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おぢさん世代に”つぶやき”は似合わないのかもしんないです(デジタルネイティブの時代/イチハツ)

 ども、最近Facebookを始めたおぢさん、たいちろ~です。
 使い方がよくわからんとです(ヒロシ風(*1))
 それでも娘とか昔の友人とか友達になったのでぼつぼつニュースなんかが見られるようになってきてます。デジタルネイティブとはかけ離れたおぢさん世代ですが、パソコン通信の時代から始まってブログまで35年以上、ITわりと得意なつもりだったんですがねぇ。まあ、面倒くさいがってマニュアル本読んでないだけかもしれませんが。
 パソコン通信は比較的早くからやってたんですが(*2)、Facebook始めたのはつい最近。iPhone5買ってやっと始めたぐらいです。まあ、パソコンにしろスマホにしろネット環境に依存するところがあるようで、今回ご紹介するのはモノゴゴコついたころからネットをした世代の人の本”デジタルネイティブの時代”であります。


Photo
 写真は”無料画像”のHPより。イチハツです。


【本】デジタルネイティブの時代(木村忠正 平凡社新書)
 子供の頃からPCやケータイに親しんでいる”デジタルネイティブ(原住民)”の行動様式を分析した本。サブタイトルが”なぜメールをせずに「つぶやく」のか”とあるように微妙な生まれ年の違いでメールやSNSなんかへの感じ方や使い方が異なってくるといった内容です。
【花】イチハツ(一初)
 アヤメ科アヤメ属の多年草。アヤメの仲間で一番早く花を咲かせるので”一初(イチハツ)”という名前が付いたんだとか。
 花言葉は”付き合い上手


 デジタルネイティブというのはネット環境などで4世代に分かれるそうで、キーワードを列挙するとこうなります。

〔第一世代〕~1982年生まれ
 ポケベル
(*3)、ピッチ。PCネット第一世代(ブログ・SNS以前)。オフライン基盤。
〔第二世代〕1983~87年生まれ
 ケータイメール。ダイヤルアップ
(*4)。モバイルネットの普及
 ミクシィ第一世代。既知同士のオンライン交流。
〔第三世代〕1988~1990年生まれ
 ケータイブロフ。SNS。ブロードバンド常時接続、パケット定額制。
 モバイルSNSとしてのミクシィ。
〔第四世代〕1991年生まれ~
 ブロフ・リアル・ブログ・SNSの使い分け。中学の濃厚な集団圧力でのケータイ利用
 小学生から自宅にブロードバンド。オンとオフの区別があいまい。

 なんとまあ、10年かそこらでこんだけでジェネレーションが分かれるってのもちょっと驚き。で、これらを分析すると下記の4つの特性があるとのこと。

①空気を読む力
②対人距離を構成する「親密さ」と「テンションの共有」が相互に独立し、「テンションの共有」のみによる(「親密さ」を伴わない)親しさへの志向
③「コミュニティ」、「ソーシャル」とは異なる「コネクション」という社会原理の拡大
④サーバースペースへの強い不信感、低い社会的信頼性と強い「不確実性回避傾向」

 簡単に言うと①は相手との関係の気の使い方みたいなもん。今電話をかけていいかどうかとか、すぐにメールを返信しないといけない”5分間ルール=集団圧力”とか。
 ②は、あんまり親しくない間柄でも盛り上がる(テンションの共有)みたいなもの、④はネット上で自分のプロフィールを公開しない(匿名性)など。
 で、面白かったのが③の「コミュニティ」、「ソーシャル」、「コネクション」の違いです。

 

「コミュニティ」というのは、メンバ同士が顔見知りで長期的・安定的な関係。リアルだと”村”や”家族経営の企業”になります。ソーシャルネットワークなんかで出てくる「ソーシャル」ってのは、バブリックとプライベートの切り分けられていて、メンバーは地縁・血縁にとらわれない個人=市民として尊重されていて自律的・合理的な存在。”都市”における関係と言えます。ネットサービスでいうと”ミクシィ”が「コミュニティ」、”Facebook”が「ソーシャル」の代表例と言われればなんとなくイメージできるかと。
 で、「コネクション」というのはメンバー(社会的主体)と個人(主体)の関係が多様化、差異化、変化、流動化してきたために、不安定、流動的、境界があいまいで、継続的で安定的な関係を期待できないなかでするコミュニケーションのこと。なんのこっちゃ分かりにくいかもしれませんが、東日本大震災での自主的なボランティアや2012年度末の”維新の会”の一部政治家のどたばたを例に挙げられるとなんとなくそんなもんかと思っちゃいます。

