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2009年4月26日 - 2009年5月2日

キリストさんとの出会い、宗教画じゃないけど(イバラード博物誌/春日丘高校)

【本】イバラード博物誌井上 直久 架空社)
 イバラードは画家・井上直久によって創造された架空の世界にある国。イバラードの語源は、井上直久氏が教鞭をとっていた学校があった大阪府茨木市(いばらきし)だと私は信じています。
【旅行】大阪府立春日丘高校
 我が母校。かすがおかこうこうと読みます。通称”かすこ~”。自由な校風の故か、”努力しない天才と、努力する秀才の行く学校”と呼ばれました。公立高校で23年ぶりに野球部が甲子園に出場した際は進学校扱いしてもらって、OB一同過分な扱いに恐縮しました。

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Kasugaoka2_2 写真はTAKUYAさんのHPより
さよなら本館まつり
左は旧本館,、中は本館の階段、右は美術室です




 ども、活字派ブロガー(*1)のたいちろ~です。
 今でこそ、ブログで駄文を書き綴っている身ですが、これでも昔は絵もうまかったんですよ、学校の授業だけですが。
 ということで今回のお題は”ア~ットする青春”

 中学校の時、学校の恒例行事で”写生大会”というものがありました。中学校3年生の時に学校の近所の味噌工場(*2)で絵を描くのが課題。さすがに現物は残っていませんが、大きな味噌樽を中心に、黄色を基調とした絵だったと思います。本人としては、ピカソの”青の時代(*3)”のパロディのつもりだったんですが・・・
 で、この絵が学年1位になりました。後から聞いた話ですが、最終選考をしている時に、クラスの女の子が美術の先生のとこに遊びに行っていて、先生が”どれが良い?”と聞いたところ、私の絵が良いといってくれたとの事。理由は”賞をもらったらこの人が一番喜びそうだったから”。昔から単純だったんですね

 プチ自慢はこの辺にして、高校も芸術の選択授業は美術。で、美術の先生が、すごく痩せていて、あごひげを生やした人であだ名が”キリストさん”。
 当時では珍しかったアクリル絵の具で描く絵を教えていただきました。また、絵の描き方が変わっていて、”輪郭を描かない”、つまり外の線を先に描いてその中を塗り絵のように色を付けるのではなく、色調の違いで形を表わすという描き方でした。そんなに熱心な生徒ではありませんでしたが、けっこう好きでしたよ、美術の授業。おかげで良い成績をいただきました(*4)。

 この先生が”井上直久”さん。後に”イバラード”シリーズや、スタジオジブリのアニメ映画”耳をすませば”の背景画を担当された画家です。
 宗教画でこそありませんが、アクリル絵の具特有の透明感のある幻想的な作風です。まだ観ていませんが、スタジオジブリから”イバラード時間”というDVD画集も出されています。

 オフィシャルホームページに近影が載っていましたが、キリストさんっぽいお姿も健在なようでなにより。

 絵の説明をつたない文章で表わすのは難しいので、まず観てください。(HPのギャラリーはこちら)。
 たまには、こういった幻想的な絵を見ながら浮世を離れてのんびりするのも良いかなと思います。



《脚注》
(*1)活字派ブロガー
 ”ブログ⇒書籍化”で一発当てたいなら、マンガ系の方でしょうね。本読み向けだと”今日の早川さん”なんかは今や早川書房の顔になっています。
 マンガと文芸系だと初版の冊数もでんでん違うそうです。
(*2)近所の味噌工場
 なぜ、味噌工場かというと、中学校が愛知県岡崎市、八丁味噌の本場にあったからであります。
(*3)青の時代
 パブロ・ピカソの初期を代表する、暗青色を基調とした画風(1901~04年ごろ)。ピカソは、ゲルニカに代表される狂気のデザインセンスの持ち主のように思われるかもしれませんが、天才的なデッサン力の裏づけがあってのこと。そのなまめかしいデッサンを見ていただければ素人目にも”この人は天才だ!”ということが実感できます。美ヶ原彫刻の森美術館にある”ピカソ館”がお勧めですので、ご興味のある方はぜひ。
(*4)おかげで良い成績をいただきました
 まあ、遺伝もあったのかもしれません。ずいぶん後に聞きましたが、亡くなった親父は美術の先生志望だったそうです。家にも何個か絵や塑像がありました。

