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2013年5月

どこぞで見たようなタピスリーを見に行ってきました(機動戦士ガンダムUC/貴婦人と一角獣展)

 ども、貴婦人とお付き合いをしてみたいな~と思ってるおぢさん、たいちろ~です。
 先日、街を歩いていると貴婦人と一角獣が描かれているポスターを見かけました。
 このデザイン、どこぞで見かけたような・・・
 おぉ、これは”ガンダムUC”でビスト家に飾ってあったタピスリー(*1)ではないか!! なんでも、国立新美術館で展示会があるとのこと。ということで、さっそく見に行ってきました。


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写真は”貴婦人と一角獣展”のポスターです。


【本】機動戦士ガンダムUC(福井晴敏 角川文庫)
【DVD】機動戦士ガンダムUC(原作 福井晴敏、制作 サンライズ、バンダイビジュアル)
 宇宙世紀0096年。政財界に絶大な影響力持つビスト財団は、ネオ・ジオン残党軍に”それが開かれる時には連邦政府が滅びる”と言われる”ラプラスの箱”を託すことで新しい時代を拓こうとしていた。しかし、それには鍵である”ユニコーンガンダム”と箱に至る道をクリアしていく必要があった。
 戦争の危機を阻止するために、ザビ家の遺児であるミネバ(オードリー・バーン)と、その争いに巻き込まれたバナージ・リンクスは・・・
【旅行】貴婦人と一角獣展
 フランス国立クリュニー中世美術館所蔵のタピスリー”貴婦人と一角獣”の展示会。
国立新美術館にて2913年4月24日より7月15日まで開催されています(大阪に国立国際美術館は7月27日~10月20日まで)。
 詳しくは公式HPをどうぞ。


 私は知らんかったんですが、この”貴婦人と一角獣”ってもともと有名な作品だったそうで、リルケの”マルテ・ラウリス・ブリッケの手記”にも出てくるんだとか。リルケの”オルフィイスのソネット”という詩も”機動戦士ガンダムUC”に引用されているので、因縁浅からぬ作品です。

 タピスリーは”触覚”、”味覚”、”嗅覚”、”聴覚”、”視覚”に”我が唯一の望み”を加えた6枚。で、これがまたでかいんだな~~。最大の”我が唯一の望み”で高さ約3.8m、幅約4.7m。6枚並ぶとさすがに迫力あります。

 展示会に行って初めて知ったことも結構ありました。
 まずは、このタピスリーの発注者ですが”ル・ヴィスト家”とのこと。えぇっ、ヴィスト家ですか!? ”機動戦士ガンダムUC”でこのタピスリーを所有して、ユニコーンガンダムを開発(発注)したのがビスト家当主のカーディアス・ビスト。ここから持ってきてるんだ!

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 アニメを見てた時には気が付きませんでしたが、侍女の持っている白い箱。これはガンダムでは”ラプラスの箱”と対になっているんですね。

  侍女が小さな櫃の蓋をあけた。
  その中かから貴婦人は鎖をひとつ取りあげる
  ずうっと蔵いこまれていた重い、立派な装身具。

   (リルケ”マルテ・ラウリス・ブリッケの手記”)

 箱をあける貴婦人と侍女がオードリーとバナージ鎖がビスト家を縛りつけたもの装身具がビスト家に繁栄をもたらした価値ずうっとしまいこまれていたというのは宇宙世紀の誕生から1年戦争~シャアの反乱に至る歴史の流れのメタファーでしょうか。

池田昌子(*2)が語る音声ガイドでは、貴婦人はこの装身具を箱へしまおうとしている説と、出そうとしているという説があるんだとか。このあたりも、ラプラスの箱の秘密を明かすか明かさないかというガンダムのストーリーとの重ね合わせになっているような。

 当日の展示会の様子ですが、タピスリーということもあってか、年配のご婦人方が多いように見受けられましたが、ハイティーンや20代前半ぐらいの若者もちらほらと。2~3割ぐらいかなぁ。きっと、ご婦人方は純粋に”中世フランス芸術としての貴婦人と一角獣”を見に来てて、若者は”ガンダムUCに出てたタピスリー”を見に来てんだろ~な~

 不思議に思ってたんですが、この展示会の宣伝に”ガンダムのネタ”ってのをほとんど使ってないんですね。配布用のパンフレットには一言も触れていないし、公式HPを見ても

  詩人リルケの小説『マルテの手記』を朗読するのは、
  「機動戦士ガンダムUC」フル・フロンタル役でも知られる池田秀一さん!

とあるだけ。こっちは絶対狙ってやってるキャスティングなんだから、角川書店やサンライズとコラボして宣伝すればもっと若者が集客できるだろうに。なんだか大人の事情があるんでしょうか?

