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”モーレツ! オトナ帝国の逆襲”って答えるあたり、おぢさんなんだろ~な~(クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲/太陽の塔)

 ども、21世紀をけなげに生きるおぢさん、たいちろ~です
 今回のお題は”マンガの世界を一日体験。どこに行きたい?”ですが、まあ、平和そうな”魔女の宅急便(*1)”のキキが住んでた街とか、風光明媚な”カリオストロ公国(*1)”とかありますが、ひとつとなると”モーレツ! オトナ帝国の逆襲”かなあ。
 ノスタルジーを誘う昭和の街並みってのはいいですねぇ。
 ま、こんなことを言いだしてるのはおぢさんの証拠でしょうが。

0304

 写真はたいちろ~さんの撮影。川崎市岡本太郎美術館で売っていた”太陽の塔”のペーパークラフトです。
 ちなみに、その前にあるのはオーストラリア館(*3)です。


【DVD】クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲(原作:臼井儀人、監督・脚本:原恵一)
 春日部にできたテーマパーク、”20世紀博”
 EXPO’70の会場に、昭和の香りのする街並み、スーパーヒーローや魔法少女になりきるコスプレ撮影会にオトナは夢中。”20世紀博”にはまっていくうち、父親のひろしは会社に行かなくなり、みさえは家事えお放棄していく。これは世の中を20世紀に戻そうとするケンとチャコをリーダーとする”イエスタデイ・ワンスモア”の陰謀だった・・・
 未来を取り戻すため、しんちゃんたちかすかべ防衛隊は立ち上がる!
 2001年に公開された”クレヨンしんちゃん”劇場映画の第9作目にして、オトナをも魅了するというか、オトナをほうを魅了する名作アニメ。
【旅行】太陽の塔
 芸術家、岡本太郎のデザインによる日本万国博覧会(EXPO’70)のテーマ館にして、シンボル。
 現在でも万博記念公園で見ることができます。


 ”ALWAYS 三丁目の夕日(*4)”とか”20世紀少年(*5)”とか、”時をかける少女 (2010年版)(*6)”とか、昭和のノスタルジーをモチーフにした映画がヒットしています。。
 このころの昭和っていうのはまだ子供でしたが、確かに活気のある時代でしたね。

 1960年あたりだと、東京オリンピックに東京タワーに東海道新幹線
 1970年あたりだと、EXPO’70に太陽の塔

 1960年あたりっていうのはある意味、戦後の終わりと高度経済成長の始まり(*7)の時期でしょうか。東京タワーの竣工が1958年。東京オリンピックとそれに間に合わせるように開通したのが1964年。
 そして、国民総生産(GNP)が資本主義国家の中でアメリカに次ぐ第2位になったのが1968。高度経済成長の最も象徴的な出来事がEXPO’70。”人類の進歩と調和”をテーマに開かれたこの日本最大のイベントはまさに日本の”高度経済成長の成功”そのものでした。
 実際には、安保闘争とか公害の拡大とかベトナム戦争まっただ中とか(*8)、言うほど良いことばかりの時代でもなかったんですが、それでも、おぢさん世代が胸をはってこの時代を語るってのは、実態経済と生活実感としての上昇感があったんでしょうね。
 お金っていう意味だけでいうと、その後にもバブル時代ってのがありますがみょ~に気恥かしい豊かさ感があるのは、実態以上に浮かれてたっていう”愚かモノたちの宴”みたいな消したい過去ぽい所があるからかなぁ。

 ケンとチャコが作られた昔の街並みにあふれた街を歩きながらの会話
 (BGMは”白い色は恋人の色”(*9))

  チャコ:ここに来るとほっとする
  ケン :ここには外の世界みたいに、余計なものがないからな
      昔、外がこの街が同じ姿だったころ、人々は夢や希望にあふれていた
      21世紀はあんなに輝いていたのに
      今の日本にあふれているのは、汚い金と燃えないゴミぐらいだ
      これが本当にあの21世紀なのか?
  チャコ:外の人たちは心がからっぽだから、モノで埋め合わせしているのよ
      だからいらないものばっかり作って、世界はどんどん醜くなってゆく
  ケン :もう一度やり直さなければいけない
      日本人がこの街の住人たちのように、
      まだ心を持って生きていた、あの頃まで戻って
  チャコ:未来が信じられた、あの頃まで

