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2013年12月

息子よ、そこは”お父さんの後を継いで戦士になります”だろ~が!(アフター・アース/植物相)

 ども、単身赴任のおと~さん、たいちろ~です。
 単身赴任の休日ってのはヒマなもんで、DVDを借りてきてよく観ます。でも、演じる役者さんって当たり役というか、最初に観たモンというかにイメージ引きずられる傾向があります。佐野史郎がお父さん役で娘の結婚に反対すると”あんたが言うか!”と思っちゃうし(*1)、海外の名優でも”I Am Not Spock(*2)”なんつー本を書かないといけなくなったりします。
 何の話をしたいかというと、今週観たDVD”アフター・アース”のこと。突っ込みどころ満載なんですな~、これが!(今回の話はネタバレ満載ですので、読むんでしたらDVDを観てからどうぞ)


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写真はたいちろ~さんの撮影。尾瀬の至仏岳山頂付近から小至仏山への下りの植物相。だいたい寒冷地だとこんな感じになります。


【本】アフター・アース(主演 ウィル・スミス、ジェイデン・スミス、ソニー・ピクチャーズ)
 地球を脱出してから1000年後、人類は新たな星ノヴァ・プライムへと移住していた。伝説の戦士サイファ(ウィル・スミス)と、父・サイファへ憧れを抱きながらも過去の悲劇から、父と距離をおく息子キタイ(ジェイデン・スミス)は共に宇宙への任務に出ていた。しかしその途中 、小惑星嵐に見舞われ宇宙船が大破、緊急発信器<ビーコン>を載せた船の後部と船体はばらばらになり、“隔離惑星"と警告される、ある星へ墜落した。
生存者はサイファとキタイの2人のみ。不時着した惑星は、なんと1000年間の時を経て、人類を殺すよう独自に進化した“地球"だった。(amazon.comより)
 ウィル&ジェイデンのスミス親子共演によるSF映画。
【花】植物相
 植物学において”植物相”は、地域・時代・環境の特徴・気候により、植物は各種の植物相にグループ化される。たとえば山岳地帯や低地など地理的区分が変わると、自生する植物には違いが生じる(wikipediaより)。映画の中でサイファ将軍は”夜になるとほとんどのエリアが凍りつく”と言ってますが、植物相を観てるとそうは思えません


 さて”アフター・アース”ですが、ストーリーを簡単にまとめると”単身赴任のお父さん将軍が最後の任務地に息子を連れてくけど、宇宙船が難破して、遭難信号を発信するために息子が頑張って親子の絆を深める”つ~話。こうやって書くと身もふたもありませんが。別に悪い映画とは言わないんですが、なんだかすんげー違和感あるんですな、観てて。上記の植物相なんかもそうですが、ちょっと違うんじゃね~みたいな。SFってのは元々が絵空事をそれっぽく見せるってのが重要なんですが(*3)、違和感を感じちゃうとなかなかのめりこめなくてねぇ・・・


〔ウィル・スミスって軽いノリの役者さんだと思ってなんですが〕
 どうも、ウィル・スミスって”MIB(*4)”の印象が強くって、やたら喋りまくる人だと思ってサイファ将軍のように落ち着いた声で、息子を諭すってのはどうも違和感あって。いや、いいこと言ってるんですよ。息子に”どうやって恐怖を感じない戦士になったのかと聞かれてのお返事。

  恐怖は、まやかし。実在しない
  恐怖がはびこる場所はたったひとつだ。それは未来を思う、私たちの心。
  恐怖を生むのは私たちの想像力。
  人は今起きてなことや将来起こるかどうかわからないことを考えては、恐れている
  無駄に恐れるのは、くだらないと思わないか?
  ひとつ誤解しないで欲しい。”危険”は実在している。だが、恐怖は自分次第だ
  人は未来に囚われ、恐れる

 いや~、私も息子に言ってみたい名言なんですが、どうも”J”に言われてると思うとねぇ・・・


〔映像とお話する演技って、あんたは陣内智則か!〕
た”MIB”のウィル・スミスって、アクション・スターってわけではないですが、けっこう走りまわったり、ガン撃ちまくったりしています。まあ、トミー・リー・ジョンズ演じる”静のK”に対して”動のJ”ってとこでしょうか。でも”アフター・アース”ではほとんどアクションないんですね~~ 回想シーンで一瞬あるぐらいで、あとは足を怪我したという設定なんで遭難した宇宙船のコクピットで通信経由で息子にあ~だ、こ~だ指示する役。思わず”あんたは陣内智則か!(*5)”とツッコミ入れてしまうぐらい、ず~っと画面とおしゃべり。いや、CGはよくできてるんですけどね。


〔死亡フラグ立ってんだから、ちゃんと死になさいよ!〕
 物語冒頭に任地から帰ってきたサイファ将軍。奥様に対してこんなことを言います

  この任務が終わったら、引退しようと思ってる
  いっしょに働こうか? ターバイン局で
(*6)
  君と二人で、家族を取り戻したい、君の心を

 これは死亡フラグではないか!(*7) この人は死ぬ、絶対死ぬ、間違いなく死ぬ! と思ってみてました。エンドシーンで救出隊が来て、サイファ将軍を救出、回収するわけですが、これは絶対間に合わなかったゾと思ってたら、え~~っ生きてンの? 死亡フラグが立ってんだから、ちゃんと死になさいよ!!


〔息子よ、そこは”お父さんの後を継いで戦士になります”だろ~が!〕
 最後の場面で生き延びた二人の再会。息子を抱擁する父親に対して

  息子:父さん、
  父 :ああ
  息子:母さんと一緒に働きたい
  父 :父さんもだ

 息子よ、そこは”お父さんの後を継いで戦士になります”だろ~が! せっかく父親が戦死として息子を認めているのに、ターバイン局みたいな平和な部署でこじんまりとまとまってど~する! 親父も親父だ、単身赴任を解消して家族と住めるのわからんでもないけど、”父さんもだ”とか言ってOKしてる場合じゃね~だろ! ちったぁカーク船長を見習え!!(*8)

