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2009年8月23日 - 2009年8月29日

実践!無農薬家庭菜園入門(実践!行動ファイナンス入門/虫食い)

 ども、い~かげんに家庭菜園をやってるたいちろ~です。
 仕事柄、経済書も読むんですが、最近はまっているのが”行動ファイナンス”という学問です。一言で言うと”人間は時として非合理的な行動をとる”ことを前提とした経済理論ですが、けっこう面白いんですよ、人間がいかにこりない生き物かということがわかって。
 ということで、今回の本のご紹介はバブルの高い授業料の果てに生まれた入門書”実践!行動ファイナンス入門”であります。

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写真はたいちろ~さんの撮影。
庭のバジルとバッタ(真ん中やや右)。
いっぱい虫に喰われてしまいました。





【本】実践!行動ファイナンス入門(真壁 昭夫 アスキー新書)
 著者は信州大学経済学部ですが、元々は第一勧業銀行、メリルリンチに勤めていた人(*1)。そのせいか、行動ファイアンスの本としては、初心者向けにかなりわかり易い内容になっています。
【家庭菜園】虫食い(虫喰い)
 文字通り虫に食われるものから、病気などまで原因はさまざま。見た目は悪いし、収穫量も減るなどガーデナーを悩ませる虫食いですが、無農薬の証でもあります。最近は野菜も高いので贅沢も言ってられません。

 いちおうこれでも経済学部の出身なんですが、経済学の前提条件は”人は、あらゆる情報を知っていて、合理的な行動をとる”というものです。非合理の極みであるバブルを経験した今なら”嘘やろ~”と思われるでしょうが、当時としてはこれが当たり前だったんですね。そうしないと分析できないから。
 その当時からひねくれいていた私は、”ゲームの理論の金融への応用”(*2)なんてどっちかというと異端の卒論を書いていましたが。

 ”合理的な行動をとる”というのはコンピュータとなじむのか、その後の金融工学に発展するわけですが、その結果が望ましいかどうかは別問題。行き過ぎちゃったのがLTCM(*3)です。でも、ブラックマンデー(*4)で同じような失敗をしているのに、けっこう懲りていないんですよね、これが。

 従来の経済学に対して”人間は非合理的な行動をとる”という、どちらかというと心理学的なアプローチが”行動ファイアンス”になります。

 うちの庭にあるバジルの例をとると、こんな感じです。
①バジルの葉っぱが2枚増える嬉しさより、2枚虫に喰われるほうが悲しみが大きい。
②バジルの葉っぱが20枚の時と40枚の時では、同じ2枚でも虫に喰われた悲しみが異なる。
③家族ありと独り者ではバジルの葉っぱ1枚ごとの満足度が異なる

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 ①というのは価値関数といって、図を見ていただければわかる様に、マイナスとプラスでは満足度の増減が非対称になるという考え方です。株式なんかで”損切りして早くしたほうがいいのになかなかできない”というのがこれで、悲しみが大きいので損切りして手仕舞えないとか。時間がたてば元に戻るとか(マイナスした点からの上昇は喜びが大きい)思って問題を先送りにしちゃったりします。
 ②はリファレンスポイント(参照点)といって、考えの基準になる点のこと。バジルだと大きく育ったあとだと2~3枚ぐらい虫に喰われても鷹揚に構えていられますが、買ってきたすぐの5~6枚しか葉っぱがないときには慌てて虫とりするようなもの。

③はフェア・バリュー(公正価格)といって、”これぐらいの価値があるはず”ぐらいの意味。金融工学なんか、これを算出するための学問のようなものです。
 ただ、これも前提条件によっていろいろで、バジルの例だと、”この日当たりだとこの程度の大きさ”という外的要因もあれば、”家族4人だから20枚程度欲しい”、”独りモンだから10枚もあれば充分”とか、立場での違いもでてきます。

 学問ですので、ちゃんと理論的、統計的な説明はされますが、根本は人の感じ方がどうかといったもの。数理統計学というより、心理歴史学(*5)に近いでしょうかね。

 ”ごちゃごちゃ言ってる前に農薬をまかんかい!”と言われそうですが、これはこれで体に対するリスクがあるので、どっちを選択するかでまた考えどころとなるわけです。
 私の場合は、単身赴任でかつ週に1回もバジルを使う料理をするればいいほうなので、(つまりフェア・バリューが低い)ので、虫に喰われるままにしています。単にめんどくさがりという意見もありますが・・・

