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2009年1月4日 - 2009年1月10日

なんとなく、プチリッチ(なんとなく、クリスタル/東京物語/仙台初売り)

なんとなく、プチリッチ

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写真は”気ままな歳時記”より




【本】なんとなく、クリスタル(田中 康夫 河出書房新社 他)
 通称、”なんクリ”。前長野県知事にして作家の田中 康夫のデビュー作。主人公は東京に暮らす女子大生の由利さん。かとうかずこ(*1)が主演で映画化されました。
【本】東京物語(いしかわじゅん ジャイブ 他)
 1989年から93年に週間プレイボーイに連載。フリーライターのコマくんと女子高生の彼女の小夏ちゃんをめぐる恋愛物語?。沖縄にスキューバに行ったり、映画に出演したり、ビンボーなはずなのに、けっこう優雅なTOKYOライフを送っています。
【旅行】仙台初売り
 仙台では(*2)、1月2日(*3)に豪華な福袋や大幅ディスカウントをするバーゲンセールがあります。文化文政時代(1800年ごろ)には始まっていたそうです。

 あけましておめでとうございます。たいちろ~です
 本年もよろしくお願いします。

 今年の2日に仙台初売りに行ってきました。寒い中、朝6時から店の前に並びました。(開店は7時から)。大体300番ぐいらいですが、有名店では徹夜で並ぶ人もいるとか。収穫はというと
 奥様:千本引き(*4)で、1万円投資して、1万円の商品券と”引き分け”
 長女:お目当ての店の福袋が売りけれで”負け”
 長女:千本引きで、1万円投資して、2万円の商品券”勝ち”
と、長男の一人勝ちでした。

 そのあと、アウトレットモールに行きましたが、長女が”ブランド物(*5)のサイフを買って!”と言い出しました。”誕生日も、クリスマスも我慢してたから、お年玉とあわせてということで。50%Offだしheart02”との主張。結局買わされました。(といってもお金を出したのは奥様ですが)
 ちなみに、長男も”スウェットが欲しい”と言い出しましたが、こちらは”ユニクロへ行け!”の一言でおしまい。

 私自身はファッション感覚を母親のおなかの中に置いたまま生まれてきた人なので、こちらの素養がほとんどありませんが、読んだ本の中から”なんとなく、クリスタル”をご紹介。
 08年12月23日のブログ(ブログを始めて1ケ月になりました)で、なんクリの話題を書いたので、あらためて読みました。

 1980年に発表された”なんクリ”は時代的には、ほぼ私や奥様と重なります。(作者の田中 康夫は1956年生まれ)。もっとも、こんなおしゃれな生活はしてません。主人公の由利さんは女子大生ですがファッションモデル、彼氏の淳一さんは大学生でけっこう売れ筋のバンドリーダー。それぞれ、収入があり、両親もお金持ちなので、学生ながらプチリッチな生活をしています。ファッションは原宿や渋谷とか、散歩は麻布十番とか、六本木のディスコ(*6)に行ったりとか、休憩8800円のホテル(*7)で浮気してみたりとか。
 ブランドモノやファッションスポットにあふれた世界は”おしゃれ”というより”バブル前夜の浮揚感”なのかもしれませんね。きっと、この小説を読んで東京に憧れた人も多いんでしょう、とんぼ見たいに(*8)。

 あと、同時代的にはいしかわじゅん(*9)のコミック”東京物語”。なんとなくフリーライターライターを始めた独楽彦(コマくん)の目を通して、なんとなく若者の憧れるような生活を送っています。それにコマくんてもてるんですね、クリスマスイブはマルチブッキングだし(で、女の子たちを怒らせて別れてしまうのに、次の年も同じこととやってるし)。トップアイドル(10*)と浮気もしちゃってます。

 当時、クリスタル族(*12)だったお母さんには”なんクリ”を、そうでなかったお父さんには”東京物語”がお勧めです。
 就活中の学生さん(*13)は、就職先が決まってからのほうがいいです。その優雅さが頭にきそうなので。

 あっ、今回は脚注が多い! なんクリの祟りか?!

