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2011年12月25日 - 2011年12月31日

本屋さん回って、帰ってきて、本を読むだけ・・・ あぁー、幸せ。(本に埋もれて暮らしたい/11月のお茶会(に隠されれた書庫))

 ども、あいもかわらず”酒と本の日々”のおぢさん、たいちろ~です。
 いろいろあった怒涛の2011年ももうすぐ終わろうとしています。
 単身赴任も9年目、ヒマを持て余しての読書とDVD三昧ということで、本で60~70冊ぐらい、DVDで100タイトル以上は観たでしょうか(*1)。本は図書館で借りる派なので場所をとりませんが、上記以外でもコミックがまたけっこうなボリュームで読むので、本棚代わりの押し入れからあふれ出してタタミの上に繁殖しつつあります。
 ”帰ってくる時は、本は処分してくださいね!”というのが奥様の口癖ですが、まあ、本に埋もれてくらしてるってのもそんなに悪くはないんですがねぇ。別に浮気をしてるわけじゃなし・・
 ということで、今回ご紹介するのは稀代の本読みでもある直木賞作家、桜庭一樹の”本に埋もれて暮らしたい”であります。


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 写真は奥様の撮影。11月のお茶会の時の私んちの壁のディスプレイとテーブルです。


【本】本に埋もれて暮らしたい(桜庭一樹 東京創元社)
 サブタイトルが”桜庭一樹読書日記”とあるように、桜庭一樹の日常生活+その時の写真+読んだ本の話で構成されている書評というより、やっぱり日記。でも、恐ろしいほどの量の本を読んでます、この人。
 東京創元社のウェブマガジン”Webミステリーズ!”に連載されている”桜庭一樹読書日記”の書籍化4冊目の本です。
【花】11月のお茶会(に隠されれた書庫)
 奥様演出のお茶会の写真。この後ろには私の本棚が隠されていますが、荷物置き場状態で半分以上、本が出せない状態です・・・


 桜庭一樹と私の本のジャンルがかぶっていないようで、”本に埋もれて暮らしたい”に出てくる本はあんまし読んだことないんですが、まあ量的には出るわ出るわ。毎回見てるとこの人の生活って、お酒飲んで、帰ったらお風呂入って、本読んで寝るってパターンの繰り返し。私はお酒に弱い方なんで、家に帰ってすぐ寝ちゃう方ですが、もう少し夜更かしできればもっと本が読めるのになぁ・・・

 桜庭一樹の場合、こんだけの本をどこに収納してるかというと、カニ歩きしないと入れない玄関本棚とか、押し入れのカラーボックスとか、クローゼットの服と床の間に押し込んだりとか、床に積んだりとか・・
 この苦労って、本読みでないとわかりません。単に”片付けられない人”と思われるかもしれませんが、ある限度を超えると本を整理して片付けるって発想は出てこないものです、はい

 まあ、上には上がいるもので、本書に出てくる編集者のK村女子の話。

 歩きながらK村女子が「このへん(新宿三丁目)で飲んでばかりいるんで、いっそ引っ越そうかとおもってるんですよねぇ」というので、荷物も多いし、広めの部屋がいいんですよね。六、七十平米ぐらい?」と聞く。すると、「神などいない!」とでっかい声で言われた若い宣教師のように、静かに首を振り、「書庫がどんどん生活を浸食してきたので、最低八十平米はないともうまともに暮らせませんね・・・」とつぶやく。
 (2010年3月某日)

 まあ、こうなってくると読子・リードマン状態なんでしょうねぇ(*2)。
 電子書籍にすれば場所をとらないのはわかってるんですが、まだ手がだせてません。”本を処分してくれれば、iPad買ってあげる”と奥様から言われてちょっと心動いてはいるんですが・・・

 保管コストや整理の手間を考えると(*3)、自炊屋さんに頼んで一気に電子化するか(*4)、あとはダリアンとお友達になるぐらいしか手はないかねぇ・・・(*5)

 まあ、増える一方の本ですが、それでも本を読む楽しみは捨てがたいモノ。

 誰っにも、会わっない。お昼に起きて、原稿書いて、本屋さん回って、
 帰ってきて、本を読むだけ・・・ あぁー、幸せ。

 (2010年4月某日)

 2012年はそんな平和な一年でありますように。
 それでは皆さん、良いお年を!

