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2012年12月16日 - 2012年12月22日

大人のおもちゃに、このネークングはすごい!(売れる! ネーミングの発想塾/薔薇)

 ども、”晴耕雨読”という名前のブログを書いてるおぢさん、たいちろ~です。
 先日、通りがかりの古本屋さんでたまたま暖簾をくぐって某売り場に入ると(*1)、ある小箱がありました。そこには墨蹟あざやかに

  天柱  この柱、天に至る

 の文字が。実はこれ、女性のナニの形をしたちくわ状のナニで、男性のナニをナニすると気持ち良くなるという秘密道具(自主規制)。ぶっちゃけ大人のおもちゃです。
 この手のモノにはさして興味はないんですが、いや~ぶっ飛びましたね、このネーミングセンスには。男性のナニを柱に見たてて天にもとどくような誇張したイメージ。男性のナニもちょっとは大きくなるような気がしちゃいます。
 ということで、今回ご紹介するのはネーミングを勉強するために思わず読んじゃった本”売れる! ネーミング発想塾”であります。


Photo

 写真はたいちろ~さんの撮影。
 川崎市にある生田緑地バラ苑の薔薇(サムシング スペシャル)です。


【本】売れる! ネーミングの発想塾(齋藤孝、ダイヤモンド社)
 ”声に出して読みたい日本語”や”座右の○○”シリーズなどのベストセラーを生み出した齋藤孝明治大学教授によるネーミングを考える発想法をまとめた本。
【花】薔薇(バラ)
 バラ科バラ属の総称。園芸用植物の代表だけあってやたら種類が多く、生田緑地バラ苑だけでも530種あるとのこと。それぞれにユニークな名前がついてるのがまたすごいことです。
 今回薔薇を選んだのは”薔薇の名前(*2)”の連想から。そんだけです、すいません。


 ”売れる! ネーミングの発想塾”によるとネーミングに心惹かれるのは

  たった一言なのに、すべてが伝わる
  たった一言なのに、心打たれる
  たった一言が、耳に残って離れない

だそうですが、この”天柱”って、まさに絶妙ですね。大人のおもちゃなんて買ったこともないし別に買いたいとも思ったこともないおぢさんにブログ書かせるぐらいに

 ”売れる! ネーミングの発想塾”によると、ネーミングは”系”と”型”で考えると良いそうです。これはどんなのかというと

  系:商品の特徴を説明する”説明系”と、イメージ重視の”イメージ系”
  型:ひねり方のパターン(擬態語型、極端型、擬人化型、ダジャレ型など29種)

”天柱”ってネーミングはイメージ系極端型でしょう。
 この”天柱”を作っている会社はバツグンのネーミングセンスがある人がいるんみたいで、ほかの商品も並べてみるとこんなんです。

[菊華絶景]
 女性の後ろのナニをかたどった大人のおもちゃ。
 箱の上側のキャッチコピーは”美白美人の儚い後姿。この肉感、まさに極楽浄土の如く!” いいですねぇ、文学の香りあふれる言い回し。
 おしりをつきだしたような形のおもちゃに”儚い”をつけることでなんだか愛おしさを感じさせるセンス。それにトドメの”如く”。ゲームソフトのヒット作に”龍が如く”(セガ)とか明治維新の激動期を描いた司馬遼太郎の”翔ぶが如く”(文春文庫)、織田信長が主人公の本宮ひろ志のマンガ”夢幻の如く”(集英社文庫)、 ほかにも人生論のベストセラー、茶谷 清志の”龍馬の如く”とか、なんだか男のロマンを彷彿をさせる響きがあります。

[絡繰葡萄]
 ”からくりぶどう”と読みます。男性のナニの形をした女性用?の大人のおもちゃ。
 周りにブドウの実状のつぶつぶが動くのでこの名前かな。わざわざ”絡繰”という難読漢字(私も辞書ひかないと読めませんでした)を当てるとこなんか、ある意味トリビア型(*3)の演出でしょうか。
 キャッチコピーは”深い快楽をもたらす匠の業”。ワザの漢字に”技”ではなく”業”をあてたところも秀逸。”業”はワザよりも”人間の業(ごう)”みたいなのを連想させます。

[名器探訪 襞比べ 多段灯篭]
 これも”天柱”と同じ女性の形をしたナニ。
 ”植物物語”や”ラーメン紀行”と同じ”物語型”に入ります。
 かつてNHKで放映していた”日本史探訪”という歴史番組がありましたが、おぢさん世代だとなんだか教養あふれるナニカがありそうに思ったりして。

[淡雪華]
 これも女性の形をしたナニですが、なぜか非人間的なまでの真っ白。
 でも、”その白さ、淡き雪の如し”とかキャッチコピーがついちゃうとみょ~に納得しちゃいます。しかも”淡き”がまたいい味だしてますし。