 と、まあツッコミどころ満載のDVDでした。まあ、いい映画なんですがねぇ・・


《脚注》
(*1)佐野史郎がお父さん役で娘の結婚に反対すると~
 1992年にTBSで放映されたTVドラマ”ずっとあなたが好きだった”でマザコン・変態のダンナ”冬彦さん”を演じたのが佐野史郎。数シーン見ただけですが、強烈なインパクトありましたね~~
 娘の結婚に反対するのは2013年に同じくTBSで放映された”空飛ぶ広報室”(原作 有川浩)の第3話より。危険な仕事の航空自衛隊員との結婚に反対する花嫁の父を演じてました。
(*2)I Am Not Spock
 ”スター・トレック”でMr.スポックを演じたレナード・ニモイによる自伝。日本語訳が出てないので読んでませんが。なぜかその続編”わたしはスポック”は日本語訳がでてます(扶桑社ノンフィクションより)
(*3)SFってのは元々が絵空事をそれっぽく見せるってのが
 最近は現実がSFっぽくなってきてますが・・・
(*4)MIB(メン・イン・ブラック)
 1997年に公開されたSFアクション・コメディ映画。
 エイリアン達の監視と彼らの存在を世間から隠すことを任務とする”MIB”のエージェント役。ウィル・スミスはトミー・リー・ジョーンズ演じる”K”の相棒で若造扱いされる”J”役。寡黙な”K”に対し高めの声でやたらよくしゃべるのが印象的ですが、これは声優の江原正士の功績が大ではないかと。
(*5)あんたは陣内智則か!
 最近はバラエティーに欠かせない陣内智則ですが、メジャーになり始めのころは画面に出てくるシーンにツッコミを入れるというピン芸をやってました(こんなネタです)。これがけっこう面白くてお気に入りだったんですが、またやってくんないなぁ・・・
(*6)ターバイン局で
 ターバイン局はなんの部署かの説明はないですが、字幕では”Turbine Division(日本語読みだとタービン)”ってあるのと、会話の直前に奥様がタワー状のCGを操作しているところを見ると、どうもエネルギープラントか何かの管理部署ではないかと。まあ、なんにしろ前線でないことは確かみたいです。
(*7)これは死亡フラグではないか!
 これを言ったら、そのキャラは死ぬというお約束
 ほかにも、ホラー映画の冒頭で”ちょっと見てくる”出撃直前の”もうすぐ、子供が生まれるんだ”など。そう言えば、うちの奥様が海外旅行直前に”貯金通帳と印鑑は××にあるから”と電話してきましたが、これも死亡フラグ?!
(*8)ちったぁカーク船長を見習え!!
 カーク船長は”スター・トレック”に登場する名艦長。”スター・トレックⅡ カーンの逆襲”では最終シーンで、長年の友人で副長を務めたスポックの死に対しての言葉。

  若返った 命が蘇った

”スター・トレック”史上屈指の名シーンです。

”設定資料”というビジネスを考える(ロマンアルバム 他/バベルの塔)

 ども、モノゴコロついたころからアニメを見てた世代のおぢさん、たいちろ~です。
 とある大人の事情がありまして”バビル2世(*1)”の昭和版アニメを10数話ぶっとおしでみました。まあ、現在のアニメの作画レベルとは比べようもないレトロな作品ですが、それはいいとしてと~っても気になったのが”バベルの塔”のデザインが話数によって違うこと。コンピューターのデザインがあるのはまだ許せるとしても、なんで建物が複数あるんだ?!(*2) 設定資料は見てるのか?! と突っ込んでしまいました。で、ふと我に返ると本来作成者側の内部資料である設定資料なんぞを何故、知っているのか? まあ、昔はこの手の本をけっこう買ってたんですが、買ったということは売った人がいるわけです。
 ということで、今回のお題は”設定資料というビジネスを考える”であります。


写真は”バビル2世”のDVDより。デザインの違うバベルの塔です。

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【建築物】バベルの塔
 旧約聖書の「創世記」中に登場する巨大な塔。人類が天に届く”バベルの塔”を作り、これに怒った神(エボバ)がこの塔を破壊し、人々の言葉を通じなくしたというもの。
 ”バビル2世”では不時着した宇宙人”バビル”が救難の目印として建設したが事故により破壊されたという設定です。


 今回のお話は、1970年代後半から1990年代後半に至る設定資料ビジネスの変遷。まあ、おぢさん世代の昔話と思ってお付き合いください


〔”宇宙戦艦ヤマト”とロマンアルバムの誕生〕
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 アニメに最初の転換期をもたらしたのが1974年に放映された”宇宙戦艦ヤマト”。企画・原作に”西崎義展”、監督に戦場マンガシリーズの”松本零士(*3)”。この作品の解説本として徳間書店より発刊したのが今に続く”ロマンアルバム”の第一作”宇宙戦艦ヤマト”です。”テレビランド”という子供向けアニメ雑誌の増刊号としての発刊ですが、この本のヒットによりアニメ雑誌”アニメージュ”も誕生したというエポックメイキングな本でもあります。
 子供向けだったアニメが当時でいう”ヤングアダルト(*4)”向けビジネスとして成り立つ(ぶっちゃけ儲かる)ということが証明されたわけで、これからアニメ雑誌や設定資料を載せた本が登場していくことになります。


〔”さらば宇宙戦艦ヤマト”とアニメ解説本の拡大〕
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 ”宇宙戦艦ヤマト”のヒットを受け続編として1978年に公開されたのが”さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち” このあたりからアニメがサブカルチャーとして定着し始め、1977年に”月刊OUT(みのり書房)”、1978年に”Animec(ラポート)”、1979年に”ジ・アニメ(近代映画社)”、1980年に”ふぁんろ~ど(ラポート)なんつー雑誌が次々発行されます。
 この時期はディープな設定資料が出版されてまして、思い出深いのが”さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 精密図解集”という登場するメカのブループリント(*5)を集めた本。メカの3面図を載せた本ですが、けっこうそれらしい雰囲気でお気に入りでした。


〔”機動戦士ガンダム”と設定の精緻化〕
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 ヤマトに続いてエポックメイキングだったのが1979年に放映された”機動戦士ガンダム”。ワンアンドオンリーだった巨大ロボットを単なる”兵器”として位置付けたこの作品は”なぜ人型ロボットが必要なのか(*6)”を論理的に突き詰めた最初でもありました。
 で、この方向性を決定したのが月刊OUT増刊号の”ガンダムセンチュリー”。"ミノフスキー物理学"や"AMBAC"といったSF用語満載で、本家のサンライズが採用した設定もあるという画期的な本でした。
 ガンダム人気を受けて後発である”月刊ニュータイプ(角川書店)”が創刊したのが1985年のことです。


〔VTRの普及と”超時空要塞マクロス”〕
 本ではないですが、このあとの時代のエポックメイキングなテクノロジーだったのがVHS(今のDVDみたいなモンと思ってください)。オタク評論家の岡田斗司夫がなんかで書いてましたが(”東大オタク学講座”だったかなぁ)、VHSの登場によってアニメの見方が決定的に変わったとのこと。今風に言うならフロー(流れて消えていく)のエンタテインメントだったアニメがストック化(蓄積、再生)でしょうか。つまりほとんど見直しのできなかったTVアニメが、ストップモーションやスロー再生ができるようになってより分析的な見方ができるようになったということです。上記の”バベルの塔”だってTV放送なら、あれっ? と思ってる間に過ぎちゃってってるんで、おぢさんにこんなにぐだぐだ言われることもなかったろうに・・・
 国立科学博物館の査主任調査員 川村俊明氏の論文によると家庭用VHSの普及期が1975年~84年頃で、普及期が1985年~94年頃だそうです。(私が初めてVHSを買ったのも確か84年頃でした。
 で、VHSの普及と時期を一にするのが1982年放映の”超時空要塞マクロス”。上記の岡田斗司夫がやってましたが”板野サーカス(*7)”と呼ばれる演出をコマ送りで見るなど、より分析的な視点で見ることが可能になった時期です。

