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2010年9月19日 - 2010年9月25日

仙台のオタクよ、永遠なれ!(辣韮の皮/らっきょう)

 ども、カウチポテト(死語)なおぢさん、たいちろ~です。
 先日、久々に仙台に戻りまして地デジの番組表を見ましたがチャンネル少な!
 普段住んでる神奈川だと民放系だけでも7チャンネルあるのに、仙台だと4チャンネルだけ。そういえば、801ちゃんも

ち!! 地方のアニメ格差をなめるな!!(*1)

 と言ってるし・・・
  ということで、今回ご紹介するのはチャンネルの少ないにもかかわらずけなげにがんばる仙台のオタクたちのお話”辣韮の皮”であります。


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写真はたいちろ~さんの撮影。自分で育てたらっきょうを漬けてみました。


【本】 辣韮の皮(阿部川キネコ GUM COMICS)
 サブタイトルに”杜の宮高校漫画研究部”とあるように仙台の漫画研究会に所属する濃ゆいオタクたちを描いた4コマ漫画
 変人マニアにして生徒会長の新寺部長、万能ユーテリティの早乙女君、コスプレイヤーの伊達さん、ボーイズラブの萩野さん、松島さん、軍人オタクの岩沼君などの面々。こんなクラブ活動だったら楽しいだろうな~~ 主人公の滝沢君意外は。
【花】 らっきょう(辣韮)
 漢字で辣(からい)韮(ニラ)と書くようにニラと同じネギ科 ネギ属の多年草。
 カレーのつけあわせとしてはメジャーなお漬物ですが、漢字で書くと難読。私の友人も読めませんでしたしIMEでも変換してくれません。


 東京や大阪に在住の人にはピンとこないかもしれませんが、地方に行くとテレビや新聞などの情報格差ってのは意外と大きいものです。大阪出身の奥様が東京から仙台に引っ越した時に”夕刊のないとこが日本にあるなんて信じられへん!(*2)”と言っとりました。 で、もっとも格差が大きいのがテレビ。私も、たまたまつけたテレビでたまたまやっていた深夜アニメをたまたま見ることがありますが、こういった番組は地元UHF系TV(*3)でやってます。で、地方だとこれ系がほとんどないので、オタクの人はとっても困ってしまいます。私は困んないですけど、ええ。

 で、地元でやっていないアニメをみたいと新寺部長のように

  

送ってもらってるからな!! 録画DVD!!(*4)

 という努力をすることになります(違法かもしれませんが)
 まあ、最近であればYuTubeやニコニコ動画ってのもありますので地方の視聴者がヒット率UPを向上させてるんでしょうかね。だいたい、ネットで全国どころか世界中つながっている時代に、短い距離しかとどかない電波を前提とした法規制をいつまでも続けるってのはいかがなものかと。
 サーバレンタル業者がテレビの画像を録画して(あくまで個人の私的録画)ネットでつなげるサービスをやって裁判ざたになってましたがどうなったんでしょうか。けっこう秀逸なビジネスモデルだと思って見てたんですが。
 テレビ局が今の今まで無料で放送していたものをいきなり有償化するのもどうかと。むしろ一定期間無料で配信して、その後に有償化するほうがファンの獲得という意味でも今のネットビジネスモデルに適合してるようにも思えます

 まあ、視聴できないならできないでこんな負け惜しみを言ってみるのも?!

  八乙女君:じゃあ最近のあからさまなBL作品の地上波アニメ化はどう思うんだ?
  萩野さん:あー、どの道 地方(こっち)じゃ放映(やら)ないんで
       ちょっと話数の多いOAVシリーズと思えば別に・・・
       あーっ、地方で良かった!!
       いたたまれない思いを・・っ しなくて・・済んだ・・もの・・っ

        (涙目)
  全員  :隣のブドウはすっぱいよね!!

