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2011年12月

本屋さん回って、帰ってきて、本を読むだけ・・・ あぁー、幸せ。(本に埋もれて暮らしたい/11月のお茶会(に隠されれた書庫))

 ども、あいもかわらず”酒と本の日々”のおぢさん、たいちろ~です。
 いろいろあった怒涛の2011年ももうすぐ終わろうとしています。
 単身赴任も9年目、ヒマを持て余しての読書とDVD三昧ということで、本で60~70冊ぐらい、DVDで100タイトル以上は観たでしょうか(*1)。本は図書館で借りる派なので場所をとりませんが、上記以外でもコミックがまたけっこうなボリュームで読むので、本棚代わりの押し入れからあふれ出してタタミの上に繁殖しつつあります。
 ”帰ってくる時は、本は処分してくださいね!”というのが奥様の口癖ですが、まあ、本に埋もれてくらしてるってのもそんなに悪くはないんですがねぇ。別に浮気をしてるわけじゃなし・・
 ということで、今回ご紹介するのは稀代の本読みでもある直木賞作家、桜庭一樹の”本に埋もれて暮らしたい”であります。


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 写真は奥様の撮影。11月のお茶会の時の私んちの壁のディスプレイとテーブルです。


【本】本に埋もれて暮らしたい(桜庭一樹 東京創元社)
 サブタイトルが”桜庭一樹読書日記”とあるように、桜庭一樹の日常生活+その時の写真+読んだ本の話で構成されている書評というより、やっぱり日記。でも、恐ろしいほどの量の本を読んでます、この人。
 東京創元社のウェブマガジン”Webミステリーズ!”に連載されている”桜庭一樹読書日記”の書籍化4冊目の本です。
【花】11月のお茶会(に隠されれた書庫)
 奥様演出のお茶会の写真。この後ろには私の本棚が隠されていますが、荷物置き場状態で半分以上、本が出せない状態です・・・


 桜庭一樹と私の本のジャンルがかぶっていないようで、”本に埋もれて暮らしたい”に出てくる本はあんまし読んだことないんですが、まあ量的には出るわ出るわ。毎回見てるとこの人の生活って、お酒飲んで、帰ったらお風呂入って、本読んで寝るってパターンの繰り返し。私はお酒に弱い方なんで、家に帰ってすぐ寝ちゃう方ですが、もう少し夜更かしできればもっと本が読めるのになぁ・・・

 桜庭一樹の場合、こんだけの本をどこに収納してるかというと、カニ歩きしないと入れない玄関本棚とか、押し入れのカラーボックスとか、クローゼットの服と床の間に押し込んだりとか、床に積んだりとか・・
 この苦労って、本読みでないとわかりません。単に”片付けられない人”と思われるかもしれませんが、ある限度を超えると本を整理して片付けるって発想は出てこないものです、はい

 まあ、上には上がいるもので、本書に出てくる編集者のK村女子の話。

 歩きながらK村女子が「このへん(新宿三丁目)で飲んでばかりいるんで、いっそ引っ越そうかとおもってるんですよねぇ」というので、荷物も多いし、広めの部屋がいいんですよね。六、七十平米ぐらい?」と聞く。すると、「神などいない!」とでっかい声で言われた若い宣教師のように、静かに首を振り、「書庫がどんどん生活を浸食してきたので、最低八十平米はないともうまともに暮らせませんね・・・」とつぶやく。
 (2010年3月某日)

 まあ、こうなってくると読子・リードマン状態なんでしょうねぇ(*2)。
 電子書籍にすれば場所をとらないのはわかってるんですが、まだ手がだせてません。”本を処分してくれれば、iPad買ってあげる”と奥様から言われてちょっと心動いてはいるんですが・・・

 保管コストや整理の手間を考えると(*3)、自炊屋さんに頼んで一気に電子化するか(*4)、あとはダリアンとお友達になるぐらいしか手はないかねぇ・・・(*5)

 まあ、増える一方の本ですが、それでも本を読む楽しみは捨てがたいモノ。

 誰っにも、会わっない。お昼に起きて、原稿書いて、本屋さん回って、
 帰ってきて、本を読むだけ・・・ あぁー、幸せ。

 (2010年4月某日)

 2012年はそんな平和な一年でありますように。
 それでは皆さん、良いお年を!

