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2010年7月11日 - 2010年7月17日

ローマ皇帝も家来でも、お風呂入るときゃみな裸♪(テルマエ・ロマエ/越後湯沢駅酒風呂)

 ども、温泉大好きおぢさん、たいちろ~です。
 先日、炎天下の中、庭の草むしりをやっとりましたがあまりの暑さで1時間でダウン。”こんな日は、風呂いくべ!”と近くの銭湯へ。するとイタリア人がいるではありませんか!(*1)
 ”へ~、イタリアの人も銭湯に入るんだ”と思いましたが、考えてみればイタリア人のお風呂話のベストセラーがあるではないですか。ということで、今回ご紹介するのはお風呂建築技師のお話”テルマエ・ロマエ”であります。


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写真はたいちろ~さんの撮影。JR越後湯沢駅の酒風呂です。


【本】テルマエ・ロマエ(ヤマザキマリ エンターブレイン)
 時は古代ローマ、ハドリアヌス帝のころ、失業中の風呂建築技師”ルシウス”はなぜだか、現代日本のお風呂にタイムスリップ。カルチャーショックを受けながらもそれを古代ローマのお風呂に流用することで皇帝にも信頼される風呂建築技師に・・
 題名の”テルマエ・ロマエ”は、”ローマの浴場”という意味。
 2010年マンガ大賞、第14回手塚治虫文化賞受賞の名作です。
【旅行】JR越後湯沢駅 酒風呂
 JR越後湯沢の駅ナカ温泉です。越後湯沢は東京から北陸方面に行く乗換え駅ですので待ち時間をちょっと長めにとればすぐ入れるので乗り鉄派の出張の折にはどうぞ。
 入浴時間は10:30~17:30(冬は19:30まで)。
 同じく駅ナカで日本酒のテイスティングのできる”越の室”もお勧めです。

  お殿さまでも家来でも、お風呂に入るときゃみな裸、
  裃脱いで刀も捨てて、歌の一つも浮かれ出る

   (中略)
  狭いお風呂も楽しい我が家

 これは映画”東京五人男”の中で、焼け跡のお風呂で古川ロッパが歌っている曲。1945年の映画ですので、さすがにリアルタイムで聞いてたとは思えませんが、妙に心に残ってます。(ニコニコ動画の映像はこちら
 なんとなく”起きて半畳寝て一畳、天下取っても二合半(*2)”的な達観がいいのかも。銭湯に行くと、話好きなご隠居さん、いなせな大工の棟梁っぽい人がけっこういますが、まあ人となりがわからなくても面白いおっちゃんの社交場ではあります。古代ローマもこんな感じだったんでしょうかね。

 さて、”テルマエ・ロマエ”ですが、エンターブレインのhpでは”ギャク漫画”になっていますが、秀逸なコメディでしょうね。日常目にしているものが異文化から見るととんでもなく映るというシチュエーションが楽しいです。
 フロ上がりの牛乳を腰に手を当てて飲むとか、シャンプーハットに感動するとか、ウォシュレットに”クセになりそう”するとか。
 笑いという意味ではこのへんなんでしょうが、風呂礼賛としては意外とマジ。ハドリアヌス帝が戦場で

  もう、風呂に入れぬ生活には耐えられん!!
  湯にさえ浸かる事ができれば 頭も今以上にさえるはずだろうし
  何よりも この疲労感と全身にこびりついた砂を洗い流してしまいたい・・・
  兵士達も風呂にさえ入れば 再び力を蓄えられるであろうに・・・

 といってますが、そのために風呂技師のルシウスまで戦場につれてっちゃって、大浴場からオンドルまで作っちゃうって発想がさすがに皇帝!

  ローマ人の力の源泉は浴場(テルマエ)にあり

 名言です。

 写真にあるJR越後湯沢駅の酒風呂は、富山出張の帰りに寄ったもの。だいたい東京~富山だと飛行機で移動する人が多い中、電車移動は少数派。でも、こういう余禄もあるんですね~
 爆弾おにぎりとか食べさせてくれるレストランもあるし、聞き酒もできるというベストな駅ナカです。仕事の疲れもふっとびます。ただ、お風呂の終わりが早いのがちょっと難点。せめて21時ぐらいまで開けててくれるともっとゆっくりできるのに・・・

  日本人の力の源泉は銭湯にあり

 ”テルマエ・ロマエ”をもってまた行きたいものです。

《脚注》
(*1)イタリア人がいるではありませんか!
 別に本人に確認したわけではありませんが、ジローラモさんとそっくりだったので。
 ちなみに、ジローラモさんのお父さんは建設会社社長、本人もナポリ建築大学中退とのこと。
(*2)起きて半畳寝て一畳、天下取っても二合半
 人間が必要な広さは、起きている時が半畳、寝ても一畳あれば足りるし、天下人でも一食に食べられる飯は二合半が限度。つまり、富貴や地位や物質的な欲望に対する批判的なご意見です。
 ”俺の空”(本宮ひろ志)で使われていたのが印象的。

ちょうど就職氷河期だったんで、コミュニケーション能力が必要でした(Googleに学ぶ幸福な職場/センダン)

