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2012年10月28日 - 2012年11月3日

意外と少女マンガにしたら合いそうな推理小説です(権田原不動産気付バーネット探偵社/豚)

 ども、あとは定年まで会社に居座るしかないおぢさん、たいちろ~です。
 私んとこの部署には150人以上の社員がいます。こんだけ人がいると年に一人や二人は退職する人もいるわけですが、当然やめた後の消息ってのがはっきりしてる人もいれば消息不明の人もいます。
 で、そんな中の一人に”松永君”ってのがいたんですが、司法書士だかなんだかになるといって退職したんですが、なんと小説家になってました。ということで、今回ご紹介するのは松永君の書いた小説”権田原不動産気付バーネット探偵社”であります。
 松永君、元気でやってるか?


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写真はたいちろ~さんの撮影。
ちくさんフードフェアにいた黒豚です(考えたらちょっとシュールなシチュかも)


【本】権田原不動産気付バーネット探偵社(松永 和希、角川書店)
 かねてからの夢だった探偵社を設立した俺。事務所は”権田原不動産”を間借りしている。相棒は小学校6年生の女の子”権田原美奈子”、不動産屋の社長の孫娘だ。
 最初の依頼人はアパートに住むバアさん。飼っていた愛猫を探してほしいという。その事件はストーカ事件に発展し・・・
 エブリスタ(*1)電子書籍大賞2012優秀賞を受賞したミステリー。
【動物】
 哺乳綱ウシ目イノシシ科の動物。
 三十八間堂本舗というモナカ専門店のマスコットキャラ(色はピンクですが)としてブタの妖精”もなぶぅ”というのが出てきますが、いいのか甘い物屋さんのマスコットが豚で?!(*2)


 小説はけっこう読みますが、リアルな作家を知ってるケースってのは今回初めて。でも、松永君って、こんなん書くキャラだっけ?!

 主人公で探偵役は俺こと太郎丸太郎(*3)。大学を卒業したてで探偵社を開設。喘息持ち。法律に詳しく(これは司法書士・行政書士の資格とった作者の反映?)、本人に自覚はないもけどけっこうモテてる(これは作者の反映じゃないかと)。
 相棒の美奈子ちゃんも小学生ながら観察力と記憶力に優れた女の子。ワトソン役というよりこの子も探偵属性。”もなぶぅ”と三十八間堂本舗のモナカを愛する良い子です。
 ワトソン役は同じ不動産屋に務める源川新右衛門さん(*4)。
かつて愛した権田原の組長の娘”紋華”の忘れ形見である美奈子ちゃんのことを”お嬢”と呼ぶ任侠の人。

 で、物語はというと、バアさんの愛猫の失踪をきっかけにその大家さんである遠賀川さんと知り合いになった俺が、ストーカーに狙われ、借金取りに恐喝される彼女を助けることになり、そこにい~かげん警官の次郎長や幼馴染の筑前さんがからんで・・・
という内容です。ストーリーだけ書くと今風なライトノベルっぽいですが(*5)、どっちかというと少女マンガのノリかなぁ。

 各章の頭にちょっと気の抜けたポエムっぽいのがあるせいでしょうか。一昔前の少女マンガって、コマの中にポエムが書いてあってリリカルな雰囲気出してましたが、そんなの思い出しました。表紙やイラストも萌え絵系というより少女マンガ風。ジャンル的には推理小説ですが、凝ったトリックなんかもないのですらすら読めるし。

 知人でもあるので、ぜひ売れて欲しいです。そしてこれを原作で少女コミック化されないかなぁ、角川だと難しそうだけど(*6)。コミックって小説と発行部数の桁が違うそうなのでけっこう印税いっぱい入ってきそうだし。そしたら、今度会っておごってもらおう!

《脚注》
(*1)エブリスタ
 日本最大級の小説・コミック投稿サイトだそうです。読んだことないけど。
 どうも、電子書籍って慣れてなくって。iPadでも買えば始めるんでしょうが・・
(*2)甘い物屋さんのマスコットが豚で?!
 デブの代名詞のような豚ですが、wikipediaによると豚の大半は筋肉で、体脂肪率は14~18%程度なんだとか。確かにバラ肉を除けば脂身だらけの豚肉ってないもんねえ。
(*3)太郎丸太郎
 船の名前っぽいので、事件を解決してもらったオバさんに大漁旗をプレゼントされてます。
 そういえば退職した人の中に実家の船宿を継いだのもいましたが、元気でやってるのかなぁ
(*4)新右衛門さん
 どうしても、新右衛門といえば”さん”付けしちゃうんだなぁ、アニメの”一休さん”見てたおぢさん世代としては。
(*5)ライトノベルっぽいですが
 今や一ジャンルを確立した感のあるライトノベルですが、角川グループがシェアの7~8割を占めるんだとか。この本は角川書店から出てますが、なんでラノベブランドで出さなかったんだろう?
(*6)角川だと難しそうだけど?
 日本を代表するメジャー出版社ですが、なぜか女性向けのコミック誌は”月刊Asuka”だけ。アニメ系の雑誌はいっぱい出しているのになぜだ??

