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2010年12月19日 - 2010年12月25日

ツイッターから見える木と、サイトから見える森、どっちが好きかは好みの問題です(ついった!/キンギョソウ)

 ども、社内ブログの管理人のおぢさん、たいちろ~です(これは本当)
 社内といってもまあ、300人程度の部署なんですが、ブログのコーナー(*1)で”Twitter風商談情報”と”資料うPしました、なう”というのを運営しています。
 ぶっちゃけ、長い文章を書くのが大変なのでTwitter風な名前で短い文章しか書いていないのを誤魔化してるだけなんですが。
 それでも、社内で”たいちろ~さんはTwitterをビジネスで活用している”という勘違いをされてヒヤリングに来られた方もいました。一応これでもIT企業のはしくれ何ですがねぇ。
 ということで、今回ご紹介するのはゆるゆるなTwitter生活を描いた解説書?”ついった!”であります。


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写真はたいちろ~さんの撮影。近所の公園に咲くキンギョソウ(わい性)。


【本】ついった!(ついった!クラスタ、川村和弘 、小島アジコ エンターブレイン)
 サブタイトルに”4コマで楽しむとなりのTwitter”とあるように、川村和弘の文章と、”となりの801ちゃん(*2)”の漫画家、小島アジコの4コママンガで構成。
 小島アジコが好きなので買いましたが、そのテイストは801ちゃんまんす。
【花】キンギョソウ
 キンギョソウ属の耐寒性多年草。草丈の低いわい性と上に伸びる高性があります。
 名前のとおり金魚のような花が咲きますがこれは日本人の感性らしく、英語では”スナップドラゴン(snapdragon かみつく龍)”、ドイツ語では”ライオンの口”とちょっと怖い。
 花言葉は”おしゃべり、でしゃっぱり、おせっかい、大胆不敵、不作法”など。


 さて、自分でブログとかやっていて言うのはなんですが、Twitterは”なんでこれがこんなにもてはやされるんだろう???”っていう感じです。確かにいろんな使い方があるんだろうし、ここから新しい文学の芽みたいなもの(*3)があるのはわかるんですが、どうも肌に合わないというか。

 で、この本の中にあった”ツイッターから見える木と、サイトから見える森(有村悠)”を読んで納得しました。
 このエッセイによると

【サイト】
 最初からコンテンツとしてまとまっている読み物
 公共性・信頼性の高い情報

 情報の正確さや、密度・分量が速報性よりも重視される静的な情報

【Twitter】
 コンテンツの実況や、ごく短い感想が大半。素に近いつぶやき。
 ひとつひとつのつぶやきは読み物として成立しにくい
 正確さや公共性よりも、より直感的・個人的な性格
 その場限りの動的な情報

 つまり、Twitter上で個々人がつぶやく主観的な情報が「木」で、サイトで得られる情報はより客観的・総合的な「森」にたとえられると結論付けています。
 私的に肌にあわないと感じたのは、無意識にネットに”役に立つ読み物”を期待してるからでしょうかね。

 これは非常にわかりやすい説明と思いました。社内でのブログとホームページ(こちらの管理人もやっています)でも、この2つは使い分けていて、ブログではイベントの風景とか感想とか、比較的感覚的で軽いネタが中心にしていて、ホームページの方は資料のアーカイブや議事録的なものを載せてます。
 ホームページだけだと、見ていて面白くないので(面白くする必要があるかどうかは別にして)なかなかアクセス数が伸びないし、ブログだけだと情報が流れて行ってしまうので、ブログのネタからホームページにリンクを張るような相互補完的な使い方をしています。
 まあ、結果的に木と森のたとえみたいになりました。

 キンギョソウみたいに同じ花でもキンギョに見えるか、ドラゴンやライオンに見える
かの違いがあるぐらいですから、木か森かはその人の見え方や好み次第なんでしょう。ただどちらも”大胆不敵、不作法”も度を過ぎればハブられるのは変わりませんが・・・

 Twitterに関する本を何冊か読みましたが、どうも鼻につくのは”ビジネスの役に立つぞ!”とか、”フォロアーによる情報伝播力がスゴイぞ!”みたいな実用的な観点からの論調が強すぎるトコが原因のような気がします。
 それに対して”ついった!”では”嘘を嘘と見抜けない人はネットを使うのは難しい”とか、”興味のない人をフォローをする必要はない”とか、”愛の反語は嫌いでも憎しみでもなく、無視”とか、Twitterをビジネス利用でヨイショしている人から見れば身も蓋もない言い方ですが、実際はそんなもんなんでしょうなぁ。

