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2012年3月25日 - 2012年3月31日

高校を卒業するんだ。もう、お父さんのちっちゃな娘じゃないんだからな(トワイライト/ユリ)

 ども、今年20歳になる娘の父親のおぢさん、たいちろ~です。
 今週の週刊ダイヤモンド(2012年3月24日号)ですが、”あなたの娘は何を考えているのか?”でした。まじめなジビネス雑誌なんでこのような特集ってのはめずらしいんですが、気になって買ってしまいました。
 まあ、”お父さんはうざい”だの、”お父さんのこと好きだと思ってるかもしれんけど、本当は嫌い”だの言われたい放題。かといって娘との”友達親子は危険、10年後にツケがくる”だの、どないしたらえ~ねんという内容。
 まあ、子供も二十歳になれば立派な大人だと考えてますので、自分の判断で適当な年に適当な男とそこそこ幸せな結婚をしてくれれば良いと思っています
 とはいえ、娘にプロポーズするのが吸血鬼で、愛の告白をするのが狼人間となるとどうでしょうか? ということで、今回ご紹介するのは、そんなお父さんの出てくる物語”トワイライト”の第三期”エクリプス(Eclipse)(*1)”であります。


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 写真はたいちろ~さんの撮影。仙台市秋保大滝近くで見かけたユリです。


【本】トワイライト (ステファニー・メイヤー ヴィレッジブックス他)
 少女ベラは復讐に燃える吸血鬼”ヴィクトリア”に命を狙わる。恋人である吸血鬼エドワードとスワン一家は、ベラに想いを寄せる狼人間ジェイコブとその一族とともにヴィクトリアとの戦いを決意する・・・
 大ベストセラー”トワイライト”シリーズの第三期。
【花】ユリ(百合)
 主にユリ科ユリ属の多年草の総称。
 キリスト教では白いユリの花はが純潔の象徴、聖母マリアの象徴として描かれますが、”父の日”の花でもあります。
 というか、”母の日”のカーネーションと違って”父の日”の花ってのは明確に決まってはいなそうで、”薔薇”、”ヒマワリ”、”ユリ”、”ラン”などけっこう適当。ちょっとかなしくはありますが。


 ”エクリプス”では、吸血鬼のスワン一家&狼人間キラユーテ族連合 VS 吸血鬼”ヴィクトリア”&新生者(*2)”部隊との戦いとか、エドワードとジェイコブの恋のさやあてとかけっこう盛り上がりどこと満載なんですが(*3)、実は印象に残ったのはベラのお父さん”チャーリー・スワン”です。
 警察署長で、娘のベラに対し厳しい中にもやさしさを見せるというなかなかの人格者。奥さんは1歳になるベラを連れて離婚、ベラは17歳になってお父さんと暮らす父子家庭になるという難しい親子関係ではあります。娘の恋人としてはエドワードよりジェイコブのほうが気にいっている様子で一波乱巻き起こしてますが、根はいい父親です。

 しかし、主要キャラクターの中にあって吸血鬼同士の闘いにまったく関与しないんですね、チャーリーは。というかまったく蚊帳の外。

 でも、父親として、娘の人生の重要なポイントには父親らしい言葉をかけています
 ベラの卒業式の日のチャーリーとベラの会話。

  チャーリー:ベラ、これはたいしたことなんだぞ。高校を卒業するんだ。
        この先は現実の世界が待っている。大学に、自立した生活。
        もう、お父さんのちっちゃな娘じゃないんだからな・・・
  ベラ   :パパ・・・
        お願いだから、私の前でうるうるしないでよね
  チャーリー:だれがうるうるしてる!?
        なんだ。どうしておまえはしらーっとしてるんだ
  ベラ   :わかんない。まだ実感がわかないのかな

 まあ、ストーリーの本筋とはあんまし関係はないんですが、娘を持つお父さん的には結構気に入っているエピソードです。

 娘のベラも親思いの子で、お父さんを闘いに巻き込まないようにとっても気を使っています。でも、父親ってのは娘のことが心配で、吸血鬼同士の闘いが終わった夜に、何か思うところがあるのか、こんな言葉を。

  チャーリー:ひとつだけ、約束してくれ
  ベラ   :いいけど
  チャーリー:何か思いきった行動をとるなら、その前に話してくれないか。
        あいつと駆け落ちとか、そんなことをする前に・・・
(*4)
  ベラ   :パパ・・・
  チャーリー:まじめにいってるんだ。騒ぎだてはしない。
        ただ事前に知らせてくれ。
        最後に抱きしめてやるチャンスをくれよ
  ベラ   :もう、ばかみたい。でも、それでパパが満足するなら・・・約束する
  チャーリー:ありがとな、ベラ
        お父さんはお前を大事に思っているんだぞ

 ユリの花言葉には”子の愛”ってのがありますが、やはりお父さんの娘への愛のほうが大きいんじゃないかと思います。
 だから、”うざい”とかあんましお父さんを嫌わないで欲しいのであります

  ”トワイライト”は最近読んだ本の中ではお気に入りで1週間で3冊づつ(ヴィレッジブックス版)読んでます。これからいよいよ最終章、楽しみです。

《脚注》
(*1)エクリプス(Eclipse)
 一般的には天文食(星が重なって光が隠れる現象)のこと。 日食は”a solar eclipse”、月食は”a lunar eclipse”です。
 それ意外にも光の消滅、(地位・名声などの)失墜、(権勢などの)衰えなどの意味もあるようです。
(*2)新生者
 吸血鬼に咬まれて吸血鬼になった人。映画なんかだと咬んだ吸血鬼に精神を支配される例もありますが、”トワイライト”ではそのような設定はないようです。でも、仲間内で平気で殺し合いをするような部下が戦闘で有効なんでしょうか?
(*3)けっこう盛り上がりどこと満載なんですが
 ほとんどライトノベル感覚の小説ですので、基本はベラの視点で書かれています。なので思いっきり引っ張ったわりには戦闘シーンが極めてあっさりしているのが第一期、第二期の特徴。アクションシーンが本格的に登場したのは第三期が初めてじゃないかな。
(*4)あいつと駆け落ちとか
 チャーリーは若くして奥さんのレネと駆け落ちして結婚したという過去を持ってます。なので駆け落ち自体に反対していないってのは興味深いですが、自分が父親になって娘に駆け落ちされるつらさってのがわかるんですかね。

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