 逆に図録のほうには新国立美術館の南雄介副館長(*3)が解説で

  ≪我が唯一の望み≫に描かれた宝石箱は「ラプラスの箱」に重ね合わされ、
  また「第六感」がガンダム・サガを通じて登場する「ニュータイプ」
  (直感力や反射神経が常人より優れた新人類)と関係づけられるなど、
  タピスリーは小説版で全8話・10巻に及ぶ長大な物語全体の鍵となっている。

と書いてます(*4)。
 まあ、こっちは年配のご婦人方にはなんのこっちゃまったくわからんだろうなぁ・・

 ”貴婦人と一角獣”はガンダムうんぬんは別にしてもそれ自体が高い美術的価値を持つ作品。一見の価値はある作品だと思います。


《脚注》
(*1)タピスリー
 壁掛けなどに使われる室内装飾用の織物のこと。
 タピスリー(tapisserie)はフランス語で、英語だとタペストリー(tapestry)。
 ”我が唯一の望み”はフランスの作品ですので説明はタピスリーになってました。
(*2)池田昌子
 貴婦人のイメージということで、”ローマの休日”のアン女王=オードリー・ヘプバーンの吹き替えをされた池田昌子さんになったんでしょうか?
 ミネバ・ラオ・ザビの偽名”オードリー・バーン”のモトネタがオードリー・ヘプバーンなので意外とかぶっているのかも。
(*3)南雄介副館長
 1959年生まれとのことですので、私と同世代。ファーストガンダムから見てるガンダムファンだったりして?!
 今回の展示会を仕掛けたのもこの人でしょうかね?
(*4)と書いてます
 こういった展示会の図録でアニメ作品の解説を半ページ以上にわたって、しかもアニメの図入りで入れるってけっこう異例じゃないかなぁ。少なくとも私は初めて見ました。

隠しごとのある人間にとって会話ほど危険なものはないんです(ABC殺人事件/クドリャフカの順番/藍)

 ども、連続殺人事件の犯人、たいちろ~です。(ウソです、ホントに)
 先日、古典部シリーズの第3作”クドリャフカの順番”を読みました。文化祭の最中、アイウエオ順にモノが盗まれるというお話ですが、このモチーフになっているのがアガサ・クリスティーの名作”ABC殺人事件”。昔読んだんですが、記憶もあやふやだったので、久しぶりに再読いたしました。


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写真ははたいちろ~さんの撮影。駒込で見かけた藍です。


【本】ABC殺人事件(アガサ・クリスティー ハヤカワ文庫)
 名探偵”エルキュール・ポアロ”に届いた一通の手紙、それが始まりだった。アンドーヴァーでアッシャー夫人が殺され、ベクスヒルでバーナード嬢が殺される。地名と名前がABCの順に発生する連続殺人事件。犯人は逮捕されたがその裏に隠された真犯人とは・・・
【本】クドリャフカの順番(米澤穂信 角川文庫)
 古典部の面々は手違いで大量に出来上がった文集に困っていた。そんなころ、神山高校文化祭でアイウエオの部活の名前順にアイウエオの名前のつくモノが盗難されるという”十文字事件”が発生した。事の真相を推理した古典部の折木奉太郎はこの事件を使って文集の販売を思いつく・・・
【花】藍(あい)
 タデ科イヌタデ属の一年草。藍染めに使われる植物です(*1)。
 おそらく日本の植物図鑑では一番最初に出てくる名前かと。
 そんだけです、すいません。

 ネタバレになりますが、2作品の共通点って

  ①ABC(アイウエオ)順に事件が起こる
    クドリャフカの順番:クラブの名前と盗難されたモノ(くだらないモンばっかですが・・)
    ABC殺人事件  :地名と殺される被害者
  ②犯行現場に順番を示唆する遺留品がある
    クドリャフカの順番:文化祭のパンフレット
    ABC殺人事件  :ABC時刻表

 ぐらいかな。まあ、あえて言うなら犯行声明があるぐらい(”ABC殺人事件”は事前にポアロに届いてますが”クドリャフカの順番”は事件現場の慰留品)

 だもんで、読後感はずいぶん違います。方や名探偵が主人公で殺人事件、方や高校生が主人公で日常系ミステリーなんで当たり前ちゃ、当たり前ですが。

 まあ、大きく違ってるのは主人公のアクティブさ。
 ”ABC殺人事件”の名探偵ポアロと友人でワトスン(*1)役の会話。

  ヘイスティングズ:
      あなたに協力するためには、一緒に<こってりした(クリーミー)>な
      犯罪を探さなければならないですね
  ポアロ:この前あなたが言ったことを覚えていますか。
      ディナーを注文するように犯罪を注文できるとしたら、あなたは何を選びますか
  ヘイスティングズ
     :そうですねえ。メニューを見てみましょう。
      強盗かな? 贋金造り? いや、ちがうな。それじゃヴェジタリアン向きだ。
      殺人じゃないといけないな--- 血のしたたる殺人---
      もちろん、添え物を付けて
  ポアロ:そうですとも。オードヴルをね

 別にポアロが殺人事件好きってわけでもないんでしょうが、けっこう物騒な会話です。
 一方、”クドリャフカの順番”の探偵役”折木奉太郎”はといえば

   やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に

をモットーとする省エネ主義者(好きです、こういう生き方!)。むしろアクティブなのはヒロイン役の”千反田える”だったりします。

 あと、推理の手法も違っていて、ポアロは会話から犯人を見つけるタイプ。

  言っておきますがね、ヘイスティングズ
  隠し事のある人間にとって会話ほど危険なものはないんです!

