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2013年4月

自衛官の礼服ったらサーベル! サーベル!! 飾緒!!! 飾緒!!!!(空飛ぶ広報室/ヨメさんは萌え漫画家/サーベル)

 ども、空を飛ばないサラリーマンのおぢさん、たいちろ~です。
 有川浩好きでけっこう読みます。別にミリタリーオタクってわけではないんですが、有川浩の自衛隊モノがお気に入りで自衛隊三部作(*1)とか、”クジラの彼(*2)”とかも読みました。で、最新作の”空飛ぶ広報室”。原作も読みましたが、新垣結衣でTVドラマ化されるということでみて見ました。第三話は結婚式のお話ですが、これって”ヨメさんは萌え漫画家”の世界?!
 ということで、今回は自衛官の結婚式のお話であります。


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 画像は”ヨメさんは萌え漫画家”より。結婚式のシーンです。


【本】空飛ぶ広報室(有川浩 幻冬舎)
 交通事故によりパイロットの道を断たれた空井大祐二尉の新しい職場は”航空自衛隊幕僚総監部広報室”、自衛隊の活動を知ってもらうための宣伝をする部署だった。そこには”詐欺師鷺坂”こと鷺坂一佐(*3)をはじめ”残念な美女”柚木三佐、”オレ様系”片山一尉など個性的な面々が。さらに自衛隊嫌いのテレビディレクター”稲ぴょん”こと稲葉リカが現れ・・・
【本】ヨメさんは萌え漫画家(こげとんぼ マックガーデン)
 萌え漫画家”こげとんぼ(*4)”、結婚相手はなんと陸上自衛官。しかも佐官!!(*5)
 自衛隊オタクで制服萌え~~の女性が自衛官と結婚するとどうなるか?! を描いた実録マンガ。
【道具】サーベル
 ”wikipedia”によるとヨーロッパの片刃の刀で、柄には護拳(ごけん)と呼ばれる枠状、もしくは半円の大きな鍔(つば)がついてるのが特徴とのこと。
 サーベル(sabel)というのはオランダ語で、英語だとセーバー(sabre, saber)。スターウォーズに出てくる”ライトセーバー”やガンダムの標準武装である”ビームサーベル”のネーミングに使われてますが両方とも鍔なし(*7)。まあ、そんなにこだわりがないのかも。


 TVドラマでの結婚式では、新郎は自衛官の礼服で登場してますがなかなかりりしお姿。どうも、自衛官とかのお仕事はこういった礼服ででるってのはあるようで(*6)”ヨメさんは萌え漫画家”でもだんなさんは礼服で登場。

  私の服装萌え持論として
  「制服二割増し 軍服三倍増し
(*8)」・・・
  というのが有るんですが これはスゴイ
  これは萌えた ハッキリ言って禿げ萌えた

とはこげとんぼの発言ですが、この人ならずとも大人の制服ってのはグッと来るものがありますね。ましてや自衛官ともなればなおさら。国防という社会的使命感、鍛え上げた身体的能力、いざという時にたよりがいありそうな雰囲気、日常では見かけない希少性とまあ、職業的アイデンティティをパッケージングしたのがあの制服なんでしょうか。
 余談ですが、海上自衛隊横須賀基地で開催される”ヨコスカサマーフェスタ”に行った時に三等海佐(少佐)の制服で写真を撮らせてくれるというコーナーがあって、利用させてもらいましたが、この時の写真を社内のプロフィールに使わせてもらってます。
 知らん人がみたら単なるコスプレおやじに見えるかもしれませんが・・・

 で、”ヨメさんは萌え漫画家”での萌えポイントは”帽子”に”サーベル”に”飾緒(しょくしょ)”

  自衛官の礼服ったら サーベル! サーベル!!
  飾緒!!! 飾緒!!!!
  いや・・・ マジで萌えですよね アレ・・・

と大もりあがり! ハァ ハァしてます。
 細かくいうと

①帽子
 同じように見えますが、佐官になるとヒサシに柄が付くんだとか。
 根っから階級社会なので、こういった細かいところで階級が分かるようにしてるんですねぇ。
②飾緒
 自衛官等が正装の際に右肩から胸の前に垂らす飾り紐のこと。
 調べて見ると”飾緒装着要領”というのが決まっているそうで、両端の金具も陸上自衛官は桜花及び桜葉、海上自衛官は錨、航空自衛官は鷲を付けるんだとか。自衛隊ってのは意外にファッションにこだわる組織のようです。
③サーベル
 さすがに自衛官とはいえ、ホントに切れる刀を街中に持っては出ないようで、”ヨメさんは萌え漫画家”の中では飛行機で運ぶのに”玩具”と申請するシーンがあります。

