« 東日本大震災に思う”国民の理解なんか得なくていいから、やるべきことをちゃっちゃとやるべきだと思うんだが・・・”(復活の地/ハナズオウ) | トップページ | 資本主義社会で商い打ってる大人をなめるな!(シアター!2/新神戸駅) »

今の若い人が聴いたら、ものすごい早婚だと思うんでしょうね(22才の別れ/花ろうそく)

 ども、結婚して22年になるおぢさん、たいちろ~です。
 先日、会社の男性Uさん(36才、独身)と結婚の話になりまして、なんでだか昔のフォークソング”22才の別れ”の話題が出ました。
 こっちは当たり前のように知ってるもんだと思ってましたが、意外にも”知りません”とのお返事。
 ということで、こんな曲です。

0379

写真はたいちろ~さんの撮影。福島県大内宿で見かけた花ロウソクです。


【CD】22才の別れ(風)
 ”かぐや姫(*1)”の伊勢正三と”猫(*2)”の大久保一久が結成したフォークグループ”風”のシングル。作詞・作曲は伊勢正三。おぢさん世代にはアコースティックギターの定番曲の一つです。1975年にリリースなので36才の人にとっては生まれたころの曲だもんなぁ。こっちは高校生だったのに・・・
 曲中の”そんなー”と、”気がして”の間に一呼吸おいてギターで”ちゃんちゃん”を入れるのが印象的です。
【花】花ろうそく
 四季の花を転写した絵ろうそくの一種。
 写真の6月のひめさゆり(姫小百合)は別名オトメユリ(乙女百合)、7月の立葵は”たちあおい”と読みます。
 ひめさゆりは日本特産のユリで、宮城県南部や飯豊連峰などにしか群生してないそうですが、立葵は1~3mぐらい真っ直ぐ伸びる茎に赤い大輪の花が6~8月ごろ咲きますので、けっこう街中でも見つけられます。


 まずは、お聞きください




 ところで、改めて聴くとこの曲に出てくる女性って、22才で彼氏と別れて別の男性と結婚するって内容なんですね。

  わたしには鏡に映ったあなたの姿を見つけられずに
  わたしの目の前にあった幸せにすがりついてしまった

  わたしの誕生日に22本のローソクをたて
  ひとつひとつがみんな君の人生だねって言って
  17本目からは一緒に火をつけたのが、昨日のことのように
  今はただ、五年の月日がながすぎた春といえるだけです
  あなたの知らないところへ嫁いでゆくわたしにとって

 つまり、高校生に付き合い始めた二人が大学卒業の時に別れて女性が別の男と結婚するぐらいの時間感覚です(*3)。今の基準でいくと相当に早婚って感じでしょうか。
 男性にとっては22才の大学卒業時点で、生活力が低い入社早々に結婚とか言われても、なかなかふんぎりがつかない点が問題。実際に私の友人にも高校時代に付き合っていた彼女と結婚した人もいますが、結婚できたかどうかは卒業のあと数年待てるかどうかにかかってました。
 ただ、75年ごろでいうと女性にとって、これはかなり難しい選択肢です。
 1980年だと、24才までの女性の累積初婚率が48.9%、75年の平均初婚年齢(*4)が24.7才って時代ですから、女性にとって2~3年待たされた上にふられたら、かなりやばい状況。ましてや、女性は高卒や短大卒で大学卒の男性より一歩先に社会人になる人が多いわけで、生活力のある大人からアプローチされたら、”大学時代の彼とこのまま付き合っていていいのかしら”と不安になるのも、まあわからなくはない状況ではあります。

 こういった時代背景がわかってこの曲を聴くと、女性側がムチャぶりをしているってわけではないんですが、まあ、男性にとってはきつい時代ではありました。
 実際のとこ、私が高校の時に付き合っていた彼女も、短大を卒業して22才で結婚しましたし・・・