 ほとんど理系化していた経済学ですが、文系に揺り戻しがあったようなものです。行動ファイアンスの本が増えてきていますので、ビジネスマンとか株とかを買おうかと思っている人は読んでおいたほうが良いかと思います。

 

《脚注》
(*1)第一勧業銀行、メリルリンチに勤めていた人
 第一勧業銀行はみずほフィナンシャルグループに統合、メリルリンチはバンク・オブ・アメリカに吸収されました。昔の銀行員は”安定した職業”の代表だったんですけどね・・・
(*2)ゲームの理論の金融への応用
 ゲームの理論とは”制約された条件の下で、複数の人々が目的を達成するためにどのように行動するか”を研究する学問です。当時の経済学部ではあんまり話題になりませんでした。元祖はコンピュータの基礎理論を確立したフォン・ノイマン。
 私の卒論のテーマはかっこよく言うと”非規制状態における金利決定メカニズムの分析”ですが、内容はチープ。よくこれで卒業させてくれたものです。
(*3)LTCM
 LTCMはノーベル経済学賞のマイロン・ショールズとロバート・マートンが加わった金融工学のスペシャリスト集団によるヘッジファンド。1998年に破綻。
(*4)ブラックマンデー
 1987年に発生した世界的な株安現象。コンピュータのプログラム売買による連鎖的な売り注文が株価暴落を加速させた理由の1つと言われています。
(*5)心理歴史学
 SF作家アイザック・アシモフの”ファウンデーションシリーズ”に登場する架空の学問。
  ランダムに行動する人間が、社会的、経済的な刺激に対する感情や反応に規則性を見出し、人類全体の行動を予測するというもの。アシモフは気体の分子運動論をヒントに考えたものだそうです。


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これを見ずしてガンダムを語ってはいけない!(ガンダム30周年記念オフィシャルブック/お台場1/1ガンダム)

 ども、パソコンを赤く塗ったら3倍早くなるか悩んでいるたいちろ~です(*1)。
 先日、お台場に行ってきました。目的はもちろん”全長18m、1/1ガンダム”を見にです。
 いや~感動しました。アニメや特撮の設定って”身長XXm”なんてよくありますが、実際に目の前で見せられるとやはり迫力が違います小型機に属するガンダムでさえ(*2)これなんですから、ほかのロボットはどんだけ~っていう感じです。

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写真はたいちろ~さんの撮影。
左から全景、バストアップ、お台場側から見た後姿です

【本】ガンダム30周年記念オフィシャルブック
    (GUNDAM 30th ANNIVERSARY OFFICIAL BOOK)
 ”機動戦士ガンダム”の放映30周年を記念して作成された公式パンフレット。実物大ガンダムのメイキングや、富野監督と科学者等の対談を収録。定価2,500円。
【旅行】お台場1/1ガンダム
 そのまんま18mの全長を誇るガンダム。首が動くとか胸から霧がでるとか意外に芸が細かい設定も。


 ゆりかもめの”台場”で降りて潮風公園へ向かいましたが、最初のポイントは夕陽の塔から見えるガンダムの後姿。ちょうど森の木越しに腰から上が見えますが、ここからの眺めがガンダムの巨大さを最も感じさせます。アニメの演出でもあるアングルですが、対比物があるというのは、すっごくわかりやすいですね。普段は”下から見上げる=大きな”木をさらに超えて見えるってのは感動モノです。

 そこから、ガンダムの立つ太陽の広場へ。さすがにでかい! ガンダムの足もとが抜けれるようになっていますが、人間がほとんどガンダムのくるぶしぐらいの高さしかありません。全長18mということは、ほぼ人間の10倍強になりますが、もっとありそうに感じます。もちろん、並んでくぐらせてもらいました。足元では係の人が”下では写真を撮らないでください!”と注意をしてますが、守る人は皆無。みんなカメラとか携帯電話で写真撮りまくり。もちろん私も撮りましたともさ。

 ちょうど3時でしたので、音楽とともに動くイベントが! 胸や足から霧が出るとかもありますが、首も動くぞ! 左右を睥睨するような回転とか、宇宙を見上げるようなポーズとか! 動くたびにまわりから”おぉ~~”というどよめきが起こっていました。
 立っているだけ、首が動くだけでこれだけの迫力なんだから、実際に歩いたり戦ったりしたら、もっとすごいんだろうな~~