  『サーベル』って書くと法的に色々ひっかかるみたい

 と言ってますがそうでしょうねぇ。

 さて、こちらは”空飛ぶ広報室”の結婚式シーンから。この時は帽子はかぶっていませんが、入場の時はちゃんと着帽。飾緒にサーベルと陸自と空自の違いはあっても、基本的には同じフォーマットです。
 ケーキ入刀で使っているナイフがサーベルになってるのもご愛嬌。このシーンのBGMが”愛は吐息のように(*9)”と意外にこった作りになってますし。

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 ”空飛ぶ広報室”第三話のテーマは自衛官も泣いたり笑ったり恋愛したりする普通の人ってのんでしょうが、どうもマニアックな見かたしちゃってるみたいです、すいません。


《脚注》
(*1)自衛隊三部作
 自衛隊を舞台にした有川浩の小説。”塩の街”は陸上自衛隊、”空の中”は航空自衛隊、”海の底”は海上自衛隊がテーマ、角川文庫他で読めます。特に”海の底”がお勧めです(詳しくは「聖地巡礼、横須賀に”海の底”の舞台を見に行く」をご参照ください)
(*2)クジラの彼
 ”海の底”に登場した潜水艦の乗組員”冬原春臣”と民間人の女性”聡子”の恋愛を描いたスイーツな恋愛小説。短編集ですがオススメです。
(*3)鷺坂一佐
 原作を読むと植木等ばりのすちゃらか自衛官ですが、TVでは柴田恭兵が担当。ちょっとかっこ良すぎです。以前、”王様のブランチ”でモデルになった自衛官の方が出てきてましたが、けっこうナイスミドルなおじさまでした。
(*4)こげとんぼ
 ”亡き少女の為のパヴァーヌ”とか秋葉原の猫耳メイドとか書いてる漫画家さん。まだ読んだことないけど。はっきり言ってこの本、パヴァーヌの表紙の絵と同じ人が描いたものとは思えません。
(*5)しかも佐官!!
 陸上自衛隊では一等陸佐、二等陸佐、三等陸佐。昔だと少佐、中佐、大佐のこと。
 人様の組織の肩書ってのはようわからんのですが、おおむね二等陸佐で指揮する人数が800人、一等陸佐で3000人程度だそうで、ちょっとした企業の社長クラスの偉い人みたいなモンでしょうか?
(*6)自衛官とかのお仕事はこういった礼服で
 実は私の義理の兄が消防署に勤務しておりまして、結婚式の写真を見せてもらいましたが同じような礼服で出席。かっこ良かったです。
(*7)鍔なし
 鍔のあるタイプとしては”宇宙海賊キャプテンハーロック”なんかに登場する”重力サーベル”がありますが、これも刃の部分は砲身を兼ねた筒状。まぁ、イメージで付けてんでしょうな、きっと。
(*8)軍服三倍増し
 建前で言うと”自衛隊”は”軍隊”ではないので”軍服”というと怒られるのかなぁ? でもほかに呼びやすい名前もないしなぁ。海上自衛隊服では迫力ないし。
(*9)愛は吐息のように
 ベルリンが歌う”トップガン”の挿入歌。
 ”トップガン”はアメリカ海軍の戦闘機パイロットの青春群像を描いた映画で主演はトム・クルーズ。戦闘機乗りの映画としては定番中の定番です。

最近、殺人事件の話を読んでないなぁと思ったので”だ~れが殺したクックロビン♪”を読んでみました(僧正殺人事件/マザー・グース/コマドリ)

 ども、抑圧された人生を送るおじさん、たいちろ~です。
 けっこうミステリーも読むんですが、ふと気が付くと最近ってあんまし”殺人事件”の起こるミステリーって読んでないな~~ 今の流行って ”ビブリア古書堂の事件手帖(*1)”とか”古典部シリーズ(*2)”とか、今読んでる”珈琲店タレーランの事件簿(*3)”とか、日常系のミステリーが多い気がします。人が死ぬのって”謎解きはディナーのあとで(*4)”とか”探偵はバーにいる(*5)”もあるけど、江戸川乱歩や横溝正史みたいな欲にからんだどろどろの人間模様って、むしろ”名探偵コナン(*6)”が引きうけてる感じだし。ということで、やっぱり正統派連続殺人事件を読んでみたいな~~ということで”僧正殺人事件”のご紹介であります。


