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2013年8月25日 - 2013年8月31日

きっと魔改造データなんかがダウンロードできるようになるんだろうなぁ 3Dプリンタ用の(まあこ/人形代)

 ども、永遠のパソコン少年のおぢさん、たいちろ~です。
 最近、パソコン用のデバイスで気になってるモンがあります。それは何かというと3Dプリンタ。まだ使ったことないですが、価格もコンシューマー用で10万円を切ったものも出てきているんで、まあボーナスを奥様に内緒で使えば買えないこともなさそうですし。
 じゃあ、何かを作りたいかと言うと別にこれっつーもんはないんですが。もっとも、パソコンの出始めのころだって何かに役に立つってモンでもなくて(*1)、ただいじってみたいってだけで買ったんで(正確には親父がですが)・・・ 歳をとっても大人になったわけじゃあなさそうです。
 ところで、世の中のみなさんはどうもこの機械で”人形”を作りたいらしく、警視庁科学捜査研究所ではオウム真理教 高橋被告の3D顔模型を作ったとか、家族のお人形を3Dで作ってくれるだとか(*2)。
 ということで、今回のお話は禁断の趣味”フィギュア”(*3)であります。


0231
写真はたいちろ~さんの撮影。神戸市生田神社の人形代です。


【本】まあこ(冲方 丁、ハヤカワ文庫JA)
 美容師の”吉河”は高校時代の友人”曽田”から”まあこ”という女性のヘヤカットを頼まれる。曽田の家を訪ねると、まあこは等身大の人形だった。人形のまあこに魅せられていく吉河。そして吉河の恋人は”悦子”はまあこの声を聞いたと言い嫉妬に狂い、師匠の”木俣”は憎悪をたぎらせ・・・
 ”OUT OF CONTROL”に収録。
【道具】人形代
 人の形をかたどった神霊や厄などを移す依り代(よりしろ)。”ひとかたしろ”と読みます。
 生田神社の厄を移す作法の説明では”人形代に名前、生年月日を書く。人形で身体を撫でる。人形に息を回吹きかける。人形と祈願初穂料を袋に入れ納め箱に納める”というものです。

 3Dプリンタ自体で作成できる大きさってのは限られてますが、部品ベースにばらして寄木作りにしてやれば大きさはかなり融通がききそう。でもさすがに等身大ってのは難しいでしょうけど、やる気になりゃできるんだろうなぁ。
 で、”まあこ”に出てくる”まあこ人形”はいわゆるラブドールというやつで、樹脂製の皮膚&処女膜付きの特注品。お値段は120万円とのこと(*4)。まあこにはモデルになる女性がいてその人そっくりに作られてるって設定ですが、上記の家族人形でも3Dスキャナを組み合わせることで本物そっくりさんも簡単にできるみたいです。3Dプリンタのデータ自体は3DCAD(computer aided design コンピュータ支援設計)なので、2Dの写真あたりからでもデータさえ起こせりゃなんでもありでしょう。まあ、家族の人形を作っている分にゃ罪はないですが、知らない間に写真撮られて人形にされてたら嫌だろうな~~~ 昔、宅八郎つ~森高千里のフィギュア抱えた”オタク評論家”がいましたが、あれモンだったらドン引きです(ストーカー自体がどん引きっちゃどん引きですけど・・)

 そこまで行かなくても、美少女フィギュアのデータなんかは間違いなくあるでしょうね(実際、女性のフィギュアデータを公開しているサイトもあるみたいですし)。CADデータなんでポージングも自由自在となればやらないはずがない。んでもって、有償オプションで魔改造が出来るとか・・・(*5)
 おぢさん世代からは”近頃の若いモンはうんぬん”とか言い出しそうですが、今のおぢさん世代だってパソコンの出始めの頃にはBASICにアセンブラを駆使して(*6)”うる星やつら”の”ラムちゃん”や、”魔法のプリンセス ミンキーモモ”の”ミンキーモモ”をパソコンの画面にプログラミングしてた人もいたんだから、人の歴史は繰り返すと思えばねぇ。ま、テクノロジーとオタクはいつの時代でも仲良しですし・・
 ちなみに私はやってませんから!

 ちょっと注意が必要なのは、人形ってのは依り代になるってこと。ネタバレになりますがまあこ人形のモデルは父親に殺された娘。その呪いなのか吉河は片目を失い職を失い、悦子と木俣は死に曽田は脳障害になりとさんざんな結末へ。
 まあ、藁人形だって相手の相手の髪の毛や写真を入れれば呪いに使えるぐらいなんで、3Dリアル人形なんて呪詛の世界ではストライクなんだろうなぁ くわばらくわばら

 ”まあこ”の収録されている”OUT OF CONTROL”には後に”天地明察”の元となる中編”日本改暦事情”なんかも載ってますが、SFありホラーありとまさに制御不能(OUT OF CONTROL)。冲方 丁を”マルドゥック・スクランブル”あたりから読んでる人なら違和感ないかもしれませんが、”天地明察”を期待して読むとかなり違ったテイストです。ご注意を(*7)。

《脚注》

(*1)パソコンの出始めのころだって~
 1980年代前半のパソコンって、ネットにつながるわけでなく、ツールといえば自分でプログラミングをするBASICがあるだけ。ワープロどころか漢字すら扱えないシロモノ。ソフトといってもカセットテープ!でゲームソフトがわずかに売ってるぐらい。金がなければ雑誌に掲載のプログラムをしこし入力するしかないって時代です。
 これでフルセットそろえれば大卒初任給の2~3ケ月が吹っ飛ぶって値段でしたから、高いおもちゃだったんでしょうなぁ。
(*2)家族のお人形を3Dで作ってくれるだとか
 ”青山3Dサロン”というところで作ってくれるそうです。気になるお値段は大きさや来ている服によって異なりますが、5~15万円ぐらい。まあ、成人式や結婚なんかの記念に作るってニーズはあるみたい。ご興味のある方はこちらをどうぞ。
(*3)禁断の趣味”フィギュア”
 私自身はガチャガチャをちょっと集めたことあるぐらいですが、ガレージキットとなるとけっこうなお値段しますし、数を集めるとかさばるし。着せ替え式のは洋服を買ったり作ったりと手間ヒマかかるもんらしいです。そもそもいい大人がリカちゃん人形で遊んでるようなモンなので世間の共感を得るのは難しいでしょうし・・・
(*4)お値段は120万円とのこと
 この業界で有名な”オリエント工業”のラブドールだとだいたい60万円からぐらいするようです。ご興味のある方はこちらをどうぞ(ただし18禁です)
(*5)魔改造が出来るとか・・・
 服を着た状態の美少女フィギュアを削って裸に改造することだそうです。やったことないけど。まあ、アニメのヒロインあたりで遊んでる分にはご愛嬌ですませられますが・・・
(*6)BASICにアセンブラを駆使して
 当時のパソコンのハードとBASICでは8~16色しか表示できなくて中間色を出すためにはアセンブラでサブルーチンを組んでカラーをビット単位の制御するというテクニックが必要でした。まあ、そんな時代もあったねと~♪ということです、はい。
(*7)後に”天地明察”の元となる~
 ”天地明察”は渋川春海による改暦を扱った歴史小説、”マルドゥック・スクランブル”はシェルに殺されかけた少女娼婦バロットがサイボーグ化され、自由に武器に変形する兵器ウフコックと戦うというSFです。

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