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資産運用には役に立たない話ですが・・・(シティバンクとメリルリンチ/帰化植物)

 ども、相変わらず金欠病に苦しむおぢさん、たいちろ~です。

  資産価値、試算するほど資産なし

 そろそろ、年金生活をまじめに考えなきゃな~~という年になってきました。投資信託だとか、FX(*1)とか色々ありますが、相変わらず資産があるわけじゃなし。まあ、どんな金融機関と取引をすれば良いかということで、今回ご紹介するのは、外資系の金融機関をとりあげた”シティバンクとメリルリンチ”であります。


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写真はたいちろ~さんの撮影。自生しているのでネームプレートはないですが、セイヨウタンポポだと思います。


【本】シティバンクとメリルリンチ(財部 誠一、講談社現代新書)
 全米最大の不良債権を抱えたシティバンク、巨額の赤字を計上したメリルリンチは、いかに苦境を乗り越え、世界のトップ企業となったか。日本の個人資産 1200兆円市場を狙う両社の経営戦略を徹底解剖(Amazon.com「BOOK」データベースよりそのまんま転記)
【花】帰化植物
 単に国外から入った植物の意味ではなく、人為的な手段で持ち込まれた植物のうちで、野外で勝手に生育するようになったもののことである(Wikipediaより)。
 なので、入ってくるには人間が介在していて、広がるには人間か介在していないということみたい。セイヨウタンポポ(*2)、セイタカアワダチソウ(*3)、オナモミ(*4)などが有名。


 さて、世界で最も有名な銀行”シティバンク”と、世界で最も有名な証券会社”メリルリンチ”ですが、今回はメリルのほうの話がメインです。
 メリルリンチ創業者であるチャールズ・メリルは小口投資家がもっと取引に参加できるようにと考えた”リテール指向”の人。”金融機関のデパートたれ”ということで、マスマーケッティングによる広告と大量販売、コスト削減、投資家教育なんかを進めました。
 その後、事業を”法人顧客グループ、米国個人顧客グループ、国際個人顧客グループ、資産運用フループ”に再編成、さらに”よりグローバルに、よりローカルに”をスローガンに世界をアメリカ、カナダ・ラテンアメリカ、ヨーロッパ・中東・アフリカ、オセアニア、東南アジア、日本”の6地域に分割。この中で日本を担当するのがホールセールの”メリルリンチ日本証券”とリテールの”三菱UFBメリルリンチPB証券”です(*5)。
 メリルリンチの経営理念は下記の5つ
  顧客重視(Cliant Forchus)
  個人の尊重(Respect For The Individual)
  チームワーク(Teamwork)
  責任のある企業市民(Resiponsibul Citizenship)
  誠実さ(Integrity)

 これに対し日本の金融機関がとったのは提携戦略。日本興業銀行と野村證券、日興證券とトラベラーズ、住友銀行と大和證券、三菱グループ連合(東京三菱銀行/三菱信託銀行/東京海上/明治生命)、東海銀行とあさひ銀行、第一勧業銀行とJPモルガン、富士銀行と第一勧業銀行・・・

 と、ここまで読まれて”あれ?!”と思われた方は正解。実はこの本、1999年発刊とほぼ、10年近く前のものなんですよね。
 第一勧業銀行/富士銀行/日本興業銀行統合してみずほフィナンシャルグループに。
 東京三菱銀行/三和銀行/東海銀行は三菱東京UFJ銀行に。
 日興證券はシティグループ(シティコープとトラベラーズ・グループの合併会社)を経て現在は三井住友フィナンシャルグループの傘下に。
 今回のお話であるメリルリンチですら、2009年にバンク・オブ・アメリカに買収されています。

 こうやって見ると、金融機関にとって激動の10年だったんだな~と分かります。でも、日本の金融機関再編成を促したバブル崩壊といい、アメリカのサブプライム問題といい(*6)、やってることはあんまし変わっていないなぁというのが感想。

 もう一つ変わらないと思ったのは顧客サービスかな。投資信託の一般化とかはあったものの、本書で語られるような外資系金融機関による夢のような(ただしお金持ちにとって)サービスが普及したとは思えん・・・

 ところで、上にあるセイヨウタンポポですが、在来種に比べて生育可能場所が多くて繁殖力が高いから広がったようですが、こと金融機関に関して言うと在来種の勝ち。日本の金融機関のほうが生命力(=顧客サービス)が強かったのか、この10年間で日本というマーケットの魅力がそんなにないことがわかって、外来種がやる気をなくしなのか・・・

 本書は、現時点での資産運用を考えている人にはあまり役には立ちませんが、10年前にどんなことを言っていたかを振り返るには良い本かも。つまり、理想を語るほどには現実はあんまし変わっていのかなぁというとが認識できます。メリルリンチの経営理念なんて、今、日本の金融機関が作っても同じこといいそうだし・・・
 2020年に2010年に書かれた本を読み返して”多少は良くなった”と思えるようにするのは、おぢさん世代の責任かもしれません。

《脚注》
(*1)FX
 外国為替保証金取引のこと。為替差益、金利差益にレバレッジという手持ち資金よりはるかに大きい金額の取引ができることから、先行き見通しが当たると大儲け、外すと大損というリスクがあります。
(*2)セイヨウタンポポ
 タンポポは日本に生育していた在来種と外来種(セイヨウタンポポ)があります。在来種は開花時期が春の短い期間で、生育場所も限られていることから、よく見かけて夏でも咲いているのは概ねセイヨウタンポポだそうです。
(*3)セイタカアワダチソウ(背高泡立草)
 キク科アキノキリンソウ属の多年草。名前のとおり2m近くあるわ、毎年出てくるわと雑草の代名詞のような草ですが、元々は明治時代末期に園芸目的で持ち込まれた帰化植物。もっとも、大繁殖したのは第二次大戦後のアメリカ軍の輸入物資に付いていた種子によるものだそうです。
(*4)オナモミ
 カギ状のとげのある実をつける雑草。年配の方には”ひっつき虫”といった方がメジャーかも。ガキのころ、これをセーターなんかに投げつけて遊んだものです。
(*5)”メリルリンチ日本証券”と~
 前身は1997年に経営破たんした山一證券。これとて、最近の新入社員にとっては小学校時代の話ですから、あっという間に歴史化してるんでしょうね。
(*6)サブプライム問題といい
 バブル崩壊と発生メカニズムは違いますが、根本には”不動産価格はいつまでも上昇しつづける”という幻想があったことは共通だと思うんですがねぇ。

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