    (中略)
  人間というものは、ヘイスティングズ、会話が与えてくれる機会を利用して
  自らを暴露し、自己を表現せずにはいられないものなんです。
  そのたびに、自分をさらけ出してしまうんです

とはポアロの言葉。なんで、一見、意味のなさそうなことを質問したり、ブラフをかけたりしています。
 折木奉太郎というと手掛かり(状況証拠)から真実を推論するタイプなので、どっちかというとホームズ型かな。本人は推論が当たっているかどうかは運の良さと考えてる自覚のなさだし(*3)。むしろその実力を高く評価してるのはまわりのほうだったりします。
 ”クドリャフカの順番”の場合だと推理に関する会話って犯人に対する推理の説明ぐらいで、

  名探偵、皆を集めて”さて”と言い

すらやってないし。

 まあ、かなりテイストは違いますが両方とも面白い作品です。
 読み比べて見るのも一興かも。


《脚注》
(*1)藍染めに使われる植物です
 ”青は藍より出でて藍より青し”と言いますが、別に葉っぱが青いわけではないです。葉を傷つけると傷口が藍色になるんだそうです。人んちの植木なので試してませんけど。
 ちなみに、現在の青色の染めは化学合成したインディゴ染料が主流で、藍はあんまり使われなくなったとか。
(*2)ワトスン
 ”シャーロック・ホームズ”に登場するホームズの友人にして語り部役。
 ”ABC殺人事件”はヘイスティングズスの記述という形で書かれています。
(*3)推論が当たっているかどうかは運の良さ
 ある日俺がマイクを持ち”本日は晴天なり”と言ったとする
 それを聞いたものはこう思うだろう。折木君はマイクのテストがしたいのだなと。
 しかし、別のものはこう思うかもしれない。”今日は晴れている”と主張したいのだなと
 どちらの推論も理にかなっている
 どちらが正解かを言い当てるのは運としか言いようがない

  (アニメ版”氷菓”、”心あたりのあるものは”より)

だんだんオレとおまえのふたりっきりになっていくだな(夫とふたりでもうまく暮らすコツ/天の川(桜))

 ども、初老の単身赴任のおぢさん、たいちろ~です。
 先日、ゴールデンウィークに自宅に帰ってました。娘も息子も下宿してますんで奥様と2人だけ。すでに年金生活予備軍です。するこもないので、2人して福島の花見山公園(*1)に行きました。
 連休の間の平日でしたので空いてましたが、まわりは初老のご夫婦ばっかり。まあ、うちとこも他人からはそう見られてるんだろうな~~~ ま、こうやって歳をとってくんでしょうね。ということで、今回ご紹介するのは子供達が大人になって夫婦二人に戻ってくお話”夫とふたりでもうまく暮らすコツ”であります。


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写真ははたいちろ~さんの撮影。花見山公園に咲いていた天の川(桜)です。


【本】夫とふたりでもうまく暮らすコツ(青沼貴子、メディアファクトリー)
 実録子育て漫画”ママはぽよぽよザウルスがお好き(*2)”から20年。息子は学生に、娘はダンサーに、そしてダーリンと二人きりの生活が増えた貴子さん。そんな日常を描いた青沼貴子のマンガ。まあ、世の奥様方の本音でしょうな。
【花】天の川(桜)
 桜の中でも枝が垂直に伸びる品種。その姿は天に流れる天の川っぽいというなかなかすてきなネーミングです。
 天の川といえば七夕の織姫と彦星ですが、これって今風に言うと、社長の娘と結婚した男が夫婦そろって仕事をさぼってばっかになったんで、社長の逆鱗にふれちゃって、遠くの支店に単身赴任させちゃって、年に1回、しかも晴れてないと帰宅を許さないようになってこと。こう書くと身も蓋もないなぁ


 まずは第一話”結婚25年 気がつけば・・・”より。
 息子も娘も急に帰りが遅くなって、ダーリンと2名で晩御飯。ダーリンから”普段は2人分だけ夕食を作れば?”との提案。そしてぼそっと一言

  ダーリン:こうやってさー
       だんだんオレとおまえのふたりっきりになっていくだな
  貴子  :いやーーーツ!!
       ダーリンとはこの20年、子どもの話しかしていないのに
       今更どーしたらいいのーーツ?!

 まあ、うちもそうだよな~~~。
 気が付けば会話の9割は子供の話。花の話なんて日常会話にならないし(*3)、ほかに共通の話題なんてほとんどないし・・・

 本書の中でも、会話は弾まないわ、久しぶりにしゃべると何故かケンカになるわという話が出てますが、シャレになってません。
 で、ケンカ回避のテクニックをしてあげてるのが

  いったんもめると ふたりしかいなっから よりめんどくさいのだ
  だからお互い最初からもめないように イラッとしてもガマンするようになった
  これを「年をとると人間丸くなる」というのかは知らないけど
  生活の知恵ではある

 確かにそうですねぇ。もっともこの前の結婚記念日に”ここまで結婚生活が続いたのは私の忍耐の賜物である”と言ったらぶ~たれられましたが・・・

 本書の中で、夫とふたりでもうまく暮らすコツとして①夫の関心を持つ、②家の中のどこかに自分だけの「絶対領域」を作る、③夫は自分を映す鏡だと思おう、ってのをあげてますが、一番大事なのは

  きっと--- 一番大事なことは笑うこと
  もえ上がる「恋愛期」を過ぎて
  家族になった「お父さんお母さん期」を過ぎて
  のんびり「つれあい期」 きっとふたりで楽しく暮らせるよね

 ってあります。こういう言葉に納得しちゃうってのは年をとった証拠かもしれませんけどね。

 ちなみに、奥様友達のひとみさんの発言

  うちはねーー、単身赴任中で1~2ヵ月に1回しか帰って来ないよ

 に

  一番うらやましいんだけどーーーっ!!

