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2011年2月27日 - 2011年3月5日

体が弱くて、気が強くて、ロングヘアーの女の子と付き合うと苦労しますよ(半分の月がのぼる空(映画版)/砲台山)

 ども、病弱なおぢさん、たいちろ~です。
 風邪がなかなか治りません。その上、先日脇腹が痛いので病院に行ったら尿管結石(*1)とのこと。幸い自然排出するからと事無きを得ましたが、歳も歳ですし・・・
 古い友人から”人生もUターンして直線コース半ば近くなるになると仕方がないよね”とのメールをいただきましたが、おっしゃる通りです。
 まあ、先の見え始めたおぢさんならともかく、前途洋々たる若者だと話は別。
 ということで、今回ご紹介するのは、”Boy Meets Girl in 病院”な物語、”半分の月がのぼる空”映画版です。


0807263


写真はたいちろ~さんの撮影。砲台山から望む伊勢市。
写真撮ったのはこの1枚だけ。後にブログとか書くようになるのわかっていたらもっといっぱい撮影しといたのに・・・


【本】半分の月がのぼる空(主演 忽那汐里(くつな しおり)、原作 橋本紡)
 肝炎で入院した戎崎 裕一は、元ヤンキーの看護師 谷崎亜希子の命令で病弱な文学少女,秋庭里香(あきば りか)の友達になる。
 先天性心臓弁膜症で手術さえ難しい里香だが、気が強くワガママな彼女に祐一は振り回されっぱなし。
 そして、里香の願いで二人は病院を抜け出して”砲台山”へ向かうのだった・・・
【旅行】砲台山(伊勢市)
 里香が小さいころに亡くなった父親と訪れた思い出の山。映画のもう一つの舞台。
 2008年に訪れた時は地元観光案内所でもあまり知られてなかったですが、今では有名になったでしょうか? 正式名称は”虎尾山(とらおやま)”です。

 主人公の秋庭里香は病弱、ツンデレ、ロングヘアという正統派文学美少女。この映画でも宮沢賢治の”銀河鉄道の夜(*2)”の中からのセリフが印象的に使われています。
 で、里香みたいな役柄って、三次元の人がやるのって難しいんですね。それでなくても原作とそれに載ってる山本ケイジのイラストがあって、それのアニメ版、B.たろうのコミック版、石田未来のTV版と、先行するイメージがある中で演じるんですから。
 映画版の里香役、忽那汐里はまあ、ガンバってるかな。中学生にしか見えない山本ケイジのイラスト(*3)に比べてちょっと大人っぽいけど、美少女、ロングヘアー、貧乳(*4)とまあイメージ的にはクリアしてるでしょうか。
 リアルにツンデレな性格って、実際に付き合うのってたいへんでしょうね、お付き合いしたことないですが。ある程度デフォルメが前提のアニメに比べてガチンコの演技的にぎりぎりなところで踏みとどまっているんでしょうか。

 さて、写真に載ってる砲台山ですが、映画だとジャングルの真ん中にあるような印象ですが、実際に行くとそんな感じです。看板も何もなかったので、探すのもずいぶん苦労をしました。近所の方がご親切に案内していただいたんですが、民家の横の山道を抜けていくので、言われなければ絶対にわかんなかったでしょうね。”ホントにこんなトコにあるんかいな”ってなもんでした
 まあ、私が行った2008年には正面の階段が工事中でしたが、工事は完了したんでしょうか?

 映画のストーリー的には、ちょっと詰め込みすぎっていう感じ。”死と隣り合わせの少女とのラブストーリー”っていうことで、なんらかの未来の暗示みたいなのが必要なのはわかりますが、全8巻とけっこう長い原作を2時間かそこらに映画にするにはこんなストーリーになっちゃうのかなあ・・・

 ネタバレになりますが、里香を手術する医者の夏目先生も病気で奥様の小夜子さん(*5)をなくされた人。

  夏目先生と小夜子さん = 裕一と里香

 をオーバーラップさせるような演出になっていますが、なんだかタイムスリップものみたいでちょっと違和感。SFっぽい作品の多いライトノベルの中でほとんどSF的要素のない原作だったから、よけいにそう感じるのかも。
 狂言回しっぽい看護婦の亜希子さん役の”あしたま”こと濱田マリさん(*6)は、いい味だしてますけど。

 前半部はわりと原作にそって、後半部はぜんぜん違うストーリーですが、この映画で原作に興味を持たれた方はぜひご一読のほどを。(原作版のブログはこちら
 あと、本読みとしては、ぜひ”銀河鉄道の夜”もおさえておきたいものでです。

【おまけ】
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 ”半分の月がのぼる空 舞台訪問マップ”です。2008年に”まんぷく食堂(*7)”でいただきました。
 マップはいくつかのバージョンが存在しますが、これはたぶん早いほう。
 最新版は”自利他利”のHPでどうぞ。

《脚注》
(*1)尿管結石(又は尿路結石)
 尿路系に結晶の石ができる病気。聞いてみると以外になっったことある人がいました。激痛になることが多いようですが、私の場合は石が小さかったので鎮痛剤でやりすごして今は大丈夫です。
(*2)銀河鉄道の夜
 宮沢賢治による童話。孤独な少年ジョバンニと、友人カムパネルラの二人が銀河鉄道に乗って旅をするという物語。
 松本零士の”銀河鉄道999”、野村 美月の“文学少女シリーズ”など、多くの作品にモチーフとして使われている名作。
(*3)中学生にしか見えない山本ケイジのイラスト
 原作の設定では。高校2年生の17歳。大学受験の話題なんかが出てきますが、イラストだけ見てるとそうは思えません。
(*4)貧乳
 原作のもくじ4コママンガで”学校一の貧乳”と言われているシーンが。
 まあ、容姿が完璧なだけにいっこぐらいコンプレックスがあっても・・・
(*5)奥様の小夜子さん
 映画では”里香”さんですが原作では夏目小夜子さん。ドラマCD版でを演じたのはグラビアアイドル声優”平野綾”。涼宮ハルヒ(涼宮ハルヒの憂鬱)や、泉こなた(らき☆すた)など、元気少女を演じることが多い人ですが、このCDでは天然系ほよほよキャラでなかなか魅力的な演技を見せています。
(*6)”あしたま”こと濱田マリさん
 ジャズシンガー”綾戸智恵”と双璧をなす関西弁シンガー
 ”あしたまにあ~な(通称 あしたま)”という番組をやっていて、トーク番組で”街を歩いてたら、「あ、あしたまや」と言われる”という話をしてました。
(*7)まんぷく食堂
 宇治山田駅のすぐ横にある食堂。この食堂の名物”からあげ丼”は”半分の月がのぼる空(小説版)”にも登場するメニューで、聖地巡礼される方には外せない一品。

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