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2009年8月9日 - 2009年8月15日

15532回目の夏休み!(涼宮ハルヒの憂鬱/アサガオ)

 ども、夏休みの宿題はとっとと片付ける派のたいちろ~です。
 でも、全部終わらせずにちょっとだけ残すんですね、これが。で、最後にあわてることになります。”三つ子の魂、百まで”と言いましょうか、仕事も同じで8割がた片付けて最後までやらないので、結局最後にわたわたします
 あと、毎日やる観察日記なんかも苦手。定番といえば”アサガオの観察日記”ですが、この手の宿題はいきなり時間がワープします
 ということで、今回ご紹介するのは夏休みの宿題ネタとして”涼宮ハルヒの憂鬱”から”エンドレスエイト”のご紹介。エイトは夏休みの8月であります。

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写真はたいちろ~さんの撮影
近所で撮影したアサガオです。組み合わせが面白いので写真とってみました。




【本】涼宮ハルヒの憂鬱(谷川 流 イラスト いとうのいぢ 角川スニーカー文庫)
 ちょ~パワフルな女子高生、涼宮ハルヒは「宇宙人や未来人や超能力者を探し出して一緒に遊ぶ」ために”SOS団”を結成。宇宙人、謎の転校生、時をかける少女にふつ~の高校生(*1)による非日常系学園コメディ。ある意味SF。
 平野綾(*2)のCVでアニメ化され、こちらも大ヒットしました。
【花】アサガオ(朝顔)
 ラッパ型の花を咲かせる夏の風物詩とも言える花。英語では”morning glory(朝の栄光)”、意外なことにヒルガオ科サツマイモ属です。
 花言葉は”短い愛、はかない恋、愛情のきずな、固い約束”など。


 子供のころ、夏休みといえばけっこう長く感じたものでした。さすがに残り2週間ぐらいになると子供ながらに”そろそろ終わりかな~”ぐらいは思いましたが。で、今回の”エンドエスエイト”は夏休みの終わりの2週間を延々15532回繰り返すというお話。なぜこんなことになったかというと、涼宮ハルヒが夏休みにやり残したことがあるから。この無限ともいえるループを抜け出すために”涼宮ハルヒがやりたがっていることを探して実行すること。そのために、彼らは夏休みを遊びまくります。でも、ちょっとは勉強せい、高校生たち!

 というわけで、優等生の謎の転校生、小泉くんですら夏休みの宿題が終わっていない状態。みくるさん、そろそろ受験勉強しなくていいのか? 主人公のキョンにいたっては何もやっていないと豪語するしまつ。
 でも、解決の糸口が”夏休みの宿題”です。あんまり書くとネタバレになるので、このへんにしておきますが、とっても面白いお話です。

 ま、人に意見ができるほどまじめな高校生の夏休みをすごしたわけでもないわけで、でなければ、大学受験に2回も失敗しませんって。そう思えば、今年受験の息子と娘のほうがよっぽどまじめな夏休みを送っております。

 ”エンドレスエイト”は涼宮ハルヒの憂鬱シリーズの”涼宮ハルヒの暴走((第5巻)”に収録されていますが、ブログを書こうと思って原作を探したんですが腐海に沈んでしまい(*3)この巻だけが見つからないぞ!
 ということで、インターネットで調べながら書きました。

 原作、アニメ、コミックと角川お得意のメディアミックスで展開されていますので、お好みのものをどうぞ。どれをとってもすっごく面白いです。


《脚注》
(*1)宇宙人、謎の転校生、時をかける少女にふつ~の高校生~
 長門 有希さんは、簡単に言えば宇宙人(アンドロイドかも)、古泉 一樹くんは転校してきた超能力者、朝比奈 みくるさんは未来から来たタイムリーパー(タイムパトロール?)。主人公のキョンはなんのとりえもないふつ~の高校生です。
 宇宙人や未来人や超能力者を探し出して一緒に遊んでいるんですが、涼宮ハルヒはそのことをぜんぜん知りません。このへんがお話を面白くしています。
(*2)平野綾
 写真集は出すわ、グラビアには出るわと、今やアイドル並の人気を誇る人気声優。他の代表作は”らき☆すた”の泉こなたさんとか。でも、”半分の月がのぼる空(ドラマCD版)”の夏目小夜子さん役も捨てがたいです。
(*3)腐海に沈んでしまい
 押入れという名の本棚。下の段はほとんど、上の段も半分以上本で埋まってしまいました。ほとんど未整理で突っ込んでいるので、ブログを書くにあたって本を探すのが一苦労です。本の整理も夏休みの宿題かな?
 余談ですが、先日の地震(2009年8月11日の駿河湾沖での地震)で、崩れてきた数千冊の本に押しつぶされて亡くなられた女性がいらっしゃいました。さすがに私もまだこのような神の領域には至っておりません。

