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聖地巡礼、横須賀に”海の底”の舞台を見に行く―前編(海の底/潜水艦おやしお)

 ども、軍事ヲタではありませんが、潜水艦好きのおぢさん、たいちろ~です。
 8月7日に横須賀の開国花火大会(*1)がありまして、朝から行ってきました。横須賀と言えば基地の街、そして有川浩の名作”海の底”の舞台になった街でもあります。
 ということで、今回は聖地巡礼シリーズ「横須賀に”海の底”の舞台を見に行く」であります。ぜひ、本書を読んでからお読みください。


【本】海の底(海の底 メディアワークス)
 桜祭りで開放されたアメリカ軍横須賀基地に、突如巨大な赤い甲殻類(レガリス)の大群が上陸した。遊びに来ていた子供たちを救助した為に、実習幹部の夏木、冬原は潜水艦”きりしお”に閉じ込められる。
 一方、状況を打開すべく奔走する警視庁の烏丸参事官、神奈川県警の明石警部、レガリス研究者の芹沢のとった行動とは・・・


 前編は夏木、冬原の乗艦する潜水艦”きりしお”をメインに。
 8月7日のよこすか開国祭とあわせて、海上自衛隊横須賀地方総監部の基地を解放するという”ヨコスカサマーフェスタ(*2)”が開催されます。普段は民間人が立ち入ることのできない場所ですが、この日は潜水艦”おやしお”目当てに朝から訪問いたしました。


【潜水艦”おやしお” 全景】

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 夏木、冬原、そして子供たちが乗艦する潜水艦”きりしお”潜水艦おやしお級の十一番艦という設定です。潜水艦というのは、船体の大部分が水の底に潜っているので、大きさの感覚は分かりにくいんですが、おやしお(=きりしお)のスペックは
  排水量 2,750t、全長     82m、全幅 7.4m
と、けっこう大きいんですね。
 形態が違うので一概には比較できませんが、全長だけでいうと東京ベイクルージングで使われている”モデルナ(*3)”とほぼ同じぐらいあります。桟橋上の人間と比べてみると、やはり大きいことがわかります。
 潜水艦ってどうしても”狭い”っていうイメージがありますが、それは葉巻状の筺体の中に居住スペースからエンジンから燃料からバッテリーからと船舶以上につめこまないといけないからでしょうからそうなるのであって、実際の大きさは思っている以上のものがあります。
 ちなみに、”海の底”ではほとんどアメリカ軍横須賀基地に停泊しているきりしおですが、物語の最後に横須賀地方総監部の吉倉桟橋に停泊するので、その時はこんな感じでしょうか。


【潜水艦”おやしお” 後部ハッチ】

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 物語の冒頭で、河邊艦長が子供たちを守るために命を落としたのがここ。後部ハッチとは書いてませんが”前部ハッチから回り込んで救出する”とうい下りがあるので、後部ハッチとしました。
 喫水線の高さや、装甲の傾きからレガリスがそんなに簡単に上がってくるようには見えませんが、小説の中では簡単に上がってきちゃいます。
 ちなみに、甲板上に人がいるのは特別公開で中に入れてくれるから。ただし、小学校4年生から高校生までが対象で事前申し込みが必要です。50歳すぎのおぢさんが学生服を着てもごまかせないので(非実在青少年か!?(*4))、中を見るのは断念です(*5)。


【潜水艦”おやしお” セイル】

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 潜水艦がでてくる物語では重要なポイントの一つ。
 子供たちが携帯電話をかけたり、ヘリからの救出に使っている場所です。潜舵の上に人が立っているので比べてもらうとわかりますが、けっこう大きいもんです。
 この人の後ろの部分に甲板から上がってくる取っ手があって、それをつたって潜舵に上がり、この人の前にある扉(写真からではわかりにくいですが)から中に入ってました。
 喫水線からでいうと、セイルまで7~8mあるそうで、子供たちが怖がるの怖がるのもわかります(上の写真を見ると確かに結構高い!)
 本書の中でレガリスが協調してセイルの上まで上がってくるシーンが何度か出てきますが、組み体操みたいにしたんでしょうか? だとしたら、かなり知能があると言えそうです。


 実は潜水艦ってけっこう好きなのかも。映画だけでも高校生の望ちゃんが見ていて”渋いもん観てるな”と夏木につっこまれている”眼下の敵”も観てるし、”ローレライ”も観たし、”真夏のオリオン”も借りてきています。(*6)
 思うに、潜水艦ってのは戦車と並んで民間人が一生乗ることがない乗り物で、そのステルス性とか、特殊な戦法とかミステリアスなイメージが面白いからかも。
 レゴリスに襲われたなんてシチュエーションでなければ一度は乗ってみたいものです。
 その他のシーンについては、後編で

PS.写真については、著作権を主張しませんので、その道でお好きな方はご自由にお使いください。

《脚注》
(*1)横須賀の開国花火大会
 2010年度は8月7日に開催。1万発の花火を打ち上げるというなかなか盛大なもの。HPはこちらから
(*2)ヨコスカサマーフェスタ
 今年見学可能だった艦艇は”護衛艦きりしま”、”護衛艦たかなみ”、”補給艦ときわ”、”駆逐艦フィッツジェラルド(アメリカ海軍)”,”砕氷艦しらせ”の5艦。その他にPAC-3(特殊軍事車輛)なども展示されいていて、軍事ヲタにはたまらないイベントです。
 2010年度のHPはこちらから。
(*3)モデルナ
 東京湾の日の出埠頭から出発するレストランシップ。一度はデートに使ってみたいものです。公式HPはこちらから。
 全長 83.2m、全幅 13.0m。一般的には、潜水艦は船に比べて全幅が小さいようです。
(*4)非実在青少年か!?
 年齢又は服装、所持品、学年、背景その他の人の年齢を想起させる事項の表示又は音声による描写から十八歳未満として表現されていると認識されるもの。
  ”東京都条例”に出てくるんで、ちゃんとした法律用語なんでしょうが・・・
(*5)中を見るのは断念です
 どうしても見たい方は、呉市にある海上自衛隊呉資料館”てつのくじら館”がおすすめ。展示してある本物のゆうしお型潜水艦”あしきお”に入ることができます。
(*6)”眼下の敵”も観てるし、
 眼下の敵:1957年の西ドイツ映画。監督 ディック・パウエル
      出演 ロバート・ミッチャム、クルト・ユルゲンス
      戦う男の魅力満載のお勧め映画です。
 ローレライ:福井晴敏の小説”終戦のローレライ”を原作とする日本映画。
      パウラ・A・エブナーの香椎・仮面ライダー妻・由宇がミステリアス
      原作は間違いなくお勧め。ぜひお読みください
 真夏のオリオン:2009年公開の日本映画。これから観ます。

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