 ”ついった!”は文章だけでもけっこう役立つんでしょうし、ゆるゆるな小島アジコの4コママンガもけっこういい味でています。
 へたなビジネス書を読むよりよっぽとTwitterの本質に迫っているような気がします。

《脚注》
(*1)ブログのコーナー
 ”PopnupBlog”というブログ内に複数のブログを作れるというモジュールを使っています。でも50才過ぎのおぢさんになってからサーバーアプリのセットアップするハメになるとはな~~。自分で言い出したことだからしょうがないけど・・・
(*2)となりの801ちゃん(小島アジコ 宙出版)
 腐女子の801ちゃんと彼氏のチベ君のオタクライフを描いた4コママンガ。
 わかる人にはわかるネタ満載でけっこう気に入っています。詳しくはこちらから
(*3)新しい文学の芽みたいなもの
 Twitterの言葉を”自由律俳句”と見ると面白いんですけどね。詳しくは”ツイッターは種田山頭火の夢を見るか”をご参照ください。

アメリカ海軍さま~~、アメリカ海軍さま~(荒野の七人/七人の侍/横須賀 アメリカ海軍第七艦隊)

 ども、軍事ヲタではありませんのおぢさん、たいちろ~です。
 軍事ヲタではありませんが、純粋にメカニズムとしての軍艦ってのは好きです。ただリアルに戦争をするとなると話は別。まあ、命のやりとり云々もありますし、軍事力を維持するとなるとお金のかかる話でもあります(*1)。
 でも、最近のマスコミを見てると、なんだか危なっかしい方向に行ってるような気が・・・ 
 尖閣列島だ、北朝鮮の砲撃だと世界情勢がきな臭くなってるの確かですが、ああも簡単に論調を変えるのはちょっとねぇ。
 ということで、今の日本のありようでちょっと思い出した映画から。”荒野の七人”と”七人の侍”のご紹介であります。


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写真はたいちろ~さんの撮影。米海軍第7艦隊旗艦、揚陸指揮艦”USSブルーリッジ”です。
2009年の米海軍横須賀基地”ネイビーフレンドシップデイ”にて。


【DVD】荒野の七人
 (主演 ユル・ブリンナー,スティーブ・マックイーン 監督 ジョン・スタージェス)
 刈り入れの時期になると、盗賊カルヴェラに作物を奪われるメキシコの寒村の村人が盗賊を追い払うために七人のガンマンを雇い、戦いに挑む。
 原題は”The Magnificent Seven(崇高な7人)で、ストーリー的にはこっちのほうがあってそうですが、雰囲気的にはやっぱり”荒野”かなぁ。1960年の公開。
【DVD】七人の侍(主演 志村喬、三船敏郎 監督 黒澤明)
 刈り入れの時期になると、野伏に作物を奪われる寒村の村人が、野伏から村を守るために七人の侍を雇い、戦いに挑む。
 多くの映画作品に影響を与えた巨匠 黒澤明の名作。1954年の公開。

【旅行】横須賀 アメリカ海軍第七艦隊
 第七艦隊は西太平洋・インド洋を担当海域とするアメリカ海軍の艦隊。旗艦/司令部は、横須賀海軍施設を母港とする揚陸指揮艦「ブルー・リッジ」。艦船数 50~60、航空機 350機、戦時動員兵数 6万人はアメリカ海軍の艦隊の中では最大規模と戦力。 ま、7つながりということで。


 まずは”荒野の七人”から。久しぶりに観ましたが、やっぱりキャスティングが凄い。それに声優も! ドメル将軍に、ラオウに、キャプテンハーロックに、石川五ェ門(初代)に、次元大介に、ポルコ・ロッソにカーク船長に。綺羅星のごとき豪華声優陣!(*2)
 今、これだけのメンバーを集めたらなんぼほどかかんねん!! というラインナップです。(すいません、わからない人はスルーしてください)

