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意外と少女マンガにしたら合いそうな推理小説です(権田原不動産気付バーネット探偵社/豚)

 ども、あとは定年まで会社に居座るしかないおぢさん、たいちろ~です。
 私んとこの部署には150人以上の社員がいます。こんだけ人がいると年に一人や二人は退職する人もいるわけですが、当然やめた後の消息ってのがはっきりしてる人もいれば消息不明の人もいます。
 で、そんな中の一人に”松永君”ってのがいたんですが、司法書士だかなんだかになるといって退職したんですが、なんと小説家になってました。ということで、今回ご紹介するのは松永君の書いた小説”権田原不動産気付バーネット探偵社”であります。
 松永君、元気でやってるか?


071316
写真はたいちろ~さんの撮影。
ちくさんフードフェアにいた黒豚です(考えたらちょっとシュールなシチュかも)


【本】権田原不動産気付バーネット探偵社(松永 和希、角川書店)
 かねてからの夢だった探偵社を設立した俺。事務所は”権田原不動産”を間借りしている。相棒は小学校6年生の女の子”権田原美奈子”、不動産屋の社長の孫娘だ。
 最初の依頼人はアパートに住むバアさん。飼っていた愛猫を探してほしいという。その事件はストーカ事件に発展し・・・
 エブリスタ(*1)電子書籍大賞2012優秀賞を受賞したミステリー。
【動物】
 哺乳綱ウシ目イノシシ科の動物。
 三十八間堂本舗というモナカ専門店のマスコットキャラ(色はピンクですが)としてブタの妖精”もなぶぅ”というのが出てきますが、いいのか甘い物屋さんのマスコットが豚で?!(*2)


 小説はけっこう読みますが、リアルな作家を知ってるケースってのは今回初めて。でも、松永君って、こんなん書くキャラだっけ?!

 主人公で探偵役は俺こと太郎丸太郎(*3)。大学を卒業したてで探偵社を開設。喘息持ち。法律に詳しく(これは司法書士・行政書士の資格とった作者の反映?)、本人に自覚はないもけどけっこうモテてる(これは作者の反映じゃないかと)。
 相棒の美奈子ちゃんも小学生ながら観察力と記憶力に優れた女の子。ワトソン役というよりこの子も探偵属性。”もなぶぅ”と三十八間堂本舗のモナカを愛する良い子です。
 ワトソン役は同じ不動産屋に務める源川新右衛門さん(*4)。
かつて愛した権田原の組長の娘”紋華”の忘れ形見である美奈子ちゃんのことを”お嬢”と呼ぶ任侠の人。

 で、物語はというと、バアさんの愛猫の失踪をきっかけにその大家さんである遠賀川さんと知り合いになった俺が、ストーカーに狙われ、借金取りに恐喝される彼女を助けることになり、そこにい~かげん警官の次郎長や幼馴染の筑前さんがからんで・・・
という内容です。ストーリーだけ書くと今風なライトノベルっぽいですが(*5)、どっちかというと少女マンガのノリかなぁ。

 各章の頭にちょっと気の抜けたポエムっぽいのがあるせいでしょうか。一昔前の少女マンガって、コマの中にポエムが書いてあってリリカルな雰囲気出してましたが、そんなの思い出しました。表紙やイラストも萌え絵系というより少女マンガ風。ジャンル的には推理小説ですが、凝ったトリックなんかもないのですらすら読めるし。

 知人でもあるので、ぜひ売れて欲しいです。そしてこれを原作で少女コミック化されないかなぁ、角川だと難しそうだけど(*6)。コミックって小説と発行部数の桁が違うそうなのでけっこう印税いっぱい入ってきそうだし。そしたら、今度会っておごってもらおう!

《脚注》
(*1)エブリスタ
 日本最大級の小説・コミック投稿サイトだそうです。読んだことないけど。
 どうも、電子書籍って慣れてなくって。iPadでも買えば始めるんでしょうが・・
(*2)甘い物屋さんのマスコットが豚で?!
 デブの代名詞のような豚ですが、wikipediaによると豚の大半は筋肉で、体脂肪率は14~18%程度なんだとか。確かにバラ肉を除けば脂身だらけの豚肉ってないもんねえ。
(*3)太郎丸太郎
 船の名前っぽいので、事件を解決してもらったオバさんに大漁旗をプレゼントされてます。
 そういえば退職した人の中に実家の船宿を継いだのもいましたが、元気でやってるのかなぁ
(*4)新右衛門さん
 どうしても、新右衛門といえば”さん”付けしちゃうんだなぁ、アニメの”一休さん”見てたおぢさん世代としては。
(*5)ライトノベルっぽいですが
 今や一ジャンルを確立した感のあるライトノベルですが、角川グループがシェアの7~8割を占めるんだとか。この本は角川書店から出てますが、なんでラノベブランドで出さなかったんだろう?
(*6)角川だと難しそうだけど?
 日本を代表するメジャー出版社ですが、なぜか女性向けのコミック誌は”月刊Asuka”だけ。アニメ系の雑誌はいっぱい出しているのになぜだ??

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