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2010年10月3日 - 2010年10月9日

勉強しようとすると、他のことをしたくなるのが人の常です(けいおん!/白バラ)

 ども、新人教育担当のおぢさん、たいちろ~です。
 先日、今年度入社新人との飲み会がありまして、カラオケの話になりました。
 で、お客さんとの接待で”アニソン縛り(*1)”をやったっとのこと。まあ、お客さんからのリクエストだったそうなのでいいですけど、時代だな~~~
 仲間内だと”ガンダム縛り”とか”エヴァ縛り”(*2)なんてのもあるそうです。
 今やオリコン上位の定番で、紅白歌合戦にアニメ枠があるご時世、ということで、今回ご紹介するのはガールズバンドの大ヒット漫画”けいおん!”であります。


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 写真は白バラ。フリー素材屋Hoshinoから。意外ですが白バラの写真をもってませんでした。


【本】 けいおん!(かきふらい 芳文社)
【DVD】 けいおん!(かきふらい 京都アニメーション)
 4人の女子高校生、平沢唯、田井中律、秋山澪、琴吹紬は廃部寸前の軽音楽部でガールズバンドを組んで活動するという4コママンガ。
 その筋では圧倒的な人気を誇る京都アニメーションでアニメ化。使われた音楽はCD総売り上げ100万枚、総ダウンロード数も100万を超えてるそうです。
 4巻にてめでたく全員ご卒業しました。
【花】 白バラ
 バラは色によって花言葉が違います。色だと、赤は”愛情、情熱”、黄色は”友情、可憐”、ピンクは”上品、気品”など。白いバラは”尊敬”の他に”無邪気”ってのもあります。


 しかし、女子高生バンドがエレキキター、エレキベース、キーボード、ドラムとは。おぢさん世代としては高校生ならフォーク&アコースティックギターが定番だったもんなぁ・・・ 憧れは白いギター(*4)だったし。
 軽音楽部もフォークソングがメインストリーム。エレキギターを弾くバンドもいたにはいましたが、レッド・ツェッペリンの”天国への階段”や、ディープ・パープルの”スモーク・オン・ザ・ウォーター”(*5)のコピーバンドのノリ。さすがに、うちの高校ではキッス(*7)のコピーをやろうなんて勇気のあるヤツはいませんでした。コスプレのネットショップなんかなかった時代、衣装が自作できなかっただだけかもしれませんが。

 

 ”けいおん!”に先駆けてエレキを弾いていたのは涼宮ハルヒ (*8)でしたが、やっぱりこの時も”最近の女子高生ってすごいな~”と思いました。おぢさん世代とは音楽センスが違うんでしょうねえ。iPodどころかウォークマンすら世の中に出る前でしたし。

 さて、話は戻って”けいおん!”ですが、最新刊の4巻ではあまり音楽してません。というのも、この話はまじめに進級させているのでここでは3年生。むしろ”3年生で引退せずに文化祭にでるんかい!?”と突っ込んでしまいそうです。
 エピソードの多くは受験にかかわることですが、勉強しようとするとかえって他のことをしたくなるのが人の常。唯と妹の憂の会話。

  憂:お姉ちゃーん、あれ、何やってるの?
  唯:あ、憂、ギー太(ギター)を押し入れにしまっているの
    受験が終わるまで、ちょっとの間、お別れだよ・・・
  憂:すごーい 決心したんだ
  唯:ちょっとの間・・ ちょっとの・・・・ 閉められない・・・
  憂:全然決心ついてない!

   そのあと、コーヒーを入れて唯の部屋に行くと、すでにギターを弾いている唯が・・・

 この気持ち、よくわかります。私も来週”ITパスポート試験(*8)”があるのにこうやってブログ書いてるし・・・

 いちおう花のブログでもありますので、ちょっとこっちの話題も。
 4巻のキャラクター紹介のページは登場人物が花を持ってますが、何の花でしょう?
平沢唯 :赤い実がなるのはけっこういっぱいあるけど、南天あたりかなあ
田井中律:ふわふわのタンポポの種
秋山澪 :”清純”が花言葉の胡蝶蘭(こちょうらん)
中野梓 :”完璧な魅力”が花言葉の白椿。(赤椿は”気取らない優美さ”です)
真鍋和 :花の形だけだとジャスミンっぽいんですが・・・
さわ子先生:白いバラ。先生の場合は”尊敬”っていうより”無邪気”だろうな
平沢憂 :白い花飾りというとクローバーだけど形が違うし、白い花は多すぎて。
     花言葉が”愛らしさ”のゆきやなぎなんて合いそうだけど。
意外とわからなかったのが琴吹紬と鈴木純。両方ともピンク色で特徴あるんだけど、なんだろうなぁ?
 だれかわかったら教えてください。