己(おの)が信用を失いし時に死したり(銀行の墓碑銘/徒花)

 ども、銀行向け営業担当のたいちろ~です。
 ここのところ、経済関連の本がないので(*1)久々にこの分野から”銀行の墓碑銘”のご紹介であります。文字どおり、バブル崩壊後に消滅した銀行の経緯を集めた本ですが、まさか銀行が潰れるなんて思っても見ませんでした、バブルが弾けるまでは

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写真はたいちろ~さんの撮影
徒花のひとつ、みょうがの花です





【本】銀行の墓碑銘(有森 隆 講談社)
 三和銀行、大和銀行といった現在メガバンクに集約された都銀から、解体された北海道拓殖銀行、清算された第二地銀まで、死屍累々の銀行のノンフィクション。
 各章のタイトルが”見せしめ”、”実験”、”言いなり”、”同族”、衰弱”、放縦”。言いえて妙ながら、なさけなくなります。
【家庭菜園】徒花(あだばな)
 咲いても実を結ばずに散る花。転じて、実(じつ)を伴わない物事のこと。
 ニンニク、ヒガンバナ、ミョウガ、ナガイモ、キンモクセイなど。


  銀行は眠る。数奇なる運命にも生きし銀行、
  己(おの)が信用を失いし時に死したり。
  さあそれもみな自然の数ぞ、
  昼去りて夜の来るがごとくに。


 ヴィクトル・ユーゴー風に書いてみましたが(*2)、これだけやってりゃ信用をなくして潰れるのもあたりまえやな~というのが正直な感想。

 かれこれ四半世紀ほど銀行相手の商売をやっておりまして、実はこの本に登場する銀行を担当したこともありました。何名か直接お会いしたこともありますし、別の銀行ですが個人的なつながりのある銀行もあります。
 銀行の方の名誉のために申し上げますが、私の知る限り銀行の大半はまじめに仕事をされております。まあ、商売上ではかなりきつい要求をされるケースもありますが・・・  でも私的な利益のために何かをされるような方は一人もいらっしゃいませんでした。

 それでも銀行という組織で見た時には行くとこまで行っちゃったんでしょうね、あのバブルの時代ていうのは。
 銀行というところは典型的な規制業種(*3)で、非常に”他の銀行は何をしているのか?”を気にされます。商売の上でも、他の銀行の事例とか実績が非常に重要になります。逆に言うと突出したことをやるのを非常にいやがります(*4)。でも、他の銀行がやっていることを”自分のところだけはやらない”という決断もしにくい体質ですね。

 まあ、そういう業種ですので、あの時代はみんな似たり寄ったりだったのかもしれません。潰れたかどうかは言ってみれば程度問題だったのかも。そういった意味では同情の余地がないわけではないですし、行政側の対応も決して完璧であったとは言いがたい(*5)ですが、それでもひどすぎるぞ、この本での事例は!
 むやみに不動産融資につっこんだり、査定をごまかすために先のない追加融資をしたり、ノンバンク経由で総量規制をすり抜けたり、ヤ○ザ屋さんにいいように利用されたり。
 リゾート開発につっこんだ北海道拓殖銀行、機関銀行化した国民銀行、一族内紛の末もはや犯罪ともいえる平和相互銀行などなど、よくもまあ、こんな無茶苦茶ができたものだと思います。

 徒花(あだばな)という言葉があります。これは咲いても実がならない花のこと。私が植えている中ではみょうががこれにあたります。写真を見ていただければわかりますがみょうがの花は地面から直接咲きます。この下のつぼみたいなのが普段そうめん等の薬味になる部分なんですが、花が咲くとこの部分がすかすかになってしまいます。