 オタクとはあくなき好奇心の使徒ですので、自分の趣味には人を捨てて裏コード”ザ・ビースト”(*5)するものです。
 達人レベルの博学強記、八乙女君にしても

  いやだからオレの場合 大抵漫画入りで 興味を持ったらちょちょっと調べる程度のことだから
   (中略)
  しょせん広く浅くなんだってオレは

 もっとも、これでも一般人の限界深度を充分に越えていますから・・・

 だから、子供たちの知的好奇心を伸ばすにはアニメ格差の是正をしていきましょうということです。

 ”辣韮の皮”は”オタクから見て痛い”話題満載をなかなかユニークな作品。自分が一般人だと思っている人には身に覚えがあって痛タタタタタタかも。
 ちなみに私はオタクではありませんから・・・

《脚注》
(*1)ち!! 地方のアニメ格差をなめるな!!
 オタップルの生態を描いた4コマ漫画”となりの801ちゃん(小島アジコ 宙出版)”より。
 東北から801ちゃんの所に来た友人が、1日目は池袋と秋葉原に遊びに行って、2日目は”地方でやっていないアニメの録画を見る”という行動パターンに対し、彼氏のチベ君が”いったい何のために東京に?”という質問に答えての言葉です。
(*2)夕刊のないとこが日本にあるなんて信じられへん!
 正確に言うと地元紙の”河北新報”だけに夕刊があって朝日新聞、日経新聞等の全国紙には夕刊がありません。
 記事の内容というか編集方針というか、地元紙と全国紙では同じ日本をは思えないぐらい掲載内容や論調が異なります。
(*3)UHF系TV
 UHFも死語なんだろうな~。おぢさんが子供のころはTVにVHF(1~12ch)とUHF(13~62ch)の二つのチャンネルが付いてたモンですが・・・
 ちなみに関東圏だと TOKYO MX(東京)、tvk(神奈川)、チバテレビ(千葉)、テレ玉(埼玉)の4局、宮城はゼロです。
(*4)送ってもらってるからな!! 録画DVD!!
 かつて、”東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件”の宮崎勤被告がビデオをダビング交換して6000本のコレクションを持っていたとして話題になりました。
 2008年、麻生太郎の対立候補であった福田康夫が総理大臣の時に、法務大臣の鳩山邦夫の命令で死刑執行。
(*5)ザ・ビースト
 ”ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破”(監督 庵野秀明)より。その心は
  身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ

リアルアバター開発史かな?!(おれたちのピュグマリオン/スイセン)

 ども、ナルキッソスの化身のおぢさん、たいちろ~です。
 このブログでは花言葉をよく引用します。この花言葉の由来ってのは神話の中で”○○の花はXXの化身(生まれ変わり)”みたいのが良く出てきます。代表的なものとして”スイセンは美少年ナルキッソスの化身(*1)”ってのがあります。
 まあ、魔法や呪文でナルキッソスばりの美少年に変身するってのは難しそうですし、整形手術で綺麗になるといっても、元々の土台が土台だし・・
 ということでこれをロボットでやってみましようってのが今回ご紹介する”おれたちのピュグマリオン”であります。

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写真はたいちろ~さんの撮影。近所のスイセンです。

【本】おれたちのピュグマリオン(小川 一水 光文社)
 一角電機工業特殊機械開発部の吉崎は、後輩で生粋の工学オタクの稔が倉庫で密かに開発していたメイドコスチュームのロボット”ミナ”を発見する。
 ”できません、わかりません”を連発し、簡単に転んでしまうという優秀でないロボットだか、これが後にロボット社会を到来させる第一歩だった・・・
 ”煙突の上にハイヒール”に収録。
【花】スイセン(水仙)
 ヒガンバナ科スイセン属の総称。下を向いて咲く花が特徴的な可憐な花ですが、ヒガンバナ科だけあって有毒植物。
 花言葉は”神秘、うぬぼれ、我欲、利己主義自己愛、自尊心”など。

 ロボットを遠隔操作して人間の変わりにするというアイデアは映画の”アバター”や、”サロゲート”(*2)などで最近ではよく見かけるアイデア。で、この小説は何が違うかと言うと、ロボットを”開発する”過程を描いたもので、そういう意味では同じ作者の”第六大陸(*3)”の系譜に位置するものです。