 との全員一致のご意見。まあ、そんなもんでしょう。

 ”夫とふたりでもうまく暮らすコツ”は、幼稚園時の子育て(ママはぽよぽよザウルスがお好き)から子供達の思春期(かわいいころを過ぎたら)を経て初老になったご夫婦向きの本。この本を楽しめるってことは、まあ幸せな人生ってことかもしれません。


《脚注》
(*1)花見山公園
 福島市にある県内有数のお花見スポット。写真家”秋山庄太郎”が”福島に桃源郷あり”と絶賛したことにより今や全国区の観光地です。行った時には、桜、梅、桃、レンギョウ、ツバキ等が咲いてました。
 けっこうな規模の公園ですが実は私有地。にも拘わらず無料公開という太っ腹な所有者です。
(*2)ママはぽよぽよザウルスがお好き(青沼貴子、メディアファクトリー)
 5歳児のリュウと3歳児のアンの二人の幼稚園児=”ぽよぽよザウルス”の子育て奮戦記コミックエッセイ。この子たちがもう大人になってるんだからこっちも年とるはずだよな~~
(*2)花の話なんて日常会話にならないし
 奥様は”フラワークラフト作家”なるものをやっております(ブログはこちらからどうぞ)。私のほうは花と本のブログなんぞを書いておりますのでジャンル的にはかぶってないこともないですが、実態は書評ですので実はずれてます。まあ、花の名前を教えてもらえるのは助かりますが。

本の表紙を描いてる画家って以外に調べるのがたいへんなんです(SF挿絵画家の時代)

 ども、オールドSFマニアのおぢさん、たいちろ~です。
 こういった書評っぽいブログを書いてると意外に調べるのがたいへんなのが”本の表紙を描いてるのは誰でしょう”ってのがあります。ライトノベルからこっち、表紙を描く絵師にも脚光があたっていますが(*1)、こんなのってつい最近のこと。amazon.comで見ても、表紙の画家の名前が書いてあるのは少ないんですね。
 でも、本の記憶と表紙の記憶ってけっこう結びついていて、初期のころの渡辺淳一(角川文庫)を描いていた村上芳正とか、筒井康隆だと山藤章二に杉村篤とか、金子國義の富士見ロマン文庫(*2)とか。
 ということで、今回のそんな本の表紙(挿絵)を扱った本”SF挿絵画家の時代”であります。


【本】SF挿絵画家の時代(大橋 博之、本の雑誌社)
 昭和30~60年代のSFアートを描いた画家のことを扱った本。かつて被差別文学だったSF(*3)のかつ”挿絵”というマニアックな分野だけどよくまとめてあります。
 奇想天外だ、鶴書房だ、サンリオSF文庫(*4)だとすでに倒産、廃刊になっているものも集めてあり、オールド世代には懐かしさ満載です。


 71名の画家を掲載していますが、本書の順に気になった人から。

〔武部本一郎〕

 ”火星のプリンセス(エドガー・ライス バローズ 創元SF文庫)”の表紙の美女”デジャー・ソリス”を描いた人。最近だと映画”ジョン・カーター”の原作といったほうが通りがいいかな。まだ読んでませんが、この表紙はインパクトありましたね。
 合本版”火星シリーズ”として昔のままの表紙でリニューアル。やっぱし表紙は武部本一郎でなくっちゃ。


〔小松崎茂〕

 子供のころの憧れ”サンダーバードのプラモデル”のボックスアートを描いた人。本というよりやっぱしこっちかな。意外にも”宇宙戦艦ヤマト”や”マジンガーZ”,”仮面ライダー”なんかも手掛けてます。
 この本の中にも小松崎茂に師事した人がたくさんいて、この分野では手塚治虫みたいな人だったようです。


〔依光隆〕

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 世界最長のスペースオペラ”宇宙英雄ローダン・シリーズ(ハヤカワ文庫)”の表紙を描いた人。(日本語版は2013年4月に447巻目が発刊)。高校の時に1巻から10冊飛ばしでプレゼントされたことがありますが、これはハッキリ言っていぢめです。


〔真鍋博〕

 星新一(新潮文庫)の表紙を描いた人。オールドSFファンとしては”未来”のイラストというとこの人ってイメージがあります。
 本書で扱っている本はほとんど絶版になっている中(*5)、いまだに新刊で入手できるのが真鍋博版の星新一の作品。やっぱりこの人を超えられる表紙ってないんだろうなぁ。


