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2009年3月29日 - 2009年4月4日

雲と霧の違い?雷様がいるかだよ(クラウド・コンピューティング/雲と霧)

【本】クラウド・コンピューティング(西田 宗千佳 朝日新書)
 Googleのサービスや、iPhoneを題材に、”クラウド・コンピューティング”をわかり易く解説しています。副題は”ウェブ2.0の先にくるもの”。
【自然】雲と霧
 雲も霧も大気中にかたまって浮かぶ水滴または氷の粒のこと。雲といっても、高度に特に限定はないそうです。地上が雲に覆われていると、霧になります。

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写真は、たいちろ~さん撮影。
宮城県の泉ケ岳にて。空中に飛んでいるのはパラグライダーです。


 コンピューターというのは、”ドッグイヤー(*1)”と言われるほど進歩の早いテクノロジー。進歩が早いと言うことは、言葉の消費もとんでもなく早いと言うこと。まるで、新年のお笑い芸人の一発芸を見ているようなものです。
 先端のトレンドであった”BBS(*2)”や、天下を盗りかけた”TRON(*3)”でさえ、今では覚えている人も少なくなったことでしょう。
 ゴルゴ13の新刊のタイトルは”ユビキタスの迷路”ですが、一世を風靡したこの”ユビキタス(*4)”ですら、”今どき~”という感じです(*5)。

 ということで、今回のお題は最新のコンピュータ用語から”クラウド・コンピューティング”を。

 ”クラウド・コンピューティング”という本を読みましたが、この本によると、”クラウド・コンピューティング”とは”ネットの力を活用した、新しいコンピューティングの方法”のこと。
 グーグルのCEOエリック・シュミット氏の「”雲(クラウド)”のような、巨大なインターネットにアクセスすれば、その利益、恵みの雨を受けられる時代になっています」との発言が元になっているそうです。(ともに本書からの引用)

 でも、コンピュータ業界のはしくれで働く身としては、ちょっと違う印象がありますね~。
 ”雲”というのは、ふわふわのイメージがありますが、同時に小説やアニメでは”異界への門”、”何かを守るバリア”みたいな使い方もされています。
 ”異界への門”としては、”ジパング”、”四次元の爆撃機”(*6)のように雷雲を抜けると第二次世界大戦の時代に飛ばされるとか。”何かを守るバリア”では”天空の城ラピュタ”や、”首都消失”(*7)のように、向こう側に行かせない何かみたいな。

 要は、”向こう側に何があるかよ~わからん状態”であります。
 インターネットにしろ、クライアントサーバにしろ、今や必要な情報のほとんどがネットワークの向こう側にあります。スタンドアロンのパソコンなんて使い方は、すでにほとんどありえません(*8)。

 技術的には”クラウド・コンピューティング”自体はそんなに新しいものではありません。本書でも、”クラウド・コンピューティング”は「現象」という扱いをしています。このへんが、コンピュータの用語が判りにくい原因かも。
 売っている側が言ってはなんですが、どちらかというと”マーケティング用語”と思ったほうがいいのかも。”ロングテール(*9)”もそうですが、技術とマーケティングをちゃんと別けて説明しないとますますコンピューターをわけのわからないものにしてしまいそうです。
 詳しくは本書をお読みください。コンピュータに詳しくない人でも概要は理解できます。
 
 ま、”便利ならばいいじゃん!”という達観をもったほうが思い悩むより精神衛生上は良いでしょう。自転車が倒れない原理を説明できなくても、自転車には乗れます。

 それに1年もたてば、また新しい言葉がでてくるんですから。

 えっ、クラウドコンピューティングが1年後に消えたらどうなるかって?

  話が雲だけに、”雲散霧消”でございます。


 お後がよろしいようで(笑)


