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聖地巡礼 ”ビブリア古書堂”の近所に咲くあじさいを見に行きました(前編)(ビブリア古書堂の事件手帖/あじさい)

 ども、季節の花を愛でるおぢさん、たいちろ~です。
 6月に入って寮の庭のあじさいが咲きだしました。6月の花と言えばあじさい、あじさいと言えば鎌倉。最近読んだ”ビブリア古書堂の事件手帖”のプロローグにも

  六年前のその日、北鎌倉を坂を下りきった俺は、
  線路沿いの細い路地をだらだらと歩いていた。
  半袖の白いシャツの背中が汗でぴったり張りついている。
  セミの声がうんざりするほど近い。
  あちこちに植えられた紫陽花はまだ散っていないのに、
  梅雨明けと同時に夏がが始まっていた。

 ってのがありました。ということで今回ご紹介するのは聖地巡礼シリーズ”ビブリア古書堂の近所の近所に咲くあじさいを見に行きました”であります。


【本】ビブリア古書堂の事件手帖(三上延 メディアワークス文庫)
 就職先の会社が倒産して就職浪人となった五浦大輔は、亡くなった祖母の本に書いてあった夏目漱石のサインの鑑定を頼みに”ビブリア古書堂”を訪ねた。そこには古書については超絶的な博識を持つ人見知りの美女”篠川栞子がいた・・・
 北鎌倉を舞台にした推理小説にして、ちょっと大人なボーイ・ミーツー・ガールの物語。
【花】あじさい(紫陽花)
 アジサイ科アジサイ属の植物の総称。
 あじさいは大きく2系統あって、小さい花が球状に固まって咲く”セイヨウアジサイ”と、日本原産で真ん中の小さい花を中心に周りに額のように花が咲く”ガクアジサイ”があります。


 さて、出発点は”ビブリア古書堂”ですが、特定のモデルになる店があるわけではないんですが、1巻目の扉絵のイメージに近いところがこれ。小説上では上り線側ですがこれは下り線側。なぜ小説で逆にしたかはわかりませんが、でも落ち着いた雰囲気がありますね。
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 上り線側は店構えができるような道はなくて人がやっと通れるぐらいですが、ちゃんとあじさいは咲いてるとこなんかやっぱり鎌倉です。
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 さて、”ビブリア古書堂”のある(はず)の所から一番まじかにあるのが臨済宗円覚寺派の大本山”円覚寺(えんがくじ)”です。鎌倉幕府執権北条時宗(*1)が元寇の戦没者追悼のため創件したという鎌倉五山(*1)第二位の古刹。線路側から見た総門はそんなに大きくないですが、中に入ると広い広い。これは三門(山門)ちかくのあじさいです。

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 円覚寺内の道端のあじさい。植えているというより”そこに咲いている”って自然感がいいですね。ちなみにあじさいの色は土壌のpH(酸性度)によるそうで一般には酸性ならば青、アルカリ性ならば赤(リトマス試験紙と逆)なんだそうです。

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 円覚寺を出て、線路沿いに鎌倉側に進むとあるのが”明月院”。臨済宗建長寺派の寺院ですが”あじさい寺”としても有名。線路沿いから左に折れて小川沿いの道に咲き誇るあじさいを見ながら進みます。以前、”聖地巡礼 北鎌倉にうさまんを食べに行く(*3)”で訪れた喫茶店”風花”も健在でした。

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 明月院のあじさいは95%が”姫あじさい”という青くてやや小ぶりな品種。wikipediaによると、明月院があじさいを植えたのは第二次大戦後とのことですが、65年かそこらでここまで庭いっぱいに花を咲かせるようにしたのはさすがです。

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 庭にあった”花想い地蔵”さん。姫あじさいを抱えたお地蔵さんがかわいいです。横には

  人は誰しも、はかない花の思い出の中に生きています。
  大切な人との別れ、いとおしい物との別れ
  そんな時、ふと目に止まった花が、どんなにか心を慰めてくれたことでしょうか

 との解説の看板がありました。もっとも、これを読んで思い出したのが

  別れる男に、花の名を一つは教えておきなさい。花は毎年必ず咲きます。(*4)

 のほうなので、ちょっと生臭いですが・・・

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 明月院の方丈の奥には”菖蒲園”もあって、菖蒲が満開(今回はあじさい特集なので写真は省略)。
 もっといたかったんですが、名残惜しくも明月院を出発。元の線路沿いの道に戻って左に折れると踏切があります。ここを渡ってUターンすると”浄智寺”へつながる道があります。ふと反対側を見ると線路をくぐる小川のほとりにもおじさいが。誰が植えたわけでもないんでしょうがちょっとした所にもあじさいが咲いてるってのは心なごんでいいんですねぇ。栞子さんと大輔君も歩きながらこんな花を見たんでしょうか。

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 長くなりましたので、後編に続きます。


《脚注》
(*1)北条時宗
 鎌倉幕府第8代執権。モンゴルの2度にわたる日本侵攻(元寇)に勝利した武将。この時のモンゴル帝国の皇帝はクビライ・カーン。1度目が文永の役(1274年)、2度目が弘安の役(1281年)。”ひ(1)どいふな酔(274)い 元負ける”とか受験でやったなぁ。
(*2)鎌倉五山
 鎌倉にある禅宗の寺格。鎌倉時代に幕府が制定して室町時代に固定されんだそうです。
(*3)聖地巡礼 北鎌倉にうさまんを食べに行く
 桜庭一樹のライトノベル”荒野”に登場するスイーツ。主人公の女の子”山野内荒野”が食べていたので、これを食べるためだけに北鎌倉まで行きました。まあ、50代のおぢさんがねぇ・・・
(*4)別れる男に、花の名を一つは教えておきなさい~
 有川 浩の”植物図鑑”(角川書店)より。
 OLの”さやか”は、行き倒れたちょっといい男”イツキ”を拾って帰りました。この男、植物には詳しいは、そのへんの雑草で料理を作るはと、ハウスキーパーとしては完璧超人でした・・・
 といったお話。詳しくはこちらからどうぞ。
 ちなみにこの言葉のオリジナルは川端康成の”花”だそうです。

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