《脚注》
(*1)本で60~70冊ぐらい、DVDで100タイトル以上は観たでしょうか~
 本はだいたい1週間で1冊ちょっとぐらいのベース、DVDはTUTAYAの4枚1000円セットで借りるのでまあ、こんなもんでしょう。数えてないけど・・
(*2)読子・リードマン状態なんでしょうねぇ
 ”R.O.D(READ OR DIE)”(倉田英之 スーパーダッシュ文庫)に登場するヒロイン。ザ・ペーパーの異名を持つ大英図書館特殊工作部のエージェント。
 重度のビブリオマニア(愛書狂)で、膨大な本を保管するのに神保町のビルを丸ごとに加え複数のアパートを借りてるという人。
(*3)整理の手間を考えると
 桜庭一樹の場合もそうですが、本棚(本の山?)の中から目的の本を探しきれないので、持っているとわかってても同じ本を買ってしまう場合もあります。これはこれで、本が増えてく理由でもあるんですか。
(*4)自炊屋さんに頼んで一気に電子化するか
 ”自炊屋さん(スキャン業者)”ってのは、本をスキャナで読み込んで電子化してくれる代行サービス業者のこと。
 2011年12月に、弘兼憲史、東野圭吾、武論尊らがスキャン業者2社に対し、”自炊は著作権上の「私的複製」として合法だが、業者が大規模にやるのは違法”として行為差し止めを求める訴えを東京地方裁判所に提起しました。
 でも、論理的にはちょっとムリがあるんじゃないかなあ、なんだか配布を前提にしているみたいだし。”本を裁断するという行為には抵抗感がある”っていう気持ちは共感できますが、だったら無駄に捨てられるよりリユースできるB○○K○FFに売りに行くのに文句いうんじゃねぇって気になるし。
(*5)あとはダリアンとお友達になる
 ”ダンタリアンの書架”(三雲岳斗 角川スニーカー文庫)に登場するヒロイン。
「壺中の天」ともいうべき、”ダンタリアンの書架”という書庫を体の中に持つ少女。本の大好きなドラえもん
 本来はこの世に「在らざるべき」幻の本である幻書を納める為の書庫ですが、ダリアンが気に入ればミステリーなんかも収納してくれるようです

クリスマスマーケットに行ってきました バブリーじゃないけど・・・(ハナコ月記/横浜赤レンガ倉庫 クリスマスマーケット)

 ども、さすがに3連休でヒマを持て余しているおぢさん、たいちろ~です。
 今まで何度か書きましたが、私の奥様は”フラワークラフト作家”なるものやっています。知らない人には”クリスマスとかで飾るリースとかを作るお仕事”と説明していますが、その奥様が今年の12月にドイツのクリスマスマーケット(*1)に勉強と仕入れを兼ねて行ってきました(*2)。
 まあ、自分で稼いだお金でもってレベルアップに投資するんだから、私がど~のこ~の言う筋合いではないんですが、たまたまHPで日本でもやってるってのがわかったんで、それではと私も横浜赤レンガ倉庫のクリスマスマーケットに行ってきました

【本】ハナコ月記(吉田秋生 ちくま文庫)
 1988年6月9日号から94年9月29日号まで「Hanako」に連載された吉田秋生のエッセイ風漫画
 27才のサラリーマン”イチロー君”と26才でフリーのイラストレーター”ハナコさん”(同棲中)が主人公ですが、時まさにバブルの絶頂期だけあって、苗場のスキーにスキーに行って大渋滞に巻き込まれるとか、鳥小屋みたいな家が1億円とかバブリーなネタがいっぱい出てきます。
【旅行】横浜赤レンガ倉庫 クリスマスマーケット
 横浜赤レンガ倉庫で12月3日~25日までに開催されるイベント(2011年度)。 大きなクリスマスツリーを中心に15台の木の屋台(ヒュッテ)でソーセージやプレッツェルなどのドイツ料理にホットワインやドイツビールなんかが売っています。


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 会場はというと、こんな感じ。木の屋台で食べ物などが売っていますが、天気の良かったせいもあって人気店はけっこうこんでました。



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 屋台の上にはイエスキリストにちなんだ人形もデコレーションが。イエスキリストとその誕生を祝福する東方の三博士だと思います(*3)。ほかにもサンタクロースや天使なんかも乗っかっています。



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 これはグリューワインと呼ばれるホットワイン。鍋で温めたワインに砂糖、シナモン、オレンジピールなどで香り付けした飲み物ですが、思っていたより酸味の強かったです。オタマジャクシですくってこんなコップにそそいでくれます。紙コップだと600円、マグカップ付きだと1,500円(お土産用のマグカップだけだと1,000円)。私は奥様からドイツ土産でマグカップを貰ったので、帰省のお土産用にマグカップ付きにしました(帰ったらクリスマス終わってるけど)。



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 お昼ごはんに注文したのがコルドンブリューという生ハムをチーズでサンドしたカツレツ。噛むと熱いチーズがとろっと流れ出て、とっても美味しゅうございました。


 料理は総じて1000円以下で食べれますので、とってもリーズナブルでした。
 まあ元々がキリスト教の祝祭日ですので、どんちゃんさわぎをするのが趣旨ではないはずなんですが、バブルのころはけっこうお金もかかっていたようで。ということで、若者の情報誌「Hanako」に載っていた”ハナコ月記”からひろってみるとこんな感じです。

〔1990年〕
 プチ・ジュエリーをおねだりされたイチロー君。思わず予算を”5万円ぐらい”と答えたことから、ハナコさんに買わされるハメに。(ハナコさんの希望は3万円ぐらい)
 ちなみに、私はこんなに高額なクリスマスプレゼントを奥様にしたことはありません。
〔1991年〕
 「Hanako」のクリスマスプレゼント特集にこんなのが。

   クリスマスに一番盛り上がるのは、きっとデパートのアクセサリー売り場
   恋人とデート気分で訪れるなら混雑に負けない知識が必要
   特別なクリスマスに特別な人から贈られたい夢のジュエリー
   10万円から100万円まで 背のびしておねだりの7ブランド

 イチロー君は

   おまえらフツーの男がいったいいくら稼げると思ってやがんだ!
   この、バカ女ども!!!

