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よき娘たちは、よき言葉から(若草物語/かしましハウス/エリカ)

 ども、二人の子供の学費でひ~こら言っている、たいちろ~です。いや、マジで。
 長女の大学費用、下宿代、長男の入学金の支払い等でお金が出て行く一方です。
 これで、四人も娘がいたらど~なるんでしょうか? ということで、今回は四姉妹のお話、”若草物語”であります。
 前から読みたかったんだよね、これ。

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 写真はたいちろ~さんの撮影。
 上は近所の園芸店のエリカ、下は同じくジャノメエリカです。

【本】若草物語 (ルイーザ・メイ・オルコット)
 19世紀後半、南北戦争期のアメリカに住むピューリタンであるマーチ家の四人姉妹(メグ、ジョー、ベス、エイミー)とお母さん(*1)の日常を描いた少女文学の名作。
 私はイラストと解説の多いあすなろ書房版で読みました。
 名作アニメシリーズの定番(*2)なので、子供のころに観られた方も多いかと。
【本】かしましハウス(秋月りす 竹書房文庫)
 ひとみ、ふたば、みつえ、よもぎの四姉妹を描いた4コマ漫画。こちらはお母さんが亡くなっていて、お父さんとの五人家族の父子家庭。
 まったりした癒し系なので、時間があるときなんかよく読み返します。
【花】エリカ(Erica)
 ツツジ科エリカ属の花。英語ではヒース(heath)。
 花言葉は”良い言葉、孤独、博愛”など

 けっこう四姉妹モノが好きで、定番のコミック”かしましハウス”、最近だと”四季おりおり(*3)”なんてのも読んでます。小説でも”四季・奈津子(*4)”も読んだな~

 ところで、女性の人って、こういう四姉妹にはやはり自分と同じタイプを重ね合わせて読むんでしょうか? 若草物語とかしましハウスををみると

〔お母さん属性〕
 家事をこなし、常に姉妹のことを気にかける母親的性格。
 若草物語では長女のメグ、かしましハウスでは同じく長女のひとみがこれにあたります。
〔お父さん属性〕
 家族を積極的にひっぱっていくアクティブな性格。
 長女がお母さん属性になるせいか、若草物語では次女のジョー、かしましハウスでは四女のよもぎ。リーダー的性格が必ずしも長女でないところが面白いです。
〔守って上げたい属性〕
 虚弱体質で、なんとなく守って上げたくなる人。
 若草物語では三女のベス、かしましハウスでも三女のみつえ。ベスは猩紅熱にかかって一命を取り留めますが、内面的にはけっこう強かったりします。みつえも要領よくバイトを探したりクジ運が強かったりとしたたかな一面も。
〔元気属性〕
 体力いっぱいの体育会系女子。
 若草物語では次女のジョー、かしましハウスでは次女のふたば。元気なようでいて、ジョーは料理が壊滅的だったり、ふたばが本番に弱いタイプだったり、けっこう弱点があるのもご愛嬌。
〔お嬢様属性〕
 レディに強い憧れを持つ人。
 若草物語では社交界に憧れる長女のベスと、貴婦人らしく振舞うのが好きな四女のエイミー。かしましハウスではあえて言うなら、ガーデニングやお菓子つくりが趣味の長女のひとみ。社交界自体が死語の現在、中流家庭が舞台のお話では書くのが難しいキャラでしょうか?
〔文学少女属性〕
 本を読むのが好きだったり、書いたりする人
 若草物語では小説家志望の次女のジョー、かしましハウスではジュニア小説家(*5)のひとみ。
 面白いのは、ジョーは体育会系でありながら文学少女属性も併せ持ってるとこ。”四季おりおり”の次女 夏希のように、物静かな女性が文武両道の万能の人っていう設定はけっこうありますが、アクティブに走り回っている人が文学少女属性っているのはギャップがありすぎてちょっと意外。

 で、若草物語が名作たりうる理由って、この四姉妹がただ単に”よい子”でないことでしょうか。社交界に憧れていても、自分とのギャップにへこんでしまうベスとか、妹のいたずらにつらくあたってしまうジョーとか。四姉妹とも、お母さんがいなくなって、最初はがんばってても、すぐ家事をさぼりだしちゃうし。

 そこで、娘たちを暖かく導くのがお母さん マーチ夫人。
 マーチ夫人の暖かいお言葉。

  わたしは大きな夢をもっています。でも、それは世俗的な夢ではないの。
  あなたたちがお金持ちと結婚して欲しいとか、大邸宅に住んで欲しいとか
  そんなことではありません。
  どれほどお金があろうが、愛のない家庭はさびしいものです。

   (中略)
  たとえ貧しくとも、愛され、幸せであって欲しい。
  いくら女王様のような暮らしをしていようが、自尊心と心の平和がなければ
  決して幸福にはなれないのですからね。

 ”良い言葉”という花言葉を持つ花に”エリカ”があります。でも、沢尻エリカ女王様のように、不機嫌に「別に・・」、「得にないです」とか言ってると相手の胸に響かないんですよねぇ(*6)。

 ”若草物語”は、若い女性に読んで欲しい本。子供向けと思わず、大人が読んでも心洗われる名作です。

《脚注》
(*1)マーチ家の四人姉妹とお母さん
 お父さんは従軍牧師として出征しているので、今風にいうと単身赴任。
(*2)名作アニメシリーズの定番
 何作か作成されていますが、すごいのは1980年の東映動画版。声を担当してるのが、増山江威子、杉山佳寿子、麻上洋子、小山茉美の四姉妹にお母さんが池田昌子、ナレーターが吉永小百合。 見ればよかった!!!
 若い方にはピンとこないかもしれませんが、これは四姉妹が平野綾と釘宮理恵と水樹奈々と川澄綾子で、お母さんが井上喜久子で、ナレーションを藤原紀香が担当するぐらいすごいことです。
 いや、分かる方だけで結構ですので・・・
(*3)四季おりおり(稲城あさね 一迅社)
 元ヤン(そうは見えない)の長女 春菜、完璧超人の次女 夏希、元気がとりえの三女 秋乃、食欲魔人の四女 冬香の四姉妹を描いた4コマ漫画。こちらはお母さんが海外でお仕事中(お父さんは亡くなられているようです)の子供だけの家族。
 けっこうみんなかわいいぞっと!
(*4)四季・奈津子(五木寛之 集英社)
 波留子、奈津子、亜紀子、布由子の四姉妹の物語。上記と違って大人の女性の物語。
 1979年出版なので、読んだのずいぶん昔です。
 ほかにも谷崎潤一郎の”細雪”ってもありますが、こっちはまだ読んでません。
(*5)ジュニア小説家
 今風に言うなら”ライトノベル作家”。
 ジュニア小説といわれると往年のコバルトシリーズ(集英社)を思い出してしまうのはおぢさん世代の現れでしょうか?
 昔は新井素子なんかよく読んでたんですけどね。
(*6)相手の胸に響かないんですよねぇ
 心に愛がなければどんなに美しい言葉も相手の胸に響かない(聖パウロの言葉より)
 ラジオのカトリック系布教番組”心のともしび”、早朝ラジオ派ではおなじみのフレーズです。

 奥様ブログ 「フラワークラフト作家”Ann”のひとりごと」はこちら

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