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植木屋さん、鯉の洗いたべてか(青菜/南三陸潮騒まつりの鯉のぼり)

 ども、カキ、ホタテ大好きおぢさん、たいちろ~です。
 私んとこのゴールデンウィークの恒例行事に”南三陸潮騒まつりにホタテと牡蠣を食べに行く”というのがあります。ど演歌の流れるメインステージに、大漁旗のディスプレイに地元の水産業者による出店にと、決して吉永小百合が訪問するようなイベントではありませんが(*1)、なんでかほぼ毎年行ってます。
 ホタテ、牡蠣とも冬が旬なので、シーズン的にはほぼ最後になりますが、美味しくてとってもリーズナブルに食べることができます。


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写真はたいちろ~さんの撮影。南三陸潮騒まつりのこいのぼりです。


【DVD】青菜(あおな)
 ご隠居さんと仕事が植木屋さんが、家でお酒と鯉の洗いをあてに一杯飲むお話。青菜もあったはずと奥さんに頼みますが、青菜が切れていて・・
 元々は上方ネタの落語で、笑福亭仁鶴、桂枝雀なんかで聴きました。
【旅行】”南三陸潮騒まつり”の鯉のぼり
 ”南三陸潮騒まつり”は毎年ゴールデンウィークに神割崎キャンプ場(宮城県本吉郡南三陸町)で開かれるイベント。2010年は5月3~5日です。何故か、必ず鯉のぼりが道の上に泳いでいます。
 近くに”神割崎”という岬がスパっと断ち割られた景勝地もありますので、一度遊びに行ってみてください。(南三陸町観光協会のHPはこちら


 どうもゴールデンウィークに必ずここに行きたくなるのは、鯉のぼりがあることでしょううか? 一般の家で大きな鯉のぼりが少なくなっている昨今、勇壮に泳ぐ鯉のぼりに季節感を感じてしまうのかもしれません。

 で、鯉のぼりをみながら牡蠣なんぞを食べていると、どうも”鯉の洗いを食べてみたい”と思うのが人情(人情か?) ということで、今回のお話は落語から”青菜”であります。

  ご隠居:御苦労さんじゃな。植木屋さん、こっち来て一杯やらんかいな。
      どや、柳蔭飲まんか(*2)。
  植木屋:こら、えらいありがたいことでおます。うわあ、いい酒でんなあ。
  ご隠居:そうか、そうか。では鯉の洗いも食べてか。
  植木屋:へえっ!こらえらいもんを!鯉ちゅうたら、もうし、大名魚言うて、
      わたいらのようなもん、滅多に食べられまへんで。

 鯉の洗い”とは、鯉をおろして湯通しの上、冷水で締めたもの。しょうゆ、酢味噌などでいただきます。この落語を聴いて、”鯉の洗い”を食べて一度食したことがありますが、大変美味でありました。

 で、青菜の話、続きます。

  ご隠居:植木屋さん、青菜も食べてか。
      奥や!奥や!。青菜を持ってきておくれ。

       (その後、奥さんが青菜を持たずに出てきて)
  奥さん:鞍馬から牛若丸が出でまして名も九郎判官
  ご隠居:ああ、義経。

 奥さんのセリフは”名(菜)も九郎(食ろう)判官”=青菜は食ってしまってありませんという意味。ご隠居の”義(よし)経”はよしよしということです。
 まあ、お断りのしゃれっけでいうと、太田道灌のやまぶきの話(*3)と並ぶ名文句でしょうね。落語としては、ご隠居を真似て失敗する植木屋さんってのがオチになります。

 ま、鯉のぼりを見ながら食べ物を連想するってのはおかしな感覚しれませんが、牡蠣やホタテと醤油のこげる香ばしいかおりが食欲をくすぐるもかもしれません。
 それはそれとして、どうも貧乏花見とか、蛇含草(*5)とかB級グルメっぽい話の多い落語の演目の中で、これは美味しそうな食材の出てくる話
 笑福亭仁鶴師匠の話も捨てがたいですが、押入れの中から飛び出してくる植木屋のおかみさんのしぐさがユニークなので、DVDの桂枝雀師匠版でどうぞ。

《脚注》
(*1)決して吉永小百合が訪問するようなイベントではありませんが
 JR東日本の”大人の休日倶楽部”のコマーシャルのことです。吉永小百合が訪れたというだけで行って見たいとおもうのはおぢさんの証拠でしょうか。まあ、入会資格が50才以上だし・・・
(*2)柳蔭飲まんか
 柳蔭(やなぎかげ)は甘味の強いみりんに焼酎を加えて甘味を抑え、飲みやすくしたものだそうです。飲んだことはありませんが、とっても美味しいらしいです。
(*3)太田道灌のやまぶきの話

七重八重花は咲けども山吹の実の一つだになきぞ悲しき

 雨宿りをした太田道灌に蓑がない意図(蓑ひとつだに無きぞ悲しき)を伝える逸話。
 やまぶきの話はこちらのHPでどうぞ
(*4)貧乏花見
 貧乏長屋でお花見に行くことになりましたが、お金が無いので食べモノはみんな代用品。卵の巻き焼きは沢庵、尾頭付きの魚はダシジャコ、カマボコはご飯のおこげ(釜底)・・・
 シャレとバイタリティで楽しむ貧乏人たちをお楽しみください
(*5)蛇含草(じゃがんそう)
 餅が大好きなご隠居が、食べすぎた餅を消化をするためにこの蛇含草を食べると・・
 落語にしては珍しいブラックなオチの話。東京落語では”そば清”という餅がそばになった話もあります。

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