 と怒り心頭です。まあ、結局3万2千円のシャネルのイヤリングを買わされるわけですが・・
 100万円は極端にしても、数十万円の買い物が背伸びしたらおねだりできる(逆に言うと買ってもなんとかなる)っていう時代感覚がバブルだったんでしょうねぇ。実際の給料より土地を持ってたり、株で一発当てれば金なんてどうとでもなると思ってた人がいっぱいいたみたいだったし。

〔1992年〕
 同じく「Hanako」の記事から

  景気の話とか、いろいろ事情があってもクリスマス・シーズンだけは
  高品質の心に残るモノが欲しい!
  ご予算10万円で買えるティファニー・ボウ・コレクション

 これにイチロー君

  何がリーズナブルだ! 世の中不況だってのがわかってんのかぁ!
  ボーナス現物支給ってえご時世におまえらのリーズナブルてのは
  ひとケタちがうんだよおおっ バカ女ども!!

 まあ、今と比べと不況かどうかってのはありますが(*4)、それでも10万円ですからねえ。 就職氷河期(*5)とか、年収300万円とか言ってる若者から見れば信じられない金銭感覚かもしれません。

 ということで、クリスマスぐらいは敬虔なキリスト教徒になって、質素でつつましやかな日を送ってみませんか。 ”ケチ!”と言われて別れ話になっても責任とりませんけどね・・・

 本場ドイツのクリスマスマーケットの様子は奥様ブログ「フラワークラフト作家”Ann”のひとりごと」に載ってますので、そちらもどうぞ。

《脚注》
(*1)クリスマスマーケット
 ドイツなどの都市の広場でクリスマスイブまでの4週間に開かれるイベント。
 クリスマスタワーが設置され
て、ホットワインやホットチョコレート、簡単な食事や土産物が売られるのだそうです。 ちなみに奥様はケルンとかハイデルベルグに行ってきました。
(*2)勉強と仕入れを兼ねて行ってきました
 ”ただ遊びにいっただけじゃないの?!”と突っ込まないのが家庭円満の秘訣です。
(*3)イエスキリストとその誕生を祝福する~
 そもそも、クリスマスはイエス・キリストの降誕を祝うキリスト教の記念日のはずですが、なんだか子供へのプレゼントや恋人たちのデートの日みないになってるもんなぁ、日本だと。
(*4)今と比べと不況かどうかってのはありますが
 この話の載った92年の大納会の日経平均株価は約16,925円。このブログを書いている25日の先週末(22日)の終値が約8,395円ですので、現在に比べてまだ2倍近い株価を維持してました。ただ、89年12月29日の38,916円から3年間に半分以下に落っこちています。
 つまり、絶対的な株価水準より急速に縮小していくマーケットがより不況感を増大してたわけです。
(*5)就職氷河期
 同じように大学卒の求人倍率は1991年で2.86倍、2012年で1.23倍とこちらも半分以下です(リクルートサークス研究所より)

パラダイスって言葉、閉ざされた庭って意味なんだってさ(ばらばら死体の夜/観智院 五大の庭)

 ども、クリスマス・イブにすることもなくブログを書いているおぢさん、たいちろ~です。
 さて、今年のクリスマスは3連休なので、相変わらず本を読んでDVDばっか観ています。で、この聖なる夜に読んでいるのが桜庭一樹の”ばらばら死体の夜”。まあ、良いじゃないですか、桜庭一樹好きだし。

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 写真はたいちろ~さんの撮影。観智院 五大の庭の庭です。


【本】ばらばら死体の夜(桜庭一樹 集英社)
 40才過ぎの翻訳家”吉野解(さとる)”は学生時代に下宿していた古書店「泪亭」の2階で、白井沙漠と出会い、体の関係を持つ。しかし沙漠が解に借金を申し込んだことから・・・
【旅行】観智院 五大の庭
 京都 東寺に隣接する真言宗のお寺。公式HPによると”大学の研究室”みたいなモンだそうです。ご本尊は五大虚空蔵菩薩(*1)。
 客殿の南側にある枯山水の庭が”五大の庭”で空海が唐の長安から帰国の際に海の上で遭難しかけた時に、海神に護られて無事帰国された時の様子を表現したものとのこと。