〔”ウルトラマン研究序説”とエヴァンゲリオンの登場〕
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 1991年にあるユニークな本が発行されました。その名も”ウルトラマン研究序説”。若手学者による”ウルトラマン”の学術的考察といった内容で、後の謎本ブームの元祖となったような本ですが、この系譜にもっともマッチしたのが1995年に放映された”新世紀エヴァンゲリオン”。この作品が特徴的なのはモノゴコロついたころからアニメを見て”宇宙戦艦ヤマト”で思春期を送った世代(私と同じ世代です)が作り手に回ったこと。さらには監督の庵野秀明を始め、主要メンバーが大学のSF研究会出身ということです。”千冊読んだらSFってなんだかそろそろ分かるんじゃないかな(*8)”みたいなディープなSFの読み手が作った作品ですので、内容がとってもハード。SFから宗教学に至るまで、広範な知識がないとなにいってるか分かんない内容がてんこもりで、それを解説するのには”研究序説”的な本が必要だったんですね。

 まあ、この手の話題をやりだすと”宇宙戦艦ヤマト全記録集”や”機動戦士ガンダム 記録全集”といった豪華本から”ケイブンシャ 大百科シリーズ”まで枚挙に遑がないんですが。で、ひるがえって平成の御代。デアゴスティーニライクな分冊百科があり~の、ネットでいろいろ調べられ~の、映画館で公開中にDVDが出ぇ~の、放映直後に動画がネットにアップされ~のと情報満載です。思うに、作品のシリーズ化や、ドラマの複雑化大人の鑑賞に堪える作品の増加など作り手側の事情もあれば、マーケットの拡大や、アニメを卒業しない大人の増加(つまり私です)(*9)、SNSに代表される深読みする人のネットワークの形成なんかいろいろからみあって、現状、つまり儲かるビジネスになってるんでしょうなぁ。
 学生のころ、少ない小遣いはたいて本を買ってた、でも出版された本はだいたい買えた世代にしたらうらやましいのやら、驚いてよいのやらではあります。


《脚注》
(*1)バビル2世
 原作は漫画界の巨匠”横山光輝”、主人公”バビル2世”のCVはこれが初主演の神谷明、主題歌は”アニキ”ことアニソンの帝王”水木一郎”となかなかに豪華なメンバー。それなりにちゃんと作った作品だと思うんですがねぇ。
(*2)なんで建物が複数あるんだ?!
 ”バビル2世”では、バベルの塔は目印(救難信号)の為に建築されたものです。したがって、電波望遠鏡が複数の小さいアンテナから構成されているように、バベルの塔も高出力を得るために複数で構成される”群”であったと予想されます。事故により破壊されたのはアンテナではなく中枢コントロールである可能性が高く、これにより電波の発信ができなくなったのではないかと推測されます。
 といったことを考えるのがSF考証。まあ、”理屈と膏薬はどこへでも付く”とでも申しましょうか・・・
(*3)松本零士
 SFモノ、ミリタリー漫画を得意とした漫画家。いろいろ大人の事情があってリメイク版”宇宙戦艦ヤマト2199”に名前が出てこないのはオールドファンとしてはさびしい限りです、はい。
(*4)ヤングアダルト
 おおむね12歳(中学生)から19歳(大学生)あたりの世代。今ならライトノベルの読者層とでも言いましょうか。
(*5)ブループリント
 CAD(computer aided design)世代の若い人には分かんないかもしれませんが、昔は設計図はすべて手書きで、これをコピーするのにジアゾ式複写機(通称 青焼き機)が使われてました。このコピー機は原理上青い紙に白い線がでるというシロモノで、機械図面=ブループリントって時代でした。
(*6)なぜ人型ロボットが必要なのか
 レーダーが機能しない状況では人間なのか人型ロボット(モビルスーツ)なのかが判別できないもの。この”レーダーが効かない”状況を作り出したのがミノフスキー粒子に代表されるミノフスキー物理学。で、本来はデッドウェイトである手足をぶんまわすことで推進材を使わず姿勢制御をやる技術が"AMBAC(Active Mass Balance Auto Control 能動的質量移動による自動姿勢制御)”。
 まあ、今見ても良くできた設定です。
(*7)板野サーカス
 演出家”板野一郎”による立体的超高速戦闘アクションシーンのこと。そのスピード感やアクロバティックな動きって、斬新で驚きましたね、目がついてけなかったけど。
(*8)千冊読んだらSFってなんだかそろそろ分かるんじゃないかな
 はっきり言って、昔のオタクってすごい読書家だったんですよ。この辺の話は”オタクはすでに死んでいる”をご参照ください。
(*9)アニメを卒業しない大人の増加(つまり私です)
 アニメのではないですが、日経新聞にライトノベルの”涼宮ハルヒの憂鬱”の広告が掲載された時はちょっと驚きましたね。ビジネスマン=大人向きの新聞なのに、広告出して元取れるほど、大人の世界に浸透してるんだなぁ~ と。

3Dプリンターやクラウドソーシングを使えば、なんだか一発当てられそうな気になる本です(メイカーズ/布を作る機械)

 ども、明日はクリスマス・イブだというに、な~んも予定のないおぢさん、たいちろ~です。イカの塩辛でも買って帰りましょうか・・(*1)
 もしサンタさんがいて何かプレゼントをくれるとしたら今欲しいが3Dプリンターです。別に何が作りたいっつ~訳でもないんですが、昔できなかった銀細工のアクセ(*2)でも作って一発当てて見ようかしら(*2)。
 さて、こういう新しいモノ作りが今後の社会に与えるトレンドも知りたいな~と思ってまして、それが今回ご紹介する本”メイカーズ”であります。


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写真はたいちろ~さんの撮影。上は小岩井農場にあった機織り機、下は明治村にあった始紡機(粗紡機)です。


【本】メイカーズ(クリス・アンダーソン、NHK出版)
 原題は”Makers:The New Industrial Revolution(新しい産業革命)
 パソコンによるCADや個人で買える3Dプリンター、個人が少量の生産を委託できるメーカの登場、ネットワークを経由したコミュニティなどが、大量生産を基盤としたビジネスモデルを変え、まったく新しい産業革命を引き起こす、というクリス・アンダーソンによるパラダイムシフト”メイカームーブメント”を論じた本。
 この本を読むと”なんか自分でもつくってみようかな~”って気になります。
【道具】布を作る機械
 布を作るには短い繊維(綿や羊の毛など)や化学繊維に撚り(より)をかけて細く引き延ばし、出来上がった糸を縦横に組み合わせてゆく=機織りが必要になります。上の写真は家内制手工業で作られていたころの機械、下は工場制大量生産の機械の例です(このへんの流れは第一次産業革命として本書の詳しい)。
 義理の母が趣味で機織りをやっていますが、けっこう手間と時間のかかるシロモノみたいです。


 さて、この本の作者である”クリス・アンダーソン”という人はamazon.comに代表される極めて少ない需要のモノでも大量に集めるとビジネスになるという”ロングテール”や、無料で提供してもちゃんとビジネスとして成り立つという”フリー”なんかを提唱した”Wired”という雑誌の元編集長。日本でも同名の本が出てますが、面白いんだ、これが。”メイカーズ”も期待して読みましたが、予想にたがわず面白い本です。