 意外なようですが、この遠隔操作型のロボットは物語の最終段階で登場するもので、ネタバレになりますが、あらすじで追っかけていくとこんな感じです

〔ミナ(開発機)〕
 上記にあるように必ずしも優秀ではないんですが、開発者の稔が自慢するように”えっ、できません”、”ごめんなさい、わかりません”といえること。それを人間的な心情をかきたてるような動作でカバーすることで”無能さを補っている”(吉崎談)点。
 これは、けっこう面白い考え方です。コンピュータでプログラムを組まれたことがある方には”無限ループ(*4)”と言えば解りやすいでしょうか。これに陥るとフリーズ(見た目動かなくなる)してしまうので、無理してがんばるより甘えて”できませ~ん”なんて言われるほうがシステムとしては望ましいかも(人間も同じか!)

〔芳乃(よしの)〕
 自分で判断をする量産型・自立型ですが、人間の動作を反復させるという物まね(ミミック)機能を共有することができる、いわばオープンソースなロボット(*5)。
 コンピューターやiPodもそうですが、利用者がいろんなツールを提供するようなやり方は実はそのプラットフォームを普及させるにはとっても有効な方法で、これを無料でやるっていう点ではビジネス的にツボを押さえた発想ではあります。

〔美奈(みな)〕
 思考能力はないけど、まる一日野外で活動できて遠隔操作のできる量産型ロボット。
 ロボットの視点から鏡を見ると、完璧なプロポーションを持った髪の長い美少女が映るというシロモノ。このロボットを購入した女性たちは

  電車に乗り、店に入った。たくさんの人の目が集まった。
  経験したことのない眼差し。
  賞賛と嫉妬の視線だ。
  それを味わったユーザーは二度と美奈を手放さなくなった。
  服を買い、靴を買い、つま先から頭まで美奈を磨き上げた。

になります。まあ、コスメやファッションですら熱心なお嬢さんですから、そうなるんでしょうなぁ。男の人でも女装趣味が満足できそうだし、美少年型だったらおぢさんがナルキッソスしそうだし・・・

 ただ、こんな社会が広がると少子化がすすみそうだなぁ
 この小説の表題にある”ピュグマリオン”はギリシア神話に登場するキプロス島の王様の名前。現実の女性に失望して自ら理想の女性”ガラテア”を彫刻し、愛した人です。まあ、ゲームのキャラを”俺の嫁”する人の元祖とも言えますが・・
 この小説のシチュにしても、オンラインゲームのアバター同士でネット上の恋愛する人みたいなもんだし・・・

 小川 一水も新進SF作家の中でもはずれのない人なので、他の本も含めて安心してお勧めできます。ぜひご一読のほどを。

《脚注》
(*1)スイセンは美少年ナルキッソスの化身
 ギリシャ神話に登場する美少年ナルキッソスは、復讐の女神ネメシスにより水鏡に映った自分自身に恋してしまう。水面の姿はナルキッソスの想いに決して応えることなく、そのまま憔悴して死んでしまい、体は水辺でうつむきがちに咲くスイセンに変わっってしまった。
(*2)”アバター”や、”サロゲート”
 ”アバター”ジェームズ・キャメロン監督、サム・ワーシントン、シガニー・ウィーバー主演の映画。3D画像が話題になりました
 ”サロゲート”はジョナサン・モストウ監督、ブルース・ウィリス主演の映画及びアメコミ。
 両方とも2009年公開ですが、まだ見てませんので今度見てみましょう。
(*3)第六大陸(小川 一水 ハヤカワ文庫)
 極限環境下での建設事業で実績のある御鳥羽総合建設が受注したのは、月面での結婚式場”第六大陸”。依頼主はレジャー企業の会長、桃園寺閃之助とその孫娘 妙。工期10年、総工費1500億円の民間企業版宇宙開発の行方は? そして妙と現場監督(?)青峰との恋の行方は?
 2004年、第35回星雲賞日本長編部門を受賞した名作です。
 詳しくはこちらをどうぞ
(*4)無限ループ
 たとえば
  (1)aに1をセットする
  (2)aに2を足す
  (3)a=100になったら終了する。ならなければ(2)を繰り返す
  (4)aが200を超えたら、(1)に戻る
 というブログラムを実行すると、a=100にならないので無限に繰り返します。
この状態を回避するには別のプログラムで監視して一定以上の時間が経つと強制終了するなどの対応が必要です。
(*5)オープンソースなマシン
 オープンソースとは著作者の権利を守りながらソースコードを公開すること。
 フィクションではなく現実社会でも川田工業と産業総合研究所が共同開発したロボットはLinuxとOpenRTM―aistというオープンソースのソフトウェアが採用されています。