《脚注》
(*1)本で60~70冊ぐらい、DVDで100タイトル以上は観たでしょうか~
 本はだいたい1週間で1冊ちょっとぐらいのベース、DVDはTUTAYAの4枚1000円セットで借りるのでまあ、こんなもんでしょう。数えてないけど・・
(*2)読子・リードマン状態なんでしょうねぇ
 ”R.O.D(READ OR DIE)”(倉田英之 スーパーダッシュ文庫)に登場するヒロイン。ザ・ペーパーの異名を持つ大英図書館特殊工作部のエージェント。
 重度のビブリオマニア(愛書狂)で、膨大な本を保管するのに神保町のビルを丸ごとに加え複数のアパートを借りてるという人。
(*3)整理の手間を考えると
 桜庭一樹の場合もそうですが、本棚(本の山?)の中から目的の本を探しきれないので、持っているとわかってても同じ本を買ってしまう場合もあります。これはこれで、本が増えてく理由でもあるんですか。
(*4)自炊屋さんに頼んで一気に電子化するか
 ”自炊屋さん(スキャン業者)”ってのは、本をスキャナで読み込んで電子化してくれる代行サービス業者のこと。
 2011年12月に、弘兼憲史、東野圭吾、武論尊らがスキャン業者2社に対し、”自炊は著作権上の「私的複製」として合法だが、業者が大規模にやるのは違法”として行為差し止めを求める訴えを東京地方裁判所に提起しました。
 でも、論理的にはちょっとムリがあるんじゃないかなあ、なんだか配布を前提にしているみたいだし。”本を裁断するという行為には抵抗感がある”っていう気持ちは共感できますが、だったら無駄に捨てられるよりリユースできるB○○K○FFに売りに行くのに文句いうんじゃねぇって気になるし。
(*5)あとはダリアンとお友達になる
 ”ダンタリアンの書架”(三雲岳斗 角川スニーカー文庫)に登場するヒロイン。
「壺中の天」ともいうべき、”ダンタリアンの書架”という書庫を体の中に持つ少女。本の大好きなドラえもん
 本来はこの世に「在らざるべき」幻の本である幻書を納める為の書庫ですが、ダリアンが気に入ればミステリーなんかも収納してくれるようです

クリスマスマーケットに行ってきました バブリーじゃないけど・・・(ハナコ月記/横浜赤レンガ倉庫 クリスマスマーケット)

 ども、さすがに3連休でヒマを持て余しているおぢさん、たいちろ~です。
 今まで何度か書きましたが、私の奥様は”フラワークラフト作家”なるものやっています。知らない人には”クリスマスとかで飾るリースとかを作るお仕事”と説明していますが、その奥様が今年の12月にドイツのクリスマスマーケット(*1)に勉強と仕入れを兼ねて行ってきました(*2)。
 まあ、自分で稼いだお金でもってレベルアップに投資するんだから、私がど~のこ~の言う筋合いではないんですが、たまたまHPで日本でもやってるってのがわかったんで、それではと私も横浜赤レンガ倉庫のクリスマスマーケットに行ってきました

【本】ハナコ月記(吉田秋生 ちくま文庫)
 1988年6月9日号から94年9月29日号まで「Hanako」に連載された吉田秋生のエッセイ風漫画
 27才のサラリーマン”イチロー君”と26才でフリーのイラストレーター”ハナコさん”(同棲中)が主人公ですが、時まさにバブルの絶頂期だけあって、苗場のスキーにスキーに行って大渋滞に巻き込まれるとか、鳥小屋みたいな家が1億円とかバブリーなネタがいっぱい出てきます。
【旅行】横浜赤レンガ倉庫 クリスマスマーケット
 横浜赤レンガ倉庫で12月3日~25日までに開催されるイベント(2011年度)。 大きなクリスマスツリーを中心に15台の木の屋台(ヒュッテ)でソーセージやプレッツェルなどのドイツ料理にホットワインやドイツビールなんかが売っています。


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 会場はというと、こんな感じ。木の屋台で食べ物などが売っていますが、天気の良かったせいもあって人気店はけっこうこんでました。



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 屋台の上にはイエスキリストにちなんだ人形もデコレーションが。イエスキリストとその誕生を祝福する東方の三博士だと思います(*3)。ほかにもサンタクロースや天使なんかも乗っかっています。



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 これはグリューワインと呼ばれるホットワイン。鍋で温めたワインに砂糖、シナモン、オレンジピールなどで香り付けした飲み物ですが、思っていたより酸味の強かったです。オタマジャクシですくってこんなコップにそそいでくれます。紙コップだと600円、マグカップ付きだと1,500円(お土産用のマグカップだけだと1,000円)。私は奥様からドイツ土産でマグカップを貰ったので、帰省のお土産用にマグカップ付きにしました(帰ったらクリスマス終わってるけど)。



