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昔の「時をかける少女」と2本立てで見たら、きっと凄いぜ!(時をかける少女after/ラベンダー)

 ども、時をかけるおぢさん、たいちろ~です。
 趣味で映画もよく見ますが、映画の素敵なところは”少女の時を止める”ことができること(*1)。フィルムの中には原田知世がいて、今でもラベンダーの香りを嗅いでいます。
 そして、2010年、新しい”時をかける少女”が動き出す。
 ということで、今回ご紹介するのは、映画に先立って出版された”時をかける少女after”であります。

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 左の写真はたいちろ~さんの撮影。宮城県やくらいガーデンのラベンダーです。

【DVD】時をかける少女(監督 大林宣彦、主演 原田知世)
 高校1年生の芳山和子は理科実験室でラベンダーの香りを嗅いで気を失った。その後、同じ時間を繰り返していることに気づいた和子は友人の深町一夫に相談する。一夫はそれを”タイムリープ”という能力を持ってしまったと話す・・・
 1965年に”中学三年コース”に発表された筒井康隆のジュブナイル”時をかける少女”の映画化。1983年に公開された大林監督の”尾道三部作”の第二作
【本】時をかける少女after
 高校3年生の芳山あかりは、深町一夫の記憶をとりもどした母、和子の願いを受けて、母の開発した”タイムリープ”ができる薬で1972年へ深町一夫を探しに行く。ところが間違えて1974年についてしまう。
 はたして、母が娘に託した願いとは・・・
 実写映画”時をかける少女(2010年版)”のコミカライゼーション。
【花】ラベンダー
 よい香りのする薄紫の花の咲くシソ科の常緑樹。
 一口にラベンダーといってもいろいろあって、よく見るのは穂のように咲くフレンチ・ラベンダー。原田知世版”時をかける少女”に出てくるラベンダーは小さな花がたくさんついていてラベンダーっぽく見えませんが、ポプリにして一夫が持っていたのは”ローズラベンダー

 ”時をかける少女”といえば、前出の原田知世をはじめ、南野陽子、内田有紀、安倍なつみ、中本奈奈、原沙知絵と幾度となく映像化されています。”芳山和子を演じた女優さんは誰?”の答えで世代が分かりそうだもんな~
 アラフィフのおぢさんとしては、浅野真弓版(*2)まで覚えているし・・・

 今回の実写版は原田知世版へのオマージュということで、映画の公式サイトでは大林監督のコメントも寄せられています。お題の”昔の「時をかける少女」と2本立てで見たら、きっと凄いぜ!”は、大林監督のお言葉

 大林版の主演、原田知世って、飛びぬけて美人ってわけでもないし、当時の演技は決して”上手い”ってことはありませんが(*3)、大林監督によると、望んだのは当時でさえいないような「古風な女の子」だったそうです。確かに、タイムリープなんて変な能力をもって悩んだり、幼馴染の深町一夫に想いを告白するときの純情さって、やっぱり普通の女の子っぽい”原田知世”だったのかな。昭和の香りを残す尾道の風景とあいまって、美しい映像になっています。

 方や、2010年版の”時をかける少女after”。主人公の芳山あかりは和子の娘さんということで、流行の”二世モノ”といってしまえばそれまですが、あの”時をかける少女”にこんな続編の作り方があったなんてすごい驚きです。
 まだ、予告編しか見てませんがアクティブで現代っ子のあかりってやっぱり平成の”時をかける少女”なんでしょうね。
 芳山あかりを演じる仲 里依紗(なか りいさ)はアニメ版”時をかける少女”(*4)でヒロイン・紺野真琴の吹替えを務めた女の子。モデルさんでもあるだけあって、黒髪をなびかせながらの姿はなかなかキュート。でも、1994年の人に未来人だと信じさせるために携帯電話を見せて自慢げな表情を見せるところなんか、表情豊かな女優さんでもあります。

 このブログを書くのに、YouTubeでそれぞれを見て興味深かったのが、それぞれの作品ロゴのタイポグラフィー。

  浅野真弓版:黒いバックに白抜き、やや縦長の明朝体でちょっとホラーテイスト。
        まだSFが黎明期だったころなので、位置づけがホラーだったのかも
  原田知世版:やや縦長で、斜体、細身の明朝体。シーンによっては縦書き。
        原田知世演じる芳山和子の繊細さと古風さが出ています。
  アニメ版 :ジャンプする真琴とブルーの空をバックに斜めに書かれた影つきの
        太字ゴシック体。真琴の躍動感がよく表現されています。
  仲里依紗版:細身のテープを貼り付けて作ったような、ポップ体っぽいデザイン。
        いかにも現代っぽい感じになっています。

 会社でプレゼンテーション資料ばっかり作っていると、こんなことでも気になるのはやっぱりおぢさんなのかもね。でも、同じ原作から派生した作品とは思えないほどバリエーションに富んでいます。

 仲里依紗版”時をかける少女”は2010年3月13日より公開開始(オフィシャルサイトはこちら)。大林監督の言われるように、原田知世版を予習してから見るのがお勧め
 見に行きたいな~~~
 最後に一言

   待ってられない映画がある。(*5)

《脚注》
(*1)”少女の時を止める”ことができること
  すきとおった銀の髪の少女がいました
  そのあまりの美しさに
  そのあまりの美しさに 神は少女の時をとめました
 ”すきとおった銀の髪”(ポーの一族 萩尾望都)より
(*2)浅野真弓版
 NHK少年ドラマシリーズの第一作”タイムトラベラー”で芳山和子を演じた女優。現在は柳ジョージの奥さん。出演当時は本名の”島田淳子”でした。放映は1972年。
 時代設定とか、中学生でロングヘアーの芳山和子って、どちらかというとこっちのイメージに近いです。映像が最終回を除いて現存しないのがつくづく残念な作品。
(*3)飛びぬけて美人ってわけでもないし~
 原田知世ファンにはぶっとばされそうですが、美人という意味では2010年度版で芳山和子を演じた石橋杏奈のほうが好みです。
(*4)アニメ版”時をかける少女”
 2006年公開のアニメ映画。監督は細田守、キャラクターデザインは貞本義行、芳山和子担当の声優は原沙知絵とけっこうなメンバー。
 細田守は今でこそ”サマーウォーズ”を含め高い評価を受けていますが、以前は”イノセント(の監督)の押井守”と間違えられて怒っているというネタが”となりの801ちゃん”にありました。
(*5)待ってられない映画がある
 オリジナルはアニメ版”時をかける少女”のキャッチコピー
  待ってられない未来がある。

 奥様ブログ 「フラワークラフト作家”Ann”のひとりごと」はこちら

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