《脚注》
(*1)アニソン縛り
 歌う曲がアニメソング限定というカラオケ。ヤマトやマジンガーZあたりは定番ですが、あんましマイナーな曲を歌うと引かれます。たとえば、”三十路岬”とか。
(*2)”ガンダム縛り”とか”エヴァ縛り”
 機動戦士ガンダムとかエヴァンゲリオン曲限定のカラオケ。
 ちなみに私は”Fly Me to the Moon”が歌えます。”英語耳ドリル(*3)”で練習しました。
(*3)英語耳ドリル(松澤 喜好 アスキー・メディアワークス)
  英語の発音とリスニングを歌でマスターしようという英語の教材。TOEIC受ける時に勉強しましたが、この曲だけで挫折しました。
(*4)白いギター
 1970年代を代表するバラエティ”TVジョッキー”より。変わった技を披露する”奇人変人コンテスト”に出場すると貰える”白いギター”は若者の憧れでした。
 チェリッシュの”白いギター”とはまったく別物です。
(*5)ディープ・パープルの”スモーク・オン・ザ・ウォーター”
 エレキギターを買って”ジャ、ジャ、ジャ、ジャ、ジャジャジャン”をやらないヤツはいないとう名曲。まっ、はしかみたいなもンです。
 ちなみに、アコースティックギターでは”禁じられた遊び”でした。
(*6)キッス(KISS)
 デーモニッシュなメイクと衣装のヘヴィメタルバンド。相撲解説者、デーモン閣下
のご先祖様。”けいおん!”ではさわ子先生はこのバンドの子孫になります。
(*7)涼宮ハルヒ
 同じ京都アニメーション作製の”涼宮ハルヒの憂鬱”より。怪我などで演奏できなくなりそうなガールズバンドの代役として演奏するエピソード。別にバニーガールの格好に驚いたわけではありません
(*8)ITパスポート試験
 2009年から始まった情報処理技術者試験の一種。役員から”全員受験するように”というお達っしがあったんですが、なんでこの歳になって試験勉強なんか・・・

無料、すなわち”すばらしい価格”の未来のお話です(フリー/おながわ秋刀魚収穫祭)

 ども、スーパーの試食大好きおぢさん、たいちろ~です。
 先日、女川の”おながわ秋刀魚収穫祭”に行ってきました。お目当てはさんまの無料炭火焼きとさんま20匹が1000円の格安販売であります
 でも、こういった”無料”のイベントでモトがとれるんでしょうか?
 ということで、今回ご紹介するのはネットでの無料ビジネスを分析した本、”フリー”であります。


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写真はたいちろ~さんの撮影。おながわ秋刀魚収穫祭の風景です。


【本】フリー(クリス・アンダーソン 日本放送出版協会)
 なぜ、ネットワークのサービスは無料にしてもビジネスが成り立つのかという疑問を分析した本。クリス・アンダーソンは”ロングテール(*1)”の著者でもあります。
 日本語の副題は”〈無料〉からお金を生みだす新戦略”ですが、原題では”The Future of a Radical Price”。Radicalは”過激な、極端な、急進的な”などのほかに”すばらしい”という意味もあって、内容的にはこっちのほうが合っている気がします。
【旅行】おながわ秋刀魚収穫祭
 宮城県女川町(おながわ)で9月中旬に開催されるイベント。仙台から車で2時間程度で行けることもあって、人口1万人の女川町に7万人以上の人が集まります。
 テーマソングの”さんまDEサンバ”は一度聴いたら忘れられない名曲です、たぶん。


 リアルな世界の商品を無料にして儲かるのか? たとえば今回の秋刀魚収穫祭の場合、約2万5000匹(約3.5トン)のさんまを無料で食べさせてくれますが、これにかかるコストは卸売価格ベースだと約170万円。ただし今年は異常に価格が高かったので、09年9月ベースだと約28万円、意外とコストはかかってません(*2)。
 で、どの程度経済効果があるかというと単純に客単価1000円としても、7万人集まれば7000万円になります。それにこう言っては女川町民には失礼かもしれませんが、サンマの漁獲高の割にはどっちかというとマイナーな女川町(*3)の知名度upにも役立ってると思います。

 じゃあ、いつでも無料にできるかというと、そうはいかないのが常識的な考えですが、これに近いことをやっているのがデジタル(ビット)の世界です。

  競争市場では、価格は限界費用まで下落する
  インターネットは史上もっとも競争の激しい市場である
  インターネットを動かすテクノロジーの限界費用は年々ゼロに近づいている
  よってフリー(無料)は必然でありビットは無料になることを望んでいる

 というのが、クリス・アンダーソンの主張。コンピューターを売っている立場としてこう言っては何ですが、5年も使ったサーバーをレベルアップして使い続けるより、買い換えたほうがコストパフォーマンスは圧倒的に上です。
 ただし、この本のポイントは限界費用はゼロに近づいてもゼロにはならないこと。必ずコストを負担する人が必要です。このコスト負担を3つに分類していて

 1)直接的内部相互補助:一部が有料で一部が無料
            例=携帯電話のハードを無料にして通信費で儲ける
 2)三者間市場あるいは市場の二面性:ある顧客の費用を別の顧客が負担する
            例=利用者には無料で広告で儲けるグーグル
 3)フリーミアム:一部の有料顧客が他の顧客の無料分を負担する
            例=試用版は無料、製品版は有料なソフトウェア

