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息子よ、そこは”お父さんの後を継いで戦士になります”だろ~が!(アフター・アース/植物相)

 ども、単身赴任のおと~さん、たいちろ~です。
 単身赴任の休日ってのはヒマなもんで、DVDを借りてきてよく観ます。でも、演じる役者さんって当たり役というか、最初に観たモンというかにイメージ引きずられる傾向があります。佐野史郎がお父さん役で娘の結婚に反対すると”あんたが言うか!”と思っちゃうし(*1)、海外の名優でも”I Am Not Spock(*2)”なんつー本を書かないといけなくなったりします。
 何の話をしたいかというと、今週観たDVD”アフター・アース”のこと。突っ込みどころ満載なんですな~、これが!(今回の話はネタバレ満載ですので、読むんでしたらDVDを観てからどうぞ)


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写真はたいちろ~さんの撮影。尾瀬の至仏岳山頂付近から小至仏山への下りの植物相。だいたい寒冷地だとこんな感じになります。


【本】アフター・アース(主演 ウィル・スミス、ジェイデン・スミス、ソニー・ピクチャーズ)
 地球を脱出してから1000年後、人類は新たな星ノヴァ・プライムへと移住していた。伝説の戦士サイファ(ウィル・スミス)と、父・サイファへ憧れを抱きながらも過去の悲劇から、父と距離をおく息子キタイ(ジェイデン・スミス)は共に宇宙への任務に出ていた。しかしその途中 、小惑星嵐に見舞われ宇宙船が大破、緊急発信器<ビーコン>を載せた船の後部と船体はばらばらになり、“隔離惑星"と警告される、ある星へ墜落した。
生存者はサイファとキタイの2人のみ。不時着した惑星は、なんと1000年間の時を経て、人類を殺すよう独自に進化した“地球"だった。(amazon.comより)
 ウィル&ジェイデンのスミス親子共演によるSF映画。
【花】植物相
 植物学において”植物相”は、地域・時代・環境の特徴・気候により、植物は各種の植物相にグループ化される。たとえば山岳地帯や低地など地理的区分が変わると、自生する植物には違いが生じる(wikipediaより)。映画の中でサイファ将軍は”夜になるとほとんどのエリアが凍りつく”と言ってますが、植物相を観てるとそうは思えません


 さて”アフター・アース”ですが、ストーリーを簡単にまとめると”単身赴任のお父さん将軍が最後の任務地に息子を連れてくけど、宇宙船が難破して、遭難信号を発信するために息子が頑張って親子の絆を深める”つ~話。こうやって書くと身もふたもありませんが。別に悪い映画とは言わないんですが、なんだかすんげー違和感あるんですな、観てて。上記の植物相なんかもそうですが、ちょっと違うんじゃね~みたいな。SFってのは元々が絵空事をそれっぽく見せるってのが重要なんですが(*3)、違和感を感じちゃうとなかなかのめりこめなくてねぇ・・・


〔ウィル・スミスって軽いノリの役者さんだと思ってなんですが〕
 どうも、ウィル・スミスって”MIB(*4)”の印象が強くって、やたら喋りまくる人だと思ってサイファ将軍のように落ち着いた声で、息子を諭すってのはどうも違和感あって。いや、いいこと言ってるんですよ。息子に”どうやって恐怖を感じない戦士になったのかと聞かれてのお返事。

  恐怖は、まやかし。実在しない
  恐怖がはびこる場所はたったひとつだ。それは未来を思う、私たちの心。
  恐怖を生むのは私たちの想像力。
  人は今起きてなことや将来起こるかどうかわからないことを考えては、恐れている
  無駄に恐れるのは、くだらないと思わないか?
  ひとつ誤解しないで欲しい。”危険”は実在している。だが、恐怖は自分次第だ
  人は未来に囚われ、恐れる

 いや~、私も息子に言ってみたい名言なんですが、どうも”J”に言われてると思うとねぇ・・・


〔映像とお話する演技って、あんたは陣内智則か!〕
た”MIB”のウィル・スミスって、アクション・スターってわけではないですが、けっこう走りまわったり、ガン撃ちまくったりしています。まあ、トミー・リー・ジョンズ演じる”静のK”に対して”動のJ”ってとこでしょうか。でも”アフター・アース”ではほとんどアクションないんですね~~ 回想シーンで一瞬あるぐらいで、あとは足を怪我したという設定なんで遭難した宇宙船のコクピットで通信経由で息子にあ~だ、こ~だ指示する役。思わず”あんたは陣内智則か!(*5)”とツッコミ入れてしまうぐらい、ず~っと画面とおしゃべり。いや、CGはよくできてるんですけどね。