 オフィシャルブックは当然買いました。見所は富野由悠季監督とロボットクリエイターの高橋智隆氏(*3)の対談であります。
 日本を代表するアニメ監督と、米タイム誌で「最もクールな発明」に選ばれたロボット”クロイノ”の作者が、お互いのデザインセンスに対しガチンコ勝負をかけるなんで普通はありえませんぜ!
 高橋智隆氏のロボットデザインはPanasonicの電池”EVOLTA”のCMといえば、ご存知のかたも多いかと。私は個人的には女性型ロボット”FT(エフティ)”のデザインが好きです。私の知る限り実際に二足歩行をするロボットの中ではもっとも美しいフォルムとセクシーな動きをします。
 高橋智隆氏の経営する”ロボガレージ”のホームページに画像、動画が掲載されていますので、ぜひご覧ください。


 対談の中で、高橋智隆氏が

 今、開発されている介護ロボットや家事をしてくれるロボットなんかの多くは嘘っぱちなんですよ。
 気づかずにやっているか、開発のための補助金が欲しいからそう言っているかのどちらかです。


 という発言をしていますが、至言ですね。
 1/1ガンダムは”GREEN TOKYO ガンダムプロジェクト”の一貫として財団法人東京都公園協会や、東京オリンピック・パラリンピック招致委員会なんかが参加していますが、たぶん最初に企画を考えた人は、”緑あふれる都市東京の再生”なんかじゃなくて、純粋に”実物大のガンダムが見たい!”と考えただけじゃないでしょうか? それを実現するためにお役所の偉い人をだまくらかし、もとい、説得して予算を付けさせたんじゃないかと・・・
 こういった、マット・サイエンストっぽいのって大好きです(*4)。


 このイベントの開催は2009年8月31日までですが、ニュータイプとして進化する人類としてはぜひ見ておくべきモノです。オタクの人とかおぢさん世代が多いかと思っていましたが(*5)、カップルや外人もたくさん来ていました。
 デートコースとしてもOKですので、ぜひご覧ください!!!
 私の会社の同僚もそそのかされ、いえいえ、アドバイスを受けて、昨日行ってきましたとさ。


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ガンダム30周年記念オフィシャルブック。
表紙は手のひらに赤ん坊を乗せるガンダム。でもこれって、どっちかつ~とイデオンのモチーフでは?(*6)







《脚注》
(*1)パソコンを赤く塗ったら3倍早くなるか~
 ネタモトはもちろんガンダムのシャアですが、私の勤めている某コンピュータ会社ではめっちゃ盛り上がった話題です。いいのか?!
(*2)小型機に属するガンダムでさえ
 インターネットで調べた有名なロボットの全長は以下のとおり。
   イングラム(機動警察パトレイバ):8m
   バトロイドバルキリー(超時空要塞マクロス):12.68m
   マジンガーZ:18m
   ジャイアントロボ:30m
   ゲッター1(ゲッターロボ):38m
   エヴァンゲリオン初号機:44m
   キングジョー(ウルトラセブン):55m
   ザンボット3:60m
   伝説巨人イデオン:105m
   メカゴジラ(3代目):120m
   ガンバスター(トップをねらえ!):240m
(*3)高橋智隆氏
 一般の方はあまりご存知ないかもしれませんが、ロボットに興味がある方にはカリスマ的な人気を誇るロボットクリエイター。Wikipediaでは”日本一のおもちゃ制作者”になっていますが、その言い方はないと思うぞ!
 ポピュラーサイエンス誌選出の「未来を変える33人」の一人。
(*4)マット・サイエンストっぽいのって大好きです
 私にとっての最大の賛辞です
(*5)オタクの人とか~
 一番多かったのが、子供づれの家族。もちろん一番熱心なのはおとうさんです。コスプレしてた人はいませんでしたが、プラモデルを山ほど抱えたおにいさんはいました。
(*6)イデオンのモチーフでは?
 ファーストガンダム終了直後に富野喜幸が監督したTVアニメ。
 ソロ星の遺跡である巨大人型メカ”イデオン”が、赤ん坊の恐怖心や純粋防衛本能に反応して伝説の無限エネルギー”イデ”を発動するという設定。哲学的な内容に加え、”皆殺しのトミノ”の名を遺憾なく発揮して主人公を全員殺してしまった祟りか、なかった事にされがちな作品。面白いと思うんだけどな~

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何のロマンもないままに夏が終わってしまいました(夏の思い出/水芭蕉/仙台七夕祭り)