 まさにおっしゃる通りです。
 あらかじめ約束された破滅に向かってチキンレースやってるようなバブル期って”バブルへGO!(*10)”みたいにギャグにされることはあっても、あんましまた行ってみたいとは思わないなぁ。あんまし贅沢した覚えもないし。
 でも、オトナ帝国の逆襲に描かれている昭和の風景って、やっぱりたまには行ってみたいなあ。昭和の街並みを再現した食堂街(*11)ってのもけっこうあるのはみんなどこかで憧れがあるんじゃないかなと。

 夢や希望にあふれていたあの頃と、どっかで間違えちゃったその後の日本。それでも取り戻さなければ手に入らない家族の未来。
 子供向けの作品とは思えない面白い映画です。お勧めのアニメ映画です。
 特に”ひろしの回想”シーンは泣けます。

《脚注》
(*1)魔女の宅急便(宮崎駿、スタジオジブリ)
 13歳になった魔女の娘キキは、掟にならい黒猫・ジジと共に修行のために空飛ぶほうきを使った宅急便を開業する。
 日本を代表する宮崎駿のアニメ作品。
(*2)カリオストロ公国
 ”ルパン三世 カリオストロの城”(宮崎駿、東京ムービー新社)に登場する架空の国。美しい山々、湖、それに古代ローマ時代に作られた水道橋と城のある観光立国(表向き)な所です。
 定年後にのんびり住むならこんなところがえ~な~
(*3)オーストラリア館
 日本万国博覧会のオーストラリア・パビリオン
 葛飾北斎の「富嶽三十六景」の「神奈川沖浪裏の富士」に描かれた波と、東京の寺院の青銅製蓮台からヒントを得て設計されたとそうです。
 現在は”オーストラリア記念館”として三重県四日市市に移築。
(*4)ALWAYS 三丁目の夕日
 昭和33年(1958年)の東京の下町を舞台とした、夕日町三丁目に暮らす人々の暖かな交流を描くドラマ。
 原作は西岸良平の漫画”夕焼けの詩”。監督は”クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦”の実写化”BALLAD 名もなき恋のうた”や実写版”SPACE BATTLESHIP ヤマト”の山崎貴。
(*5)20世紀少年
 コンビニで働くケンヂの周りで、次々と不可解な事件が起こり始める。謎の伝染病による大量死、東京を破壊する巨大ロボット。これらの事件はすべて、1970年頃にケンヂたちが作った「よげんの書」のシナリオ通りに起こっていた・・・
 原作は鉄腕アトム”地上最大のロボット”のリメイク版”PLUTO”の浦沢直樹。
(*6)時をかける少女
 深町家の屋根裏部屋から出てきた一枚の写真とラベンダーの花。これをきっかけに消えた過去を思い出した母親和子の約束をかなえるために、娘のあかりは1972年にタイムリープする・・・
 筒井康隆を基にリメイクされた親子二世代にわたる”時をかける少女”たちの物語。
(*7)戦後の終わりと高度経済成長の始まり
 経済白書に”もはや戦後ではない”と書かれたのが1956年、高度経済成長は1954年(昭和29年)12月から1973年(昭和48年)11月まで。
(*8)安保闘争とか公害の拡大とかベトナム戦争まっただ中とか
 時は70年安保の真っ盛りから崩壊期で、東京大学安田講堂占拠(1969年)とか、よど号ハイジャック事件(1970年)とか、あさま山荘事件(1972年)とか。
 光化学スモッグが東京で判明したのが1970年、ニクソン大統領が南ベトナム軍とカンボジアに侵攻(カンボジア内戦勃発)もこの年です。
(*9)白い色は恋人の色
 作詞 北山修 、作曲 加藤和彦 、歌 ベッツィ&クリス。発売は1969年。
 清涼感ただよう歌声とアコースティック・ギターのサウンドの名曲です
 曲を聴いてみたい人はこちらからどうぞ。
(*10)バブルへGo!
 バブル時代の若者文化を代表するホイチョイ・プロダクションの馬場康夫を監督に、阿部寛と広末涼子主演でバブルの受けれ気分をおちょくった日本映画。2007年公開
(*11)昭和の街並みを再現した食堂街
 行ったことあるとこだと、梅田スカイビルの”滝見小路”とかナムコ・ナンジャタウンの餃子スタジアムとか、新横浜ラーメン博物館とか。

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