 バブルという徒花に翻弄された銀行もこれによく似ています。悪の花が咲いたことで、本来国民経済に利用されるべき部分がすかすかになって、実もならずに終わってしまう・・・ 先人達が戦後復興をへて育ててきた銀行をこんな形で潰してしまうのは忸怩たるものがあります。
 私自身は銀行救済に公的資金を導入することに必ずしも反対する立場ではありませんが、せっかくお金を使うのだから今度はちゃんと育って欲しいものだと願います。


 会社員として、かれこれ25年以上銀行と付き合ってきました。ちょうど金融の自由化からバブルの萌芽、成長、崩壊を経て失われた10年、そして再度の”100年に一度の金融危機”まで。
 最近は景気が上向いてきたとの報道もありますが、バブルのころも同じ様なことを言っていました。決して楽観できるような状況ではないと思っています。
 あれだけ高い授業料を払ったんですから、少しは学習効果を発揮しましょう。そういった意味では過去の失敗を冷静に考えるには良い本です。

 でも、あと10年先にこれと同じ本を読みたくはないものです


《脚注》
(*1)経済関連の本がないので
 別に読んでいないわけではないんですが、ネタになりにくいのでパスしてただけです。
(*2)ヴィクトル・ユーゴー風に書いてみましたが
 この詩はユーゴー作”レ・ミゼラブル”の最後に出てくるジャン・バルジャンの墓碑銘の引用です。(豊島 与志雄訳 岩波文庫)
 原文は
  彼は眠る。数奇なる運命にも生きし彼、
  己が天使を失いし時に死したり。
  さあそれもみな自然の数ぞ、
  昼去りて夜の来るがごとくに。
(*3)規制業種
 許認可権を握る大蔵省(当時)が金利から店舗の出店までを徹底して管理をしていた時代です。その見返りとして護送船団方式という”銀行は潰さない”政策がとられていました。
 今は昔の話です。
(*4)突出したことをやるのを非常にいやがります
 かつて、城南信金が日本で初めて”懸賞金付き定期預金”を発売した時、よってたかってバッシングしましたが、ヒット商品になるとあっというまにみんな類似商品を発売しました。1994年のことです。
(*5) 行政側の対応も決して完璧であったとは言いがたい
 人には平時をうまくこなすタイプと乱世に強いタイプがありますが、国家公務員の大半は典型的に前者のタイプ。そうでなければ公務員なんかになりゃしません。
 すいません、偏見です。

まあ、山は逃げないから、オレみたいにアワてないのが一番だね(岳/大雪山のお花畑)

 ども、最近メタボで山に登れていない(*1)、たいちろ~です。
 今回のお題は”夏に行くなら、あなたは海派? 山派?”ですが、私は山派です。これでも、高校時代は”山岳スキー部”、大学では”ワンダーフォーゲル部”に所属しておりました。最近はどっちかつーと”温泉好き~部”ですけど・・・
 ということで、今回は山岳マンガの傑作”岳”をご紹介。

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写真は大学時代の友人より。
大雪山のお花畑です。


【本】岳(がく)(石塚真一 小学館)
 主人公の島崎三歩は世界の巨峰を登頂した人ですが、現在は山岳救助ボランティア隊員。住所は北アルプス三の沢のテント住まいという根っからの山バカ。
 山で事故にあった人を助ける話ではありますが、助けられなかった話も多々あります。でも、山を愛する三歩はとっても明るく生きています。
 マンガ大賞2008、平成20年度小学館漫画賞受賞。
【花】大雪山のお花畑
 大雪山は北海道を代表する名山。この写真は山で亡くなった友人の追悼文集を作ったときに送ってもらったものです(1981年頃)。後ろに見えているのはトムラウシ山。


 今回は少しまじめな話をします。
 山に登る動機、あるいは楽しみ方というものは人それぞれ。景色がきれいだから、高山植物が好きだから、ピークハントがしたいから(*2)。でも、山を楽しむ時に必ず考えて欲しいのが事故のリスクです。
 ”岳”に出てくる事故も、雪崩、滑落、道に迷って動けなくなったなどさまざまです。それは本人の努力や注意によって避けられたものもあれば、運が悪いとしか言いようのないものまでいろいろです。
 実際、私のクラブの友人だったTさんも、北海道の山で雪崩にあって亡くなりました。この人は世界で6番目の高峰チョ・オユー(標高8201m)にも登頂したベテランで、体力、技術も充分にあったにもかかわらずです。