 ども、人材育成担当のおぢさん、たいちろ~です。
 先日、中堅社員向けの”コミュニケーション能力強化研修”があるので、誰を出席させるかという話題になりました。入社年次順に並べて30代前半の同僚とあ~じゃこ~じゃ話をしていて気がついたんですが、異様に元気がある世代と、わりとおとなしいのがいる世代が分かれるんですね。特に00年以降に入社しているのにとんがってるヤツが多い。ちょうど話をしていたのがこの世代だったので聞いてみたら

  私達の時代はちょうど就職氷河期だったんで、
  コミュニケーション能力がないと就職がままならない時代でした
  なので、学校でもこの強化に力を入れてました

 とのこと。なるほどね~~~
 大学で真面目にベンキョしてなかったおぢさん世代には耳の痛い話です。


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写真はたいちろ~さんの撮影。埼玉県清水公園の”センダン”です。


【本】Googleに学ぶ幸福な職場(きよみ ハッチングス 朝日クリエライブラリー)
 著者は日米グローバル企業の企業内教育コンサルタントの人。なので内容は”幸福な職場を実現するための教育”の重要性に重点をおいて書かれています。
 表題が”Google”ですが、”Googleだからできた”んじゃないことを理解させてくれる本。
【花】センダン(栴檀)
 センダン科の落葉高木。大成する人は幼少のときからすぐれているというたとえ”栴檀(せんだん)は双葉より芳(かんば)し”に出てくる木ですが、このセンダンは白檀(びゃくだん)(*1)のことで別物だそうです。
 ま、珍しいので載せてみました。


 今回ご紹介する”Googleに学ぶ幸福な職場”ですが、その中でGooglegが優良企業ランキングの上位に入っている理由として以下の3つをあげています

1.企業文化に5つのキーとなる要因が入っている

 信頼、尊重、公正、プライド、仲間と楽しく仕事ができる
2.従業員のやる気を醸成する職場環境がある
 従業員への感謝の気持ちとしてのベネフィット、ワークライフ・バランス、
 ダイバーシティ(多様性の尊重)、従業員流出率の低さ
3.企業の成長を促す文化がある
 自由な発想の奨励をイノベーションにつなげる、社会・地域貢献、
 双方向でオープンなコミュニケーションの浸透、
 社内外のコラボレーションの奨励
 グローバルな視野のある従業員育成

 まあ、言うだけならどこの会社でも言ってる内容ですが、実行できるかどうかが重要。そこでポイントになるのが”企業文化”。文化ってのはお題目だけでは文化にならないんでしょうから、文化として定着するためのは教育とかの努力が必要になります。
 この本では従来型の会社提供型の教育カリュラム(フォーマル・ラーニング)や自分で率先して学ぶ(インフォーマル・ラーニング)に加えソーシャル・ラーニングが重要と説明しています。
 ソーシャル・ラーニングってのはカリキュラムがあって先生から教えてもらうんじゃなく、わいわいがやがやあ~でもない、こ~でもないと話合いながら学ぶやり方。これによってコラボレーションに必要なソーシャルスキル、コミュニケーションスキルを身に付けると言うもの。
 上記の30代以降のとんがってるヤツってのは、これが上手いんですな。いわゆる自己主張がちゃんとできてる。自分の意見を自分の言葉で相手を納得させられる能力ってのはなかなか得がたいものです。年のわりに偉そなヤツがいるのも確かですが(*2)

 まあ、私の会議のやり方は”言いたいことははっきり言ってみそ!”ってのが基本にあるので、とにかくコミュニケーションできなければ話にならない。私自身が”座ってるだけなら会議に出るな!(*3)”と教育されて来ているので、ちゃんと自分の意見を言えるスキルが大前提になるのは理解しやすいトコロであります。
 今後、グローバルに展開していかなかれば日本の国自体が成り立っていかないご時勢、”沈黙は金”とか”以心伝心”なんてのは通用しなくなってくんでしょうね。そういう意味ではちゃんと双葉の時代から鍛えてかないと難しいスキルではあるかもしれません。

 ”Googleに学ぶ幸福な職場”は教育担当者というより幹部社員に読んで欲しい本。会社の雑談ってのも決してムダでゃないし、言いたいことを言い合える環境をちゃんとつくれば、以外と面白いアイデアってのが出て来るモンです。
 耳が痛いのも多いけど、これを受け止められるかどうかが会社と人間の度量ってものですぜ!

《脚注》
(*1)白檀(びゃくだん)
 ビャクダン科の熱帯性常緑樹。良いにおいがするのでお香などに使われます。発芽のころから香気を放つことから、この例えに使われているとのこと。
(*2)年のわりには偉そなヤツがいるのも確かですが
 誤解したいでいただきたいですが、これは最大級の賛辞なんですよ。
 ”あしたのジョー”の中で矢吹ジョーが少年院でのボクシング対決前に大口叩いているのを見て白木財閥の総帥が”相手が自分より実力が上と判っていて強がるのは覚悟がいる。負けたときに大恥をかくことになるから”といった趣旨のことを言ってます。
 単なるビックマウスが評価されるほど、会社は甘くありません。
(*3)座ってるだけなら会議に出るな!
 配属が関西でしたので、黙っている人間なんてほとんどいませんでしたが・・・

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