《脚注》
(*1)ドッグイヤー(dog year)
 犬の1年は、人間の7年にあたると言われることになぞらえて、コンピュータの1年の進は他の業界の7年分に相当するという意味で使われています。
(*2)BBS
 ”bulletin board system”の略。電子掲示板システムのこと。2ちゃんねるのご先祖様。
(3)TRON(トロン)
 1984年に東京大学の坂村健教授によって提唱された、協調動作する分散コンピューティング環境のアーキテクチャ。(判らなければスルーしていただいてかまいません)
 BTRONは小中学校の教育パソコンの仕様として採用されかけましたが、いろいろあって中止。ただし、ITRONは日本では組み込みOSとして採用され、業界標準なっています。
(*4)ユビキタス
 ラテン語で「神はあまねく存在する」という意味。転じて、”いつでも、どこでもコンピュータを利用できる環境”という使われかたをしています。
(*5)”今どき~”という感じです
 ”ユビキタスの迷路”は”ゴルゴ13シリーズ(さいとうたかお リイド社)”の151巻に収録。2008年12月19日発刊。オープンソースをめぐるお話です。ゴルゴ13は、ビッグコミック(小学館)への掲載から単行本になるまで5年近くタイムラグがあるのでこのようなことが起こります。雑誌掲載は2003年7月。
(*6)”ジパング”、”四次元の爆撃機”
 ”ジパング”はかわぐちかいじ作の漫画。モーニング(講談社)に連載中。イージス艦「みらい」がミッドウェー沖を航行中にタイムスリップ、第二次世界大戦に巻き込まれていくお話。
 ”四次元の爆撃機”は星野 之宣作の初期の漫画。雷雲の中で旅客機がB29に遭遇。旅客機は時空を越えて原爆投下直後の広島に。では、B29はどこに?
(*7)”天空の城ラピュタ”や、”首都消失”
 ”天空の城ラピュタ”はスタジオジブリのアニメ。雲が空中に浮かぶ島”ラピュタ”を守っています。
 ”首都消失”は1987年公開のSFパニック映画。小松左京の短編小説”物体O(オー)”が原型。首都・東京が正体不明の「雲」に覆われて外部との連絡が途絶してしまうお話。
(*8)スタンドアロンのパソコンなんて使い方は~
 ネットワークに繋がっていない状態をスタンドアロンと言います。プレステ3といったゲーム機ですら、ネットワーク接続が当たり前の時代、ネットワークがなければパソコンはおもちゃ以下の存在なのかもしれません。
(*)ロングテール(Long Tail)
 あまり売れない商品でかせぐというネット販売の考え方。日本語でいうと、”塵も積もれば山となる”。Amazon.comが代表例。ビジネス的には正論ですが、だからといって、おいそれとマネのできる代物ではありません。

転職、苔を生ぜず(強欲資本主義 ウォール街の自爆/みょうが)

【本】 強欲資本主義 ウォール街の自爆 (神谷 秀樹 文春新書)
 ニューヨークの日本人投資銀行家によるアメリカ版「失敗の本質」。 これを読むと、リーマンやメリルといった大手金融機関に公的資金を突っ込むのか?というアメリカ国民の怒りがよく理解できます。
【花】みょうが(茗荷)
 葉の部分と別の所に出てくる花が食用になります。自分で植えているのでそんなもんと思っていましたが、TVのクイズで出題されていたところを見ると、意外に知られていない? 千切りにしてそうめんの薬味に使ってるので夏のものと思っていましたが、”みょうがの花”の季語は秋。

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写真は、”みょうがのレシピと育て方ガイド”より




 今月をもちまして、めでたく年金受給資格者になりました
 よくガンバッタぞ、私!
 しかし、まあ、25年もひとつところで働けたもんです。

 ということで、今回のお題は”転職”です。

 会社員の小田原中継所が見えてきた身としては(*1)、まあ、定年まで走り終わるしかないんでしょうね。リストラされないだけでもありがたいご時勢。それにこの年で転職しても、雇ってくれるとこは少ないでしょうし。

 表題の”転職、苔(こけ)を生ぜず”はもちろん”転石、苔を生ぜず”のもじりですが、このことわざは真逆の意味があります。(大辞林 第二版より)

 ①活発な活動を続けている者は、いつまでも古くならないことのたとえ。
 ②一か所に落ちつかない者は大成しないことのたとえ。

 就職でいうと、①のほうは、雇用流動化の促進、スキルの市場価値、②は雇用の安定確保、終身雇用といったところでしょうか。人は好況の時は前者を、不況の時は後者を口にします(*2)。最近の新社会人は後者だそうですが、大切なのは、どのような生き方を選択するかということ。先は長いんですから、後になってあたふたしても手遅れです。KYと言われようが(*3)、確固とした意思を持ったほうが良いとおぢさんは思います。