 ども、夏休みの宿題にかまけてブログの更新をさぼっていたたいちろ~です(*1)。
 今回のお題は、”あなたにとって、夏終了は「何月何日」?”ですが、関西から仙台に引っ越してずいぶん変わりましたね。関西に住んでいた時は9月一杯は夏でしたが、仙台だと8月8日までの七夕祭りが済めばもう秋。今年(2009年度)なんかは、梅雨明けする前に夏も終わってしまいました。結局今年の夏も、心ときめくおねいさんとの出会いもないままに・・・
 ということで、今回のテーマは”夏の思い出”の花、水芭蕉であります。


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写真はたいちろ~さんの撮影。

左は仙台の公園に咲く水芭蕉、右は仙台駅の七夕飾りです。


【CD】夏の思い出(作詞 江間章子、作曲 中田喜直)
 夏を代表する日本の唱歌。私は鮫島有美子のCDで持っていますが、石井好子、藤島一郎から松浦亜弥まで歌っている人は多数。
 動画は倍賞千恵子バージョンです。
【花】水芭蕉
 湿地に自生するサトイモ科の多年草本。花言葉は”美しい思い出、変わらぬ美しさ”など。
【旅行】仙台七夕祭り
 仙台市で8月6日~8日に行われる東北三大祭りのひとつ。アーケードを中心に3000本近い七夕飾りを愛でるという、どちらかというと静的なお祭りです(*2)。


  夏が来れば 思い出す
  遥かな尾瀬 遠い空
  霧の中に 浮かび来る
  優しい影 野の小道
  水芭蕉の花が 咲いている 
  夢見て咲いている 水のほとり
  石楠花(シャクナゲ)色に 黄昏(タソガレ)る
  遥かな尾瀬 遠い空

 ”夏の思い出”は1949年に放送された日本を代表する抒情あふれる名曲です。私もこの曲にあこがれて尾瀬に行きましたが、いや~、この花ほど期待を裏切ってくれるのも珍しいです

 私が尾瀬に行ったのは確か8月だったと思いますが、尾瀬沼で水芭蕉が咲くのって実際には5月末ごろだったんですね。この歌のイメージでてっきり夏だと思っていました。調べてみましたが、開花するのは低地では4~5月ごろ、高地では融雪後の5~7月ごろなんだそうです。上の水芭蕉の花は5月上旬に撮影したものです。季語も”春”と”夏”の両方の扱いがありました。どっちなんだ、いったい!

 で、気をとりなおしてほかの場所で水芭蕉を見ましたが、”なんだ、このでかい花は!(*3)”というのが第一印象。歌のイメージから可憐な小さい花だと思ってた私の思い込みではありますが、でも、”夢見て咲いている”といわれればちっちゃい花っぽく思うじゃありませんか、普通・・・
 西遊記には、火焔山の火を消すほどの風を巻き起こす”芭蕉扇(ばしょうせん)”というルストハリケーン(*4)のようなアイテムが出てきますが、むしろこっちのほうを思い出してしまいましたね。

 さて、写真をよく似ていただきたいんですが、実は私が花だと思っていた白い部分は仏炎苞(ぶつえんほう)(*5)と呼ばれる葉の変形したもの。仏炎苞の真ん中にある円柱状のところにある黄色いつぶつぶ見たいなのが花です。


 と、まあ、突っ込みどころ満載の花ですが、綺麗なのは間違いありません。尾瀬沼ならずとも湿原などで見かけることができますので、訪れてみられれば良いかと。ただし、ガイドブックを見てちゃんと季節を選んでください


《脚注》
(*1)ブログの更新をさぼっていた~
 おかげで、アクセス数がガクッと減りました。
(*2)どちらかというと静的なお祭り
 東北三大祭りのうち、青森ねぶた祭は大型のねぶた人形を引きながらハネトが踊るにぎやかなお祭り。秋田竿燈まつりは巨大な竿燈(=ちょうちん)行列です。今年訪れたねぶた祭りのブログはこちらから。
(*3)なんだ、このでかい花は!
 花も大きいですが、葉はさらに大きくて長さ80cm、幅30cmになるんだそうです。
(*4)ルストハリケーン
 永井豪原作のスーパーロボット”マジンガーZ”の必殺武器のひとつ。口のスリットから強酸の混じった強風を出し敵を錆びさせて粉々にするというもの。子供心に”なぜマジンガーZの口は錆びないのか”が不思議でした。
(*5)仏炎苞(ぶつえんほう)
 苞は「つと」と読みます。わらなどを束ねて、その中に食品を包んだもののことで、昔の納豆のわらづとがこれ。まあ、言われてみれば見えないこともないですが、ちょっとね~~


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