« 聖地巡礼、横須賀に”海の底”の舞台を見に行く―前編(海の底/潜水艦おやしお) | トップページ | ツイッターに謎なんかないと思うぞ(ウェブはバカと暇人のもの/熱帯雨林) »

聖地巡礼、横須賀に”海の底”の舞台を見に行く―後編(海の底/ヘリコプター SH-60/護衛艦 きりしま、たかなみ 他)

 ども、飛行機ヲタの知人を持つおぢさん、たいちろ~です。
 8月7日に横須賀の開国花火大会に行ってきました。でも本命はこっち、海上自衛隊横須賀地方総監部の基地解放”ヨコスカサマーフェスタ”とアメリカ軍横須賀基地の”ネイビーフレンドシップデー(*1)”。ということで、今回は前回に引き続き聖地巡礼シリーズ「横須賀に”海の底”の舞台を見に行く」の後編です。


【本】海の底(海の底 メディアワークス)
 桜祭りで開放されたアメリカ軍横須賀基地に、突如巨大な赤い甲殻類(レガリス)の大群が上陸した。遊びに来ていた子供たちを救助した為に、実習幹部の夏木、冬原は潜水艦”きりしお”に閉じ込められる。
 一方、状況を打開すべく奔走する警視庁の烏丸参事官、神奈川県警の明石警部、レガリス研究者の芹沢のとった行動とは・・・


 潜水艦ネタは”前編”に書きましたので、今回はそれ以外に登場するメカや場所を中心に。

【ヘリコプター SH-60】

Sh60jk0394 Sh60jk0390

 夏木、冬原、そして子供たちがとじこめられた潜水艦”きりしお”から脱出するのに使われたのがヘリコプター。
 今回、ヨコスカサマーフェスタで展示、実演されたのは”SH-60J”、”SH-60K”(*2)。海難救助のデモンストレーションもやっていましたが本来は”哨戒ヘリコプター”というカテゴリーになります。
 で、一回目の救出作戦に登場するのは救難ヘリ”UH-60J(*3)”という別の機体。まっ、いいか、同じヘリコプターだし。(こういうこと書くと飛行機ヲタの知人に怒られそうですが)
 救助活動のために空中停止(ホバリング)できるのがヘリコプターのメリットですが、構造上真下に強烈な風が吹くことになります。これがダウンウォッシュ(吹き降ろし)で、本書でも”当機にダウンウォッシュに気をつけられたし”という会話をしています。どれぐらい強いのかは体験したことありませんが、写真を見ると相当な風で波が立っています。左は駆逐艦フィッツジェラルドの甲板から。後方のオレンジ色の船は砕氷艦しらせです。
(携帯電話のカメラなので望遠するとちょっとボケちゃってます。すいません)


【護衛艦”きりしま”、”たかなみ”】

0366 0444_2

 本書の終盤でレガリス掃討作戦に登場するのが護衛艦隊。艦名は出てませんが今回体験乗艦ができた護衛艦がこの2艦。
 左の”きりしま”は”亡国のイージス”や”ジパング”で有名になったイージスシステム搭載艦(*5)。ブリッジ下方にとりつけられているSPY-1D多機能レーダーが、”あっ、イージス”って感じです。
 右の”たかなみ”(写真右側、奥は補給艦ときわ)は上記のヘリコプター”SH-60K”を搭載するために後方にヘリコプター用の格納庫がついています。

0387 0388

 作中で”護衛艦から次々と対潜兵器が発射された”との記載がありますが、それがこれ。護衛艦きりしまの後方ミサイル垂直発射装置です。平常時は単なるハッチの集まりみたいですが、いざ発射されると隣のパネルのようななかなかに剣呑なシロモノです。
 こんなミサイルをくらったら、レガリスなんてイチコロでしょうねぇ。


【ヴェルニー公園、汐留ダイエー】

0486

 ここで横須賀地方総監部を離れてアメリカ軍横須賀基地へ。その途中にあるのがヴェルニー公園です。ばらが数多く植えられている美しい公園ですが、今は時期外れで咲いている花はちょっとだけ。自衛隊のレガリスへの攻撃でぼろぼろにされますが、もったいないな~
 その向こうにあるのが物語前半で民間人が避難する汐留ダイエー。自称”ウルトラ警備隊”こと神奈川県警第一機動隊第一中隊が向かう建物です。