インターネットの光トカゲ、もとい、光と影(BUZZ革命/今ウェブは退化中ですが、何か?/バイカラー)

 ども、社内のホームページとブログの管理人、たいちろ~です(これは本当)。
 まあ、社内といっても300人弱ぐらいの本部ですが、全国に部署が分散しているのでメールやネットは重宝して使っています。
 今年の4月から”本部内ブログ”というのを始めました。本部長が自ら原稿を書いてくれていることもあってスタート5ケ月そこそこにしてはまあ認知されたかな? というレベルです。
 で、本質的な疑問としてあるのは”じゃあ、これが役に立っているのか?
 社内であれば、”まっ、面白ければいいじゃないですか”ぐらいでごまかせますが、企業メッセージとして社外に発信するとなるとそうも行かないんでしょうねぇ。
 ということで、今回は企業サイトのネット活用をまったく反対の視線で論じた”今ウェブは退化中ですが、何か?”と”BUZZ革命”であります


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写真はたいちろ~さんの撮影。近所のモクレン(*1)、バイカラーの花の例です。


【本】BUZZ革命(井上 理 文藝春秋)
 ホームページは企業のブランドイメージをアップさせる。ツイッター、ユーストリームで売り上げを伸ばす有効な戦略だ! ネット戦略こそが企業の勝敗を徹底する!
 企業の成功体験に基き明るい未来を提示する問題の書
【本】今ウェブは退化中ですが、何か? クリック無間地獄に落ちた人々(中川 淳一郎 講談社BIZ)
 「私は断言する。ネットほど不気味で、不自由で、窮屈で、疲れる場所はない」
 ”ネット教信者”の言うように、ネットでブランドイメージは上がらないし、すぐ暇人とバカによって炎上やバッシングは起こるし・・・
 ネットの明るい未来をまっこうから否定する問題の書
【自然】バイカラー(bicolor)
 2つの色の組み合わせのこと。花では、クリスマスローズやモクレンのように表と裏で色が違うものなんかをこう呼んでいるようです。
 個人的には変化があって好きなんですが、人間や会社で裏表のあるのは・・・


 まずは井上 理の”BUZZ革命”から。
 ”BUZZ(バス)”というのは聞き慣れない言葉ですが、これは”ウェブ空間を失踪する無数のクチコミ”のこと(本書より)。
 載っている事例としては、

(1)自らツイッターの利用者であり、ツイッターのつぶやきから障害者割引を開始した
 というソフトバンクの孫正義
(2)ツイッターの利用で、広告予算がない中売り上げを増進したカトキチ(現テーブルマーク)のコーポレートコミュニケーション部長
(3)携帯ゲームとリアルな旅行を組み合わせた”コロプラ(コロニーな生活☆PLUS)”で売り上げアップ
(4)ネットでのキャンペーン情報をうまく配信させることで売り上げを伸ばしたユニクロ
(5)ユーストリームを使って会議をそのままインターネットで放映する”そらの”のダダ漏れ放送を1万人以上が視聴

 などなど

 方や、中川 淳一郎の”今ウェブは退化中ですが、何か?”では

(1)ネッものネットはバカと暇人のもの。集合知なんてほとんどない
(2)ネットの現場では無責任で無関係な人の炎上やクレーム対応で疲弊している
(3)ネットよりテレビのほうが影響力は大きい。ネットで話題になるのはテレビのネタ。
(4)ネットの意見はゆがんでいる。そこには”公”の意識は希薄だし”責任”もない
(5)ネット投票の結果は晒し者を探しているだけ

