« 2010年6月20日 - 2010年6月26日 | トップページ | 2010年7月4日 - 2010年7月10日 »

2010年6月27日 - 2010年7月3日

大人はさ、ずるいぐらいが丁度いいんだ、リメイクで稼ぐぐらいに(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破/スイカ)

 ども、昭和生まれのアニメファン、たいちろ~です。
 先日、”宇宙戦艦ヤマト 復活編”のネタを書いたところ、よくコメントをくれる
YO~YO~氏(50歳、独身)から
 ”実写版ヤマトだとか・実写版のあしたのジョーだとか、俺たちの子供時代・青春時代の思い出を弄繰り回すのはいいかげんにしてほしい!(中略) 平成のクリエイター達にお願いしたい。昭和のネタに頼らないで、オリジナルを作ってほしい。エヴァンゲリオンだって、よく見りゃ昭和の遺産の継ぎはぎだしね。”
 との書き込みがありました。
 まあ、ヤマトは大外ししてましたが・・・
 ということで今回ご紹介するのは、こりもせずリメイク版の第二弾”ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破”であります。

5

写真は植物園のhpより。雌花の下にちいさなスイカの実が膨らみ始めています。


【DVD】ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(監督 庵野秀明、スイカ)
 平成初期を代表する「エヴァンゲリオン」シリーズの劇場版4部作の第2弾(*1)
 サブタイトルの”EVANGELION:2.22 YOU CAN (NOT) ADVANCE.”の”ADVANCE”は”進む、進歩する、上達する、向上する”といった意味。15年の時を越え、はたして、ヱヴァは進歩しているのか?
【花】スイカ(西瓜)
 ウリ科のつる性一年草。ウリ科の植物としては、キュウリ、カボチャなどがあって、みんな黄色い小さな花が咲くので、同じ仲間って感じがします。
 夏の風物詩のような食べ物ですが、スイカは秋の季語。

 リメイク版とはいえ、ストーリーや設定は半分がTV版のとおりで、半分がオリジナルというビミョ~~なバランス。まあ、独特の世界観を持つ作品なので、観てもらわないと判りにくいですが。

 新登場の”真希波・マリ・イラストリアス”を除いて登場人物はほとんど同じ。もっとも、ほとんどゲストキャラ並みの登場回数なのに、美味しいとこを全部持ってった渚カヲル君が最初っから出てるとか、ナニげに学園エヴァの影響を受けている綾波レイとかそれなりに新機軸も。
 敵キャラの使徒もオリジナルがわかる造詣ながら、CGを上手く使って”わけのわかんらん生物”度合がけっこうUPしていますし、ミサトさんの戦法もほぼ前作どおりながら演出も格段に向上しています。

 ところでこの作品、新しさと前作からの懐かしさがないまぜになっていますが、面白いのは挿入歌の使い方。何でだか昭和の歌謡曲を多用しています。

  アスカとの戦い  :今日の日はさようなら(森山良子 昭和41年)
  綾波の救出    :翼をください(赤い鳥 昭和45年)
  真希波の出撃シーン:365歩のマーチ(水前寺清子 昭和43年)
  居酒屋のBGM  :恋の季節(ピンキーとキラーズ 昭和43年)

 綾波の救出シーンで翼を広げるヱヴァ初号機のバックに流れる”翼をください”なんて、”70年代フォークをこんな使い方があるんだ”って関心した次第。総監督の庵野秀明は1960年生まれ、私とひとつ違いと同じジェネーションなので音楽の原体験が良く似ているのでよけいにそう思うのかもしれません。

 さて今回、美味しいとこ持ってってるのが加持さん(*2)。NERV主席監察官という立場にありながら、赤木博士を口説くは、そのくせミサトさんとデートはしているは、シンジくんをかどわかすわ、缶コーヒー一本で草むしりでこき使うわ・・・

 小高い海辺の畑での加持さんとシンジ君のシーン

  シンジ君:加持さんって、もっと真面目な人だと思ってました
  加持さん:大人はさ、ずるいぐらいがちょうどいい
  シンジ君:これ、確かスイカですよね
  加持さん:ああ、かわいいだろ オレの趣味さ
        何かを作る、何かを育てるってのはイイぞ
        いろんなことが見えるし、わかってくる。
        楽しいいことかな

  シンジ君:つらいこともでしょ

 登場人物が多いわりには大人っぽいキャラが少ないエヴァですが(*3)、不良中年にしてガーデニングをする加持さんて、おぢさんとはこうありたいものです。
 私自身も家庭菜園をやっていますが、人に理由を聞かれたらこう答えましょう!

 ”ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破”は、アニメファンとそうでない人にもおすすめ。前作を見ていない人にも楽しめますが、できたら前作も見ておいてソンのないできばえです。
 リメイクというよりパラレルワールドものになりそうな予感。
 最後のシーンでカヲル君(*4)が一面識もないシンジ君に対するモノローグで

  カヲル君:さあ約束の時だ、碇シンジ君
        今度こそ君だけは幸せにみせるよ

 と言ってるし。次回作”ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q”で美味しいとこ持ってくのはこいつか???

《脚注》
(*1)平成初期を代表する「エヴァンゲリオン」
 エヴァの初回放送は1995年~1996年。さすがに会社員になってましたので、水曜18時半からの本放送は見てませんが、VHS(!)になってから全部借りました。
(*2)加持さん
 CVは山寺宏一。宇宙戦艦ヤマト 復活篇の”古代進艦長”もこの人だったなぁ。
 どっちかというと、熱血漢の古代艦長より、くだけた加持さんのほうが雰囲気が合ってる気がします。
(*3)大人っぽいキャラが少ないエヴァですが
 碇指令はガンコオヤジだし、冬月先生はおじいちゃんだし、ミサトさんはガキっぽいし、NEVAのスタッフは大人というより青年だし。
 まあ、大人っぽいのは加持さんをいなして見せた赤木博士ぐらいでしょうか。
(*4)カヲル君
 こやつは前作でも、自分だけがすべてを理解して謎めいたセリフをはいて、な~んの説明もなくいなくなっちゃった人です。

« 2010年6月20日 - 2010年6月26日 | トップページ | 2010年7月4日 - 2010年7月10日 »

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

無料ブログはココログ