 何もなければ山は美しく楽しいところですし、山好きな人間としては多くの人に山を愛して欲しいと思っています。でも、その大前提としてあるのは”家に無事に帰ってこそ”。今年(2009年7月)に北海道のトムラウシ山で9名の死傷者を出す事故がありました。原因や責任をうんぬんするのが趣旨ではありませんが、古くからの山屋として、このブログを読んでいる人が少しでも事故にあわないようにいくつかのアドバイスを。

ムリをしない、ムリな計画を立てない
 元アメリカ大統領ジミー・カーターの自伝に”なぜベストをつくさないのか(Why not the best?)”というのがありましたが、プロの登山家や冒険家でもないかぎりベストを尽くさないと登れないような山は、その人にとってレベルの高すぎる山ということ。何故なら、不測の事態のために余力を残しておかないと、いざという時ににっちもさっちも行かなくなります
 どうしても登りたいのなら1日の工程を短くするなど計画段階で考慮すべきと思います。

ムダになってもいいから装備はちゃんと持っていく
 私はどんな短い距離でも、雨具や水、食べ物、防寒具はもって行きます。”荷物になるのに”と奥様から言われますが、奥様の友人で元山岳クラブにいたご主人もそうらしいので、どうも山岳系のクラブ出身の人には共通の傾向なのかもしれません。
 山では何があるかわかりませんのでこれは鉄則です。

最後まで自分の足で歩く覚悟を持つこと
 大学時代の体力が一番あった時に40キロ以上の荷物を持って歩いたことはありますが、一般的な人間にはこれが担げる荷物のアッパーリミットに近い重量です。40キロとは小柄な女性の体重相当でしょうか。
 何が言いたいかというと”担いで下ろしてもらうことを期待してはいけない”ということです。”岳”の中では、三歩が要救護者を担いで下ろしたりしていますが、これは三歩が超人的な体力の持ち主だからできることであって、こんなことはそうそうできるものではありません。
 足の骨折とか状況によるので、必ず歩けとまでは言いませんが、少なくとも覚悟ぐらいは持つべきです。

天気予報は必ず見ること
 山登りにとって一番いやなのが雨。景色は見えないし体は濡れて寒いし。出発するのも迷うし。
 でも、この先天候が好転するのか、悪化するのかはとても重要です。①に通じますが天候が悪化しそうならムリをせずにあきらめることも必要です。そのためには天気予報は絶対見てください。私もクラブで天気図を書かされました(まあ、なかなか当たりませんでしたけどね)。これは必要最低限の情報です。
 お金と時間をかけて来ているので、ムリをしてでも登りたい気持ちも良くわかりますが、ムリは禁物。表題の”まあ、山は逃げないから~”は小学生のナオタ君の言葉ですがこれは至言です。”生きてりゃもう一回ぐらいやれるさ(*3)”ぐらいのふてぶてしさを持ちましょう。

 まあ、他にもいろいろあるんですが、もっと知りたい方は安全登山の本なんかを読んでみてください。

 脅しをかけるようなことをいっぱい書きましたが何もなければ山はとても素敵なところです。がんばったならがんばったなりの良いことがたくさんあります
 上の写真を見ていただければわかりますが、とても美しい風景がいっぱい広がっています。山で飲むコーヒーやビールはまた格別ですし、山で苦労をともにした友人はかけがいのないものです。

 ぜひ、事故のない楽しい山登りをお楽しみください。
 三歩の苦労はそのためにあるのですから。



《脚注》
(*1)最近メタボで山に登れていない
 ”メタボは最近か?”と奥様からツッコミがありそうです。
(*2)ピークハントがしたいから
 山頂に立つのを楽しみにしている人。高じると”日本百名山(深田久弥 新潮文庫)”の全山を登りにいったりします。北は北海道利尻岳、南は屋久島の宮之浦岳までとそれなりに体力と時間と財力が必要。
(*3)”生きてりゃもう一回ぐらいやれるさ
 機動警察パトレイバー”の敵キャラ、甲斐 冽輝の言葉。詳しくはこちらのブログをご参照ください。

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