〔金森達〕

 ”スター・トレック(ジェイムズ・ブリッシュ他、ハヤカワ文庫)”というより”宇宙大作戦”の表紙を描いた人。 第一作の発刊が1969年だからもう40年以上前なんだなぁ。最近では映画のポスターの流用だったりリアルな登場人物な絵だったりしますが、金森達の表紙もけっこう味がありました。


〔生頼範義〕

 平井和正の”ウルフガイシリーズ(ハヤカワSF文庫、祥伝社)”、”幻魔大戦(角川文庫) ”とか角川文庫版”小松左京”とかの表紙を描いた人。スターウォーズの表紙も描いているのでそのタッチを見たことがある人も多いはず。実はこの人”スケバン刑事(和田慎二)”の白泉社文庫版の表紙も描いていて(*6)、初めて見た時は驚きました。


〔長岡秀星〕

 ”迷宮のアンドローラ(集英社)”を描いた人。結構好きなテイストなので本も買いました。たぶんこの本よりイメージソングを歌った”小泉今日子”の歌を覚えてる人のほうが多いかな? 
 エアブラシだと思ってましたが、リキテックスというアクリル絵具で描いているんだそうです。


〔松本零士〕

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 本書によると本の挿絵を描いているマンガ家は多いけど作品は少ないんだとか。言われてみればこの時代だと”デューン 砂の惑星(フランク・ハーバート、石森章太郎、ハヤカワ文庫)とか”超革命的中学生集団(平井和正、永井豪、ハヤカワ文庫)”、ルーディ・ラッカーの横山えいじぐらいしかぱっとでてこんなぁ。
 そんな中でも名作なのが松本零士が描く” ノースウェスト・スミスシリーズ(C.L.ムーア ハヤカワ文庫)”
 前にも書きましたがこのシリーズは”シャンブロウ(論創社)”として復刊されましたが、あのイラストがないのがさみしいなぁ。


〔杉本一文〕

 SFだと”産霊山秘録(半村良 角川文庫)”ですが、角川文庫版横溝正史のほうが印象あるかなぁ。私的には横溝正史といえば黒背の杉本一文、江戸川乱歩といえば青背の宮田雅之です。まあ、両方とも1970年代の後半あたりだからほとんど絶版だけど。


〔宮武一貴、加藤直之〕

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 かつてファンタスティックコレクションというムックで”スタジオぬえの世界(朝日ソノラマ)”というのが出版されました、このスタジオぬえのイラストレーターがこの二人。”宇宙の戦士(ハインライン ハヤカワ文庫)”のパワードスーツがガンダムのモビルスーツに影響を与えたということで当時は話題になってました(一部の人にですが)。
 宮武一貴は”超時空要塞マクロス(ファーストシリーズ)”のメカニックデザイン、
加藤直之は”銀河英雄伝説(田中芳樹 徳間書店他)(*7)”のアニメ版のメカニックデザインを担当。また”巨人たちの星シリーズ(ジェイムズ・P・ホーガン、創元SF文庫)なんかも手掛けています。

 こうやって見ると、絵は知ってても画家の名前って知らないんだな~と改めて感じましたね。本の表紙の話を集めて扱った本ってあんましなさそうなんで、ぜひ続編を出していただきたいです。”ドグラ・マグラ(角川文庫)”の米倉斉加年”吉里吉里人(新潮文庫)”の安野光雄”ひでおと素子の愛の交換日記(角川文庫)”、”・・・絶句(ハヤカワSF文庫)”の吾妻ひでお&新井素子のコラボとかとかとか。


《脚注》
(*1)ライトノベルからこっち~
 実際、表紙の萌え絵が売上を左右する世界なんだとか。”涼宮ハルヒの憂鬱(谷川流 角川スニーカー文庫)”のいとうのいぢ版に加えフェアで葉賀ユイの表紙を付けたり、”古典部シリーズ(米澤穂信 角川文庫)で通常版と京都アニメ版のダブル表紙を付けたりとかもありますが、こんなことやるのって最近なんだよな~~。
(*2)富士見ロマン文庫
 かつて富士見書房から出版されていた官能小説文庫のレーベル。読みたかったんだけど、高校生では買うのに抵抗あったし。
 ちなみに富士見書房から出ている”富士見ファンタジア文庫”とはまったく別物です
(*3)かつて被差別文学だったSF
 ”士農工商SF作家、早川こけたらみなこけた”と言われてた時代もありました、はい
(*4)サンリオSF文庫
 意外でしょうが、ハローキティでおなじみのサンリオがかつてはSF文庫の出版をしてたんですね、しかもかなりマニアックな。すでに廃刊となっているので古書市場ではモノによってはかなり高額な値がついてるものもあります。
(*5)ほとんど絶版になっている中
 本自体は出版されていても、表紙は変わっているものも多いです。だもんで、調べるのもけっこう大変。特に表紙をころころ変えるのが角川文庫。まあ、メディアミックスの家元だからなぁ。
(*6)”スケバン刑事(和田慎二)”の白泉社文庫版
 アンソロジーを除けばマンガ本の表紙を別の画家が描くってのも珍しいんですが、どちらかというと丸っこい和田慎二の絵をリアルに描くとこうもテイストが違うもんかと・・・
(*7)銀河英雄伝説
 新しい順に、創元SF文庫版は星野之宣徳間デュアル文庫は道原かつみ(コミック版も)、徳間ノベルズ版は加藤直之とけっこう錚々たるメンバーです。