 桜庭一樹は好きな作家なので良く読みます。Amazon.comでは”極上サスペンス”になってたので、”GOSICKシリーズ(*2)”みたいなミステリーかと思ってましたが、読書感としては”私の男(*3)”に近いですね。つながっているようでつながっていない空疎な孤独っていうか。

 吉野解は若いころの夢が”高等遊民(*4)”になるっていう、学究の徒というよりだたひたすら自分の好きな本を読んでいたいという人。資産家の娘と結婚してそんな生活を手に入れて、奥様との仲もまあまあで可愛い娘にも恵まれていて、舅を苦手にする以外はそれなりに幸せなはずなんですが、なぜだか昔の貧乏学生時代に住んでいた下宿にいた白井沙漠と半ば強引に愛人関係を持つことに。白井沙漠はといえば、消費者金融の借金から破綻した女性。こっちが空疎な孤独ってのはわかるんですが、吉野解ってのがまた空疎な人。外から見てるとパラダイスを手に入れたはずなんですが、なぜか空疎

 まあ、パラダイスって言葉ですが、解が奥さんに説明する言葉によると

 解 :パラダイスって言葉、さ
    (中略)
    閉ざされた庭、って意味なんだってさ。
    (中略)
    ちいさくって、何にもなくって、でも周囲のあらゆる雑音から隔絶されてる。
    俺だけの。
    ほかの人にとっては汚くてくだらないけど、すごく居心地のいい場所・・・
    大昔に、うんと安心してたゆたった胎内みたいな、感じなのかなぁ・・・

 由乃:その書斎スペース、あなたのお気に入りだものね。
    そこはぜったい触らないようにしてあげてるわよ。

 写真の五大の庭もそうですが、本を読んだり考えたりするのって周囲から隔絶されてよけいなちゃちゃが入ってこないとこが理想的。そういう意味では確かに閉ざされた庭ってのは本読みにとってはパラダイスなのかも。
 でも、本を読むっていう行為自体は内向的なモンで、それ自体が何かを生み出すってわけではないし(だからといって、本で読んだことをネタにブログを書いてたって大したものを生み出してるワケではないですが)。
 思うに二人の共通点って、吉野解の今の生活力が奥様の実家の財力によるもので、白井沙漠のそれは消費者金融からの借金だし、という”自分で生み出したものでない何か”に頼ったことがあるのかもしれません。
 そのためなのか、人間関係もとっても空疎な感じ。本の題名は”ばらばら死体”なんですが、ばらばらなのはむしろ人と人のことを言ってるのかもね。

 と、まあクリスマス向きの本ではないですが、奥様も子供もいない単身赴任寮の1Kという居心地の良い部屋で、することもなくブログを書いているおぢさん向きではあるかもしれません。
 ということで、明日は我がパラダイスであるこの部屋の大掃除でもしましょうか・・・

《脚注》
(*1)五大虚空蔵菩薩
 虚空蔵菩薩は智恵や知識、記憶といった面での利益をもたらす仏様。空海が室戸岬で行ったという記憶力増進を祈念する修法が”虚空蔵求聞持法”です。
 簡単にできりゃ、受験生向けなんですがねぇ。
(*2)GOSICKシリーズ(桜庭一樹 角川文庫)
  友人の九条一弥のから事件を解決する美少女ヴィクトリカ・ド・ブロワを主人公とするというミステリー系ライトノベル。
 カテゴリでは”安楽椅子探偵”になるんでしょうが、ベースにあるのはオカルトだったりするちょっと異色なミステリー。けっこうお勧めです。
(*3)私の男(桜庭一樹 文春文庫)
 9歳のとき津波で家族を失った竹中花は親戚の腐野淳悟に引き取られ、一緒に暮らすようになる。父と娘の暗い過去を描いた小説。2007年に直木賞を受賞。
(*4)高等遊民
 高等遊民は、明治時代から昭和初期の近代戦前期にかけて多く使われた言葉であり、大学等の高等教育機関で教育を受け卒業しながらも、経済的に不自由が無いため、官吏や会社員などになって労働に従事することなく、読書などをして過ごしている人のこと。
(wikipediaより)
 そういや、夏目漱石あたりで読んだなぁ。
 言って見れば、古き良き時代のヲタクみたいなもんかも。

復興の灯りでもそうでなくても、灯りは人々の願いの証です(河北新報のいちばん長い日/神戸新聞の100日/SENDAI光のページェント/神戸ルミナリエ)

 ども、仙台で”光のページェント”を見に行ってきたおぢさん、たいちろ~です。
 今年の”SENDAI光のページェント”は、LED電球が全損したとのことで、開催を心配していましたが、無事開催されました。地元の人間の一人としては 単にイベントが開催されたっていうより”イベントが開催できるぐらい復興してきた”っていう感じがして嬉しい限りです。
 3.11当時は自宅の奥様と息子が被災して、水、電気や電話などのライフラインが壊滅的な被害を受けて大変でしたが、今ではその時がうそのような感じでした。
 ということで、今回ご紹介するのはライフラインの一つである情報メディア”新聞”の復旧の苦労を描いた”河北新報のいちばん長い日”、それと同じように阪神淡路大震災を被災した”神戸新聞の100日”であります。