 話を戻して、今回気になったのは、7人のガンマンが村に入った時のシーン。村を守りに来たガンマンを恐れて家の中に隠れておそるおそる様子をうかがっています。村の長老から”村人は怖がりだから”と説明しますが、山賊の来襲を知らせる教会の鐘をならしたとたん、わらわらとで出て来る村人たち。鐘をならした若きガンマン”チコ”のセリフ。

  チコ :命がけでおめえらを助けにきたんだぞ
      なのによ、こそこそ隠くれやがって
      怖いか! 俺たちが! はぁ? 事情が事情だからしょうがねえか?
      食い物を盗られると思ったか? 俺たちが山賊に見えるのか?えぇ
      さあ、お望みどおりきてやったんだぜ
      守ってやる。だからだ、守ってやる価値のあるところを見せてみな!

 ”荒野の七人”はオリジナルがあって、これが黒澤明監督の”七人の侍”。同じように7人の侍が村に入ったシーンで、みんな侍を恐れて家の中に引きこもってます。で、野伏の来襲を知らせる板木を打ったとたん、駆け出てくる来る村人たち。板木を打ったのは若き日の三船敏郎演じる山犬のような侍”菊千代”です。
 こっちのセリフはもっと辛辣。

  菊千代:おいヌケサク、てめえらは俺たちが村へへえってきた時、
      どんな面して迎えた! あぁ?
      そのくせ、俺がちょっとすりこぎぶったたいたら、
      お侍さま~~、お侍さま~~ 手ぇ合わせて拝んでけつかる
      ざまあみやがれ、タニシ野郎!

 なんだかなぁ。今の日本の状況が村人の二重写しになってるみたいで。あんだけもめた沖縄の基地問題もうやむやのままで(*3)、そのくせ日米軍事演習では相変わらずアメリカ依存体質っぽいし。
 軍事力を強化するにしても、しないにしても、ちゃんと今まで言ってきたことと、やってきたことを総括したほうがいいんじゃないかなぁ。なし崩しに物事を進めるのは一番信頼をなくす元ではないかと思うんですが。
 まあ、日本は元々農耕民族なんでしょうが、現実社会では”勝ったのはあの百姓たちだ(*4)”になるとはも思えないし・・・

 ”荒野の七人”,”七人の侍”とも、半世紀近く前の映画ですが、いずれも名作。人生を考えさせられる名言、至言にあふれる映画です。


《脚注》
(*1)軍事力を維持するとなるとお金のかかる話でもあります
 新大綱と同時に閣議決定された次期中期防衛力整備計画は、2011~15年度の防衛予算の総額上限を約23兆4900億円と定めた。10年度予算をほぼ維持するもので、8年連続の漸減に歯止めをかけた意義は大きい。(2010年12月19日 読売新聞) 
(*2)それに声優も!~
 ユル・ブリンナー:小林修⇒ドメル将軍、ズォーダー大帝(宇宙戦艦ヤマト)
 スティーブ・マックイーン:内海賢二⇒ラオウ(北斗の拳)、ブライキングボス(新造人間キャシャーン)
 ホルスト・ブッフホルツ:井上真樹夫⇒キャプテンハーロック(同)、2代目石川五ェ門(ルパン三世)
 チャールズ・ブロンソン:大塚周夫⇒初代石川五ェ門(ルパン三世)、ヨミ(バビル2世)
 ジェームズ・コバーン:小林清志⇒次元大介(ルパン三世)、妖怪人間ベム(同)
 ブラッド・デクスター:森山周一郎⇒ポルコ・ロッソ(紅の豚)、ジャン・ギャバン
 ロバート・ヴォーン:矢島正明⇒カーク船長(スター・トレック)、ナレーション(謎の円盤UFO)
(*3)沖縄の基地問題もうやむやのままで
 まあ、現実解としては在日アメリカ軍基地を全部撤去するってのはありえないでしょうが、沖縄に過重に負担をかけ続けるのもいかがなものかと。
 赤字でひ~こら言ってる地方空港が山ほどあるんだから、損失補てんに誘致するぐらいのことやればいいのに。○○空港とか、××空港とか(言えねぇ、言えねぇ)
(*4)勝ったのは農民だ
 ”七人の侍”のラストシーンで志村喬演じる”島田 勘兵衛”が田植えを見つめながらつぶやくセリフ。
 ”荒野の七人”でも長老が同じようなセリフを言ってますが、重みとしては勘兵衛のが上かな。

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