Photo

 写真は”GATAG”のホームページより。コマドリ(ヨーロッパコマドリ・ロビン)です。


【本】僧正殺人事件(ヴァン・ダイン、訳 日暮雅通、創元推理文庫)
 だあれが殺したコック・ロビン?
 「それは私」とすずめが言った。
 「私の弓と矢でもって、コック・ロビンを殺したの」
 ディラード教授の家でロビンが矢で殺された。スパーリング=スズメが容疑者として逮捕されたが、その後も”マザーグース”をモチーフとした連続殺人事件が発生する。
 アマチュア探偵”ファイロ・ヴァンス”の推理した事件の真相とは・・・
【本】マザー・グース
 英米を中心に親しまれている英語の伝承童謡の総称。
 北原白秋をはじめ、いくつかの訳がでてますが、私の読んだのは翻訳 谷川 俊太郎、イラスト 和田 誠版(講談社文庫)。ハンプティ・ダンプティのイラストだとルイス・キャロルの”鏡の国のアリス”に書かれたテニエル版が有名ですが、和田誠版もずんぐりむっくりで意外といけます。
【鳥】コマドリ(駒鳥、コック・ロビン)
 スズメ目ヒタキ科の鳥。
 発音ではコック・ロビンのが正解ですが、”ポーの一族”&”パタリロ!”の影響で(*7)今では”クック・ロビン”のほうが一般的なか?


 ”僧正殺人事件”はずいぶん昔に読んだんですが、内容をまった~~く覚えていなくて(年はとりたくないもんです・・・)、再読はけっこう新鮮。いわゆる見立て殺人モノ(*8)の代表作ですが、ベースになっているのが”マザー・グース”。本書では”駒鳥(コック・ロビン)の死と埋葬を悼む挽歌”、”小さな男が昔いた”、”ハンプティ・ダンプティ”、”ジャックの建てた家”、”かわいいマフェットちゃん”(歌の題名は本書のものより)。日本でいうなら、”かごめかごめ”や”とおりゃんせ”にあわせて殺人事件が起こるようなもんでしょうか。
 なんでも、欧米では聖書やシェイクスピアに並んで基礎的な教養らしいんですがほとんど聴いたことなかったですねぇ。谷川 俊太郎訳版が出た時に”マザーグースのうた(*9)”というカセットテープ(時代です)が出たんで、和田慎二の”左の眼の悪霊(*10)”に出てくる”六ペンスのうたをうたおう ” を聴きたくて買いましたが、正直初めてでしたねぇ、マザーグースを音楽で聴いたのって。

 さて、”僧正殺人事件”ですがトリックや動機を推理するってよりも、その舞台設定の雰囲気とか探偵”ファイロ・ヴァンス”の語る犯罪哲学を楽しむって感じでしょうか(実際、謎解きや動機の解明ってとってもあっさりしてるし)。

 ファイロ・ヴァンスが犯人が数学者であるとの推理する言葉

  多くの現代の数学者が、いっさいの因習、義務、倫理性、善、
  その他それに類するものは
  自由意思の虚構以外には存在しえないとまで主張している。
  彼らにとって、倫理学は概念の幽霊が跳梁する世界なんだ。

   (中略)
  こういうものの考えたに加えて、俗世界のひねくれた根性があると、
  より高度の数学的仮説からは人間の命への軽視が生まれてきやすい。
  これで、今取り組んでいる犯罪のタイプに、
  完全に当てはまる条件がそろったじゃないか

数学を学ぶ人を犯罪者予備軍扱いしてるような文章ですが、さまざまなガジェットとともにヴァンス語るとみょ~にリアリティがあるんですな、これが。
 逆に皮肉屋の容疑者を擁護する発言では

  平常の、口先に表れる嗜虐的な皮肉な態度と、急激な殺人衝動とは、
  冷笑癖を思うぞんぶん発揮していれば、抑圧された感情の不断のはけ口となって、
  情緒のバランスを維持できる。
  皮肉で嘲弄癖のある人間はつねに安全なんだ。

 こういう理屈っぽさって、押井守(*11)あたりなんががやると似合いそうだな~~
 もしこの作品をアニメ化するなら、ぜひ押井監督でやって欲しい物です。

 科学捜査の発達や、そこここにある監視カメラ網の普及で論理的な推理に依存する探偵小説ってだんだん成立しにくくなってるのかもしれませんが、本書のような古典もたまにはいいものです。