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 写真はたいちろ~さんの撮影。上は2011 SENDAI光のページェント、下は神戸ルミナリエ(2003年)です。


【本】河北新報のいちばん長い日(河北新報社 文藝春秋)
 2011年3月11日、東日本大震災で被災した河北新報が、販売店の被災、ロジスティックの混乱する中、新聞を発行しつづけた苦労を描いたノンフィクション。サブタイトルは”震災下の地元紙”。
【本】神戸新聞の100日(神戸新聞社 プレジデント社、角川ソフィア文庫)
 1995年1月17日、阪神・淡路大震災に襲われた神戸新聞社が本社崩壊、コンピューターシステムがマヒする中、新聞を発行しつづけた苦労を描いたノンフィクション。サブタイトルは”阪神大震災、地域ジャーナリズムの戦い(*1)”。
【旅行】SENDAI光のページェント
 毎年12月に仙台の定禅寺通りを中心に開催されるイルミネーション。1986年に市民ボランティアがイルミネーションを施したのが始まり。ケヤキ並木をそのまま使ってライトアップしているのが特徴
【旅行】神戸ルミナリエ
 毎年12月に神戸の三宮~元町を中心に開催されるイルミネーション。阪神・淡路大震災後の「復興神戸に明かりを灯そう」という意図で1995年から開催。独特の幾何学模様で構成されているのが特徴。


 ”河北新報のいちばん長い日”は初めて、”神戸新聞の100日”は16年ぶりに再読しました。同じ地元ジャーナリズムが書いた本なんですが、あわせて読むとずいぶん印象が違います。あえてまとめると、編集方針と被害のあいかたの違いになるんでしょうか。

〔河北新報のいちばん長い日〕
 本書の中にもありますが、編集方針のよって立つところは”被災者とともに”。統一標語が”再生へ 心ひとつに”。そのためか、内容は被災者と同じ立ち位置にたっている感じがします。
 神戸の場合と違って、本社やシステムそのものへの被害が少なく(*2)、その分地域の被災の状況に紙面の多くがさかれています。
 約30年の周期性をもっていて数年以内に99%の確率で大地震が起きることが予想されていたにもかかわらず、多大な被害がでたことに充分に新聞として警鐘をならしえたかという想い、一瞬にして街が倒壊した神戸と違って、津波というわずかながらのタイムラグの中で生死を分けたという現実が、読後感をかなり重いものにしています。

〔神戸新聞の100日〕
 本社ビルが使用不可能になり,新聞編集の要であるCTS(*3)が使えなくなり新聞発行そのものができなくなるという危機的状況の中、”新聞を発行する”という目標に向かって不可能を可能にする話がメイン。そういった意味では”プロジェクトX”的な感じとも言えます。
 ほどんど大地震が起きるという予想すらなく(*4)、対策がほとんどなされていない状態(*5)での突然の震災に”とにかくなんとかする”という関西人ならではのバイタリティに感動すらしてしまいます。

 どちらも事前に想定した以上の被害のなか新聞読者への”新聞を発行する”という責務への想いは感動的であります。上記の他にも”街が壊れる”ということと”街が消える”といった違いなんかもあるのかもしれませんが(*6)、根本の所では、まじめで粘り強い東北人と、やたら元気でなんでも笑いに変える関西人の違いなのかもしれません。どちらの本に心を寄せるかは読む人しだいですが、できれば両方読んでいただきたいものです。

 文末になりますが、阪神淡路大震災の鎮魂をこめて始めた”ルミナリエ”、東日本大震災の中で苦難をのりこえて今年も灯りをともした”光のページェント”、成り立ちは違っても、ともに灯りは人の心を明るくし、勇気づけてくれるものだと思います。
 めげていてもしょうがないので、ぜひ前に向かって進んでいきましょう。