【アメリカ軍横須賀基地、三笠公園】

0493 0499

 左はアメリカ軍横須賀基地にて。設定では桜祭りの日なので、こんな光景があったんでしょう。屋台で売っている食べ物はアメリカ仕様なので、みんなビックサイズ。それをビックサイズのお兄さん達が焼いています。常々思うんですが、こんな山ほど肉喰ってるガタイのいいに~ちゃんと戦争なんかしちゃいけません。平和がなによりです。
 もう1枚がアメリカ軍基地から見る三笠公園。左側にある十字が付いているのが戦艦三笠。ここもレガリスに襲撃されます。
 この場所は開国花火祭のおすすめスポット。ちょうどま正面に花火が上がりますし、なにより喫煙場所の少ない基地内ですぐ近くでタバコが吸える場所があります。入口からはかなり奥のほうで、フードコートの先にあるポストオフィスの裏あたりです。


 本当は、桟橋の艦船見学にも行きたかったんでが、時間切れ。
 前の週(2010年7月31日)の”出没!アド街ック天国”が横須賀特集だったせいか、昨年とは比較にならないぐらいの人出。艦船見学は時間制限があるので桟橋までも行けませんでした。
 あと、神奈川県警側の舞台となっている横須賀アリーナや不入斗(いりやまず)公園にも行きたかったんですが、それはまた別の機会に。

 ”海の底”は掛け値なしに面白い小説。今回は登場しませんでしたが、烏丸参事官、明石警部の配役さえツボを外さなければ実写化しても面白いかも。自衛隊も協力してくれそうだし(神奈川県警はわかんないけど)。
 ぜひ、ご一読のほどを。

PS.写真については、著作権を主張しませんので、その道でお好きな方はご自由にお使いください。

《脚注》
(*1)ネイビーフレンドシップデー
 日本の海外、アメリカ軍横須賀基地に入れるというおいしいイベント。
 アメリカン屋台やフードコートで本場アメリカのステーキやピザなどが食べられます。味もアメリカ仕様なので大雑把ですけど。
 2010年度の体験乗艦はアーレイバーク級ミサイル駆逐艦”ラッセン”海上自衛隊護衛艦”はるさめ”。09年度は第7艦隊旗艦”ブルーリッジ”が来ていたのに乗り損ねました。返す返すも残念!!
(*2)”SH-60J”、”SH-60K”
 シコルスキー・エアクラフト社製”SH-60 シーホーク”をベースに開発されたのが”SH-60J”。wikipediaによると1機の製造価格は約50億円とのこと。哨戒能力の向上させた後継機種が”SH-60K”。
(*3)UH-60J
 シコルスキー・エアクラフトのが開発した”UH-60 ブラックホーク”を改良した救難ヘリコプター。航空自衛隊小松基地の小松救難隊の活躍を描いたアニメ”よみがえる空 -RESCUE WINGS-”に登場するのもこの機体。
 上記の知人にこのDVDを借りてくるよう頼まれて、お礼に貸してもらったのが”エリア88(*4)”。筋金入りです。
(*4)エリア88
 激しい内戦の続く遠く中東のアスラン王国のパイロット傭兵部隊の活躍と苦悩を描いた新谷かおるの漫画。のちにアニメ化。マニア垂涎の航空機オンパレードです。
(*5)”亡国のイージス”や”ジパング”で~
 ”イージスシステム”とは多数の飛行機やミサイルに対処するためにコンピュータにより高度に自動化された対空戦闘システムのこと。
 ”亡国のイージス(福井晴敏)”に登場するミサイル護衛艦”いそかぜ”や、”ジパング(かわぐちかいじ)”のイージス護衛艦”みらい”に搭載されているのがこれ。

« 聖地巡礼、横須賀に”海の底”の舞台を見に行く―前編(海の底/潜水艦おやしお) | トップページ | ツイッターに謎なんかないと思うぞ(ウェブはバカと暇人のもの/熱帯雨林) »

小説」カテゴリの記事

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/528774/49097702

この記事へのトラックバック一覧です: 聖地巡礼、横須賀に”海の底”の舞台を見に行く―後編(海の底/ヘリコプター SH-60/護衛艦 きりしま、たかなみ 他):

« 聖地巡礼、横須賀に”海の底”の舞台を見に行く―前編(海の底/潜水艦おやしお) | トップページ | ツイッターに謎なんかないと思うぞ(ウェブはバカと暇人のもの/熱帯雨林) »

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

無料ブログはココログ