 話は変わりますが、ガーデニングには”植え替え”というのがあります。植物が大きくなった時に大きな鉢に移すとか、収穫量が減ってきたときに別の場所に植え替えるとか。 地植えの場合だと、植え替えに向くものと、向かないものがあります。私が植えているものだと、ネギ、ニラ、みょうがなどは植え替えをしています。

 この3ツに共通しているのは、生命力が強いこと。ほっておいてもどんどん大きくなります。
 植物と人間を一緒にするのはなんですが、人間の生命力でいうと、体力、精神力、そしてスキル。コンサルタントや、トレーダーが転職して高給を取れるのはこれがあるからです。
 ”強欲資本主義 ウォール街の自爆”にアメリカのトレーダーの実態が書いてありますが、あのふてぶてしさは凡百の人間がおいそれとマネできるものではありません。それとてスキルと相応の実績を上げてのこと。人の金とはいえ何十億単位でギャンブルやっているようなものですから、根性のない私なんなには向かない職業です。

 逆に自分にスキルがないと、転職を考えるのはいかがなものかと。誰でもできる仕事というのは、”誰にでもすぐ変更させられる”というリスクを含んでいると言うことです。要は、転職を考えるなら、”私ならでは”のスキルを養う覚悟が必要ではないかと思います。

 ネギ、ニラ、みょうがはみんな根が短いですが、それでもちゃんと育っています。短い根でも栄養=スキルを吸収できることが、植え替えのできる条件なのかもしれません。
 ま、おぢさんは、無駄に根だけが張っちゃってますので、根っこが切れてしまうとすぐ枯れてしまうんでしょうね。

 先日、入社式がありました(*4)。

 毎年、すぐ退職する人もいれば、将来社長になる人が出るかもしれません。おぢさんからいえる事は、”自分の人生は自分で創るもの”だということです。誰も責任なんかとっちゃくれません。人のせいにすることなんて論外ですし、言ってみたところで大した役にはたたないです。

It's no use crying over spilt milk
 (後悔先に立たず)

 あなたの人生に幸あらんことを!
 あと、すいませんが、おぢさんの年金分は稼いでください (^_^;)ゝ


《脚注》
(*1)会社員の小田原中継所が見えてきた身としては
 22歳の入社から60歳の定年までの社会人の人生を箱根駅伝の往路にあてはめると、鶴見中継所(21.4Km目)が30歳、戸塚中継所(44.6Km目)が38歳、平塚中継所(66.1Km目)が45歳、小田原中継所(84.6Km目)が52歳、ゴールの芦ノ湖(108.0Km目)で定年です。
 5区の山登り=子供の学費+住宅ローンで一番つらくなる頃かと・・・
(*2)人は好況の時は前者を、~
  人は戦争を始めるとき、”人の命より大切なものがある”と言い、戦争を終えるとき”人の命より大切なものはない”と言います。
(*3)KYと言われようが
 KY(空気が読めない)はネガティブな印象ですが、人の顔色ばっかし見ながら生きてくのはつまらんですよ。まあ、軋轢を生む覚悟は必要ですけど。
(*4)先日、入社式がありました
 このブログは2009年4月3日に書いています。着慣れていない背広や、紺ブレが初々しいです。自分も四半世紀前はあ~だったんでしょうか・・・

チューリップでバブルを連想するようになったはの何時からだろう(ソロスは警告する/おやゆびひめ/チューリップ)

【本】ソロスは警告する (ジョージ・ソロス 講談社)
 伝説の投資家、ジョージ・ソロスの書。副題は”超バブル崩壊=悪夢のシナリオ”。サブプライム問題の初期の段階で今日の状況を予期しているのはさすがです。
【本】おやゆびひめ(アンデルセン)
 花から生まれた親指ほどの小さい女の子が、苦労の末に幸せになるという、代表的な童話。下のアフリエイトの本は、立原 えりか、いわさき ちひろ版です。
【花】チューリップ
 春を代表する花。幼稚園時代には一度は描いたことがあるはず。花言葉は”華美”、”恋の告白”など。オランダのイメージが強いですが(オランダの国花です)、原産地はトルコなど中近東だそうです。

