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江戸の粋は水のようなもの、日本の文化はわび・さび・もえ!!(見とこ、行っとこ、トコトコ東京/銀座和光本店)

 ども、もう東京に来て20年以上たつのに、いまだにネットの乗り換え案内を使わないと目的地に行けないおぢさん、たいちろ~です。
 東京というところは面積だと日本で3番目に狭いくせに(*1)、やたらと人はいるわ有名なスポットがあるわといった土地柄です。まあ、単身赴任のおぢさんが仕事もないのに六本木だ渋谷だに行くはずもなく、どこに何があるかはよくわかっておりません。
 これがひきこもりの地方の人にとってはもっとわけのわからん場所なんでしょう。
 ということで、今回ご紹介するのは四国松山在住の引きこもり漫画家”もぐら”が見た東京の本”見とこ、行っとこ、トコトコ東京”であります。


Photo

写真はたいちろ~さんの撮影。和光銀座本店です。


【本】見とこ、行っとこ、トコトコ東京(もぐら 飛鳥新社)
 各県を擬人化した漫画”うちのトコでは(*2)”の作者”もぐら”による3冊目のコミックエッセイ。江戸情緒があるとことか、オタクスポットとか、カルチャーを見るとか、一応テーマ別に回っています。しかしこの人、よっぽと人ごみ嫌いなんだろうな~~
【旅行】銀座和光本店
 銀座4丁目交差点にある和光の本店です。高級専門店がそろってるそうですが、入ったことありません(ちょくちょく前は通るんですがねぇ・・)
 ”ゴジラ”の第1作(*3)で、時計塔の鐘の音に怒ったゴジラに破壊されたことで有名。和光はこの時計ビル破壊に激怒しで猛抗議したそうですが、コンテンツーリズム(*4)なんてなかった時代の話。今だったらお願いしに行ったでしょうに。


 本書から、いくつかのエピソードを

〔銀座にはこれといた観光スポットはありません〕
 案内役の東京さんが銀座を紹介するシーンですが、言い放った一言がこれ

  銀座にはこれといた観光スポットはありません
   (中略)
  海外からのお客様方も この繁華街を歩き、
  ブランドものを買うこと自体を観光として楽しんでいるようです

 確かに買い物をしないおぢさんにとって、銀座って観光名所って感じじゃないですね。文化人とかが多いんで”○○先生が通った店”みたいな紹介をしてますが、その中で唯一観光名所っぽい説明をしてるのが”銀座和光”

  東京さん:もぐらさん 見てください あのビル
  もぐら :あー ハイハイ すごいんですね 文化人ですねー
  東京さん:いいえ ゴ●ラに壊されたビルです
  もぐら :それはすげえ 何かすげえ!

 すいません、私も同じ感想持ちました。


〔東京の上品なところで食べたら コレうまいけど・・・〕
 東京さんの案内でもぐらさんと高知さんがウナギを食べに行った時のエピソード。東京のうなぎはタレあっさりのふんわりタイプ、高知(四万十川)のはタレあまめに天然かみごたえアリだそうですが、この2つを比べての高知さんの一言。

  でも東京の上品なところで食べたら コレうまいけど
  四万十で食べたらイマイチ物足りんと思う
  こんなにアッサリ柔らかじゃ 四万十の雄大な自然には負ける
  食事っちゅーのはその場の風景とか雰囲気とか そういうの全部含めてじゃろう
  これは別料理でうまい! それで良し!

 ”うちのトコでは”でも書きましたが、料理って地方文化を如実に表してるモンなのでこれでOKです。ウナギ、最近食べてないなぁ・・・


〔セレブめ このセレブめ〕
 東京での困りもんの一つに”モノが高い”ってのがあります。特に昼飯なんかは1,000円オーバーなんてざらですのでサイフをモロ直撃します。地方出張なんかに行くと”えっ、この味とボリュームでこの値段!!”と改めて東京の高さを実感することも。
 東京さんに高級店に連れてってもらったもぐらさん。1,000円のプリンを見て言ったのが上記の一言。もっとも東京さんとしては

  高い物を高く売るのは経済的に正しいのです!!

   (中略)
  よい物には それなりのよいデザインの包装・宣伝で
  高くてもその高い値段自体が評判になる

と言ってますが、そうおっしゃいましても庶民にとってはねぇ・・・


〔「江戸っ子」ってなんですか?〕

 秋葉原を案内する東京さん。電機街からオタク文化の聖地に変貌した秋葉原について

  なぜなら日本の文化は わび・さび・もえ!!
  今や「もえ」は世界に誇るコンテンツ 主要産業 貿易黒字
  アキバは「もえ」目当てで来た外国人から外資を獲得しているのです!!

 ”わ~~、言いきっちゃったよこの人”的な発言です。対して江戸っ子バージョンの東京さんは

  江戸っ子の愛する粋ってのは 水みてえなモンだと思うんだ
  四角い容器に入れたら四角くなり 丸い器に入れたら丸くなり
  だけど「水」ということそのものは変わらない・・

  

歴史的文化遺産と萌えの聖地が並び立つ(*5)、柔軟といえば柔軟、融通無碍といえば融通無碍、無節操と言えば無節操な不思議な街東京であります。まだ行ったことないトコ多いけど、だれか案内してくんないかな~~ できれば綺麗なおねいさんで・・・


《脚注》
(*1)面積だと日本で3番目に狭いくせに
 都道府県の面積を狭い順に並べると1位 香川県(1,876km2)、2位 大阪府(1,897km2)、3位 東京都(2,187km2)、4位 沖縄県(2,275km2)、5位 神奈川県(2,416km2)と東京都は3番目に狭いです。これで1,300万人以上の人間が住んでるんですから電車が込み合うはずです。
(*2)うちのトコでは(もぐら 飛鳥新社)
 各県の県民性をネタに擬人化した漫画。マンガとはいえ県の特徴をよく捉えているので、地理の勉強にもなります(なるかなぁ?) 詳しくはこちらをどうぞ
(*3)”ゴジラ”の第1作
 1954年に東宝が公開した怪獣映画の元祖。監督は本多猪四郎&円谷英二。
 水爆実験により誕生した巨大生物”ゴジラ”が東京を襲うというお話。
 2014年にアメリカで再映画化されるそうですから、ウルトラマンや仮面ライダーをしのぐ超ロングライフなコンテンツってことになります。
(*4)コンテンツーリズム
 小説やアニメ、映画などに登場した場所へ旅行に行くこと。いわゆる”聖地巡礼”。成功すれば観光客の増加によるけっこうな経済効果が見込めるシロモノです。
(*5)歴史的文化遺産と萌えの聖地が並び立つ
 測ってみたら、本書に出てくる上野寛永寺と秋葉原って2Kmも離れてないんですね~ 山手線だとやたらすぐ着くと思ったら。

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