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横田基地に”空飛ぶ広報室”の飛行機を見に行ってきました!(空飛ぶ広報室/横田基地 友好祭)

 ども、華麗なるヒコーキ野郎のおぢさん、たいちろ~です(ウソです)。
 私の知人にヒコーキヲタクな野郎がいます。ヒコーキのネタをふると”ゼロ戦の年代別カウルの形状の差異について”を滔滔と語ってくれるこまったチャンです。
 まあ、こういう限界深度を超えたディープな人は別にしても、私もまあまあ飛行機は好きです。あんまし詳しくないけど。
 で、最近読んだのが航空自衛隊を舞台にした本”空飛ぶ広報室”。ということで、横田基地の友好祭に本書に登場した飛行機を見に行ってきました!
 (筋からいうと入間基地(*1)あたりに行くべきなんでしょうが、時期ずれでNG。申し訳ない)


【本】空飛ぶ広報室(有川浩 幻冬舎)
 交通事故によりパイロットの道を断たれた空井大祐二尉の新しい職場は”航空自衛隊幕僚総監部広報室”、自衛隊の活動を知ってもらうための宣伝をする部署だった。そこには”詐欺師鷺坂”こと鷺坂一佐をはじめ”残念な美女”柚木三佐、”オレ様系”片山一尉など個性的な面々が(*2)。さらに自衛隊嫌いのテレビディレクター”稲ぴょん”こと稲葉リカが現れ・・・
 自衛隊三部作(*3)でおなじみ有川浩の自衛隊を舞台にしたちょっとスイーツな小説。
【旅行】横田基地 友好祭(JAPANESE-AMERICAN FRIENDSHIP FESTIVAL.YOKOTA AirBase)
 在日アメリカ空軍横田基地を開放したお祭り。飛行機がいっぱい見れるしアメリカンな屋台やステージもある楽しめるイベントです。2012年度は8月18~19日に開催です。


 混むのがイヤなので早めに家を出て青梅線で拝島まで。てこてこ歩いて基地まで行きました。まあ、並びはしたもののすんなりと基地内へ。ここまでは良かったんですが天候がく崩れてきて雨に。”C-17A グローブマスターⅢ 大型長距離輸送機(*4)”のコクピットに上がる行列に並んでたんですが、”lightning(雷)が近づいてきてるから”という理由で見学は中止に。1時間以上並んであと10人だったのにぃ!!
 雨が上がったと思ったら午後からはとんでもない猛暑が・・・
 相変わらず基地見学は体力勝負です。でもまあ、お目当ての飛行機が見れたからいいか!

 ということで、”空飛ぶ広報室”に登場する飛行機のご紹介です。

〔F-15J 制空戦闘機(愛称 イーグル)〕

F15j8180486
 主人公の空井大祐が事故前に載っていた戦闘機。表紙を飾っている主役の飛行機です。(表紙では2人が走って駆け寄ってますが、単座型(F-15J)に見えます。二人乗りなら複座型のF-15DJのはずなんですが・・・)
 もっとも、稲葉リカからは”だって戦闘機って人殺しのための機械でしょう?”と言われるし(さすがに空井大祐はキレてますが)、人気俳優の事務所からは絶叫マシン扱いされるし、お笑いタレントの罰ゲーム扱いされるしと、主役のはずが意外に雑な扱いです。
 でも、パイロットになるのって空井いわくすごい難関で、花形だから希望者も多くて難しいとのこと。パイロットってお父さん世代にはあこがれの職業だったしなぁ・・(*5)
 ちなみに初号機のロールアウトは1972年。 トヨタ自動車が”カローラレビン”、マツダが”シャンテ”、富士重工業が”レックス”、ホンダが”シビック”の発売を始めた年です。


〔T-4 中等練習機(愛称 ドルフィン)〕

T48180494
 曲技飛行隊”ブルー・インパルス(*6)”でも使用されている機体。稲葉リカも誤解してましたが、この機体は戦闘機ではなく練習機です。
 本書の中では、アイドルグループのPVに出るわ、看板アイドルグループが搭乗して特別番組に出るわと主役のF-15を上回る大活躍です。
 ちなみに量産初号機の納入は1988年。日産が”シーマ”、”セフィーロ”、ホンダが”アコードクーペ”、”コンチェルト”のマツダが”ペルソナ”の発売を始めた年です。


〔CH-47 ヘリコプター(愛称 チヌーク)〕

Photo
 タンデムローター式(2つプロペラ)の大型輸送用ヘリコプター。
 本書では人気俳優が登場するドラマで災害救助のシーンで登場しますが、特異なフォルムと大容量の輸送能力(積載兵員30名、最大離陸重量22.68t)と特撮映画やアニメなどにもよく出てきます
 ちなみにアメリカ陸軍の正式採用は1962年とベトナム戦争にも投入され、今でも現役の超ロングセラーの機体。この年はマツダが”キャロル360”、トヨタが”クラウン”の2代目、プリンス(日産)が”グロリア”の2代目の発売を始めた年です。