 300ページを超える本ですのでいろいろなテーマが扱われてますが、いくつか気にいったのを挙げて見ました。

〔3Dプリンタやクラウドファクトリーによりモノがロングテール化する〕
 私の欲しがってる3Dプリンターみたいに個人がパソコンとCADソフトで個人の趣味とかかなりニッチなマーケット向けにモノが作成できるようになるということ。アマゾンの扱っている本や、iTunesのインディーズ音楽なんかもそうですが、かなりニッチなモノでも多少はニーズがあって、それが今までの大量生産だとビジネスベースにならなかったのが、上記のような技術革新でビジネス(趣味的なものも含めて)になるようになったつーことです。これをアンダーソンは”モノのロングテール”と言ってます。
 これは、モノの生産拠点にも影響を与えるそうで、生産量、消費地、生産地(人件費)との関係がこれから変化すると予想しています。本書ではアメリカ(近く)と中国(遠く)を縦軸に、生産量を横軸にグラフ化してます。100個単位なら消費地に近いアメリカ、1000個単位なら生産委託をする中国、これが1万個単位だと柔軟な生産が効くアメリカに戻って、10万個単位だとコスト削減のできる中国と波型に変遷するんだそうです。まあ、中国にやられぱなしっぽい日本のメーカーですが、どのマーケット狙うかによって柔軟な組み合わせすりゃ、もうちっと元気になるかも。

〔設計やデザインをする人がロングテール化する〕
 自分が考えてるものを作れるとなると、やってみたい人も増える訳です。いままでやってみたくても出来なかったこと(コスト的に見あわないということも含めて)が、できるようになる、売れるようになるとなると、ニッチな分野でも設計やデザインをする人増える、つまり裾野=テールの部分が増えてくる、これが人のロングテールです。
 まあ、現在のコミック・マーケットの興隆(*4)なんかを見てもそうですが、従来は出版社による大量出版が基本だったマンガが、デスクトップパブリッシングの普及や少量印刷の低価格化、販売機会の増加、さらにはWebによる発表環境の一般化などによって、マンガを書く(発表する)人口が増えたようなもんでしょうか?

〔ハードウェアがオープンソース化する〕
 上記が進むと、やりたいことを技術面でサポートしてくれる人に助けてもらったりとか、デザインはデザインの得意な人がやった方がいいとか協調関係を結んだ方がいいって考え方が出てきます。ソフトウェアの分野ではLinuxみたいなソースコードがオープン=公開されていて、よってたかって改良していくようなのを”オープンソースソフトウェア”といいますが、ハードウェアもこのようなオープンソース化してくってくという話です。まあ、何でもかんでも一人でってのは、あるレベルになると難しくなるでしょうし、上手な人に任せた方がうまくいくことも多いんでしょう。
 この前、”メーヴェ”を作った人の本を読んだんですが(*4)、こういったある程度高度で、かつおもいっきし趣味的な分野ってオープンハードウェアに向いてそうです。

〔将来はバイオテクノロジーもDIY化する〕
 現在ではまだ研究のコンセプトレベルだそうですが、将来はバイオ分野でもハードウェアでやってることができるようになるだろうと。簡単にいうとDNAを構造体として作る素材として、機械を使ってあれこれ組み立てられるようになるだろうと言ってます。
 まあ、ここまでくるとSFの世界ですが、まあ人間、出来るとなるとやっちゃうからな~~ そのうち”家庭でできるゾアノイド(*5) スターターセット”なんかがネットで売られるようになったりして・・・

 クリス・アンダーソンの本の邦訳は”メイカーズ”で3冊目ですが、全部読んでます。ビジネス、テクノロジーの両面で面白い本です。お勧めです。


《脚注》
(*1)イカの塩辛でも買って帰りましょうか・・
 ”クリスマス・イブの夜に一人ぼっちの女の子にサンタに化けたブラックスワンがイカの塩辛をプレゼントする”というアフラックのCMイカの塩辛という意味のないプレゼントと、有吉弘行と大久保佳代子の気の抜けた掛け合いがけっこうお気に入りのCMです。ご覧になりたい方はこちらからどうぞ。
(*2)銀細工のアクセ
 ”アートクレイシルバー(銀粘土)”というやつで、粘土状の純銀を造形して乾燥、焼成、さらに研磨すると銀の細工が出来上がるという手芸の一種。東急ハンズで売ってて欲しかったんだけどな~。今だとネットで”スターターセット”が3,000~10,000円程度で買えます。
(*3)コミック・マーケットの興隆
 コミックマーケットとは世界最大規模の同人誌即売会のこと。てか、東京ビッグサイトを全面使用して満員にするという日本最大級のイベントでもあります。公式HPによると2013年の夏コミでは参加サークル数35,000、来場者59万人だったとか。13年12月29日~31日の開催日にはメイン交通機関であるゆりかもめがコミックマーケット用に臨時列車を運行するというからハンパないです。
(*4)”メーヴェ”を作った人の本を読んだんですが
 ”メーヴェ”というのは宮崎駿監督の”風の谷のナウシカ”に登場する架空の飛行機。これをモデルにホントに飛ぶ飛行機を10年がかりで作った人が書いたのが”ナウシカの飛行具、作ってみた(八谷和彦、幻冬舎)”という本です。詳しくはこちらをどうぞ。
(*5)ゾアノイド
 ”ゾアノイド(獣化兵)”は”強殖装甲ガイバー”(高屋良樹、角川書店)に登場する人間の遺伝子に情報を付加することで“変身”が可能となった強化人間のこと。
 この作品の特徴は主人公を含め敵キャラも多品種少量生産タイプが多数登場すること。ワンアンドオンリーのも試作体なんつープロトタイプも存在します。元々の設定が、太古に飛来した宇宙人が人間という素体をべースにさまざまな兵士を作り出すということなので、同一性能のゾアノイドが遺伝子プログラム?で作りだすことが可能になってるみたいです。

江戸の粋は水のようなもの、日本の文化はわび・さび・もえ!!(見とこ、行っとこ、トコトコ東京/銀座和光本店)

 ども、もう東京に来て20年以上たつのに、いまだにネットの乗り換え案内を使わないと目的地に行けないおぢさん、たいちろ~です。
 東京というところは面積だと日本で3番目に狭いくせに(*1)、やたらと人はいるわ有名なスポットがあるわといった土地柄です。まあ、単身赴任のおぢさんが仕事もないのに六本木だ渋谷だに行くはずもなく、どこに何があるかはよくわかっておりません。
 これがひきこもりの地方の人にとってはもっとわけのわからん場所なんでしょう。
 ということで、今回ご紹介するのは四国松山在住の引きこもり漫画家”もぐら”が見た東京の本”見とこ、行っとこ、トコトコ東京”であります。