《脚注》
(*1)かとうかずこ
 1981年の本映画がデビュー作。宮崎県の東国原知事(当時 そのままんま東)の元奥さんといったほうがわかりやすいかも。以外と知事に縁のある人です。
(*2)仙台では
 正確には、旧仙台藩(旧一関藩含む)の領域です。不当廉売にあたる可能性がありますが、公正取引委員会は伝統行事の特例として地域を決めて認めているそうです。詳しくは公正取引委員会のホームページをご参照ください。
(*3)1月2日
 メガストアが1月1日から開店するようになり、一時期地元の商工会ともめていたようですが、結局「元旦通常営業」、「2日仙台初売り」ということで落ち着いたようです。また、元旦は仙台市内は閉店、以外は開店と区別しているところもあります。
(*4)千本引き
 1000人限定のくじ引き。私がやったのは1本1万円で、特等が大型TVかブルーレイレコーダ、はずれが1万円の商品券と、まあ損はしない仕組みです。
(*5)ブランド物
 四国にある某県と同じ名前のブランド。お土産で、坂本龍馬の巾着袋を”○ーチのバック”といって奥様にプレゼントしたが、スル~されました。
(*6)ディスコ
 最近は言わなくなりました。今は”クラブ”。伝説のディスコ”ジュリアナ東京”は91年~94年なのでもう少しあと。バブルの象徴のように扱われますが、実際にブームになったのは、バブル崩壊後です。
(*7)休憩8800円のホテル
 私が出張で泊まるビジネスホテルがだいたい6~7000円ぐらいですから、とても高く感じます。友人の話ですが、普通のホテルは1日1回転しかしませんが、ラブホテルは何回転もするし人件費も安いので、当たればとても儲かるビジネスだそうです。
(*8)とんぼ見たいに
  死にたいぐらいに憧れた、花の都”大東京”
 長渕剛のミリオンセラー。最近は清原和博のテーマソング。
(*9)いしかわじゅん
 今はマンガ評論家として有名ですが、れっきとした漫画家です。この人は”フロムK”という、やたら注釈の多いエッセイマンガも書いています。
(*10)トップアイドル
 この子が、ヌード写真集を出すエピソードがあります。18歳の宮沢りえが”Santa Fe”でヌード写真集を出したのが1991年。アイドルのヌード写真集の先駆けです。当時はちょとしたパニックでした(*11)。
(*11)ちょとしたパニック~
 150万部の売り上げはいまだに芸能人写真集の1位だそうです。作中では、”実用”と”保存用”で複数買ったとのこと。いまのオタクの人が”鑑賞用”、”保存用””布教用”と複数買いをするハシリだったのかも。
(*12)クリスタル族
 ブランド物に身を包んだ女子大生はこう呼ばれていました。シャネラー(シャネルをこよなく愛する人たち)は90年代前半なので、もうちょっと後です。親になって思うのは、”当時の親もお金かかっていたんだろうな~”ということです。
(*13)就活中の学生さん
 リクルートワークス研究所による08年4月現在の調査によると09年大卒者の求人倍率は2.14倍ですが、そんなにあるのかな?。急速に景気が悪くなっているので、厳しさは増す一方です。子供たちの就職時期までに、景気が持ち直してくれるといいんですが、親としては・・・
 なんクリ時代よりすこし後ですが、87年3月卒の求人倍率は2.34倍でした(男女合計(*13))
(*13)男女合計
 数字のトリックです。男女雇用機会均等法改正前(~1999年)ですと、男女の求人倍率の差は大きい年だと2倍以上の開きがあります。

ブロガーの人生に無駄なし!(かしましハウス/鹽竈(しおがま)神社)

ブロガーの人生に無駄なし!