おにぎり論争、再発?!(ぬかるみの世界/梅干)

【ラジオ】ぬかるみの世界(ラジオ大阪)
 落語家の笑福亭鶴瓶と放送作家の新野新がパーソナリティを勤めた伝説のラジオ深夜放送(1978年4月~89年10月)。当時の鶴瓶はアフロヘアーにオーバーオールがトレードマーク。現在の坊主頭からは想像できんだろ~な~
【花】梅干
 ウメの果実を塩漬けし、日干しにした漬物。昔はしわしわの代名詞でしたが、最近はそうでもないものもで回っています。たまに食べると酔っ払う人もいます(*1)。

Dcf_0123 Photo 写真はたいちろーさんの撮影。
左は単なる梅干です。つまんない写真ですいません
右は”ぬかるみの世界”の表紙。左のアフロが若き日の鶴瓶師匠。(本は絶版のようです)




 今回のコマネタは”おにぎりはどんな形が定番? 中身は何が好き?”です。
 昔はシャケとか明太子が好きでしたが、年をとると梅干も捨てがたく思うようになりました。単身赴任寮では健康のためということで常備してあります(*2)。習慣とは恐ろしいもので、最初は特に気にしていませんでしたが、無いとなんとなく不安になるんですよね。

 ところで、”おにぎり”って、関西出身のおぢさんにはなつかしいネタです。と、いうことで、今回のお題は関西ローカル、年齢限定の”おにぎり論争”です。


 おにぎりを構成する要素をあげてみると

形、大きさ
 まる、三角、俵型といろいろありますが、ようは好みしだい。子どもにとっては、おむすびまん(*3)の三角が定番でしょうか? 普通はお弁当箱の大きさがMAXですが、この制約がないと、爆弾おにぎり(*4)のようなとんでもないサイズもありです。
中の具
 孤高の梅干、海産物系(シャケ、明太子)、佃煮系(フキ、鰹節、あさり)等々、これもお好みしだい。シーチキンマヨネーズは最初は邪道と思いましたが、けっこうはまりました。
お米
 お米がおいしいにこしたことはありませんが、別にブランド米でなくても私はOKです。

 さて、おにぎりのレシピには出てきませんが、最も重要な第4の要素は”誰がにぎったおにぎりか?”です。

 女の子から、”お弁当、作りすぎちゃったんだけど、良かったら一緒に食べない?(*5)”は男のロマンです。 ”彼女が、ボクのために早起きしておにぎり作ってくれたんだ”と浮かれるヤツが必ずクラスに一人や二人いました。 ケッ!(*6)
 本当は、彼女のオカンがいやいや作っただけかもしれませんが、それをツッコまないのがマナーというもの。幻想は幻想のままが美しいのです。いい夢見ろよ!(*7)

 で、これをラジオのネタでやったのが、”鶴瓶・新野のぬかるみの世界”。
 ”○○さんの握ったおにぎりは食べたいが、XXさんの握ったおにぎりは食べたくない”といった話をリスナーが毎週はがきで投稿する内容で、たとえば”梅宮パパのおにぎりは食べたいが、アンナのおにぎりは食べたくない”、”マナカナのおにぎりは2つともOKだが、山田花子のおにぎりは1コでもごめんなさい”(*8)といった話を延々やっていました。同じ人でもリスナーによって意見が分かれたりして、けっこう面白かったです。

 まあ、イメージの問題ですし、当時の芸能人やファンも極端な人格攻撃をしないかぎりこのあたりは鷹揚だったのでこんなネタもできたんでしょうね。
 深夜の公園で真っ裸で騒いだだけで一国の総務大臣が”最低の人間”扱いする昨今、こんな危ないネタをするのは難しいでしょうか。