現時点では、ほかの方法では不可能なことをオンラインで実現すべきというわけです(ワンクリック/エバラ焼き肉のたれ)

 ども、増殖する本の量に苦悩するおぢさん、たいちろ~です。
 毎週BOOKOFFで5~10冊買ってるとあ~~~っという間に本がたまります(*1)。10数年にわたる単身生活で押し入れは本でいっぱい、スチール棚からもはみ出して床を占拠しつつあります。
 さすがに”Kindle Fire(*2)”なと買おうかと思いつつずるずると本が増え続けております。まあ、日本語版も出たのでそろそろ買いかなぁ。
 ということで、今回のご紹介は世界最大の本屋さん”Amazon.com”の本”ワンクリック”であります。


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写真上ははたいちろ~さんの撮影。”エバラ 焼き肉のたれ”です。
下はAmazon.comのマーク


【本】ワンクリック(リチャード・ブラント、日経BP社)
 サイブタイトリに”ジェフ・ベゾス率いるAmazonの隆盛”とあるように、Amazon.comの創業から現在に至るまでを扱った本。”興亡”ではなく”隆盛”なのがまだまだ続きそう感があります。
【食べ物】エバラ 焼き肉のたれ
 エバラ食品工業が販売する焼肉用のたれの定番。
 販売は1968年と昔からある長寿商品。エバラの唇付きロゴマークのほうは意外と最近で2011年。もっと前からあったような気がしてたんですが・・・
 Amazon.comのロゴとちょっと似てるな~と思ってましたがこっちは"from A to Z" (すべて)を表す矢印と顧客の満足を表す笑顔のダブルミーイングだとか(Amazon.comプレスリリース。こっちは2000年から)
 そんだけの話です、はい。


 ちょっと長くなりますが、新興IT企業てのを創業順に並べると

  1975年 マイクロソフト(パートナーシップとして創業)
  1976年 アップル
  1977年 オラクル
  1985年 アスキーネット(現在サービス終了)
  1986年 PC-VAN(現BIGLOBE)
  1987年 ニフティサーブ(現@Nifty)
  1992年 IIJ(インターネットイニシアティブ)
    1993年  モザイクコミュニケーションズ(*3)
  1994年 Amazon.com(前身のCadabra.com)
  1995年 Yahoo!
  1995年 eBay
  1995年 ぷらら(NTTコミュニケーションズ系)
  1995年 テレホーダイ開始(NTTの夜間限定の固定料金サービス)
  1996年 OCN(NTTコミュニケーションズ)
  1997年 ODN(ソフトバンク系)
  1997年 楽天
  1998年 グーグル
  1999年 ADSLの商業サービス開始(回線速度 64Kbps)

 ってなぐあいになります。年表にすると1970年代にパーソナルなハード・ソフトを提供する企業が誕生し、80年代半ばにパソコン通信サービス(*4)が興隆し、90年代にISP(*5)がサービスを提供し始め、そのインフラの上で検索サービスや販売サービスを大規模に行う企業が登場するって流れがよく分かります。まあ、裏には回線速度の高速化やつなぎっぱのサービスの登場ってのもあります。

 こうやって見ると、Amazon.comってパソコン文化→パソコン通信→インターネットというインフラの成長の上に成り立ってるんだな~~というのが良くわかります。 表題のジェフ・ベゾスの言葉を全文引用すると

  ウェブはまだ生まれたばかりの技術です。
  短期から中期で成長したいと思えば
  昔ながらのやり方よりもずっと大きな価値が得られる方法を
  消費者に提供する必要があります。
  つまり、現時点では、ほかの方法では不可能なことを
  オンラインで実現すべきというわけです。

 この言葉は創業期のころだそうですが、達見ですね。

 本書によるとネットショッピングってのは別にジェフ・ベゾスが初めてってわけではないようですが、アマゾンをぶっちぎりのドットコム企業に成長させたのはやはりジェフ・ベゾスの手腕。年表を見てると時代も絶妙だったんでしょうね。これより早いとフルテキストのパソコン通信で本を選ぶというアピールの点で難しかしかったでしょうし、これより遅いと出遅れてたでしょうし。実際ベソズは利益や株主への還元を半ば無視して売上を再投資することによるAmazon.comの成長を図っています。

 また、この人は場当たり的に本の販売を選んだわけじゃなくて、ディールフロー(*6)という判断チェックシートみたいなのを作っていて、その検討の結果”本”の販売にしたんだとか。このあたりはファイテル、バンカーズ・トラスト、D・E・ショーといったウォールストリートの企業で働いてたベゾスらしいいっちゃらしいです(ただし、ベソズは技術担当でディーリングではないとのこと)。この時の人脈が起業の金を引っ張ってくるのにも役にたっているとのこと。このあたりのやり方は起業を目指す若い人にも参考にして欲しいものです。

