの湘南の海と江ノ島電鉄が見れただけでも行った価値があったというものです。

 ”プリズナーNo.6”にしろ”ぷりぞな6”にしろ”なぜこんな世界が構築されているのか”という具体的な謎解きがされている訳ではないのでの、わかりにくいっちゃわかりにくい作品です。てか、もともと”不条理劇”な意味合い、もっというとリアルな悪夢ってとこがあるので、”そういうもんだ”と思った方がいいかも。癖のある作品ですが、好きな人ははまるんだろ~な~

ということで、江ノ島話、続きます


《脚注》

(*1)”ビブリア古書堂の事件手帖”やら~
 ビブリア古書堂の事件手帖:三上延、メディアワークス文庫
 海街diary:吉田秋生、小学館
 南鎌倉高校女子自転車部:松本規之、マッグガーデン
(*2)オリジナルの”プリズナーNo.6”から~
 オリジナルと書きましたが、正確には1967年にイギリスで製作された連続テレビドラマが原典。おぼろげながら子供の頃見た記憶はあるんですが・・・ DVDは出てるようですがTSUTAYAでレンタルがなかったので今回はリメイク版のほうで。
(*3)患者=patient
 患者というと英語で”クランケ”と思ってましたがこれはドイツ語で”Kranke”。この英語だと思って実はドイツ語の例としては”エネルギー(energie)”で英語では”エナジー(energy)
(*4)ビューティフル・ドリーマー(原作 高橋留美子、監督 押井守、キティ・フィルム)
 高橋留美子の名作漫画”うる星やつら”の第二作目。ラムちゃんの望んだ夢を、妖怪・”夢邪鬼”が実現するというお話。押井守の哲学的なテイストに藤岡琢也が声を演じた関西弁の”夢邪鬼”のアンマッチが素晴らしい押井守の最高傑作のひとつ。
(*5)チェッカーズの世界ですな~~
 熱い心をしばられて 夢は机で削られて
 卒業式だと言うけれど 何を卒業するのだろう

  ”ギザギザハートの子守唄”チェッカーズ(作詞 康珍化,作曲 芹澤廣明)より
(*6)”勉強しろ!”で済ませましょう
 ”こんな勉強をして何の役に立つんだ?”って意見もありますが、ぶっちゃけほとんど役にはたちません。これでも20年近くマーケティングや数字の管理なんぞをやってますが、一度として微分・積分なんか使っちゃいませんがそれでもなんとかなるモンです。
 学校というのはしょせん次のステップへの通過点、とりあえず課題をクリアしないと次のステージに進めないと割り切ったほうが、いらんことに悩まなくて済みます。

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