 最近は、さすがに深夜放送のラジオを聴くこともなくなりましたが、深夜放送が青春とともにあった時代のお話でした。


《脚注》
(*1)たまに食べると酔っ払う人もいます
 ”うる星やつら”に登場するヒロイン(宇宙人)のラムちゃんは梅干を食べると酔っ払います。Wikipediaによると、”~だっちゃ”のしゃべり方は仙台弁だそうですが、仙台でそんなしゃべり方する人はいません。
(*2)健康のためということで~
 梅干には消化吸収の促進、疲労回復、抗菌・防腐の効果があります。おにぎりに入れるのは、この抗菌・防腐の効果のためです。
(*3)おむすびまん
 アンパンマンに登場するおにぎりのキャラ。三度笠をかぶって流浪の旅をしています。その実力はアンパンマンと同等とのこと。
(*4)爆弾おにぎり
 コシヒカリ1合を使ったジャンボサイズのおにぎり。越後湯沢駅にある”雪ん洞”のメニューです。最近食べましたがたいへん美味。これ一つでおなかいっぱいになりました。越後湯沢は最近、”天地人”で盛り上がっていますので、観光で訪れる機会があればぜひどうぞ。
(*5)お弁当、作りすぎちゃったんだけど~
 最近は”別にあんたのために作ったんじゃないからね! たまたま余っただけなんだからね!”というバージョンもあるようです。
(*6)ケッ!
 昔からもてなかったおじさんのひがみです。気にしないで下さい。
(*7)いい夢見ろよ!
 昔からもてなかったおじさんのひがみ×2です。だから気にしないでってばよ。
(*8)梅宮パパのおにぎりは食べたいが~
 別に梅宮ファミリーや。山田花子さんに怨みがあるわけではありません。たまたま近くにあった雑誌にのっていたので、例にしただけです。

35歳で独身で(OL進化論/ニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所)

【本】OL進化論(秋月りす 講談社)
 OLたちの日常を描いた秋月りすの4コマ漫画。”モーニング(講談社)”に連載。ジュンちゃんと森下くんのカップル、課長さん、35歳独身の田中くんといった、いかにもいそうな会社員たちのエピソードが癒されます。
【旅行】ニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所
 宮城県仙台市青葉区ニッカ1番地にあるニッカのウイスキー蒸留所。森にかこまれた閑静なレンガ造りの工場です。2009年で操業40周年。横に新川川(ニッカワガワ)が流れていますが、名前は偶然の一致だそうです。

Dcf_0093 Dcf_0100 写真はたいちろーさんの撮影。
左はニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所の風景。
右は樽を利用した花壇です。



 先日、会社でいっしょに働いている男性(独身)が35歳の誕生日を迎えました。
 おめでとうごうざいます。
 ということで、今回のお題は”35歳”であります。

 そこで、本の話題として”OL進化論”で最長シリーズ(*1)になりました”35歳で独身で”をご紹介。
 独身男性として登場するいじられキャラが”田中くん”。総務系のお仕事(*2)をする会社員で、とってもいい人。OLの受けも悪くないんですが、なぜか独身なんですね。本人は結婚にあこがれているようですが、どうもOLたちに結婚対象と見られていないようです。

 なぜ、結婚できないかをつらつら考えて見ますと、

あくまで”いい人”
 何かで読みましたが、女性にとって”悪い男”の反対語は”いい人”ではなくて”ど~でもいい人(無関心)”だそうです。
 「独身なのに“いい夫・いい父親”として完成されている」というのは、女性にとって食指が動かないのかもしれません。昨今の”ちょいわるおやじ(*3)”ぐらい山っ気がないともてないのかも。いい人には受難の時代です。
友達が独身男性
 社内を除いて、付き合いのある友好関係がほとんど”独身男性”。
 たしか”負け犬の遠吠え(*4)”だったと思いますが、”独身女性は独身女性とつるむ
”といった話がありました。
 周りに安心材料があると、とかく人間は安心するもの(*5)。多少の切迫感は必要です。
基本的に”草食動物”
 OL進化論では”35歳、独身女性”のネタもありますが、こちらはキャリア志向で、マンションを買ったりとアクティブな女性が登場します。
 課長さんが、自分たちを”草食動物”にたとえていますが、やはり、狩猟系の要素も必要なのかもしれません。
 ただし、やりすぎると犯罪者なのでご注意ください。

