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2009年9月27日 - 2009年10月3日

歌う船、宇宙の中では平気なの♪(歌う船/くるみ)

 ども、サイコミュによるパソコン操作を目指しているたいちろ~です(ウソです)(*1)。
 まあ、サイコミュうんぬんはともかく、考えただけで機器制御を行う”ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)”というのは現実に研究されている技術ということが日経新聞に載っていました(*2)。
 で、この技術を宇宙船に応用したらどうなるかということで、今回ご紹介するのが宇宙SFの名作”歌う船”であります。

0337
写真はたいちろ~さんの撮影。
くるみの中身。ケーキ素材のコーナーで売ってました。
ところで、殻付きのくるみはどこで売ってるんだ?









【本】歌う船(アン・マキャフリー 創元SF文庫)
 生まれつき機械の助けがなければ生きられないヘルヴァは、自らの肉体を金属の殻に封じ込め優秀なサイボーグ宇宙船に生まれかわった。宇宙を駆け抜け、困難なミッションをこなし、だが女の子を心を持つ”歌う船”として。
 みずみずしい感性の光る宇宙SFの名作。
【花】くるみ(胡桃)
 硬い殻の実をつけるクルミ科クルミ属の落葉高木の総称。家具などで使われるとウォールナット(walnut)。日本に自生している種類は”オニグルミ”だそうです。
 花言葉は、”知恵、野心、知性”など。

 ずいぶん昔に読んだんですが、たまたま図書館で見つけて久しぶりに読みました。いや~、良かったですね。

 主人公のヘルヴァは生まれつき体が不自由なため、肉体を耐久チタニウムの殻に入れた殻人(シェル・ピープル)として宇宙船”XH-834号”の頭脳になります。初めて宇宙船になったのが16歳の誕生日。普通だったら高校生です(しかも、染色体パターンからの推測によると美人とのこと)。

 初めて一緒のクルーとなった初恋の人”ジェナン”を事故で失うエピソードや(歌った船)、体を入れ替えてシェイクスピアを演じる話とか(劇的任務)、宇宙船=女の子という感性的な部分と、宇宙船=パイロットというお仕事的部分がうまくミックスされています。
 ジェナンの願いは自分という船に乗ってくれる素敵なパートナを見つけて宇宙を旅すること。最後には口ケンカばっかりしてるけど、パロランというパートナを見つけるハッピーエンドになっています。(でも、旅の途中にケンカばっかししてそうだけど・・・)

 ジェナンが肉体を持つチャンスがあった時の会話

  パロラン 絶好のチャンスだ、お嬢さん。
       生まれ変わるんだ・・・ カーラの身体に入って

        (中略)
       そのチタニウムの貞操帯からきみを出す
       一生に一度のチャンスだと思ったからさ
  ジェナン この船としてのあたしには、あなたたちには想像もつかないほどの
       肉体的力と肉体的自由があるわ。
       あたしは考え、感じ、息をする。

 パロランのジェナンに対する、人間としての肉体を持たせて上げたいという想い、機械のように扱われることに対する不満がないまぜになって、でも、自分が宇宙船であるというジェナンの誇りへの共感など、なかなか哲学的ともいえるお話です。

 ”硬い殻につつまれた知性”ということで、花には”胡桃”を取り上げてみましたが、外が硬いといって中が硬いとは限らないもの。外の硬さは中身の繊細さを覆い隠すためにあるのかもしれません。

 ところで、表題の”宇宙の中では平気なの♪”は”アタックNo.1”の主題歌から。今の人には主人公の”鮎原こずえ”は上戸彩かもしれませんが、おぢさん世代にとってはやっぱり声は”小鳩くるみ(*3)”さんです
 単なる”くるみ”つながりです、すいません。

 ”歌う船”は原書の初出が1961年と半世紀近く、日本語訳も84年と四半世紀前の本ですが、今読んでも充分楽しめる傑作。今の若い人ならライトノベル感覚で読めるかもしれませんね

《脚注》
(*1) サイコミュでパソコン操作~
 ”サイコミュ”とはガンダムシリーズに登場するニュータイプの脳波であるサイコウェーブを利用し、機器制御を行う技術のこと。物理的に手足を使うという制限がなく、実用化できれば究極のマン・マシン・インターフェースといえます。
(*2) 日経新聞に載っていました
 日経新聞 2009年9月27日 サイエンス欄に掲載されていました。
(*3)小鳩くるみ
 おぢさん世代には童謡歌手としても有名。”アタックNo.1”主題歌は大杉久美子さんですが、小鳩くるみさんが歌われているバージョンもありますが、さすがにお上手。
 YouTubeでどうぞ♪

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神の国と地上の国をつなぐ”窓”(ギャラリーフェイク/出窓)

 ども、パソコン自作派のたいちろ~です。
 今回のお題は”あなたにとってWindowsの魅力ってなに?”ですが、まあ、フリーソフトが充実していることでしょうかね。大概のことが無料でできるので、ビンボ~関西人にはとっても助かります。あと、自作派にとっては関連の技術本が充実していることでしょうか。(でも、ホントはMacに憧れてるんですが・・・)