というのが主張。

 まあ、”モクレンの色って何?”って質問といっしょで、どっちが先に目に留まるかによって答えが異なるように、この手の本ってのはどっちを先に読むかによって印象が変わります(ちなみに私は”今ウェブは退化中ですが、何か?”を先に読みました)。
 でもまあ、冷静に見てこの議論は中川 淳一郎の方に分がありそう。
 ていうのも、井上 理の主張って、”結果オーライでメリットがあっても、企業としてそれでええんか?”という感じがするからであります。

 (1)の孫正義の例でいうと、社内における意思決定のできる、言い換えると誰にも文句を言わせない立場だからできることっていうのは確かにあります。会社でツイッター利用の難しいのは、一介の会社員とトップが同じ土俵で論じられないこと。社長と同じメッセージやリアクションができるとは思えませんし、むしろ社内の縦横ナナメからボコボコにされかねません。
 (2)のカトキチの場合は単に”この部長=おっさんが面白い”からフォロアー(ファン)が着いているだけで、カトキチのファンってわけじゃなさそう。まあスナックの女の子にお客が着くのと同じようなもんで、この人がニチレイにいけば、きっとフォロアーもニチレイにいっちゃうんでしょうねぇ・・
 (3)コロプラの場合はゲーム内のポイントをゲットしたいだけで、商品そのものの魅力が訴求=ブランディングされて人が集まっているわけではないみたい
 (4)ユニクロはネットを上手く使っている例だけど、それは”キャンペーン”という実態があってこそで、ネットそのものがあって出来ているわけではなさそう。
 話題性はあっても、”じゃあTV広告をだせばいいんじゃね?”と言われたらそのほうが効果あったかも。
 (5)会議をそのまま放映されても、それを全部見るのはレポートする必要のある人か時間がある人ぐらいじゃないかな? 普通の会社員なら3分でレポートを読めば事足りるし、偉い人なら部下から1分で報告させます

 まあ、まとめると”いままで出来なかったことが出来るようになったのはいいことだけど、そこまで絶賛するような内容か?”という素朴な疑問を感じるからでしょうか?

 思うに井上 理と中川 淳一郎の主張の違いは”ネットを使う人(発信側も受信側も)”に対する認識の違いではないかと。いみじくも中川 淳一郎が述べているように、1990年代後半までは”賢い人(リテラシーがあり、ネットに対する可能性に冷静な判断ができる人)”が中心だったのに対し、それ以降の急速な周辺の拡大によって、商業主義やわかっていない人が多数派になって快楽主義的や刹那的な人がメインになったこと。この状況を認めるか否かが主張の根幹にあるように見受けられます(*2)。

 まあ、できちゃったテクノロジーってのは使ってみたくなるのは世の常だし、ネットに限らず実際に使い始めばうまく使うヤツもいれば、困ったちゃんが発生するものです。
 自動車だって、物流コストの削減やドライブという娯楽を生み出した反面、交通事故や暴走族が社会問題したようなモンだとも言えます。
 要は過剰な期待とか忌避感を持ったりせずに、利用のコンセンサスとか有益な使い方の模索をちゃんとやることでしょうね。時間はかかるかもしれないけど。

 本としては、単品ではなくセットで読むことがお勧め。どちらの本にもいいトコもあれば突っ込みどころもあります。
 もっとも、中川 淳一郎の本には”ネットのヘビーユーザーは本をろくに読まない”ってのもあったけどなぁ。

《脚注》
(*1)モクレン(木蓮、木蘭)
 モクレン科モクレン属の落葉低木。通常モクレンというと、紫色の”シモクレン”を指します。白色は”ハクモクレン”でこっちは10~15mになる高木。
 モクレンの花言葉は”高潔な心、崇高”。
(*2)それ以降の急速な周辺の拡大によって~
 そういえば、岡田斗司夫のオタク論でも同じような話をしていたような・・・


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