 先ほど”利益や株主への還元を半ば無視して”と書きましたが、この本を読んで思い出したんですが、Amazon.comって利益がほとんど出てない時代があったんですねぇ。確かドットコムバブルがはじけた2000年ごろに”成長はしているが、利益のほとんど出ていない企業に投資するのは狂気の沙汰だ”みたいな記事を読んだ記憶があって、当時”そうだよな~~”と思った気がします。当時、ニューエコノミー論(*7)みたくほとんどユーフォリア状態だったんで懐疑的だったんですが、バブルが吹っ飛んでやぱりな~~みたいな。まあ、Amazon.comに関して言えば先見の明がなかったわけですがね。

 その後のAmazon.comの成長を見てると、顧客第一主義とか、より利便性を向上するための努力、ディスカウントなどのメリットなんかを不断に実行し続けていく企業ってのは強いんだなぁと思います。訳者あとがきで

  業界2位の10倍になるには
  実は10%だけ優れていればいいのです

 というベゾズの言葉を引用してますが、なかなかできないんだよね~、この10%が

 本書は、ベゾズというよりAmazon.comの全体を俯瞰したエッセイに近い感じかな。するっと読める分かりやすい本です。
 でも、この本がKindleで読めないのは何故だ???(*7)


《脚注》
(*1)BOOKOFFで5~10冊買ってると~
 これ以外にも図書館で数冊借りてます。こっちは溜まらないんでいいんですがねぇ。
 BOOKOFFでは主に図書館で借りれないコミック系が多いです、はい。
(*2)Kindle Fire
 Amazon.comの提供する電子書籍リーダー。日本語版の発売は2012年10月より。欲しいんだけど、電車の中でこれ読んでるとすっんごい目立つんだな~~
(*3)モザイクコミュニケーションズ
 世界で初めて画像が扱える最初のウェブブラウザの一つ”Mosaic(モザイク)”が登場したのが1993年。これをベースに”Netscape Navigator(通称 ネスケ)”を同社がリリースしたのが1994年。一世を風靡したブラウザだったんだけどなぁ・・・
(*4)パソコン通信サービス
 電話回線を使って個人の持ってるパソコンをつなげるサービス。死語。
 当時は”BBS(Bulletin Board System)という電子掲示板やチャット電子メール(ただし各サービス会社内のみ)。表示はテキストのみですが、なんせ回線速度が1200bpsとかだったからなあぁ
(*5)ISP
 インターネットへの接続を提供するインターネットサービスプロバイダ(Internet Service Provider)の略。
 日本では上記IIJが最初。この辺りからパソコン通信サービス事業者がインターネットとの相互接続ができるようになりました。
(*5)ディールフロー
 本を選んだ時のディールフローのチェックポイントは下記のとおり
  よく知られた製品であること、市場が大きい、競争が激しい、仕入が容易
  販売書籍のデータベース作成、ディスカウントのチャンス
  送料、オンラインの可能性

(*6)ニューエコノミー論
 ITの活用によりサプライチェーンの最適化が図られるため景気循環が消滅するのではないかと期待されるという議論。インターネット企業の急成長の説明みたいな側面があったような・・・
(*7)この本がKindleで読めないのは何故だ???
 2013年5月12日現在で日本語版はありません(英語版は出ています)
 ちなみに日本語版の表紙は白地に対し英語版は本、Kindleとも黒地。なぜだ???

ボーイズ・ラヴをやりたいんだか、ガンダム混じりをやりたいんだか(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q/連理の枝)

 ども、い~歳こいていまだにエヴァを観ちゃってるおぢさん、たいちろ~です。
 ”ヱヴァンゲリヲン新劇場版 Q”、映画館で見損ねたんでDVDで観ました。で、第一印象はというと”なんじゃこりゃ~~~~
 まあ、第二作”破”の次回予告をま~~ったく無視してるってのはエヴァらしいっちゃエヴァらしいんですが(*1)、それにしてもここまで無茶苦茶するか?!
 ということで、おぢさん的ヱヴァQの感想であります。


0364
写真はたいちろ~さんの撮影。宮城県西方寺の連理の枝です。


【DVD】ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(監督 庵野秀明、製作 カラー)
 碇シンジは目を覚ました。そこは反NERV組織”ヴィレ”の戦艦”AAA ヴンダー”の中。”ニアサードインパクト”から14年の歳月が流れていた。事態を把握できぬまま状況に流されるシンジ。そしてEVA第13号機(*2)のパイロット”渚カヲル”の導きで荒廃した地球の姿を見る・・・
【花】連理の枝
 地上から生えた2本の木の枝が1つにくっついている様子。仲の良いたとえに使われます。有名なのは白居易の漢詩”長恨歌
  在天願作比翼鳥(天にあっては願わくは比翼の鳥となり)
  在地願爲連理枝(地にあっては願わくは連理の枝となりましょう)


 ところで”Q”で一番おいしいとこ持ってってるのが”渚カヲル”。TV版では1話限りのゲストキャラだったはずなのにいつの間にやらほとんど主役級の扱い。コミック版”新世紀エヴァンゲリオン(*3)”でもその兆候はありましたが、新劇場版では腐女子の方には最上級のオカズ状態