Photo Photo_2
写真はたいちろ~さんの撮影







【本】かしましハウス(秋月りす 竹書房)
 微妙なお年頃の独身ジュニア小説化の長女、格闘技系OLの次女、マイペース女子大生の三女、クール&元気な小学生の四女、やもめのお父さんと5人家族のほんわかコミック。秋月りす版”若草物語(*1)”
【旅行】鹽竈(しおがま)神社
 宮城県塩竈市(しおがまし)(*2)にある、全国にある塩竈神社の総本社。宮城県では初詣訪問者トップクラスの有名な神社です。

 あけましておめでとうございます。たいちろ~です
 本年もよろしくお願いします。

 今回の話題は初詣ということで、鹽竈神社に行ってきました。鹽竈神社は名前のとおり鹽=塩、竈(かまど)と現地の人々に製塩を教えた塩土老翁神を祭っています。シオガマザクラという有名な桜もありますが、さすがにこの時期には咲いていませんが、代わりに、タラヨウ(*3)が赤い実をつけていました。
 写真をみていただければわかるように、高台に建っているため、入り口は(お正月は混雑するので一方通行)直線の階段の上りになります。運動不足の身にはけっこうこたえます。ご年配の方はご注意を(といっても、ロングブーツのお姉さんもぜ~ぜ~言ってましたが)。ただ、風景はきれいなのでしんどい思いをする価値があります。
 塩釜市は宮城県有数の漁港である塩釜港があり、日本三景の1つの松島もすぐ近くです。知人が来たときには、だいたい松島か作並温泉にご案内します。
 年末の仙台は大雪でしたが、年明けは好天に恵まれ、とてもすばらしかったです。

 初詣の本としては、ちょっと変わったところで”かしましハウス”をご紹介。
 表題の”ブロガーの人生に無駄なし!”は、長女のひとみさんの初詣のお願いから。
 ジュニア小説作家のひとみさんは、独身で微妙なお年頃。でも、若いころのお願いが”一生幸せに暮らせますように”から、最近はこのように変わっています。

  今年こそ運命の出会いがありまように
  すぐに錯覚に気づいて別れても文句は言いません
  物書きの人生に無駄なし

 まあ、お嬢さんのお願いとしてはいろいろあるでしょうが、自分でブログを書き始めてみると、この気持ちはよくわかります。ブログを書くには、いろんな物に興味をもつことがとても大切。日常のなにげないこともネタになります。まさに”人生に無駄なし”です。あと10年もたてば、”ボケ防止”も加わりそうですけど。

 秋月りすの作品は、大きな事件が起こるわけではないですが、こういった日常の風景をほのぼのと描くのはとてもうまいです。ある意味ではサザエさん(*4)の正統な後継者かも。
 することのない休日の午後、なんとなく読むにはベストな1冊です。私も何回読んだことやら。長期連載の”OL進化論(*6)”もお勧めです。

《脚注》
(*1)若草物語
 オルコットによる少女文学の傑作。四人姉妹メグ、ジョー、ベス、エイミーとお母さん(お父さんは従軍牧師として出征して不在)家族の物語。童心にかえって読んでみたいです。
(*2)塩竈市(しおがまし)
 行政区は塩竈、JRの駅名は塩釜、神社名は鹽竈とややこしいです。塩竈市は鹽竈神社の門前町で、マグロ水揚げ高全国一位。
(*3)タラヨウ
 巫女さんに教えていただきました。和名は”多羅葉”。私は始めて聞く名前でしたが、郵便局でアルバイトをしていた奥様は知っていました。葉の裏に傷をつけると黒く変色するので字を書くことができることから、”葉書の木”、”郵便局の木”と呼ばれることもあるそうです。なるほど。
(*4)サザエさん
 原作は長谷川町子。知らぬ人のない世界一の長寿アニメ番組(初回放映は1969年10月5日)にして、視聴率がいまだに20%以上をキープしている国民的番組。IMEでは”さざえさん”と入力すると、ちゃんと”サザエさん”に変換します。これだけの長寿にもかかわらず、サザエさん、波平さん、フネさん、タラちゃん、イクラちゃんは40年間同じ声の人。でも、大人になったワカメちゃんもいいな~、宮沢りえだし(*5)。
(*5)大人になったワカメちゃん~
 オトナグリコのTVCMから。34才のワカメちゃんが登場しています。
(*6)OL進化論
 秋月りすの4コマ漫画。「モーニング」(講談社)に連載中。ちなみに、私は”課長さん”によく似ています。


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