《脚注》
(*1)阪神大震災、地域ジャーナリズムの戦い
 このサブタイトルは1995年発行のプレジデント社版のみで、1999年に角川ソフィア文庫での復刻版にはついてません。
 ちなみに、私が今回再読したのは1995年版のほうです。
(*2)本社やシステムそのものへの被害が少なく
 あくまで、湾岸部と比べてで、被害がなかったわけではありません。
 本社という意味では、むしろ社会インフラやロジスティックの影響のほうが大きかったように感じます。
 3.11の災害対策本部にいた経験からですが、初動の時点では物流の拠点が山形からで、東京からだと新潟、青森からとなったため、支援物資の輸送が大変でした。
 神戸の場合は、中心部の被害が大きかったかわりに、周辺の大阪の被害が比較的軽微だったことからロジスティックはまだましだったように思います。
(*3)CTS
 Computerized Typesetting Systemの略。日本語だと、電算写植システム、つまりコンピュータを使用した組版システムです。
 パソコンであたりまえのようにDTP(Desktop publishing 卓上出版)する今の若い人にはわかりにくいかもしれませんが、当時のコンピューターでこのとのことをやるのは大変なことだったようです。
 私自身はあつかったことはありませんが、昔のコンピューターでの新聞作成に興味のある方は、”メディアの興亡(杉山 隆男 文春文庫他)”なんかが面白いです。
(*4)ほどんど大地震が起きるという予想すらなく
 私が大阪から東京に転勤になる時に言われたのが”東京では地震が多いから気をつけて”でした。関西人にとってはこれぐらい地震が起きるという感覚はなかったんですね。
(*5)対策がほとんどなされていない状態
 神戸新聞と新聞発行を代替した京都新聞との間に「緊急事態発生時の新聞発行援助協定」が締結されたのは、この震災が起こる1年前の1994年1月1日とのこと。
 BCP(Business continuity plannin 事業継続計画)なんてのが出てくる前の話ではありますが、危機管理マニュアルすらなかったそうです。
(*6)”街が壊れる”、”街が消える”
 神戸と仙台の両方に住んでいた人間として、一瞬にして多くのビルが倒壊した神戸と、津波で地域ごと流出した東日本ではそんな感じがしています。

おちこんだりもしたけれど、私はげんきです(魔女のぬいぐるみ/魔女の宅急便)

 ども、”僕と契約して、魔法少女になってよ!”なんてオファーが来るはずもないおぢさん、たいちろ~です。
 唐突ですが、私の奥様は”フラワークラフト作家(*1)”というのをやっております。
 で、久しぶりに単身赴任先から帰ってきますと、机の上に”魔女のぬいぐるみコンテスト ジジ賞(第2位)”の賞状が置いてありました。
 先日、仙台文学館(*2)で”魔女魔女ワールド 角野栄子『魔女の宅急便』の世界”という展示会があって、その中のイベントの”魔女のぬいぐるみコンテスト”に応募したら上記の賞をもらったとのこと。
 まあ、まじめにお仕事して認められるってのは大したもんです
 ということで、今回は宮崎駿の傑作にして児童文学の名作”魔女の宅急便”であります。


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 写真は奥様の撮影。ぬいぐるるみコンテンテストに出品した作品です。
 詳しくは奥様ブログ”フラワークラフト作家”Ann”のひとりごと”をご覧ください。


【本】魔女の宅急便(角野栄子 福音館創作童話シリーズ)
【DVD】魔女の宅急便(角野栄子、宮崎駿 スタジオジブリ)
 魔女になる修行のためにコリコの街にやってきた13歳の少女キキ黒猫ジジは、ホウキで空を飛ぶ魔法を使って宅急便のお仕事を始めます。
 女子画学生のウルスラや、空を飛ぶ機械に夢中の少年トンボたちとの出会いにより成長していくキキを描いた児童文学を宮崎駿監督がアニメ化した不朽の名作。
 といっても、原作は読んでないんだな~~。こんど読んでみましょう。
【花】魔女のぬいぐるみ by 奥様
 魔女のお約束といえば、先のとんがった黒い帽子に黒マント、手にはほうきか魔法のスティック。これさえ守ればあとはセーラー服でもOKです(*3)。
 同じフォーマットでも赤い服だとサンタクロースになります。奥様ブログにサンタバージョンも載ってますで、あわせてお楽しみください。


 日本という国はキリスト教的宗教感が希薄なせいか、戦闘美少女の系譜としての”魔女モノ”が定着しているせいか、魔女あるいは魔法少女というものにポジティブなイメージをもってるような気がします。今年は”魔法少女まどか☆マギカ(*4)”なんてのも話題になってたし。

 でも、この中でキキって結構異質な存在なのかも。魔法少女の元祖ともいえる”魔法使いサリー”みたいになんでもできるわけでもなく、”美少女戦士セーラームーンシリーズ”や”プリキュアシリーズ”みたいに何かと戦うわけでもなし(*5)。魔法としてはただ飛ぶだけで、使い魔たるカラスですらコントロールできないありさま(ネコのジジが呆れているぐらいです)。
 でも、魔法少女であることを隠す必要もなく、(多少は驚かれているものの)街の人々と普通に交流できているっていう意味では、もっとも幸せな魔法少女なのかもしれません。

 大空にあこがれる少年トンボにとってはキキは空を飛ぶことのできるあこがれの先輩だし、キキにとっては空を飛ぶことの喜びを共感できるトンボは得難い友人でもあるし。だから、空を飛ぶことができなくなったキキとは友達でいられるし、トンボを助けるために空を飛ぶ能力をとりもどすっていうのもとってもけなげだし。
 キキの声を演じた高山みなみさんはさわやかだし、理系くんぽいトンボの山口勝平さんも以外とかっこいいし(*6)。