 でも、私が読んでて面白かったのは4つめのコスト負担者、つまりコンテンツを無償でアップする人、私のようなブロガーの存在です。本書では非貨幣経済として”注目経済”、”評判経済”と呼んでいます。要約すると

 a)人間には自己実現の欲求がある(*4)
 b)インターネットやネットゲームはこの自己実現への行為である
 c)注目経済、評判経済は測定可能である
 d)注目経済(注目貨幣)は現実の経済(現金)と交換可能である

 インターネットがユニークなのはc)の測定可能性。たとえば本だと素人が出版すること自体がハードルが高い上に、ランキングでもせいぜい10位ぐらいまでしか公表されません。ところがブログだとかなり詳細にブログランキングなんかが表示されているし、それに出なくてもアクセス数はリアルタイムに知ることができるので、ややもするとアクセス数アップに血道をあげることになります(*5)。

 あと、d)の注目貨幣と現金の交換が可能になったのも、インターネットの特徴でしょう。本書ではゲームの例をあげています。ゲーム内で注目通貨を稼ぐには時間をかける必要があるし、これを稼ぐ手間を惜しみたければ現実の通貨でこれを買うというもの。それに強いリーダ=高い評判経済ってのもあるんでしょうね。前回読んだ”ネトゲ廃人(*7)”に出てくる人たちの行動もこうやって見るとよく説明できます
 それに、ヒット数が多ければ広告サイトにリンクをさせるアフリエイトで稼ぐという手もありそうです。

 ただ、掛けたコストに対して現実の収入が見合っているかというとそればまた別の話。私の場合、作製した時間にマクドナルドジョブペイメント指数(*8)を掛けて計算すると1クリックあたり17円のコストがかかっています。で、収入はというと数千円も行ってないけど。一時期”アフリエイトで稼ぐ”みたいはノウハウ本がよく出てましたがホントに稼げてたんでしょうかねえ。

 ”フリー”は現在のインターネットビジネスの根幹を理解するのは良い本。コンピュータ関係以外のビジネスをしている人にもぜひ押さえておいて欲しい本です。

《脚注》
(*1)ロングテール (ハヤカワ新書juice)
 一般的に売り上げは上位商品20%が全体の80%を占めるが、ネットの場合だと売り場面積が無制限にあるので、残りの80%の商品でも大きな売上を上げられるという考え方。よく”Amazon.comがなぜ儲かるか”という説明に使われます。
(*2)約2万5000匹のさんまは~
 社団法人漁業情報サービスセンターの調査によると2010年8月の1キロあたりの卸売価格は491円。09年の場合、8月 158円、9月 80円。10月 59円でした。
(*3)どっちかというとマイナーな女川町
 ずいぶん昔ですが、女川町のお客さん向けのシステム販売をお手伝いしたことがありますが、”おながわ”は読めませんでした。
 さんまの漁獲高としては根室、銚子に次ぐ3位(2008年度)ですが、東京の人にとっては銚子や目黒のさんま祭りの宮城県気仙沼(4位)、岩手県宮古(7位)のほうが有名かも。ちなみに俳優の中村雅俊は女川町の出身です。
(*4)人間には自己実現の欲求がある
 アメリカの心理学者、アブラハム・マズローの提唱した”自己実現理論(欲求段階説)より。人間の欲求は下位から”生理的欲求、安全の欲求、所属と愛の欲求、承認の欲求、自己実現の欲求”の5段階に分類され、下位の欲求が満たされると上位の欲求に移行するというもの。マネジメントの本には良く出てきます。
(*5)アクセス数アップに血道をあげることになります
 最近読んだ本だと”ぼくオタリーマン4”(よしたに 中経出版)にランクアップに熱中するシーンが出てきます。まあ、この行為自体をどう見るかは人それぞれでしょうが、累計100万部突破のマンガ家になっているんだから、モトは取ったでしょうねぇ。
 奥様もブログ村でランクアップしたって喜んでたし・・・
(*7)ネトゲ廃人(芦崎治 リーダーズノート)
 「ネトゲ廃人」、ネットゲームに膨大な時間を費やしてバーチャルな世界に生きる者。ネットゲームを遊んでいた人がいかにネトゲ廃人になったのか、どうしてリアルの世界に生還できたのかを描いたルポタージュ。詳しくはこちらから
(*8)マクドナルドジョブペイメント指数
 マクドナルドのアルバイト時間給のこと。マニュアル化されているマクドのバイトですが時間給は地域によってかなりばらつきがあります(例:東京駅店=950円、沖縄県那覇市ひめゆり通り店=630円)。おそらく労働力の需給関係と物価で決まるものと思われます。
 私の造語ですが、誰かまじめに研究しないかなぁ。絶対に面白いと思うけど。
 ちなみに、国別の購買力を比較する”ビッグマック指数”というのは経済学の用語として実在すます。

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