[四つ目屋本舗]
 これらを作成している会社の名前。これはぼてぢゅう総本家(お好み焼き屋)、千疋屋総本店(フルーツショップ)と同じ”元祖型”。老舗的な風格を表すネーミングです。

 ほかにも”処女桜”とか”大奥”みたいな直球勝負なのもありますが、下半身を刺激する商品なのに”下半身刺激型(*4)”のネーミングでないほうが面白ンですね。 あんましストレートすぎるよりひねりを加えたほうがインパクトがあるのかもしれません。

 まあ、人様のネーミングにあ~だこ~だ言うのは簡単ですが、いざ自分でやろうとするとけっこう大変。以前、会社の商品企画でネーミングをやったことがありますがそうそううまくいくもンではありません。ある業界向けのソリューションのネーミングをやった時に、別の人の考えた光り輝くという英語”shine(シャイン)”という名前にほぼほぼ決まってたんですが、ある人が(*5)これを”シネ(死ね)”と読んだために急きょボツに。私のつけた名前が繰り上げ当選になりました(おかげさまで業界内のベストセラーになりました)
 別にネーミングがすべてを決めるわけではないですが、まあ、インパクトのある名前のほうが人に覚えてもらえるのは確か。子供の名前意外を除けばネーミングなんてする機会はそうそうないでしょうが、ゲーム感覚で考えてみるのもボケ防止にはいいかもね。

PS.
 今回ご紹介のナニはamazon.comで買えますが、カテゴリが”ヘルス&ビューティーストア”ってのが笑えます。


《脚注》
(*1)暖簾をくぐって某売り場に入ると
 ネクタイにストップなデザインで”18”と書いてあるアレです、はい。
(*2)薔薇の名前
 ウンベルト・エーコの小説。ショーン・コネリー主演で映画化もされましたが、まだ読んでません。カトリック修道院で起きる怪事件を見習修道士が解決する話らしいす。
(*3)トリビア型
 ムダな知識だが言われてみると”へぇ~”ボタンを押しちゃうようなネーミング。
 私の会社の近くに”カレッタ汐留”ってのがありますが、”カレッタ”はアカウミガメの学名”カレッタカレッタ”に由来するとか。へぇ~~
(*4)下半身刺激型
 なんだかエッチな感じのするネーミングの型。”マシュマロブラ”とか、”団地妻シリーズ”とか、夜のお菓子 うなぎパイ”とか(うなぎパイは別にそういう意味のネーミングではないそうですが)。
(*5)ある人が
 実は今の上司だったりします。
 確かにローマ字読みならその通りですが、言われるまで誰も気が付きませんでした。

 ※”売れる! ネーミングの発想塾”以外は18禁商品です。

注文すればすぐ本が入ると思うなー! アマゾンがあるじゃん!!(禁句)(暴れん坊本屋さん/ルドベキア)

 ども、ヲタクではありません、愛書狂(ビブリオマニア)のおぢさん、たいちろ~です。
 前回の続き(*1)、本屋さんのお話です。私の場合、お金がないので本を探すには

  図書館 > 古書店(BOOKOFFとか) > 本屋さん ≒ amazon.com

になります。
 はっきり言ってお金のかからない順番ですが(*2)、だいたい欲しい本は決めてから探す方なので、モノにもよりますが古書店で2~3ケ月探してなけれ本屋さん、本屋さんで2~3店探してなければばamazon.comで注文します。なぜ、本屋さんでいきなり注文しないかというと時間がががるから。
 ま、本屋さんにもいろいろ言い分はありそうですが、そのあたりの話が載ってるが今回ご紹介する”暴れん坊本屋さん”であります。


P1050209
 写真はたいちろ~さんの撮影。近所のルドベキアです。


【本】暴れん坊本屋さん(久世番子、ウィングス・コミックス・デラックス)
 本屋の店員兼漫画家”久世番子”の経験を元にしたコミック。2005~6年に3分冊で出版されてたものに未収録を加えた完全版”平台の巻”、”棚の巻”が12年に発刊されました。
 番子のあこがれは自分の本が”島に平積み(*3)”されるとこですが、先日、丸善丸の内本店で、特設ワゴンにのっかってました。へぇ~~
【花】ルドベキア
 キク科オオハンゴンソウ属の多年草。オオハンゴンソウは漢字で書くと”大反魂草”とちょっとおどろおどろです。
 花言葉は”公平、正しい選択”など。