この惑星の住人は、答えを知りたくないことを質問しすぎる(MIB3/Apple Store Ginzaのジョーンズ)

 ども、この惑星の住人のおぢさん、たいちろ~です。
 こんな、い~かげんなブログを書いてますが、会社ではいちおう中間管理職というものをやっています。で、立場上”ホウレンソウ”てのが重要だとか能書きを垂れることもあります。
 ”ホウレンソウ”ってのは”報告”、”連絡”、”相談”の頭文字を並べたモンですが、意外に上手下手があって、端的にポイントを説明する人もいれば、”おまいは何を言いたいんや??”という人もいます。私が入社したころは”偉い人は忙しいので、まず結論から言え”と教えられましたが、聞く立場(別に偉くなったわけではないですが)になるとなるほどよくわかります。
 コミュニケーションという意味では、これ以外にも”質問”や”助言”なんかもありますが、これも同様。ということで、今回ご紹介するのはコミュニケーションに関する含蓄ある言葉を”MIB3”から。


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写真はたいちろ~さんの撮影。
Apple Store Ginzaにあったトミー・リー・ジョーンズとBOSSジャンです。


【DVD】MIB3 メン・イン・ブラック3
  (主演 ウィル・スミス、トミー・リー・ジョーンズ、 角川書店)
 地球に生息するエイリアンの行動を監視する秘密組織MIBのエージェント”J(ウィル・スミス)”と”K(トミー・リー・ジョーンズ)”。
 かつて、Kが逮捕した犯罪者”アニマル・ボリス”が月の刑務所を脱走した。復讐を誓うボリスはタイムマシンを使って過去を改変、Kを消してしまう。相棒のJはKを救出すべく過去にタイムトラベルする・・・
 人気シリーズ”MIB”の3作目。
【旅行】Apple Store Ginzaのジョーンズ
 Apple Store Ginzaといえば、iPhoneやiPadなんかが発売されるとTV取材が殺到するアップルストアの旗艦店。私のiPhone5もここで買いました。
 契約する時に見つけたのがこの立て看板。黒づくめのスーツではないですが。
 ちょうどサントリー缶コーヒー”BOSS”のコマーシャルとコラボをやってたころです。


 トミー・リー・ジョーンズといえば、”この惑星の住民は~”のCMで有名(*1)。無愛想なおっさんですが、MIBでもそんな感じ。映画の中でJはKのことを”あまりに歳とってて、しかめっ面で、無愛想で、とにかく頑固で、あまりに融通がきかなすぎ”と言ってますが、確かにコミュニケーションしたいと思わせるキャラではないですな(*2)。上司がこんなんで机に座ってたらまあ、報告に行くにも気合が入りそうだし。

 そんなKですが、コミュニケーションに関してなかなか含蓄のある言葉を言ってます。
 JがKに幸せの秘訣を質問したシーン

  J:あんた、なぜそんなに幸せよ?
     How you live such a happy life?
  K:答えを知りたくないことは質問しないからだ
     I don’t ask questions
     I don’t want to know the answer to.

 質問というか、人に意見を求める時には2つのパターンがあります。
 一つ目は、まだ結論が出ていない場合、もうひとつは結論が出ていて同意が欲しい場合。前者の場合は純粋に結論が決め切れていないので、思ったことを言ってもそんなにもめませんが、後者の場合はちょっとやっかい。
 同意が欲しい人にダメ出しするとけっこう泥沼だったりします。最悪なのはほめて欲しいだけの人(*3)。そもそも、この手の人は質問の形をとってますが、

  答えは聞いてない!(*4)

状態です。

 未来を見ることのできる宇宙人”グリフィン”が二人に対して

  苦い真実は甘い嘘に勝る
   The bitterest truth is
   better than the sweetest lies.

 といってますが、苦い真実を聞く気がないというか覚悟がないのに、軽々に人に意見を求める人が多すぎ。人に意見を聞くってのは、何を言われても冷静に受け止められるってことが必要だと思うんですがねぇ。それにはっきり言って、ほめて欲しいだけなら私は意見を求められるには不適当な相手です。

 この手の人にダメ出しすると”何故ですか”が返ってきてちゃんと説明しだすと後はどろどろ。どうしようもなくNGならちゃんと言いますが、まあリスクが許容範囲内ならこう答えることにしています

  もし、あなたがどうしてもしたいのであれば、私は止めない
   If you want to do by all means,
   I do not stop it.

消極的否定文です。ま、責任回避以外の何物でもない答えですが・・・
 自己責任でやって成功すれば万々歳ですが、だめだったら自己責任ってことで納得してくれるでしょうし(まあ、納得しない人もいますが)

 ”MIB”はけっこうお気に入りのシリーズ。前作の”MIB2”から10年、トミー・リー・ジョーンズも御歳66歳(*5)とアクションやるにはきついかなと思ってましたが、そうですが、タイムトラベルモノになりましたか・・

《脚注》
(*1)”この惑星の住民は~”のCMで有名
 このCM、初回は2006年で、30本以上やってます。
 宇宙人で地球調査官のジョーンズが地球の人の何気ない行為をク~ルに評価するというCM。言われてみればなるほど系のコメントは結構好みです。
(*2)コミュニケーションしたいと思わせるキャラではないですな
 CMだとほとんどしゃべんないので無口キャラと思われがちですが、映画では意外とよくしゃべってます。相棒のJが以上におしゃべりなので、無口に思えるだけで。
(*3)最悪なのはほめて欲しいだけの人
 ビジネス書によく出てくる山本五十六元帥の言葉に
  やってみせ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ
てのがありますが、これって使い方が誤解されてるんじゃないかと。
 山本五十六って人は海軍兵学校、海軍大学校、ハーバード大学留学と超エリートコースの人で、まわりもきっと優秀なんでしょう。させてみればちゃんとできるだけの能力のある人なら、そうなんでしょうが、あぶなっかしくてさせられない人をおだてるってのはねぇ。
  豚もおだてりゃ、木に登る
とも、言いますけど・・・
(*4)答えは聞いてない!
 ”仮面ライダー電王”に登場する仮面ライダー”リュウタロス”の決め台詞。
 この後、問答無用に攻撃しちゃう人ですが、好きですね~、こういう態度。
(*5)トミー・リー・ジョーンズも御歳66歳
 初代仮面ライダーを演じた藤岡弘と同い年だそうなので、あながちムリってわけでもなさそうですが。

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