 ところで皮肉の多い私のブログ、抑圧された感情の不断のはけ口となって情緒のバランスを維持しているということで、ご容赦のほどを・・・


《脚注》
(*1)ビブリア古書堂の事件手帖(三上延 メディアワークス文庫)
 北鎌倉にあるビブリア古書堂の女性店主にして古書に対する博学な知識を持つ篠川栞子を探偵役にしたミステリー。賛否両論を巻き起こしつつ剛力彩芽の主演でテレビドラマ化。
(*2)古典部シリーズ(米澤穂信 角川書店)
 「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に」をモットーとする省エネ高校生”折木奉太郎”を探偵役とした青春ミステリー。京都アニメーションにてアニメ化。最近のアニメでは一押しです。
(*3)珈琲店タレーランの事件簿(岡崎琢磨
 京都にある珈琲店”タレーラン”の女性バリスタ”切間美星”を探偵役としたミステリー。美星の大叔父、タレーランのマスターにしてすちゃらかぢぢぃの藻川又次(もかわ またじ≒モカ・マタリ)がいい味だしています。
(*4)謎解きはディナーのあとで(東川篤哉  小学館)
 セレブにして国立署の新米警部である宝生麗子と、執事にして安楽椅子探偵の影山を主人公にしたミステリー。謎解きより執事の主人に対する罵詈雑言を楽しむ短編集。
(*5)探偵はバーにいる (東直己 ハヤカワ文庫JA)
 ススキノのバー”ケラー・オオハタ”を根城にして仕事を受ける探偵兼便利屋の”俺”を主人公にした”ススキノ探偵シリーズ”の第一作。第二作の”バーにかかってきた電話”を原作として大泉洋主演で映画化。
(*6)名探偵コナン(青山剛昌 小学館)
 組織の男が飲ませた毒薬のせいで小学生の体になってしまった高校生探偵”工藤新一”を主人公とした漫画。アニメ化&映画化&実写化と今や日本ではもっともメジャーなミステリーのひとつ。
(*7)”ポーの一族”&”パタリロ!”の影響で
 ”ポーの一族(萩尾望都 小学館文庫)”のエピソード”小鳥の巣”の中で、エドガーとアランがロビン・カーの死をさして”だあれが殺した? クック・ロビン・・”と歌ってます。これがモトネタで”パタリロ!(魔夜峰央 白泉社)”のアニメ版で”クックロビン音頭”が登場。だ~れが殺したクックロビン♪
(*8)いわゆる見立て殺人モノ
 童謡などの歌詞にあわせて殺人事件が発生する推理小説のこと。日本だと横溝正史”悪魔の手毬唄”なんか。今だったら劇場型殺人事件とか言われそうです。
(*9)マザーグースのうた
 訳詞 谷川俊太郎、絵 和田誠というコラボ版。歌っているのがボニー・ジャックスにペギー葉山に熊倉一雄に水森亜土にと、まあ時代ですなぁ
 1995年にキングレコードよりCD版が発売されました。
(*10)左の眼の悪霊(和田慎二 白泉社他)
 ロン髪でイケメンの私立探偵”神恭一郎”を主人公とする短編シリーズ。この探偵は”スケバン刑事”にも登場します。”左の眼の悪霊”は織永家の跡継ぎ候補でオッド・アイのケイと友人の潤子が”つぐみ館”でおこる猟奇事件に巻き込まれるというもの。マザーグースが恨み歌として登場します。
(*11)押井守
 日本のアニメ監督。代表作としては”攻殻機動隊シリーズ”、”スカイ・クロラ”、”機動警察パトレイバー(劇場版)”、など。暗い雰囲気と独特の理屈っぽさがけっこうお勧めです。


”青梗菜の贅沢餃子”を作ってみました(一緒に遭難したいひと/青梗菜(ちんげんさい))

 ども、自炊派単身赴任のおぢさん、たいちろ~です。
 先日、”一緒に遭難したいひと”の4巻を読みましたら”青梗菜の贅沢餃子”つ~のが載ってました。はっきし言いまして、寮の庭に餃子用のニラを植えている私、これは作ってみればなるまい、ということでおぢさん流テキト~餃子のレシピであります。