〔C-1 中型戦術輸送機〕

C1
 中型と書いてますが、乗員60名、小型車3台が搭載可能とそれなりにでかいです。
 自衛隊CMに登場する新人女性整備士の藤川士長が整備する機体ですが、亡くなったお父さんの乗機でもあります。父親を見て自衛官の道を志したという藤川士長の言葉に”うちの娘、俺が死んだらそんなこと言ってくれるかなぁ”と感想をもらす片山一尉ですが、同感です
 ちなみに量産1号機の運用試験が始まったのが1973年
日産が”バイオレット”の、三菱自動車が”ランサー”の、トヨタが”スターレット”の発売を始めた年です。

 こうやって見ると自衛隊ってけっこう物持ちいいんですねぇ。”C-1 輸送機”は親子2代だし、”CH-47 チヌーク”はベトナム戦争がどうのとか出てるし。飛行機が登場した年に発売された車を記載してますが、これらの車って今道を走ってたら(動けばの話ですが)10人が10人とも振り向くようなオールディズなデザイン。まあ、飛行機ってコンシューマー製品である車みたいに頻繁にモデルチェンジするシロモンではないんでしょうが、それにしても長持ちさせてるよなぁ。
 思うに、この手のシステムってのは戦略構想から始まって、戦術的運用、パイロットや整備員の育成、調達、ロジスティックに至るまで山のようないろんなもがあって、その上に飛行機って乗っかってるんでしょうね。だからそう簡単には変えられないんじゃないかと。
 今もめてる”オ○プレイ”にしたところで、”よく事故ってるみたいだからやめます(*7)”みたいに気軽に変更なんてできないんだろうなぁ・・・

 ”空飛ぶ広報室”は”有川浩にハズレなし”の作者の最新作。自衛隊に興味のある方もそうでない人にもお勧めの1冊です。

※おまけです
〔シャア専用ヘルメット〕

8180504
 ”C-1 輸送機”のとこに置いてありました。このパイロットのタックネーム(ニックネームみたいなもんだとか)なんでしょうか?
 本書にも、

 赤い専用機の時代から、「自分専用」には男の子を燃えさせるものがあるらしい

って出てるし。
 でも、いかに建国の父の息子だとはいえ、やってることは”国家反逆罪”以外のなにものでもない男の名前がよく認められたモンです。

  ※実はこの記事を書いた後に、松島でブルーインパルスを見る機会がありました。
   ご興味のある方はこちらもどうぞ

《脚注》
(*1)入間基地
 埼玉県狭山市・入間市にある航空自衛隊の基地。ちなみに、航空祭は毎年11月3日とのことです。
 本書の中でアイドルユニットのPVを自衛隊が協力して作成するというネタが出てきますが、この基地ではAKB48が”RIVER”の撮影を行ったそうです、マジで。
 映像はこちらからどうぞ
(*2)鷺坂一佐をはじめ~
 人様の組織でこの人がどれぐらい偉いのかってのはわかりにくいんですが、一般の軍隊組織では一佐は”大佐”、三佐は”少佐”にあたります。
 大佐は海軍ならな比較的大型の軍艦の艦長か隊の司令、空軍なら群司令クラス、少佐は軍艦の副長や分隊長、熟練パイロットや幕僚等のクラスです。前回ご紹介した”ミサイル駆逐艦 フィッツジェラルド”(乗員数380名)では艦長、副長とも中佐。
 本書ではかなりミーハーですちゃらかオヤジの鷺坂一佐ですが、実はとっても偉い人です、たぶん。
(*3)自衛隊三部作
 自衛隊を舞台にした有川浩の小説。”塩の街”は陸上自衛隊、”空の中”は航空自衛隊”海の底”は海上自衛隊がテーマ、角川文庫他で読めます。特に”海の底”がお勧めです(詳しくは「聖地巡礼、横須賀に”海の底”の舞台を見に行く」をご参照ください)
(*4)C-17A グローブマスターⅢ 大型長距離輸送機
 アメリカ空軍が保有する軍用大型長距離輸送機。
 全長 53.0m、最大積載量 77.5t、M1戦車1両、AH-64攻撃ヘリコプターなら3機を搭載できるというちょ~でっかい飛行機です。
(*5)お父さん世代にはあこがれの職業だったしなぁ・・・
 クラレの調査によると、小学校に入学する男の子の親が就かせたい職業でパイロットは第7位。もっとも子供の「将来、就きたい職業」にはベスト10ランク外ですが。
(*6)ブルー・インパルス
 航空自衛隊松島基地第4航空団第11飛行隊所属の曲技飛行隊の愛称。
 前出の知人はわざわざ松島基地の航空祭まで見に行ってました。
 東日本大震災の影響で2012年の航空祭は開催されなかったようですが、少しでも早い再開を願ってやみません。
(*7)よく事故ってるみたいだからやめます
 ”オ○プレイ”の話がややこしいのは、この機種は米海兵隊所属の”MV-22”米空軍向けの”CV-22”の2種類あって、MV-22は10万時間当たりの平均事故率は1.93と米海兵隊所属の飛行機平均の2.45以下、CV-22は後者は13.47とのこと(wikipediaより)。ニュースじゃそんなマニアックな話しないもんなぁ・・
 ちなみにアメリカ海兵隊岩国基地に導入されたのはMV-22のほうです。

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