3
写真はIRIS GARDENING.comより。
出窓に飾っている花です。










【本】”ギャラリーフェイク”より”天国の窓”(細野 不二彦 小学館)
 贋作の美術品を扱うアートギャラリー”ギャラリーフェイク”のオーナー”藤田玲司”を主人公とした美術漫画。第41回(1995年度)小学館漫画賞受賞。
 ”天国の窓”はビックコミックス版の第7巻に収録。
【家庭菜園】出窓
 窓を外側に張り出す形で設置してあるので、棚として利用でできます。一般的に日当たりがいいので鉢植えを置いて眺めるには最適。ただ、水廻りには注意。

 ところで、”Windows”って、技術本やビル・ゲイツをおちょくった本は多いんですが(*1)、意外と”Windows”そのものをネタにした名作って以外とないんですよね。ということで、今回は数少ない作品として”ギャラリーフェイク”より”天国の窓”をご紹介。

 ”天国の窓”のあらすじは以下のとおり。

 マルチソフト社で世界的大富豪の会長”ギルバート・ベイカー”は余命いくばくもない母のカーシャの願いにより”窓の絵”を探すことになる。どんな名画でも母を満足させられないベイカーは、”ギャラリーフェイク”のオーナー”藤田玲司”に依頼する。
 藤田は”窓の絵”の意味を理解するが、美術に興味のないベイカーの依頼を断る。
 しかし、母の依頼ということで一枚の絵を持参するが、それは古びた1枚の”聖画像(イコン)”だった。

 カーシャ おまえは働きすぎなのよ、ギル
      ときには休息も必要だわ。
      そして、祈りなさい。
      ”窓”はいつでもわたしたちと共にあるの。
      わたしたちのすぐ身の周りにね。

       (中略)
 藤田玲司 イコンは神の国と地上の国をつなぐ”窓”であると言います
      信者はイコンの前で十字を切り、顔を寄せ
      イコンに接吻するのです

 絵の中に広がる”窓”が”Windows”、”聖画像(イコン)”が”アイコン(*3)”と、オペレーティングシステムとしての”Windows”のアイデアの元になっているようなエピソードになっているところが物語としてもとても秀逸です。

 本来、”窓”というのは採光や換気のための開口部であると同時に、部屋の中から外を見るための部分でもあります。まあ、最近のマンションのように窓の外にはビルや空しか見えないようであれば、出窓に花を飾るというのはけっこう良い趣味だと思いますね。外と中の間(はざま)にある空間に植物を配置することで潤いと広がりを演出できます。クーラーとかで部屋の中では四季のうつろいを感じられない昨今、花の開花が季節の流れを感じさせてくれますし。

 でも、仕事で使うパソコンの”Windows”って、潤いないよな~。”Word”と”Excel”と”PowerPoint”だらけじゃあね(*4)。その分、デスクトップの背景に凝っていたりして。会社でもこのへんは理解しているようで、セキュリティにうるさいわりには、デスクトップアクセサリーには肝要です(*5)。
 ちなみに私は西村しのぶ(*6)の花と女性のイラストを多用しています。

 ”Windows”にしろ、出窓にしろ、センスを活かして使えるといいですね。

《脚注》
(*1) ビル・ゲイツをおちょくった本は多いんですが
 ビル・ゲイツはマイクロソフト社の共同創業者・会長にして世界一のお金持ち。
 本名は”ウィリアム・ヘンリー・ゲイツ三世(William Henry Gates Ⅲ)”という偉そうな名前とのこと。知らなんだ。
 ビル・ゲイツをおちょくった本としては唐沢なをき(*2)なんかがあります。
(*2) 唐沢なをき
 ”週刊アスキー(アスキー・メディアワークス)”にパソコン漫画”電脳なをさん”を連載する漫画家。けっこうマニアックなネタが多いですが、トンデモ本評論の”と学会”メンバの唐沢俊一が実兄なのであたりまえか。
(*3)アイコン
 パソコンで使う”アイコン (Icon)”は キリスト教で神や天使や聖人を模した絵や像であるイコン(ギリシャ語)の英語読み。
 ですので、このエピソードは美術的、宗教的には的確なものだと思われます。
(*4)”Word”と”Excel”と”PowerPoint”~
 マイクロソフトのオフィスツール。仕事では必須ソフト。今ではこれぐらいできないと、パートで採用されるのも難しいとのこと。私が入社したころはパソコンの出始めぐらい(1984年)ですので、ワープロができるだけで”おぉ~~”と言われたぐらいでしたので、隔世の感があります。
(*5)デスクトップアクセサリーには肝要です
 さすがにエロエロなのを使うと怒られるでしょうけど。これは趣味の良し悪しというよりセクハラでクレームになります。
(*6)西村しのぶ
 兵庫県出身の漫画家。神戸のお嬢さん方のラブストーリーを描いた”サード・ガール”などが代表作。
 公式HPの”下山手ドレス別館”ではファッショナブルなお嬢さんと花をモチーフにしたイラストが載せられていて随時更新されているので、これを使っています。イラスト自体は素敵なんですが、”おまえのイメージに合わん!”という理由で会社では不評です。


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