〔死亡フラグ立ってんだから、ちゃんと死になさいよ!〕
 物語冒頭に任地から帰ってきたサイファ将軍。奥様に対してこんなことを言います

  この任務が終わったら、引退しようと思ってる
  いっしょに働こうか? ターバイン局で
(*6)
  君と二人で、家族を取り戻したい、君の心を

 これは死亡フラグではないか!(*7) この人は死ぬ、絶対死ぬ、間違いなく死ぬ! と思ってみてました。エンドシーンで救出隊が来て、サイファ将軍を救出、回収するわけですが、これは絶対間に合わなかったゾと思ってたら、え~~っ生きてンの? 死亡フラグが立ってんだから、ちゃんと死になさいよ!!


〔息子よ、そこは”お父さんの後を継いで戦士になります”だろ~が!〕
 最後の場面で生き延びた二人の再会。息子を抱擁する父親に対して

  息子:父さん、
  父 :ああ
  息子:母さんと一緒に働きたい
  父 :父さんもだ

 息子よ、そこは”お父さんの後を継いで戦士になります”だろ~が! せっかく父親が戦死として息子を認めているのに、ターバイン局みたいな平和な部署でこじんまりとまとまってど~する! 親父も親父だ、単身赴任を解消して家族と住めるのわからんでもないけど、”父さんもだ”とか言ってOKしてる場合じゃね~だろ! ちったぁカーク船長を見習え!!(*8)

 と、まあツッコミどころ満載のDVDでした。まあ、いい映画なんですがねぇ・・


《脚注》
(*1)佐野史郎がお父さん役で娘の結婚に反対すると~
 1992年にTBSで放映されたTVドラマ”ずっとあなたが好きだった”でマザコン・変態のダンナ”冬彦さん”を演じたのが佐野史郎。数シーン見ただけですが、強烈なインパクトありましたね~~
 娘の結婚に反対するのは2013年に同じくTBSで放映された”空飛ぶ広報室”(原作 有川浩)の第3話より。危険な仕事の航空自衛隊員との結婚に反対する花嫁の父を演じてました。
(*2)I Am Not Spock
 ”スター・トレック”でMr.スポックを演じたレナード・ニモイによる自伝。日本語訳が出てないので読んでませんが。なぜかその続編”わたしはスポック”は日本語訳がでてます(扶桑社ノンフィクションより)
(*3)SFってのは元々が絵空事をそれっぽく見せるってのが
 最近は現実がSFっぽくなってきてますが・・・
(*4)MIB(メン・イン・ブラック)
 1997年に公開されたSFアクション・コメディ映画。
 エイリアン達の監視と彼らの存在を世間から隠すことを任務とする”MIB”のエージェント役。ウィル・スミスはトミー・リー・ジョーンズ演じる”K”の相棒で若造扱いされる”J”役。寡黙な”K”に対し高めの声でやたらよくしゃべるのが印象的ですが、これは声優の江原正士の功績が大ではないかと。
(*5)あんたは陣内智則か!
 最近はバラエティーに欠かせない陣内智則ですが、メジャーになり始めのころは画面に出てくるシーンにツッコミを入れるというピン芸をやってました(こんなネタです)。これがけっこう面白くてお気に入りだったんですが、またやってくんないなぁ・・・
(*6)ターバイン局で
 ターバイン局はなんの部署かの説明はないですが、字幕では”Turbine Division(日本語読みだとタービン)”ってあるのと、会話の直前に奥様がタワー状のCGを操作しているところを見ると、どうもエネルギープラントか何かの管理部署ではないかと。まあ、なんにしろ前線でないことは確かみたいです。
(*7)これは死亡フラグではないか!
 これを言ったら、そのキャラは死ぬというお約束
 ほかにも、ホラー映画の冒頭で”ちょっと見てくる”出撃直前の”もうすぐ、子供が生まれるんだ”など。そう言えば、うちの奥様が海外旅行直前に”貯金通帳と印鑑は××にあるから”と電話してきましたが、これも死亡フラグ?!
(*8)ちったぁカーク船長を見習え!!
 カーク船長は”スター・トレック”に登場する名艦長。”スター・トレックⅡ カーンの逆襲”では最終シーンで、長年の友人で副長を務めたスポックの死に対しての言葉。

  若返った 命が蘇った

”スター・トレック”史上屈指の名シーンです。

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