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本ヲタの本ヲタによる本ヲタのためのCDです!(今日の早川さん ドラマCD/ローズマリー)

 ども、”私はオタクではない、愛書狂だ!”と主張するおぢさん、たいちろ~です。
 趣味の欄に”読書”と書く人は多いくせに、ちょと度が過ぎるととたんに非難されるのが”本”。リミッターのない本読みってのは、所かまわず本を積み出すわ、マニアックな知識(だけ)には詳しいわ、空気は読めないわ・・・
 そんな本の読み手の生態を赤裸々に描いたのが今回ご紹介するこのCD、"読み聞かせ版 今日の早川さん”です。


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 写真はたいちろ~さんの撮影。近所のローズマリーです


【CD】今日の早川さん ドラマCD
 SFオタクの早川さん、ホラーマニアの帆掛さん、純文学読みの岩波さん、ラノベ好きの延流ちゃん、希覯本(きこうぼん)収集家の国生さん、本をこよなく愛するお嬢さんたちを描いた4コママンガ”今日の早川さん”のドラマCD版。
 このCDを聞いて納得してしまう人は間違いなく本ヲタです。
【花】ローズマリー
 CDの中で妊娠中の岩波さんに”ローズマリーの赤ちゃん”を読ませるというエピソードがありますが、これはアイラ・レヴィンの小説とこれを原作としたホラー映画。実際のローズマリーはハーブとしても使われる香りの良い木です。


 このCDは,本ヲタの本ヲタによる本ヲタのためのもの。本ヲタ界のゲティスバーグ演説、”CD of the otaku,by the okaku,for the otaku”であります。

 まずは、キャスト。
早川 量子(はやかわ りょうこ)〕
 ガンダム始め、オタクネタ満載の”ケロロ軍曹”で二重人格的お嬢さんの西澤桃華を演じた池澤春菜さん。
帆掛 舟(ほかけ ふね)〕
  ”これが私の御主人様”でメイド沢渡いずみを演じた浅野真澄さん。だから予田さんちのメイドさん?!
岩波 文子(いわなみ ふみこ)〕
 ライトノベルのベストセラー”灼眼のシャナ”のアニメ版より、“逆理の裁者”ベルペオル様を演じた大原さやかさん。タカビーです。
富士見 延流(ふじみ のべる)〕
 こちらも”ケロロ軍曹”より、くの一小雪さん役の広橋涼さん。
国生 寛子(こくしょう ひろこ)〕
  ”図書館戦争”アニメ版でクール&ビューティな柴崎 麻子を演じた沢城みゆきさん。
 ちなみにこの人は有川浩に”シアター!”を書くきっかけを与えた人です。
本の神様、ティンダロス
 涼宮ハルヒ泉こなたを担当する説明不要のアイドル声優、平野綾さん。

 このあたりまではありがちですが、けっこうすごいのがBGM。”銀河英雄伝説”ばりにBGMがクラシック曲ですが、ダブルミーイングにもなっています。

〔オープニング〕
 リヒャルト・シュトラウス 《ツァラトゥストラはかく語りき》
 いわずと知れた”2001年宇宙の旅”より人類進化の曙を象徴するオープニング。
〔早川さん、帆掛さん、岩波さんの思い出したくない過去〕
 ヨハン・シュトラウス2世 《美しく青きドナウ》
 こちらも、”2001年宇宙の旅”より。宇宙船と宇宙ステーションのドッキングシークエンスのBGM。
〔延流ちゃんのアルバイト〕
 ムソルグスキー(リムスキー=コルサコフ編曲) 《禿山の一夜》
 ディズニーの”ファンタジア”より。1940年と第二次世界大戦の最中の封切りですが、戦争中にこのクオリティの作品を作れるような国と戦争するのは間違いとしみじみ感じてしまいます。
〔帆掛さんと予田さん、帆掛さんと早川さんの出会い〕
 ベートーヴェン 《交響曲第9番 合唱付き》
 年末の風物詩の”合唱付き”ですが、エヴァンゲリオンでシンジ君とカヲル君の出会いのシーンの曲でもあります。

〔早川さんと帆掛さんの幼年期の黒歴史〕
 ベートーヴェン 《交響曲第5番 ”運命”》
 国産アニメ第一号”鉄腕アトム”より、アトムの誕生シーンに流れるのがこの曲。三つ子の魂百までというか、成長しないアトムって大人になれない二人と一脈通じるところがあるのかも。
〔早川さんが事故にあって意識が戻らない〕
 ドニゼッティ 《愛の妙薬》
 ”ジャイアント・ロボ The Animation 地球が静止する日”より、バシュタールの惨劇の回想シーンでかかるテーマです。

 そのほかにも岩波さんの結婚式ではエルガーの”威風堂々”、ハヤカワオンライン通販はロッシーニの”ウイリアム・テル序曲”、魔道書ネクロノミコンではバッハの”トッカータとフーガ ニ短調”、予田さんにティンダロスを紹介するのはサティの”ジムノペティ”、帆掛さんとティンダロスの掛け合いはシューマンの”子供の情景”より”トロイメライ”、ティンダロスとの別れにはショパンの”別れの曲”などなど(わからんのもいくつかありました)。

 きっと元ネタがあるんでしょうが、さすがに全部は・・・
 でも、クラシックファンには”なぜこの曲がここで?”と思うんでしょうねぇ

 ところで、私のブログを見られたことがある方なら、延々下のほうにある《脚注》が、今回ないことにお気づきでしょうか?
 これらの話題で《脚注》がないとわからない人には向かない、そんなたぐいのCD。でも、わかる人にはたまらんCDでもあります。

 ”今日の早川さん 3”は次回に続きます。

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