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写真はたいちろ~さんの撮影。和光銀座本店です。


【本】見とこ、行っとこ、トコトコ東京(もぐら 飛鳥新社)
 各県を擬人化した漫画”うちのトコでは(*2)”の作者”もぐら”による3冊目のコミックエッセイ。江戸情緒があるとことか、オタクスポットとか、カルチャーを見るとか、一応テーマ別に回っています。しかしこの人、よっぽと人ごみ嫌いなんだろうな~~
【旅行】銀座和光本店
 銀座4丁目交差点にある和光の本店です。高級専門店がそろってるそうですが、入ったことありません(ちょくちょく前は通るんですがねぇ・・)
 ”ゴジラ”の第1作(*3)で、時計塔の鐘の音に怒ったゴジラに破壊されたことで有名。和光はこの時計ビル破壊に激怒しで猛抗議したそうですが、コンテンツーリズム(*4)なんてなかった時代の話。今だったらお願いしに行ったでしょうに。


 本書から、いくつかのエピソードを

〔銀座にはこれといた観光スポットはありません〕
 案内役の東京さんが銀座を紹介するシーンですが、言い放った一言がこれ

  銀座にはこれといた観光スポットはありません
   (中略)
  海外からのお客様方も この繁華街を歩き、
  ブランドものを買うこと自体を観光として楽しんでいるようです

 確かに買い物をしないおぢさんにとって、銀座って観光名所って感じじゃないですね。文化人とかが多いんで”○○先生が通った店”みたいな紹介をしてますが、その中で唯一観光名所っぽい説明をしてるのが”銀座和光”

  東京さん:もぐらさん 見てください あのビル
  もぐら :あー ハイハイ すごいんですね 文化人ですねー
  東京さん:いいえ ゴ●ラに壊されたビルです
  もぐら :それはすげえ 何かすげえ!

 すいません、私も同じ感想持ちました。


〔東京の上品なところで食べたら コレうまいけど・・・〕
 東京さんの案内でもぐらさんと高知さんがウナギを食べに行った時のエピソード。東京のうなぎはタレあっさりのふんわりタイプ、高知(四万十川)のはタレあまめに天然かみごたえアリだそうですが、この2つを比べての高知さんの一言。

  でも東京の上品なところで食べたら コレうまいけど
  四万十で食べたらイマイチ物足りんと思う
  こんなにアッサリ柔らかじゃ 四万十の雄大な自然には負ける
  食事っちゅーのはその場の風景とか雰囲気とか そういうの全部含めてじゃろう
  これは別料理でうまい! それで良し!

 ”うちのトコでは”でも書きましたが、料理って地方文化を如実に表してるモンなのでこれでOKです。ウナギ、最近食べてないなぁ・・・


〔セレブめ このセレブめ〕
 東京での困りもんの一つに”モノが高い”ってのがあります。特に昼飯なんかは1,000円オーバーなんてざらですのでサイフをモロ直撃します。地方出張なんかに行くと”えっ、この味とボリュームでこの値段!!”と改めて東京の高さを実感することも。
 東京さんに高級店に連れてってもらったもぐらさん。1,000円のプリンを見て言ったのが上記の一言。もっとも東京さんとしては

  高い物を高く売るのは経済的に正しいのです!!

   (中略)
  よい物には それなりのよいデザインの包装・宣伝で
  高くてもその高い値段自体が評判になる

と言ってますが、そうおっしゃいましても庶民にとってはねぇ・・・


〔「江戸っ子」ってなんですか?〕

 秋葉原を案内する東京さん。電機街からオタク文化の聖地に変貌した秋葉原について

  なぜなら日本の文化は わび・さび・もえ!!
  今や「もえ」は世界に誇るコンテンツ 主要産業 貿易黒字
  アキバは「もえ」目当てで来た外国人から外資を獲得しているのです!!

 ”わ~~、言いきっちゃったよこの人”的な発言です。対して江戸っ子バージョンの東京さんは

  江戸っ子の愛する粋ってのは 水みてえなモンだと思うんだ
  四角い容器に入れたら四角くなり 丸い器に入れたら丸くなり
  だけど「水」ということそのものは変わらない・・

  

歴史的文化遺産と萌えの聖地が並び立つ(*5)、柔軟といえば柔軟、融通無碍といえば融通無碍、無節操と言えば無節操な不思議な街東京であります。まだ行ったことないトコ多いけど、だれか案内してくんないかな~~ できれば綺麗なおねいさんで・・・


《脚注》
(*1)面積だと日本で3番目に狭いくせに
 都道府県の面積を狭い順に並べると1位 香川県(1,876km2)、2位 大阪府(1,897km2)、3位 東京都(2,187km2)、4位 沖縄県(2,275km2)、5位 神奈川県(2,416km2)と東京都は3番目に狭いです。これで1,300万人以上の人間が住んでるんですから電車が込み合うはずです。
(*2)うちのトコでは(もぐら 飛鳥新社)
 各県の県民性をネタに擬人化した漫画。マンガとはいえ県の特徴をよく捉えているので、地理の勉強にもなります(なるかなぁ?) 詳しくはこちらをどうぞ
(*3)”ゴジラ”の第1作
 1954年に東宝が公開した怪獣映画の元祖。監督は本多猪四郎&円谷英二。
 水爆実験により誕生した巨大生物”ゴジラ”が東京を襲うというお話。
 2014年にアメリカで再映画化されるそうですから、ウルトラマンや仮面ライダーをしのぐ超ロングライフなコンテンツってことになります。
(*4)コンテンツーリズム
 小説やアニメ、映画などに登場した場所へ旅行に行くこと。いわゆる”聖地巡礼”。成功すれば観光客の増加によるけっこうな経済効果が見込めるシロモノです。
(*5)歴史的文化遺産と萌えの聖地が並び立つ
 測ってみたら、本書に出てくる上野寛永寺と秋葉原って2Kmも離れてないんですね~ 山手線だとやたらすぐ着くと思ったら。

地図を見て発想の転換をしてみましょう!(県庁おもてなし課/逆さ日本地図)

 ども、地図の読めるおぢさん、たいちろ~です。
 先日、大阪から会社の知り合いのお嬢さんが仕事で地元に来ることになりまして、”せっかく来るんだからドライブにでも”とおもてなしをすることになりました。ジモッティのお嬢さんと奥様と4人でやれ温泉だ、観光地だ、ウイスキーの工場見学だと(呑んベのお嬢さんだったので)半日ほどぐるぐると。
 で、そのお嬢さんから

  この車、カーナビついてないんですか?(*1)

 すいません、貧乏なのでつけてません。そういえば、最近読んだ本でこんなエピソードもあったな~(*2)ということで、今回ご紹介するのは地元の観光振興をする県庁職員の本”県庁おもてなし課”であります。


Photo
画像は”環日本海諸国図”、通称”逆さ日本地図”です


【本】県庁おもてなし課(有川浩、角川文庫)
【DVD】県庁おもてなし課(原作 有川浩、主演 錦戸亮、堀北真希、船越英一郎)
 高知県の観光振興のために新しく設立された”おもてなし課”。若手職員の掛水史貴は地元出身の人気作家”吉門喬介”に観光特使を依頼する。吉門から多くの駄目出しをされ、彼の”スタッフに若い女性を入れる”というアドバイスにより”明神多紀”を、そして観光コンサルタントとして”清遠和政”を参画させることになる・・・
 高知県観光振興部”おもてなし課”(*3)をモデルにした観光振興ラブコメ
【旅行】逆さ日本地図
 富山県が国土地理院長の承認を得て製作した日本海を中心に南北をひっくり返した地図。別に特殊な加工をしたわけでもないのに、まったく別な場所のような印象を受けます。