 この曲には”風”のオリジナルの他に中森明菜(*5)のカバーバージョンってのがあります。




 オリジナルは”貴方と別れて違う男性と結婚してごめんなさい”っていう感じですが、中森明菜の低音でカバーすると”私と結婚してくれないから、他の男と結婚することになったじゃない。どうしてくれるのよ!”っていう恨み節っぽく聞こえます。
 同じ曲でも、これだけ違うってのも意外。

 まあ、結婚に関して言えば当時よりのんびりと構えられているという点では良い時代かもしれませんが、ロウソクみたいにじっと見てると長さがかわんないけど、いつのまにか短くなってるってこともあります。
 わかってますか、Uさん!

  ※すいません、今回はセクハラっぽい内容でした m(_ _;)m

《脚注》
(*1)かぐや姫
 1970年代に活躍した南こうせつ、伊勢正三、山田パンダによるフォークグループ。”神田川”、”赤ちょうちん”、”妹”など名曲が多数。”時をかける少女(2010年度版)”の中で銭湯帰りのカップルに仲里依紗が”リアル神田川!”といってるのがこれです。
(*2)猫
 1970年代に活躍したフォークグループ。代表曲は”雪”、”地下鉄にのって”など。このグループの紹介が”ニューミュージック”の語源になったとの説があるそうです。
(*3)大学卒業に合わせて結婚するぐらいの~
 もっとも、1975年の女性の短期大学進学率は20.2%(2010年 10.8%)年、大学は12.7%(同 45.2%)、男性の大学進学率は41.0%(同 56.4%)なので、短大進学や高校卒業して就職するほうが女性にとっては多数派
(*4)平均初婚年齢
 実はこの数字がかなりくせものです。かつては平均初婚年齢をピークにかなり尖った山を描いてます(最近はかなりなだらかな山)。つまり、現在だと平均初婚年齢をかなり超えても結婚してない人が相当数いるのに比べ、当時はこれを超えると急速に未婚者が少なくなるということになります。

Photo グラフは”平成20年版 少子化社会白書”より
(*5)中森明菜
 1982年にデビューしたアイドル歌手。代表曲は”スローモーション”や”少女A"、”飾りじゃないのよ涙は”など。
 最近では”CR中森明菜 歌姫伝説”としてパチンコ屋さんの看板で見かけますが、誰の趣味なんだ???

« 東日本大震災に思う”国民の理解なんか得なくていいから、やるべきことをちゃっちゃとやるべきだと思うんだが・・・”(復活の地/ハナズオウ) | トップページ | 資本主義社会で商い打ってる大人をなめるな!(シアター!2/新神戸駅) »

恋愛」カテゴリの記事

」カテゴリの記事

芸能・アイドル」カテゴリの記事

音楽」カテゴリの記事

コメント

 あの頃の歌は言葉数少なくてシンプルで、だから歌う人によって・聴く人によって展開する世界観がまるで違ってくる。表現力が問われる時代だったよね。
 今の歌はことが数が多すぎて理屈っぽいから、うっとおしくなることがあるんだな。メッセージを届けたいとか言ってるけど、ちょっと言葉数が多すぎて具体的に説明し過ぎているんじゃないの?なんてこと言っているのはやっぱ齢のせい?
 今の私の一押しは、去年出た矢沢永吉の”TWIST”
このアルバムはシンプルかつストレート!その前のアルバム”ROCK‘N`ROLL”に続く原点回帰のガツンとくるやつ!
こんな時代だから、YAZAWA!おすすめ!!!

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/528774/51728018

この記事へのトラックバック一覧です: 今の若い人が聴いたら、ものすごい早婚だと思うんでしょうね(22才の別れ/花ろうそく):

« 東日本大震災に思う”国民の理解なんか得なくていいから、やるべきことをちゃっちゃとやるべきだと思うんだが・・・”(復活の地/ハナズオウ) | トップページ | 資本主義社会で商い打ってる大人をなめるな!(シアター!2/新神戸駅) »

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

無料ブログはココログ