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2012年3月4日 - 2012年3月10日

あなたが永遠に十代だったら、あたしだって(トワイライト/プリザーブドフラワー)

 ども、永遠の美青年のおぢさん、たいちろ~です(矛盾した言い方ですな)。
 先日、会社の先輩が東京に転勤になるというので飲み会がありました。
 この先輩はすでに50代半ばなんですが、見ようによっては40代でもいけそうです。この歳になると出るのが老けたか老けていないか(*1)がけっこうな話題になりますが、あんまし老けて見えないほうが人生の勝ち組です。
 まあ、一般論で言えば若く見られるにこしたことはないんでしょうが(*2)、では”もし歳をとるのが自分の意思で止められるとしたら、何歳で止めたいか?”ということが問題になります。
 ということで、今回ご紹介するのは先日ご紹介した”トワイライト”の2回目、年齢を止められる吸血鬼の話題であります。


Photo

 写真は奥様の撮影。薔薇のプリザーブドフラワーを使ったコサージュです。
 (詳しくは奥様ブログ「フラワークラフト作家”Ann”のひとりごと」をどうぞ)


【本】トワイライト 第二期”New moon”
       (ステファニー・メイヤー ヴィレッジブックス)
 お互いの愛する気持ちを確かめ合った吸血鬼のエドワードと人間のベラ。
 しかし、ベラの安全を気遣うエドワードはベラの元を離れる。だが、ベラを付け狙う吸血鬼のヴィクトリア、ベラを守ろうとする”人狼(*3)”ジェイコブ・ブラックとの確執が・・・
【花】プリザーブドフラワー
 切花などを脱水し、不揮発性溶液を用いて水分と置換して着色して乾燥させるたもの。ドライフラワーとの違いは、生きた花と比べても遜色なく触っても柔らかくて瑞々しいこと。
 保存状態が良ければ10年以上保存できるそうですが、紫外線にあたると色あせる事もあるようです。


 さて、桜庭一樹が”面白い”と書いてあるのを読んで読み始めました、相変わらず一気読みを続けてます(詳しくは”黄昏時の若人をとめられるものなどこの世にないやね”をどうぞ)。
 第二期”New moon”は、ベラの吸血鬼や人狼といったモンスターの吸引体質を遺憾なく発揮したエピソード満載ですが、問題がほとんど解決してないというか拡大する一方。ストーリーについては本編を読んでいただくとして、第二期のエンディングはベラがエドワードの家族話し合って”ベラを吸血鬼にする”ことに決まるエピソードになってます。ただ、この話し合いでは”いつ?”ってのを決めていなくて、これをベラとエドワードが話し合うシーンが今回のお題。

 吸血鬼とはいえ、人間社会にまぎれて生活する必要がある以上”何歳で時を止めるか”っていうのはけっこう悩ましい問題です。
 小学生なんかでなっちゃうと、保護者をどうするかという問題が発生します。それに平日に小学生がぶらぶらしていると間違いなくおまわりさんに保護されますので学校にも行かないといけません。まあ、精神的に大人でも小学校に通うってのはコナン君のぼやきを聞くまでもなく(*4)ちょっと避けたいです。
 中学生ぐらいだと、メリーベルのような例もありますが(*5)、中世ヨーロッパならともかく現代社会では恋愛対象にならないでしょうし(*6)(そっちの趣味の方はいらっしゃるようですが、ちょっと勘弁して欲しいものです)、男の子の場合は生活能力はないでしょうからちょっとNGです。

 高校生、大学生あたりだと、生活能力や恋愛対象としてはOK。この歳あたりだと3~4年ごとに”卒業”という生活をリセットする機会もありますが、それでも10年以上高校生っぽくいるのはムリがあるので、ほんとにリセットしてまったく新しい生活をする必要があります。まあ、現代の高校生だとず~っと受験勉強をするハメになるのでそれもどうかと思いますが。
 トワイライトに登場するベラとエドワードはお二人とも高校生という設定です。いつ吸血鬼になるかを話しあう永遠の高校生エドワードと18歳のベラとの会話。

 ベラ   :なら一年、それが限界よ
 エドワード:せめて二年くれないか
 ベラ   :とんでもない。十九歳ならがまんするけど、
       二十歳を射程距離に入れるつもりはありませんから。
       あなたが永遠に十代だったら、あたしだって

 まあ、ベラさんのお気持ちもわかります。
 歳をとらないエドワードとの相対的な年齢差って問題もありますが(*6)、やはり”永遠の十代”ってのはロマンなんでしょうねぇ。

 中年になってからはどうかというと、あんまし見た目の歳は問題にならないかもしれませんが、髪の毛が薄くなっておなかが出た後に年齢を止められてもねぇ。矢沢栄吉ばりの見た目の若さか(*8)、山ほどお金を持っているならともかく、妙齢のお嬢さん方に相手されない歳で永遠の若さと言われても、あんましいいことなさそうだし・・・

 私んちの奥様はお仕事でプリザーブドフラワーを使った作品を作っていますが、やはり花が最も綺麗に咲いている時のものを素材に使っているようです。人間の最も美しい時が何歳かってのはさまざまなご意見はあるのでしょうが、10代後半ってのはそのうちの一つなんでしょう。
 ”このころに吸血鬼になっていればなぁ”と、いまさら手遅れのおぢさんは出っぱったお腹を見ながら思うのであります。

《脚注》
(*1)老けたか老けていないか
 おおむね”髪の毛が薄くなる、白髪が増える、腹が出る、老眼鏡をかけてる”などなど。関西人が集まると、このへんのツッコミに容赦がありません。
 まあ、肉体的な弱点を笑いにする鷹揚さは関西人ならではですが・・・
(*2)一般論で言えば若く見られるにこしたことは~
 ビジネスの場合”あまり若く見えると、相手からなめられる”という意見もありますが、女性の場合は”お若く見えますね”が鉄則。もっとも女性相手に歳の話題を出すこと自体がハイリスクですけどね。
(*3)人狼(じんろう)
 旧約聖書やギリシャ神話にも登場するという由緒正しきモンスター。
 戦闘能力、不死身性という点では吸血鬼と双璧です。日本の作品では平井和正の”ウルフガイシリーズ”がおススメ。
(*4)コナン君のぼやきを聞くまでもなく
 青山剛昌の漫画”名探偵コナン”に登場する江戸川コナン君のこと。謎の組織により幼児化してしまった高校生名探偵”工藤新一”ですが、小学校の授業を受ける姿がとってもなさけなさそうです。
(*5)メリーベルのような例もありますが
 萩尾望都の漫画”ポーの一族”に登場する美少女吸血鬼。吸血鬼になったのは13歳ぐらいのようです。
(*6)中世ヨーロッパならともかく~
 シェイクスピアの戯曲”ロミオとジュリエット”(初演年度は1595年ごろ)で、ジュリエットの年齢は14歳です。ちなみにロミオは16歳。現代感覚から言うとおっそろしく早熟と言えます。
(*7)歳をとらないエドワードとの相対的な年齢差~
 高校生のボーイフレンドを持つ20代半ばのOLってのは、それなりに世間の風当たりがきつそうです。もっとも、女子高生のガールフレンドを持つ30代のサラリーマンよりはましでしょうが・・・
(*8)矢沢栄吉ばりの見た目の若さか
 日本を代表するロックシンガー。1949年生まれと御歳62歳(2012年3月現在)。失礼ながら、とても還暦超えているとは思えません。

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