 改めてみると、魔女のこの映画って1989年に公開ともう20年以上も前の作品なんだな~。
 原作も第1巻が1985年、完結編の第6巻が2009年発刊と、原作アニメともほとんど古典とも言えるようになってます。そういや、奥様とこの映画を見に行ったのは結婚前だったし(その後、二人で映画を見に行くなんてほとんどしてないし)。
 それでも時々また見たいと思うのはやっぱり名作なんだと思います。

 余談ですが、先日私の本部で女性のためのダイバーシティミーティング(*7)というのを開催しました。このミーティングでは、”いろいろへこむこともあったけど、それを乗り越えて私はやってきました”といった内容でディスカッションしたんですが、このテーマ名が”おちこんだりもしたけれど、私はげんきです
 これって、”魔女の宅急便”の映画のキャッチコピーなんですね。
 テーマ名を決めたのは私ですが、夫婦そろって何をやっているんだか・・・

《脚注》
(*1)フラワークラフト作家
 プリザーブドフラワー(ドライフラワー)や木の実、木の枝などを使ってリースやブーケなどを作るお仕事です。規定があるわけではないので、言ったもん勝ちの肩書ですが。
 教室もやっていますので、ご興味のあるかたは、奥様ブログ”フラワークラフト作家”Ann”のひとりごと”をご覧ください。
(*2)仙台文学館
 財団法人仙台市市民文化事業団が運営する文学館。郷土にゆかりのある近代文学に関する作品の展示や調査研究を行っています。
 児童文学にも力を入れていて、毎年夏休みに”えほんのひろば”として、「林静一の世界展(2011年)」、「あそぶぜ! かいけつゾロリのおたのしみ大さくせん~原ゆたかとゾロリのなかまたち(2009年)」なんかを開催しています。
 お時間がありましたらどうぞ。
(*3)これさえ守ればあとはセーラー服でもOKです
 ”涼宮ハルヒの憂鬱”で長門有希さんの占い師のコスプレがこれ。
 いかにも現代的な魔女像ではあります、たぶん。
(*4)魔法少女まどか☆マギカ
 2011年1月から4月まで放映された深夜アニメ。原作     Magica Quartet、監督 新房昭之、キャラクターデザイン 蒼樹うめ。
 従来の魔法少女モノのイメージを覆すアニメとして話題となりました。
 上記の”僕と契約して、魔法少女になってよ!”は、本作品の中で語られたセリフです。 これがモトネタで「僕と契約して、○○になってよ! 」はネット流行語大賞2011の銅賞になりました。
(*5)魔法少女の元祖ともいえる”魔法使いサリー”~
 魔法使いサリー
  横山光輝の原作で1966年にアニメ化。(漫画版の元の名前は”サニー”)
  女の子向けの作品ですが、当時は男の子も普通に見てました。
 美少女戦士セーラームーンシリーズ
  武内直子の原作で、1992年にアニメ化。1997年まで続編が作成され、
  1970年代を代表するシリーズとなりました。
  2003年にTVシリーズで実写化。セーラーマーズを演じたのは女優の北川景子
  彼女にとっては黒歴史かも・・・
 プリキュアシリーズ
  2004年から開始され現在(2011年12月)でも放映されているアニメ。
  戦う美少女集団という意味では、”セーラームーン”の正当な後継者であります。
(*6)キキの声を演じた高山みなみさんは~
 実はこの二人、”名探偵コナン”のアニメで江戸川 コナンの大人バージョン(工藤 新一)と子供バージョン(江戸川 コナン)を演じています。
(*7)ダイバーシティミーティング
 ダイバーシティとは”多様性”のことで、大まかに言うと性別や人種、身体障害など多様ありようを尊重し、社会の変化と発展に寄与していこうという考えです。

空海において、ごくばく然と天才の成立ということを考えている(空海の風景/東寺)

 ども、最近仏教芸術にはまっているおぢさん、たいちろ~です。
 先日”空海と密教美術展(*1)”に行ってから、みょ~にこの分野が気になっています。だんだん仏さんに近づいてきてる歳ですので、まあそれもありかなと。
 で、この前京都に行く機会がありましたので、東寺に立体曼陀羅を見に行ってきました

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 写真はたいちろ~さんの撮影。東寺の講堂です。
 立体曼陀羅はこの中にあるんですが、内部は撮影禁止ですので外見のみ。
 立体曼陀羅は東寺HPでご覧下さい。

【本】空海の風景(司馬 遼太郎 中央公論新社、中公文庫他)
 弘法大師空海の讃岐、奈良、長安、京都、そして高野山に至る足跡を追いかけた小説。国家とのかかわり、同時代の人である最澄(*2)との確執など、”真言宗の開祖”だけではない空海の人間的な側面がよくわかります。司馬文学の最高傑作とのこと。
【旅行】東寺(とうじ)
 京都市にある東寺真言宗総本山の寺院。別名「教王護国寺」(きょうおうごこくじ)。 嵯峨天皇より空海に下賜されて、真言密教の道場になった京都の代表的な名所。
 境内には薬師如来を本尊とする金堂、立体曼陀羅のある講堂や、木造塔としては日本一の高さ(54.8m)の五重塔などがあります。