 さて、本書の真の主役は何と言っても”清遠和政”! かつて高知県への”パンダ誘致論”を唱え、失意のうちに県庁を去ったおぢさん。まあ、高知県の懐具合もわからんでもないですが(*4)、要は発想の転換と実行力があるかどうかがプロジェクトの成功を決めるということです。
 有川浩の小説って、けっこう魅力的なおぢさんがいっぱい出てきます。烏丸参事官とか、玄田隊長とか、鷺崎室長とか(*5)。清遠和政もまさにこの系譜。”高知県まるごとレジャーランド化”を初手から吹くかまし方は烏丸参事官のごとく、若い職員の掛水と多紀ちゃんをあちこちひっぱりまわして実体験をさせる行動力は玄田隊長のごとく。それに高知の自然を”開発下手”(失礼!)の行政の遺産と言いきる口車のうまさは鷺崎室長のごとく。

  何も『開発下手』やき今まで持て余してきて自然が残っちょりました、
  らぁて言う必要はない。
  高知は元々自然との共存を重視しちょったき都市開発には積極的やなかった、
  と吹いちょったらえいがです。
  イメージ戦略はホラ吹いとったが勝ちじゃ

 DVDで高知の美しい自然のカットがたくさん出てきますが、これらを点々の単体で差別化するってのは実は難しそうです。でもこれを線でつなげて”高知が丸ごとアウトドアのレジャーランド”というイメージで面に展開するって発想は”パンダ誘致論”なんつ~ぶっとんだこと考える人じゃないとできないだろうし、それを実現できそうだと思わせる弁舌ってのは魅力あふれるホラ吹きじゃないとできないのかも。
 ここでうまく使われているアイテムが”地図”。

  こうやって地図で見ると一目瞭然ですろう。自然が多い。
  海、山、川、仰げば自然を見下ろす空。何でもある。
  しかも、それらが全部かなりきれいに保たれちゅう。
  高知が自慢できるものといえば豊かな自然です。
  その反面、高知には自然しかない

 だから発想を転換せねばならんと。地図での発想の転換という意味で思い出したのが上記の”逆さ日本地図”。あるセミナーでこの地図を見たんですが、まさにぶっ飛びましたね。日本海とか東シナ海がまるで内海。竹○や尖○列島の領有権争いだって”何をご近所同士でちまちまと・・”って気になります。この地図見ながら交渉すれば、防○識○圏だってもうちっと違った展開がありそうな・・

 もう一人面白かったのはおもてなし課の状況を作った作家の”吉門喬介”。DVDでは”暗いに~ちゃん”ってイメージが強いですが、原作ではもっと策士な人、ラブコメしてるけど。原作では最後にインタビューへ吉門をひっぱり出した掛水に対して

  吉門:人を客寄せに使おうとしたんだ、自分だけ楽が出来ると思うなよ。
     乗るか乗らないかどっちだ、今決めろ
  掛水:選択の余地ないやないですか!
     対談苦手だとか言ってたくせに自分で話大きくしてきて!
  吉門:労力が一緒なら箱は大きいの選ぶよ、当たり前じゃん

 この人も年とりゃ、清遠みたいになるんだろうな~~

 原作もDVDもそれぞれ面白かったです。ぶっとび具合を楽しみたいなら原作を、映像としての遊びゴコロを楽しみたいならDVDを(*6)。どっちもお勧めです。


《脚注》
(*1)この車、カーナビついてないんですか?
 SBIホールディングスのアンケート調査によると2013年現在のカーナビ普及率は80.2%と8割を超えているんだとか。スマホのカーナビ機能も入れると100%近いんじゃないかなぁ。でも、スマホでカーナビすると電池食うんだよな~
(*2)こんなエピソードもあったな~
 ヒロインの多紀ちゃんが、カーナビなしに目的地にいくのに案内板の不備に気がつくというエピソードです。電通の調査だと、1997年のカーナビ普及率は5.1%だそうですので、一昔前は当たり前だったんですけどねぇ
(*3)高知県おもてなし課
 ”高知県おもてなし課”は高知県に実在する部署。HPも工事中だらけではなくちゃんとできています。設立は2007年だそうですが、当時の県知事は元NHKのキャスターで現在コメンテーターとしても活躍する橋本大二郎です。
(*4)高知県の懐具合もわからんでもないですが
 なにかというと”金がない”話のでてくる高知県ですが、高知県の2013年度一般会計予算は4,456億円。高知市は1,387億円ですから足しても6,000億円に足りません。パンダ誘致に成功した神戸市は単体で7,101億円ですから高知県だけだと2/3以下、足しても8割強といったところ。
 ちなみにパンダを誘致するには中国へのレンタル料などを含めつがいで年間約1億円ぐらいかかるんだそうで、入園料だけで採算考えててはとても誘致できるシロモノではなさそうです。
(*5)烏丸参事官とか、玄田隊長とか、鷺崎室長とか
 玄田隊長 :”無法は無茶で叩き潰す”図書特殊部隊の隊長。
       キャチフレーズの”喧嘩屋中年”はだてではない実戦力の人。
       ”図書館戦争シリーズ”(角川文庫)に登場
 烏丸参事官:巨大甲殻類に襲われる横須賀という”非常識事態”に対処する警察庁参事官。
       ”状況を自衛隊に引き渡す”という警察官僚とは思えない作戦を企図した人
       ”海の底”(角川書店)に登場
 鷺崎室長 :”詐欺師 鷺坂”の異名を持つ航空自衛隊広報室長。
       植木等を彷彿とさせるスチャラカなくせに状況を作り出すおちゃめな人
       ”空飛ぶ広報室”(幻冬舎)に登場。
 いずれ劣らぬ魅力的なおっさん達です。
 そういや”三匹のおっさん”というぢぢいのシリーズもあったなぁ
(*6)映像としての遊びゴコロを楽しみたいならDVDを
 こまかな演出ですが、吉門の本が有川浩の本のパロディーになってますし
  クジラの啓示  ← クジラの彼(角川文庫)
  海の声     ← 海の底(角川文庫)
  フリーターの・・← フリーター、家を買う(幻冬舎文庫)
  ピエロの翼   ← 空飛ぶ広報室(幻冬舎)
  さよならヘブン ← ヒア・カムズ・ザ・サン(太陽は来ました)(新潮文庫)

腐ってない納豆は ただの大豆っしょ(うちのトコでは/納豆)

 ども、関西出張の際は551の豚まん(*1)を買って帰るおぢさん、たいちろ~です。
 食文化は地方によって異なるものの代表です。私も関西から東京に転勤になった時に東京では”豚まん”のことを”肉まん”と呼んでいて、へぇ~と思いました。これはどうも関西では”肉”と言えば牛肉がデフォで関東では豚肉だからだようです。
 ということで、今回ご紹介するのは各県を擬人化した漫画、”うちのトコでは”であります。
  ××県民都民 カミングアウト!(*2) 