  カヲル:いいね 2人で横たわるっって
      こんなに心地よいとは知らなかったよ
      ありがとう 誘ってくれて
  シンジ:いやそんな 別に・・・
      渚君と星を見たら あの・・・
      楽しいかなって ちょっと思っただけ・・・ あっ
  カヲル:楽しいよ
      僕は君と会うために生まれてきたんだね

 男同士というシチュを無視すれば、すんごい口説き文句です。
 ベットに座って語り合う二人。

  シンジ:うん、君になら出来るよ
  カヲル:君となら だよ

       (中略)
  シンジ:すごいや 何でもわかっちゃうんだ
  カヲル:いつも君のことしか考えていないから
  シンジ:ありがとう、渚君
  カヲル:”カヲル”でいいよ

       (中略)
  カヲル:ピアノと同じだ
      2人一緒ならいい事があるよ シンジ君

 いや~、あと30年も若ければプロポーズに使ってみたいセリフです。
 ボーイズ・ラヴじゃなけりゃねぇ・・・

 ところで、このブログって一応”花と本”がテーマなんでちょっと気になったのが二人で弾くピアノの横にある樹。最初は枝ぶりからケヤキかと思ってましたが良く見ると幹にスリットが。ということはこれは”連理の枝”でしょうか?! 仲良しの象徴として使われてるとしたらシンジとカヲルにはベストマッチかも。
 だとすると、”ヴンダー”がみょ~に”比翼の鳥”っぽい(*4)のもうなずけます。

Photo_3


 まあ、BLネタばっかもなんなんで、ちょっと別の視点から。”Q”って良く見るとビミョ~にガンダムかぶりが多いんですなぁ。
 ミサトさんは艦長やってるは(*5)、ブリッジにはアナベル・ガトーはいるは(*6)、ラグビーボール型の子機は”ファンネル(*7)”してるわ。特に思ったのは”願い(祈り)”と”呪い”って言葉。

  カヲル:魂が消えても 願いと呪いはこの世界に残る
      意志は情報として 世界を伝い変えていく
      いつか自分自身のことも書き換えていくんだ

 ガンダムUCでもこの二つの言葉が対比として使われてます

  サイアム:これが『ラプラスの箱
(*8)』・・・
       我々を百年ものあいだ縛ってきた呪いの正体だ
       ・・・そして、祈りでもある

 まあ、時を同じくして祈りとか呪いとか宗教っぽい言葉が使われるってのは時代の閉塞感の表れなんでしょうかねぇ。
 ってなことをうだうだ考えながら楽しませてもらいました。

 ところでヱヴァ劇場版って次回が完結編ですが、こんだけ広げた大風呂敷をちゃんとたためるんでせうか?? TV版の前科もあるしなぁ・・・


《脚注》
(*1)次回予告をま~~ったく無視してるってのは
 張りまくった伏線をまったく無視して強引にストーリーを進めるってのはエヴァのお家芸。TV版からしてそうだったしなぁ。
(*2)EVA第13号機
EVA第13号機ってダブルエントリーシステム=複座式。スーパー戦隊モノだと5人搭乗ってのがありますが、2人乗りってのは意外に少ないんじゃないかと。実際の戦闘機だとけっこう複座タイプってあるんですけどねぇ。
 ちなみに複座タイプの代表例ってTV版エヴァを作成したガイナックスの代表作”トップをねらえ!”に登場する巨大ロボット”ガンバスター”なんかがあります。
(*3)コミック版”新世紀エヴァンゲリオン
 貞本 義行著でカドカワコミックス・エースにて漫画化。
 おまけ付きのプレミアム限定版が出ましたがちゃんと買いましたよ、はい!
(*4)”ヴンダー”がみょ~に”比翼の鳥”っぽい
 ”比翼の鳥”とは2羽の体の片方ずつがくっついて、1羽になった鳥。こちらも仲良しの象徴です。
 上が比翼の鳥の図、下がヴンダーです。まあ、アークエンジェルにも似てないこともないですが・・・
Photo

Photo_2
(*5)ミサトさんは艦長やってるは
 ”機動戦士ガンダムSEED”及び”DESTINY”に登場する宇宙戦艦”アークエンジェル”の艦長代理”マリュー・ラミアス”の中の人を演じたのは、ミサトさんと同じ三石琴乃
 禁じ手だと思うんだけどな~~これ
(*6)ブリッジにはアナベル・ガトーはいるは
 ブリッジクルーでスキンヘッドの年寄り”高雄コウジ”の中の人は”機動戦士ガンダム0083”で”ソロモンの悪夢”と呼ばれたアナベル・ガトーと同じ中の人、大塚明夫です。
(*7)ファンネル
 ガンダムシリーズに搭乗する遠隔操型のビーム兵器。本体から離れて単体で飛び回り相手を攻撃できます。ヱヴァQでは防御専用兵器のようですけど。
(*8)ラプラスの箱
 ガンダムUCでは一種の聖櫃(アーク)として使われてます。まあ、キリスト教がアイテムと考えるとエヴァかぶりになってます。


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