写真はたいちろ~さんの撮影。青梗菜です。

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【本】一緒に遭難したいひと(西村しのぶ 講談社)
 フリーライターのキリエ、ほっこり彼氏のマキちゃん、同居人でバニーガールの友人・絵衣子、東京の友人働くショーコたちのほんわかした日常ライフを描いた西村しのぶの漫画。読んだら神戸に住みたくなります!
 ところで、この作品の最新刊が4巻ですが、第一作が描かれたのは1990年。今年の大卒の新入社員が生まれた年ですぜ。もっとたくさん作品出してください!!
【花】青梗菜(ちんげんさい)
 中国野菜としてもメジャーなアブラナ科の野菜。アクが無く、煮崩しないので、炒め物や煮込み料理に使います。日本に入ってきたのは1970年代だそうで意外と最近。そういや、子供の頃に食べた記憶がないな~~


 で、作ってみようはいいんですが、この本の中にレシピが載ってるわけでなく、書いてあるのは

  青梗菜の緑のところ8割、豚ミンチ2割で作るのである
  ショウガと干ししいたけも
  ごま油と醤油で調味して、あとは包む包む

 とこんだけ。さすがにこんだけの情報では出来ないので、いつも作っている餃子と合体させて作ってみました。

〔材料〕
  青梗菜   4わ
  合挽ミンチ 160g(*1)
  餃子の皮  20枚入り大判(*2)
  干し椎茸  5g程度
  卵     1ケ
  花山椒   小さじ1杯程度
  ショウガ、醤油、老酒、塩、片栗粉、ごま油

〔作り方〕
①青梗菜は青い所だけを切り離して細かくみじん切りにする。
 軽く塩をして置いておく

  ※これで4わ分。量があるように見えますが水を絞ると少量になります
   白い部分は鶏肉と一緒に青梗菜のクリームシチューにしました

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②干し椎茸は水で戻し、柔らかくなった水を絞ってみじん切りにする。
③ミンチに老酒 小さじ1杯半、醤油 小さじ1杯、チューブ入りショウガ小さじ1杯
 すりつぶした花山椒(*3)、塩 3つまみを入れる。卵を解いて3回に分けてミンチに入れよく練る。
 練り終わったら片栗粉小さじ1杯半を入れて混ぜる。
④青梗菜を絞って(思いのほか水分が出ます)、椎茸も入れてミンチとよく混ぜ、
 最後にごま油小さじ1杯半を入れる。

  ※出来上がった餡。

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⑤出来上がったミンチ大さじ1杯程度を餃子の皮に乗せ、皮の周りに水を付け包む

  ※20ケ包んだところ。これで餡がミートボール2ケ分ぐらい余りですので
   ほぼほぼこんなもんです。

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⑥フライパンを熱して油を入れなじませる。餃子を並べ入れて底に焦げ目をつけたら
 水を約1センチぐらい入れて蓋をし、6分間蒸し焼きにする

  ※私んちのフライパンだと14ケしかはいりません。
   残りは明日のおつまみ用に取り置きです

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⑦パチパチ音がしてきたら、焼き具合を見てごま油をかけてちょっとだけ蓋をして
 つやが出たらできあがり

  ※皮の透明感がおいしそう!

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 たれは醤油、酢、ラー油でどうぞ。
 味はというと、けっこう美味しくできました。
 ニラが入っていないのでさっぱり味。もうちょっと椎茸を入れても良かったかな。
 がっつり感がなくって匂いもないので、彼氏にごちそうするってより女子会向きかなぁ。

 ところでなぜ”贅沢餃子”というかというとこの本でも

  とーーーっでも時間がかかるのである
  大量の青菜を刻むことと 包むことに・・・

 とあるように、餃子って時間と手間がかかるんですよね~~~
 包み終わるまで1時間20分、焼くのも入れると1時間半ほどかかるのに食べるのは10分かかんないし。
 まっ、単身赴任でどうせ暇だし。これで2食分できれば、よしとしましょう。

 余談ですが、以前東京の人から”なぜ関西人は餃子を2人前ずつ注文するのか?(*4)”と聞かれたことがありましたが、餃子って2人前ずつ頼むもんじゃないんでしたっけ?