0469

写真はたいちろ~さんの撮影。水戸の偕楽園で売っていた”納豆”です。


【本】うちのトコでは(もぐら 飛鳥新社)
 各県の県民性をネタに擬人化した漫画。
 いつもノリノリの”大阪さん”、”タカビーな京美人”京都さん”、ファッションブルな”神戸さん”、姐御肌の”福岡さん”と美少女県民キャラが満載。わらわら表れる岐阜さんもかわいいけど。
 県民性が他県の人からどう見られているかよくわかります
【食べ物】
 大豆を納豆菌によって発酵させた発酵食品。昔は
  アッコちゃん 来もせず 用もないのに 納豆売りが
  ハーハー ナットオー!!
 (*3)
 と歌われたように行商もあったそうですが、現在は冷ある蔵施設のスーパーマーケットが主流。生産量日本一は茨城県、意外なことに消費量日本一は福島県。逆に消費量最下位は和歌山県です。


 さて、地方ネタ満載の本書ですが、今回は第3巻から食べ物ネタをいくつか

腐ってない納豆は ただの大豆っしょ
 私が単身赴任で東京の寮に入った時に”関西出身です”といったらまず聞かれたのが

  納豆、食べれますか?(*4)

 まあ、”関西人=納豆を食べない”というのがお約束でしたので。本書によると、納豆は時間がたつとまずくなるので、流通時間が長く温暖な西日本はダメだったそうです。西日本の納豆に、

  こんな納豆は腐っている!!

と怒りをあらわにする茨城さんに対し

  腐ってない納豆は ただの大豆っしょ

というボケを返す和歌山さんってのが出てきますが、関西人の感覚ってこんなモンです。


〔俺の伊勢海老は日本一ーっ!〕
 先に言っときますが、本書は2013年2月の発刊ですので百貨店やレストランで相次いだ”メニューの虚偽表示事件(*5)”より前の話です。

  俺の伊勢海老は日本一 ーっ!

と千葉さんが自慢するように、実は伊勢海老の漁獲量日本一は三重県ではなく千葉県。伊勢海老はエビ目イセエビ科に属するエビの一種で房総半島以南から台湾まで、九州、朝鮮半島南部に広範囲に分布するエビのこと。だから”伊勢”で採れたエビではないんですね~~(*6) もっと言うと英語では”Japanese spiny lobster”ですんで、日本で採れてればALL OK!みたいな。欄外で千葉の人のコメントとして

  偉い人が安房海老だか千葉海老だか房総海老じゃダサいからということで
  伊勢海老という名前をつけたらしいです
  ディズニーも同じ原理です。ひどいです偉い人(笑)

というのが載ってますが、今だったらけっこう物議を醸すでしょうなぁ


〔「喫茶店」に求めるモノは何ですか?〕
 上記の質問に対するお答えがこれ

  大阪さん:適切な客単価と回転率やろ!!
  愛知さん:主人(ホスト)感覚で連れをもてなす居心地のよさ!
  東京さん:マンガにメイドに猫 喫茶店に必要なのは独自の付加価値!

まあ、”漫画喫茶は名古屋発祥だで”とつっこんでいますが。
 ちなみに、ノーパン喫茶(*6)の発祥の地は大阪ではなく京都だとか。当時、”あべのスキャンダル”というチョ~有名なお店があったので、大阪だと思ってました。どうでもいい話ですが、安倍首相の経済政策は”アベノミクス”と呼んでるから、スキャンダルで失脚したら”アベノスキャンダル”とか言われんダろうなぁ、きっと


〔さんまにはかぼすかすだちか?!〕
 さんまに合う柑橘はどっちかと言い争う大分さんと徳島さん

  大分さん:さんまには かぼすっちゃー
  徳島さん:いいや すだちじゃー

大分はかぼすの生産量トップ、徳島はすだちの生産量トップですが、どっちも美味しいです、はい。
 さんまといえば落語ネタの”目黒のさんま”が有名ですが、目黒区の”目黒のさんま祭”では宮城県気仙沼市のさんま+大分県臼杵市産のかぼす品川区の”目黒のさんま祭”では岩手県宮古市のさんま+徳島県神山町のすだちの組み合わせで出てきます。


〔卵焼きは甘く、だし巻きは塩辛いです〕
 単身赴任寮で驚いたことのですが東京の卵焼きは甘いんですな~~
 関西のだし巻き(東京で言う卵焼き)は名前の通り出汁をいれるので塩辛いです。京都さんが

  日本食において卵焼きとだし巻きは違うモンやと断言します!

といってますが、違うモンです。地元に行かれた時はぜひお試しください

 まあ、マンガとはいえ県の特徴をよく捉えているので、地理の勉強にもなります(なるかなぁ?) ご一読のほどを


《脚注》
(*1)551の豚まん
 大阪の定番のお土産。日経新聞の”何でもランキングランキング”で喜ばれる土産の1位、みんなで食べたい取り寄せ点心の2位になってました。
 会社名は”蓬莱”で、”551(ごーごーいち と読みます)”はお店のニックネーム。関西では”551はどこ?”で通用します。
(*2)東京都民 カミングアウト!
 日本テレビで放映されているバラエティ番組”秘密のケンミンSHOW”の司会者、みのもんたの決め台詞。みのもんたのバッシング全盛期でもこの番組だけは出演自粛してませんでした。だって、楽しそうなんだモン!
(*3)アッコちゃん 来もせず 用もないのに 納豆売りが~
 赤塚不二夫の少女漫画”ひみつのアッコちゃん”のアニメ第一作のエンディングテーマ”すきすきソング”より。オープニングは今でもよくかかりますが、エンディングも水森亜土の歌声のりのりで結構いい曲です。カラオケなんぞで彼女相手に歌ってみてもいいかも。フラれても知らんけど
 ちなみに作詞 井上ひさし、山元護久、作曲 小林亜星とけっこうな顔ぶれ。曲はこちらからどうぞ。
(*4)納豆、食べれますか?
 当時は、寮の朝食に納豆を出すのが規則だったです。一応”健康に良いから”という理由からだそうですが・・・
(*5)食材の虚偽表示事件
 2013年10月に阪急阪神ホテルズが行った”表示と異なった食材を使用したメニューがあった”と発表以来、まあ、出るわ出るわのオンパレード。たった1ケ月かそこら前のことですが、改めて調べて見ないと最初がどこだったかさえ覚えてませんでした・・
(*6)”伊勢”で採れたエビではないんですね~~
 ただし、”松阪牛”は黒毛和種、未経産雌牛、三重県・中勢地方の産地限定などなど定義が明確になっているので、この定義に外れる牛肉を”松坂牛”を呼ぶと偽装表示になります。
(*6)ノーパン喫茶
 ウエイトレスのお姉さんがノーパンでコーヒーを運んでくれるという喫茶店。行ったことないけど。
 ちなみにこれのバリエーションとして”ノーパンしゃぶしゃぶ”というのもありました。当時の大蔵官僚がここで接待を受けていたということをマスコミが暴露、大蔵省解体から財務省&金融庁再編の遠因になったという日本金融財政史に残る風俗になりました。

いやー、見た目でデザインしたら偶然空を飛ぶ形をしてたんだと思うよ(ナウシカの飛行具、作ってみた/メーヴェ)