 話はいきなり飛びますが、社内のホームページ管理者をやっています(これは本当)
 で、後輩の担当者にコンテンツの並べ方の説明を”図書館と本屋さんの違い”でしました。
 図書館は、おおむね日本十進分類法にそって分類されていて、著者のアイウエオ順に並んでるケースがほとんど。これに対して本屋さんってのは平積みがあり~の、POPがあり~の(*4)、特集コーナーがあり~のしてます。
 なんでこんな違いが出るかと言うと

  図書館 :検索重視。検索用PCで探せばだいたい自分で本を見つけることが可能
  本屋さん:販売重視。ベストセラーや売りたい本を目立つようにレイアウト。

なんでしょうか。
 なので社内のホームページは単に分類して並べるだけじゃダメで、お客様に使っていただきたい(ぶっちゃけ売りたい)ものを目立つようにレイアウトするほうが望ましいって話です。

 まあ、当たり前っちゃ当たり前ですが、そのために苦労してるんですね、本屋さんって。”暴れん坊本屋さん”にはそのあたりの苦労話がいっぱい出てきます。売るためにどの本をどこにどのように並べるかとか、お客さんに興味を持ってもらうためにどんなPOPを書くかだとか。
 まあ売りたい本を売ることも大切ですが、より重要なのは”お客さんの欲しい本を提供する”こと。お客さんの質問で”○○についてオススメの本ありますか?”みたいなのは店員さんのセンスが問われます。ただ、こんなのはいいほうで”その本が何?”ってのがはっきりしないで本を買いに来る人も多くて、6割は間違ってるそうです。年間7万5千冊近く出版されている昨今(2010年度 日本著者販促センターHPより)わからんでもないですが、それでもい~かげんすぎのお客様が多い。本書の例だと

   お客様指定       正解
  サティ     → サライ(中高年向けの生活情報雑誌)
            ※サティは昔あったショッピングセンターの名前です
  誠のウワサ   → 噂の真相(反政治権力・反権威な雑誌。現在は休刊)
  ダイモンタケニ → 代紋TAKE2(渡辺潤によるSFヤクザ漫画)
  チミ      → TIME(アメリカのニュース雑誌)
  あたしンち   → 和田慎二(スケバン刑事、超少女明日香などを描いた漫画家)

 とか。ほとんどトンチの世界です。最近は検索端末を置いてある本屋さんもありますが、これとて検索キーワードをうまく選ばないと山ほど出てきて絞りきれないしみたいし。本屋さんにご迷惑をおかけせずに”正しい選択”をするためには、自分で探してから行くべきなんでしょう。

 あと、本屋さんにない本ですがこれを注文するかというと私はしないですね。なんとなれば時間がかかりすぎるから。本書では在庫があっても約1~2週間って書いてます。

  お客様:あさってまでに学校で要るの~
  番子 :ムリです!!!
      だってこの本、取次在庫無しだし、版元直接注文だと確実に一週間超・・
  お客様:アマゾンがあるじゃん!!(禁句)

 本屋さんにも言い分はあるみたいですが、これじゃ翌日配送のamazon.comには勝てません

 ”暴れん坊本屋さん”は、普段行ってる本屋さんのウラ話がてんこ盛りの本。本好きなら読んどきたい本です。本屋さんって、本好きだけでは勤まんない仕事みたいです(*5)。


《脚注》
(*1)前回の続き
 ”もともと短歌って洗練されたツイッターみたいなもんだったりして?!(配達あかずきん/茜)”です。お時間がありましたらこちらをどうぞ
(*2)お金のかからない順番ですが
 すいません、ウソつきました。
 古書店の場合、単価としては正価の5~60%、105円で買えますが、その時買わないと無くなっちゃう可能性が高いので”まあ、いつか読むだろう”でついついかっっちゃいます。たぶん読んだ分だけで計算すれば新刊買ったほうが安かったかも、恐くて計算できませんが。
 それに来ないんですねぇ、この”いつか”が・・・
(*3)島に平積み
 ”平積み”というのは本の表紙が見えるように台に並べること。”島”はその中でも入り口すぐ脇の陳列棚。”本屋の玉座”だそうです、
 ま、知ってても役に立つ知識じゃないですが本屋の意気込みはわかります。
(*4)POPがあり~の
 POPってのは平積みの台にあるはがき大の宣伝広告。本屋さんが手書きで作ってて、モノによってはいい味出してます。POPが良くてベストセラーになった本もあるらしく、なかなかアナドレナイシロモノなんだとか。
(*5)本好きだけで勤まんない仕事みたいです
 給料は安いは重い本を運ぶ肉体労働だはらしいです。じゃあなんで本屋さんで働くかと言うと本が一割引きで買えるどうです(お店によって異なる)。ただ、そのおかげで膨大な量を買っちゃう人もあるとか。こうなりそうだなぁ、私が勤めると・・・

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