《脚注》
(*1)合挽ミンチ
 単に安売りしてたから使っただけです、はい。
(*2)20枚入り大判
 別に普通サイズでもかまいません。大判だと包む回数が少ないのでたいがい大判を使っています。
 ちなみにこのサイズでの材料は
  豚ひき肉 180g、キャベツ(または白菜) 220g、ニラ 50g、ニンニク・生姜 各一かけ、醤油 大さじ 1杯、ごま油・砂糖・酒・片栗粉 各小さじ1杯、コショウ 少々
(*3)すりつぶした花山椒
 花山椒を入れるのが私流。す~~とした香りがお勧めです。
(*4)なぜ関西人は餃子を2人前ずつ注文するのか?
 言われるまで気が付きませんでした。まあ、デフォが王将か珉珉なのでこうなるのかなぁ。ちなみに大学生の呑み会だとこれが10人前単位になります。

ミュシャの素晴らしさって”曲線の魅力”とでも言いましょうか(ミュシャ展/シュロ)

 ども、意外に世紀末美術の好きなおぢさん、たいちろ~です。
 先日の土曜日に急きょ用事ができて会社に行ってました。で、思いのほか早く仕事が終わってしまいました。まあ、このまま帰ってもヒマなので、以前から行こう行こうとしてたミュシャ展を見に行きました(*1)。

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 写真はたいちろ~さんの撮影。ミュシャ展の入り口ポスターです。


【旅行】ミュシャ展
 ミュシャ財団秘蔵の作品を展示した日本テレビ開局60周年特別美術展。サブタイトルは”パリの夢 モラヴィアの祈り”。ミュシャ展の公式ホームページはこちらから。
 2013年 3月 9日~5月19日まで森アーツセンターで開催。しかし、テレビ朝日の真横の六本木ヒルズで日テレの展示会をやるとはいい度胸かも。
【花】シュロ(棕櫚)
 ヤシ目ヤシ科ヤシ属の総称
 ヤシというとヤシの実のなる”ココヤシ”を想像しますが、キリスト教でシュロ(ヤシ)というと”ナツメヤシ”のことなんだとか。中国食材で出てくる”なつめ(棗)”とは果実が似ているんだそうですがクロウメモドキ科なのでまったく別物。ああ、ややこしい。


 おぢさんにミュシャはまったく似合わないという自覚はあるんですが、好きなんですねぇ、やっぱり。奥様がフラワークラフト教室を始めるので(*2)案内用のポストカードを作成してくれと頼まれた時には、”これはミュシャでしょ!”とフレームに使ったのが黄道十二宮。自分でいうのもなんですが、まあ良い出来だったかと。ミュシャの魅力って花のモチーフとか丸っこい文字のロゴも良いですが、なんといってもあの曲線がいいんですね~~~。 髪の毛のうねうねとか、ペーズリーっぽいつるの意匠とか、フレームに使われてるデザインとか
 ということで会場で見たいくつかの作品から。

 まずはミュシャの出世作となった”ジスモンダ”。女優”サラ・ベルナール”の芝居のポスターとして作成されたものですが、サラ・ベルナールがいたく気に入って自分のブランド化を若き日のミュシャに託したんだそうです(*3)。手に持っているのがナツメヤシ。なんとなく日本人の思っているヤシのイメージとは違いますが、葉っぱの優しげな曲線が洋服のつるの模様なんかが今後の成熟を予見されます。

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 次は、この展示会のポスターや図録の表紙で使われている”夢想”。上のタイトル部分で使われている曲線のモチーフとかカズラっぽい花の意匠、ドレスのふわっとした広がりなんかって、なんかすごいですよね~~

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 四芸術より”ダンス”。ミュシャという人は組曲というか同じモチーフでいくつかの連作を作るのが好きなようで、これも”ダンス”、”絵画”、”詩”、”音楽”の4作品で構成されています。下の切れた二重円で間にはスラヴ的様式、上の左右のコーナーには花をあしらった文様。下左右には流れるような糸があしらってあるのは4作品共通。特に好きなのは”ダンス”で、長く伸びた髪が丸くまとまってたりとか、透明感のある布が腰から脚元に流れてたりとか、ダンスを象徴する女性のボディーラインとか、曲線美の極致です。

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 以前、ピカソ館でピカソのデッサンを見たんですが(*4)、こういった曲線が引けるってのはやっぱし天賦の才なんでしょうか。そういえば、プラハ聖ヴィート大聖堂のステンド・グラスや”スラヴ叙事詩”のような超大作もピカソっぽいかなぁ(*5)。ミュシャって上のようなポスターのイメージが強いんで、こういった作品があるのってちょっと意外でした。