 ども、折りたたみ式携帯電話でスタートレックごっこをやっちゃった(*1)おぢさん、たいちろ~です。
 小説であれ、漫画であれ、アニメであれ作品に登場したモノを実際に見てみたいという思いはまあ、誰にだってあります。コスプレに向かえばおとなしいモンですが(おとなしいか?)、ガンダムなんかだとシャレにならない人が集まるし(*2)、鉄腕アトムだとコンプレックスになったりなんかします(*3)
 まあ、この手のものは現在の技術では初手から”出来ね~”ってのから、出来そうで出来ないものも多いです。が、”出来なさそうで、作ってみたらで来ちゃった!”ってものもたまにはあります。
 ということで、今回ご紹介するのは実際には飛びなさそうで実は飛んじゃったものを作っちゃった人の本”ナウシカの飛行具、作ってみた”であります。
 飛びます! 飛びます!! (片岡鶴太郎のモノマネ風に)

Photo

上の画像は”風の谷のナウシカ”に登場するメーヴェ
下の動画はYouTubeより。ナウシカのメーヴェを飛ばす八谷和彦さん。


【乗り物】メーヴェ
 宮崎駿監督の”風の谷のナウシカ”(スタジオ・ジブリ)に登場する架空の飛行機というかモーターパラグライダーみたいなもの。”メーヴェ”とはドイツ語で”カモメ”のことだそうですが、確かにカモメを彷彿とさせる美しいフォルムです。ナウシカもこれに乗って”私はカモメ(*4)”とか言ったんでしょうか?
【本】ナウシカの飛行具、作ってみた(八谷和彦、幻冬舎)
 サブタイトルが”発想・制作・離陸--- メーヴェが飛ぶまでの10年間”とあるように、ナウシカに登場するメーヴェを10年がかりで作成した八谷和彦による”OpenSkyプロジェクト”のノンフィクション。八谷和彦という人は実は”ポストペット(*5)”の開発者でもあります。


 さて、このリアルメーヴェ、アニメに登場するよりはやや大ぶりですが(*6)(アニメ版は推定全幅5m 重さ12kg、リアル版は9.63m 88.6kg)、ちゃんと飛びます。しかしまあ、アニメ雑誌”アニメージュ”への連載開始が1982年、ジブリの映画の公開は1984年ですからほぼ30年がかりでジェットエンジン付きメーヴェが初飛行したことになります。実際に八谷和彦がメーヴェを作ろうと思い立ってからでも10年がかりですがら、大したモンです。

 あと下世話な話ですがお金。試作用リモコン機、人が搭乗できる初号機のM-01、エンジンなしのM-02、エンジン付きのM-02Jと合わせて9,000万円以上の費用がかかってるんだとか。会社の事業としてだそうですが、利益の見込めないプロジェクトにも関わらずここまでお金をかけるってのは、けっこういい性格してます。

 でも好きなんですよね~~、こういったバカバカしいプロジェクト(褒め言葉です!)に突っ込んでって完成させちゃう人って。まあ、”おちゃめなプロジェクトX(*7)”とでも言いましょうか。
 それに、この人はメディアアーチストだからか形から入るってものあって、ナウシカのコスプレ作って女性に着せたりとか。こういうのがあるとコスプレってのもまんざら捨てたモンじゃないかと(ご本人はコスプレではないと言ってますが・・)

 加えてすごいのはやはり宮崎駿監督。メーヴェというのは形としては無尾翼機という分類になります。巻末にあさりよしとおの”無尾翼機のひみつ”という”まんがサイエンス(*8)”の出張版がついてますが、その中で無尾翼のことを評して

  あさりちゃん:この飛行機の場合は?
  あやめちゃん:そんなの カッコいいからに決まってるでしょ!!
  あさりちゃん:なるほど-- そういう設計思想だったのね
  まなぶくん :いやー、見た目でデザインしたら偶然空を飛ぶ形をしてたんだと思うよ
  よしおくん :それを言っちゃオシマイよ

てな会話をしています。本書では宮崎監督は”メーヴェは実際には飛ばないと思っている”といった話を書いていますが、それでも実際に飛ぶものができちゃうんだから、やっぱり宮崎駿って人はずば抜けたデザインセンスの持ち主なんでしょうね~~

 本書は、日本の航空技術史の話だとか、東日本大震災の話だとか、上記のあさりよしとおや堀江貴史も参加する”なつのロケット団”の話だとか寄り道もいっぱいあって面白い本です。風の谷のナウシカファンにはぜひ。


《脚注》
(*1)折りたたみ式携帯電話でスタートレックごっこをやっちゃった
 ”スタートレック”(製作 ジーン・ロッデンベリー)に登場するコミュニケーターという通信機はパカッと蓋が開く構造になってて、折りたたみ式携帯電話みたいな形をしています。このタイプの携帯電話を初めて持った時に
  カークより エンタープライズ
とか言って遊んだのは私だけじゃないと思うんですが・・・
Photo_2
(*2)ガンダムなんかだとシャレにならない人が集まるし
 2009年に開催された”GREEN TOKYO ガンダムプロジェクト”では当初予想の150万人を大幅に上回り415万人以上の人が集まったんだとか。その一人が私です、すいません。
(*3)鉄腕アトムだとコンプレックスになったりなんかします
 何かで読んだんですが、ロボット工学をやってる人って自分の作ったロボットを”鉄腕アトム”と比較されるのってとってもつらいんだとか。
 まあ、なんとか二足走行をクリアした技術レベルからすりゃ、10万馬力で空を飛び、善悪を見分けられる電子頭脳なんかを期待されるのはつらいでしょうなぁ・・
(*4)私はカモメ
 1963年にボストーク6号に搭乗した女性としては世界初の宇宙飛行を行ったソ連の宇宙飛行士テレシコワの言葉。この言葉は彼女が宇宙で発した最初の言葉で、最初に聞いた時は”ロマンチックな人だな~”とか思ってましたが、これは彼女の個人識別用コールサイン”チャイカ(ロシア語でカモメ)”だったから。知らん方が良かった知識かも・・
(*5)ポストペット(PostPet)
 ある世代には懐かしいかわいい系メールソフト。今のLINEユーザーには想像しにくいかもしれませんが、1990年代後半の愛想もなんもないメールソフトの中で、かわういテディベア”モモちゃん”がメールを運んでくれるというソフトは画期的でした。
(*6)アニメに登場するよりはやや大ぶりですが
 本書によると飛行機が飛ぶ重量は速度の2乗と翼面積に比例するので、条件にもよりますがおおむねこれぐらいの大きさになるんだそうです。
(*7)プロジェクトX
 NHKで2000年~05年に放映されたドキュメンタリー番組。技術者達が苦労の末にプロジェクトを成功させるという物語は実に中年のおぢさん達の琴線に触れるモノでした、はい。
(*8)まんがサイエンス
 学研の”5年の科学”、”6年の科学”に連載されていたあさりよしとおの科学学習漫画(現在は”大人の科学マガジン”に連載)。子供向けの本ですが、大人が読んでも面白いんですね~、これが。お勧めです。
 ちなみにあさりよしとおは”なつのロケット(白泉社)”というマンガも書いています。

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