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 お昼ごはんに注文したのがコルドンブリューという生ハムをチーズでサンドしたカツレツ。噛むと熱いチーズがとろっと流れ出て、とっても美味しゅうございました。


 料理は総じて1000円以下で食べれますので、とってもリーズナブルでした。
 まあ元々がキリスト教の祝祭日ですので、どんちゃんさわぎをするのが趣旨ではないはずなんですが、バブルのころはけっこうお金もかかっていたようで。ということで、若者の情報誌「Hanako」に載っていた”ハナコ月記”からひろってみるとこんな感じです。

〔1990年〕
 プチ・ジュエリーをおねだりされたイチロー君。思わず予算を”5万円ぐらい”と答えたことから、ハナコさんに買わされるハメに。(ハナコさんの希望は3万円ぐらい)
 ちなみに、私はこんなに高額なクリスマスプレゼントを奥様にしたことはありません。
〔1991年〕
 「Hanako」のクリスマスプレゼント特集にこんなのが。

   クリスマスに一番盛り上がるのは、きっとデパートのアクセサリー売り場
   恋人とデート気分で訪れるなら混雑に負けない知識が必要
   特別なクリスマスに特別な人から贈られたい夢のジュエリー
   10万円から100万円まで 背のびしておねだりの7ブランド

 イチロー君は

   おまえらフツーの男がいったいいくら稼げると思ってやがんだ!
   この、バカ女ども!!!

 と怒り心頭です。まあ、結局3万2千円のシャネルのイヤリングを買わされるわけですが・・
 100万円は極端にしても、数十万円の買い物が背伸びしたらおねだりできる(逆に言うと買ってもなんとかなる)っていう時代感覚がバブルだったんでしょうねぇ。実際の給料より土地を持ってたり、株で一発当てれば金なんてどうとでもなると思ってた人がいっぱいいたみたいだったし。

〔1992年〕
 同じく「Hanako」の記事から

  景気の話とか、いろいろ事情があってもクリスマス・シーズンだけは
  高品質の心に残るモノが欲しい!
  ご予算10万円で買えるティファニー・ボウ・コレクション

 これにイチロー君

  何がリーズナブルだ! 世の中不況だってのがわかってんのかぁ!
  ボーナス現物支給ってえご時世におまえらのリーズナブルてのは
  ひとケタちがうんだよおおっ バカ女ども!!

 まあ、今と比べと不況かどうかってのはありますが(*4)、それでも10万円ですからねえ。 就職氷河期(*5)とか、年収300万円とか言ってる若者から見れば信じられない金銭感覚かもしれません。

 ということで、クリスマスぐらいは敬虔なキリスト教徒になって、質素でつつましやかな日を送ってみませんか。 ”ケチ!”と言われて別れ話になっても責任とりませんけどね・・・

 本場ドイツのクリスマスマーケットの様子は奥様ブログ「フラワークラフト作家”Ann”のひとりごと」に載ってますので、そちらもどうぞ。

《脚注》
(*1)クリスマスマーケット
 ドイツなどの都市の広場でクリスマスイブまでの4週間に開かれるイベント。
 クリスマスタワーが設置され
て、ホットワインやホットチョコレート、簡単な食事や土産物が売られるのだそうです。 ちなみに奥様はケルンとかハイデルベルグに行ってきました。
(*2)勉強と仕入れを兼ねて行ってきました
 ”ただ遊びにいっただけじゃないの?!”と突っ込まないのが家庭円満の秘訣です。
(*3)イエスキリストとその誕生を祝福する~
 そもそも、クリスマスはイエス・キリストの降誕を祝うキリスト教の記念日のはずですが、なんだか子供へのプレゼントや恋人たちのデートの日みないになってるもんなぁ、日本だと。
(*4)今と比べと不況かどうかってのはありますが
 この話の載った92年の大納会の日経平均株価は約16,925円。このブログを書いている25日の先週末(22日)の終値が約8,395円ですので、現在に比べてまだ2倍近い株価を維持してました。ただ、89年12月29日の38,916円から3年間に半分以下に落っこちています。
 つまり、絶対的な株価水準より急速に縮小していくマーケットがより不況感を増大してたわけです。
(*5)就職氷河期
 同じように大学卒の求人倍率は1991年で2.86倍、2012年で1.23倍とこちらも半分以下です(リクルートサークス研究所より)

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