 油絵だったら娘のヤロスラヴァを描いた2点。ポームページのトップに出てくる大きくなった”ヤロスラヴァの肖像”もいいですが、幼少期の”人形を抱くヤロスラヴァ”もお勧め。絵の前で思わず”かわい~~”とつぶやいちゃいました(別にロリコンってわけではありませんので・・・)

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 ところで帰りがけに気が付いたんですが、この美術展って圧倒的に女性が多かったんですね。数えたわけじゃないですが8割方女性じゃないかと。男性はといえばカップルの連れか初老のご夫婦(*6)。男性一人は少数派で、ましてやおぢさん一人なんて皆無に近い状態です。ミュシャって男性が見てもけっこう面白いと思うんですがね~~。もったいない話ではあります。


《脚注》
(*1)以前から行こう行こうとしてた~
 単身赴任も長くなると、どうも”デブ症”もとい”出不精”になります。医者からは痩せろといわれてるんですがねぇ・・・
(*2)歴奥様がフラワークラフト教室を始めるので
 奥様は仙台市でフラワークラフトの教室をやっております。教室は随時生徒募集をしてますので、ご興味のある方は「フラワークラフト作家”Ann”のひとりごと」をご覧ください。ちなみに”黄道十二宮”はこちらをどうぞ。
(*3)自分のブランド化を若き日のミュシャに~
 ブランドイメージの向上ってのは経営の重要課題なんですが、やっぱり作る人と選ぶ人の両方のセンスが必要なんだろうなぁ・・・
(*4)ピカソ館でピカソのデッサンを見たんですが
 箱根彫刻の森美術館のピカソコレクションです。キュビスムみたいな子供の落書きと紙一重な絵を描く人かと思われてるかもしれませんが、抜群にデッサンの上手い人です。機会があればぜひご覧になってください。
(*5)”スラヴ叙事詩”のような超大作もピカソっぽいかなぁ
 ”スラヴ叙事詩”の完成が1926年、ピカソのゲルニカが完成したのが1937年ですので、ミュシャのほうが先。印象で書いててすいません。
(*6)初老のご夫婦
 このご夫婦、なぜだかご主人のほうがとっても詳しくて思わず一緒に解説聞いてました。

おじさんのジェームス・ボンドよりおばさんの”M”のほうが元気なようで・・・(スカイフォール/鶴岡八幡宮の銀杏)

 ども、順調に50代を突っ走るおぢさん、たいちろ~です。
 いろいろばたばたしておりまして、1ケ月半ほどブログの更新が止まっておりました。もう引退したのかと思われてたかもしれませんが、もうちっと続けます。すいません。
 さて、人間も50代になってきますと定年だ、引退だという話が出てきます。まあセカンドキャリアだの言われても子供の学費だってまだかかるし、第二の人生だの言われても年金受給年齢が逃げ水のように遠ざかってってるし、なかなか引退して楽はさせてくれそうにはありません。とは言っても適当に年寄りがどいてかないと若いモンの席が開かないのも確かであります(*1)。
 ということで、今回ご紹介するのは世代交代を口にするという信じられないジェームス・ボンドのお話”スカイフォール”であります。


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 写真はたいちろ~さんの撮影。鶴岡八幡宮の銀杏です。


【DVD】スカイフォール(主演 ダニエル・クレイグ、監督 サム・メンデス)
 MI6のエージェント”007 ジェームズ・ボンド”は、NATOの諜報部員の情報が記録されているハードディスクの奪還に失敗、本人も行方不明になっていまう。
 その数ヶ月後、ディスクにあった工作員の情報がインターネット上に公表され、MI6本部もサイバーテロに襲われる。復帰を決意したジェームズ・ボンドだったが・・・
【花】鶴岡八幡宮の銀杏
 2010年3月の強風によって倒伏した鶴岡八幡宮の銀杏ですが、元あった所からひこばえ(新しい若木)が出るわ、移植した幹から萌芽するわとなかなかの生命力を見せてくれてます。


 しかし、歴代ジェームス・ボンドの中で最も暗いダニエル・クレイグですが(*2)、まさか引退だ世代交代だとか言い出すとは。真っ先に若返っている研究開発部門の”Q”ですが、ほとんどコンピュータオタク。オールド・ファンとしてはにこにこしながら物騒な新(珍)兵器を説明するデスモンド・リュウェリン(*3)が印象的ですが、これも時代ですかねぇ・・・