 立体曼陀羅は空海がその晩年に完成させただけあって、その荘厳さは大したもの。
 司馬遼太郎の筆を借りると

 空海は東寺に講堂を建立し、そこにおさめた二十一尊の仏像(五仏、五菩薩、五大明王、六天)は、わが国最初の密教の正規の法則(儀軌)による彫像であった。仏像のまわりの装飾的な装置も、祈念するに必要な宝具も正密によるすべてであり、密教の造形上の法則とシステムは、高野山に先んじて東寺において大完成した。
  (”空海の風景 (29)”より)

 ただ、個人的な感想を言わせてもらうと、”空海と密教美術展”との印象がずいぶん違うんですね。”東寺”の場合、人間界を睥睨するがごとき仏像とそれを拝むという相対する立ち位置に対し、”空海と密教美術展”は、ライトアップされた曼陀羅の間を回遊しながら(*3)、仏像のご尊顔を拝する、いわば”曼陀羅の中にあって幽玄を楽しむ”といった感じでしょうか。それに東寺は”遠くにいらっしゃる仏様を拝む”のに対し、”空海と密教美術展”では”できるだけ近くで仏像に秘められた美しさを鑑賞する”といった目的の違いかも。
 思うに、信仰の対象として仏像にまみえるという”東寺”の宗教的なありように対し、”美術品としての仏像”を展示するという性格の違いでしょうか?
 あるいは、極楽浄土という”遠くにある理想郷”を感じるのに距離感が必要だった平安の人々と、テレビや映画などの”アップで観る”という装置、携帯電話に代表される”距離を感じさせないシステム”に慣れた現代人の距離感の違いなんでしょうか?

 お寺といえば、東寺的な配置が一般的ですが、”宗教的な感動”という点では”空海と密教美術展”のような配置もありかなという気がします。

 ところで、東寺から帰ってきて”空海の風景”を読みました。せっかく空海のお寺に行ったんだから、少しは空海のこと、東寺のことを知りたいなぁと思ったのが動機です。が、この本、読む前に思っていたのと随分違うんですね。
 空海の人生については非常に多くのことが書かれていますが、東寺に関することって、上記の引用以外はほんの少し。
 どうも、司馬遼太郎の興味というのは、正密の理論を完成させた宗教家にして哲学者であり、三筆に挙げられる文筆家であり、多くの仏像や宝具を作らせた芸術家、満濃池の造成に代表される土木への関与、国家を動かして密教を流布させるプロデューサー的能力と数多くの天賦の才を与えられた”空海”がいかに成立したかというところにあって、出来上がったものについての興味は少ないのかも。

 ”空海の風景”は司馬遼太郎いわく小説ですが(*4)、むしろ時空を超えた紀行文といった感じでしょうか。”風景”とはよく言ったもので、空海自体の言葉は(書面に残されたものをのぞけば)ほとんどなくて、空海をとりまく空気みたいなもの=”風景”を積み重ねることで、空海という人の成立をすごくわかりやすいものにしています

 ダイジェストであれば”『空海の風景』を旅する(*5)”という本もありますが、多少時間がかかってもやはり本編を読みたいもの。司馬遼太郎の落ち着いた文体とあわせてお楽しみください。

《脚注》
(*1)空海と密教美術展
  東京国立博物館 平成館にて2011年9月25日まで開催された密教美術、仏像等の美術展。東寺講堂の仏像群による立体曼荼羅は圧巻でした。
(*2)最澄
 還学生(げんがくしょう、短期留学生)として国家の庇護を受けて遣唐使として長安にわたり、天台教学を日本にもたらし、天台宗の開祖になった人。
 旧勢力である奈良仏教との対立みたいな話が多いですが、”空海の風景”では以外に素直でまじめな人のようです。
(*3)曼陀羅の間を回遊しながら
 ”空海と密教美術展”の場合、全部の仏像があるのではないので、正確な表現ではないかもしれませんが、感覚なのでご容赦ください。
(*4)司馬遼太郎いわく小説ですが
 いまさらあらためていうようだが、この稿は小説である。
 ところで、こうも想像を抑制していては小説というものは成立しがたいが、
  (中略)
 しかしながら抑制のみしいていては空海を肉眼でみたいという筆者の願望は遂げられないかもしれず、このためわずかずつながらも抑制をゆるめていきたい。
  (”空海の風景 (1)”より)
(*5)『空海の風景』を旅する(NHK取材班 中公文庫)
 NHKスペシャルとして「空海の風景」を映像化した番組制作スタッフによる歴史紀行。
 映像自体もYouTubeで視聴出来ます

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