 「コネクション」の代表例が”ツイッター”だそうですが、まったく知らない人にはぶつぶつ言ってるだけにしか見えないのが、関係ある人には会話になってて、興味があるテーマにはツッコミを入れる”あいまいなコミュニケーション”ってのは一昔前にはなかった関係性ですよねぇ。
 私自身は”ツイッターってどこが面白いんだろう?”って感じちゃう人ですが、こういう関係性になんとなくなじめないからでしょうか。”Facebook”でも、友達の友達って知らない人じゃん(*5)って思っちゃって違和感あるぐらいだし。
 逆に、メールの返信が2~3日後でもあんまし気にならないし、電話どころかメールでさえ”圧力”と感じる感性って理解しがたいです。

 どうも、デジタルネイティブ以前のおぢさん世代ってのは、リアルな付き合いがベースにあって(コミュニティ)、多少疎遠になってても年賀状を送ったり、こんな益体もないブログ書いて遊んでたり(ソーシャル)するあたりが肌感覚としての限界なのかも。
 知らない人も含めた相手に目的のない(あるのかもしれませんが)コミュニケーションできないっておぢさん世代って、デジタルネイティブの人から見れば”リアルの世界という重力に魂を取り込まれた人達”に見えるかもしれなせんが、まあ、おぢさんってそんなもんです。もっとも、”いずれアヤメかカキツバタ”ってな美人さんが相手だったら付き合い上手にもなれるんですが・・・

 この手の本って、どっちかつ~と理系の人やネットの中の人が書いてるのが多いんですが、”デジタルネイティブの時代”は珍しく(私が読んでないだけかもしれませんが)文系の人が外から見て書いている感じがします(*6)。ちょっと毛色が変わっているのもOKであれば読んでみてもいいかも。


《脚注》
(*1)ヒロシ風
 ”ヒロシ”ってのは2000年代中ごろ”自虐ネタ”で一世を風靡したお笑い芸人。けっこう気に入ってたんですが、最近あんましテレビでませんねぇ。ネタ本も3冊出てますが、数行の文章で笑いを取る面白さってツイッター向きかもしれません。
(*2)パソコン通信は比較的早くからやってたんですが
 婚約時代の奥様にパソコン通信を見せたところ”この人(私のこと)は、オタクだ”と思ったそうです。そんな奥様ですが、最近はほとんど毎日のようにブログを更新するヘビーブロガーになっております、はい。
 ご興味のある方は奥様ブログ「フラワークラフト作家”Ann”のひとりごと」をどうぞ。
(*3)ポケベル
 かつて日本電信電話公社(現在のNTT)が行っていたサービスで、ディスプレイ付きの小さな端末に電話番号などを送信して公衆電話から折り返しで電話をかけてもらうようにするもの。当初は数字しか送れないので”4649(よろしく)”みたいな語呂合わせをやってました。今のスマホ世代の人からはなんなんだと思われるかもしれませんが、”ポケベルが鳴らなくて”なんてトレンディドラマ(死語)なんかもあったんですよ~
(*4)ダイヤルアップ
 文字どおり家電からダイヤルをかけてパソコンをネットワークに接続する方式。従量制課金(使った時間だけ費用が発生する)なので、長時間使いっぱにすると結構な通信費などがかかかるため社会問題化しました。言ってみればソーシャルゲームの高額請求問題の草分けみたいなもんです。
(*5)友達の友達って知らない人じゃん
 娘と”友達”になってるんで交友関係丸分かり。男友達が何人もいるようですがお父さんとしてはちょっとフクザツです・・・
(*6)文系の人が外から見て書いている感じがします
 著者の木村忠正は文化人類学の畑の人。まあ、科学的アプローチという点では外から見る方が正しいんでしょうね。

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