 マカオのホテルで相棒のイヴに髭をそってもらうボンドとイヴの会話。

   イヴ :さあ、これでいい。それらしくなった
        Now that’s better
        You look the part now
   ボンド:何らしくなった?
        And what part’s that?
   イブ :(音声版)死ねなかった 老兵
        (字幕版)古株の再スタート
        (原 文)Old dog,new tricks(*4)

 ”カジノ・ロワイヤル(2006年版)”では1968年4月13日生まれという事になっているそうなので、45歳になるはず(ちなみに演じたダニエル・クレイグも1968年3月2日生まれなので同じ年)。
 45歳で老兵だ、古株だ、Old dogだ言われると、50代のおじさんとしてはやるせないですねぇ。それでなくても体力は衰えているは、銃などの技能は落ちているはとさんざんな言われようのボンド氏です。

 で、この映画でやたらと元気なのがおばあちゃんとおじいちゃん。ボンドのボスの”M”とボンド家の猟場管理人”キンケイド”さん。”M”は引退勧告を毅然として拒否しちゃうし、キンケイドさんは家にトラップを嬉々として仕掛けるはショットガンをぶっ放すはの大活躍。

 公聴会で”M”が反対弁論をするシーンでの、テニソンの詩の引用(*5)。

  我らはかつての力を失いたり 在りし日は天と地を動かせし力を
  それが今の我らの姿
  英雄にも並び立つべき雄渾の心は 時とさだめにより弱められぬ
  されど意志に残されし強さは、
  戦わんとする気骨と、真実を求むる気概を失わぬままなり

   (音声版)

 自分の責任を問われている会議の席上でなかなか言えませんぜ、このセリフ。
 やはり、年老いたりといえども、これぐらいかましてみたいものです。

 やはりボンドにしても”M”にしても鶴岡八幡宮の銀杏みたく倒れようが何しようが芽をふくようなしぶとさを見せて欲しいものです。

 引退勧告を受けたスパイといえば“最後のスパイ小説”と言われたフレデリック・フォーサイスの”マクレディ・シリーズ(*6)”なんかを思い出しちゃいますが、やはりいつまでも元気なボンドを見ていたいというのがファン心理。
 かといって、”色あせた紋章(*7)”みたくもう一度活躍したいからと戦争始めちゃおうとするのは困りもんですが・・・


《脚注》
(*1)適当に年寄りがどいてかないと
 若者の雇用問題をうんぬんするなら、年寄りにとっとと年金渡して引退させたほうがいいとは思うんですがねぇ。それに部長や課長のポストだって今そこにいる人がどかないと若い人がつけないし・・・
(*2)歴代ジェームス・ボンドの中で最も暗いダニエル・クレイグ版ですが
 スタイリッシュな初代シューン・コネリーや、ほとんどコミックなノリのロジャー・ムーアまでいろんなボンドがいましたが、はっきし言ってダニエル・クレイグが一番暗いと思いますが、どうでしょう?
(*3)デスモンド・リュウェリン
 ”ロシアより愛をこめて(1963年)”から”ワールド・イズ・ノット・イナフ(1999年)”までの17作に登場。見た目はやさしいおじさん(おじいちゃん)ぽい人ですが、頭ン中はけっこう危ない人かも。
(*4)Old dog,new tricks
 ”trick”の訳は”たくらみ、策略、冗談、芸当、舵手の一交替服務時間”など。どの訳を使ってもそれらしく意味が通りそうな微妙な言い回しです。
(*5)テニソンの詩の引用
 イギリス詩人アルフレッド・テニスンの詩”ユリシーズ”の一節だそうです。
 ”対訳テニスン詩集(岩波文庫)”に載ってるそうなので、今度読んでみよう。
(*6)マクレディ・シリーズ
 イギリスの小説家フレデリック・フォーサイスによるイギリス秘密情報機関SISのベテラン・エージェント”サム・マクレディ”を主人公とする4部作(騙し屋、売国奴の持参金、戦争の犠牲者、カリブの失楽園)。日本版は角川書店より1991年に出版。ちょうど連崩壊によって米ソの冷戦が終結したころで、スパイが不要になるというのがある意味リアリティのある時代ではありました。まあ楽観的すぎてはいましたが。
(*7)色あせた紋章
 ”ゴルゴ13”(さいとうたかお)の第4話”色あせた紋章”より。(第1巻 ”ビッグ・セイフ作戦”に収録) 
 スパイ交換を利用して戦争を勃発させようとする危ないおじさん達のお話です。


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