 別にマンガだからというわけではなく、実社会も同じでしょうか。マンガは社会を写す鏡ですから。

 話は変わりますが、”35歳”というと、ウィスキーもこの年が節目になります。”35年”はウィスキーの貯蔵=成熟期間を表すそうです。35年ものとなるとけっこうな値段しますが(*6)、これは”天使の取り分”のせいだそうです。
 ウィスキーとかブランデーのように樽などに入れて熟成を必要とするお酒は、熟成中に水分やアルコール分が蒸発するので、最終的な製造量が目減りするそうです。この減ってしまう分が”天使の取り分”。

 まあ、私のように50歳近くなると天使さんが髪の毛を取っていってしまいますが・・・

 ディオゲネス(*7)じゃあるまいし、人間を樽に入れるわけにはいきませんけれども、モテるためには年齢に応じて、天使=周りの女性たちに、取り分=よい影響を与えることも必要なのかもしれません。

 まあ、ウィスキーも結婚するそうなので(*8)、人間としてもぜひ・・・(以下自主規制)(*9)
 
 ウィスキーの製造工程は、上記の宮城峡蒸溜所が工場見学させてくれます。タンクの並んだビール工場と違って、時間がゆっくり流れるような工場はまた違った趣があります。広々した敷地で、レストランもあるので子どもづれでもOK。ウィスキーの試飲もできます(ただし、車を運転しない人限定)。お勧めの観光スポットですので、仙台にお越しの際はぜひ立ち寄ってください。作並温泉もすぐ近くにあります。

 ところで、最近のOL進化論では”35歳で独身で”のネタが”中年入門”になってきています。
 わかりますか、○○くん!


《脚注》
(*1)最長シリーズ
 初期のころは、美人で優秀、有能なスーパー社長秘書、令子さんの「社長秘書令子」シリーズが好きでした。最近は描かれていないのが残念。
(*2)総務系のお仕事
 OLが多い部署で、ほとんど会社にいるので、たぶん総務関係だと思います。
(*3)ちょいわるおやじ
 不良がかった中年男性=おやじのこと。
 バブル景気全盛期にやんちゃな20~30代をすごし、小金持ちで自分の趣味に金をかけて、センスがよくって、といったイメージだそうですが、幻想だと思いますよ、同世代のオヤジとして言わせてもらえば。まあ、”ちょいわるオタク”と言われるよりはマシでしょうけど・・・
(*4)負け犬の遠吠え(酒井順子 講談社)
 酒井順子の自虐系エッセイ。”どんなに美人で仕事ができても、30代以上・未婚・子ナシは「女の負け犬」”と言い切ったところがすごいです。面白く読ませていただきました。
 この本が婦人公論文芸賞を受賞したそうですが、女性の社会進出の成熟を感じます。
(*5)周りに安心材料があると~
 私の会社の人も、同じ30代の独身男性の結婚が決まって”部で唯一の独身男性”になった時はへこんでいました。
(*6)けっこうな値段しますが
 ニッカ”竹鶴35年”は1本73,500円、サントリー”山崎35年”は50万円します。一生に一度ぐらいは飲んでみたいものです。
(*7)ディオゲネス
 古代ギリシアの哲学者。大樽を棲家にしていたので「樽のディオゲネス」と言われました。その思想は”欲望から解放されて自足すること、動じない心を持つことが重要”
(*8)ウィスキーも結婚するそうですが
 モルトウィスキー(原料は大麦)と、グレーンウィスキー(原料はとうもろこし)をブレンドして再貯蔵することをマリッジと言います。
(*9)以下自主規制
 昨今、”早く結婚しろ”は男女を問わずセクハラ用語の筆頭です。
 昔は上司とか近所の世話焼きのおばちゃんとかが出会いを紹介してくれたもんですが、最近はめっきりなくなったようです。あまりセクハラというのも、晩婚化を進める原因の一つではないかと、逆に心配になることもあります。

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