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写真は、たいちろ~さんの撮影。
近所の公園にて。



 確か”悪魔の逆三角形”(*1)といった呼び方だったかと思いますが、下記のような詐欺の手口があります
 ある人数を2グループに別けて、半分の人に”一週間後にA社の株が上がる”、残りの半分に”株が下がる”というメールを出します。一週間後に、当たったほうのグループに同じことを繰り返して行きます。そうするとある期間”必ず当たる預言者”を生み出すことができます。A社の株は、市場で変動するものであれば、日経平均だろうが、為替相場だろうがなんでもかまいません。そこで”ある人数”が最後の一人になるまで何週間ぐらいかを近似させると、下のようになります(*2)。
  1000名程度のe-Mailを持つ素人: 10週間(        1,024名)
  証券アナリスト会員数 約2.3万人: 14週間(      16,384名)
  MIXI会員数   約1630万人: 24週間(16,777,216名)
 別に証券アナリストやMIXIがこんなことをやるとは言っていません。ただ、預言者というのはその気になれば人為的に作り出すことが可能であると言っているだけです。現在では、e-Mailアドレスさえ入手できれば、メールを出す限界コストはゼロに近いので、コスト的には実現可能かもしれません(*3)。

 ところで、予言めいたものを、世界に冠たるファンド・マネージャー、ジョジ・ソロスが言っているとなると話は違ってきます。で、今回の本は”ソロスは警告する”です。

 ジョジ・ソロスはクォンタム・ファンド(*4)の創設者にして、世界有数のお金持ちですが、この本の主張はお金儲けではなく、「再帰性」を中心とした哲学の本に近いです。

 「再帰性」を簡単に説明すると”固定した現実のありようがあって観察する人の理解が得られる(認知機能)ことと、観察する人の理解が現実社会に影響を及ぼす(操作機能)ことが双方向に影響しあうことで、理解・操作のいずれも確たる結果を生み出せなくなる”というもの。 

 ”需要と供給の一致するところで、価格が決まる”(*5)ということを社会の時間に教えてくれましたが、覚えていますか? 経済学の基礎ですが、実は”需要や供給と価格の関係を全員が正しく知っている”、”需要と供給は相互に関係なく決まる”と、現実社会ではけっこうムリめな前提に立っています。
 「再帰性」によると、人は不完全な知識しかない状態で、相互に干渉しあうので、価格は一意には決まらなくなります。ほかの人ならともかく、大物ファンドマネージャーがこんなことを言い出すのは(*6)意外以外のなにものでもありません。

 ご興味のあるかたは本書を読んでください。もっとちゃんと説明しています。
 後半は、今後の経済動向の見通しを述べていますが、私としては、前半の「再帰性」の部分のほうが面白かったです。

 「再帰性」に興味のある方、今後の世界経済を心配している方にはお勧め。
 ただし、この本を読んで、投資で一儲けしたいのであれば、それは自己責任です。

 ところで、チューリップと言われて、バブルを連想するようになったのは(*7)、いつごろからでしょうか
 子供のころは、おやゆびひめ(*8)だったのに・・・
 大人になるということは、知りたくもないことを知ってしまう道程なのかもしれません。

【重要なお願い】詐欺の手口について
 私自身は”詐欺の被害にあわないためには、詐欺の手口を知ることも重要”と考えているので、あえて書きましたが、絶対に実行しないでください。
 また、個人情報の流出は上記のようなリスクを含んでいることを充分ご認識ください。重ねてお願いするものです。


《脚注》
(*1)悪魔の逆三角形
 ”ラシャーヌ”か、”パタリロ”(魔夜峰央 白泉社文庫)だったと思いますが、手元に本がないので確認できませんでした。
(*2)何週間ぐらいあるかを近似させると~
  2の乗数ですので、手元の電卓で計算できます。
 等比級数的に増えるので、27週目で1.3億人と日本の人口を、33週目で86億人と世界の人口を超えます。まあ、変動なしというケースもありますが、単純化のために”上がる”、”下がる”の2パターンで計算しています。
(*3)限界コストはゼロに近いので~
 限界コストとは、1件増えるたびに増加するコストのこと。同じことをはがき(1枚50円)で計算すると1000名で約5万円、1680万人だと、約8.4億円かかります。
(*4)クォンタム・ファンド
 1970年の設立。ファンドは10年間で3,365%のリターンを出したそうです。1979年度の日経平均株価(6569.47円)からバブルピークの1989年12月29日(最高値 38,957.44円)の10年でさえ593%ですので、いかにすさまじいパフォーマンスかがわかります。
(*5)需要と供給の一致するところで
 価格が上がるほど手に入りにくくなる”需要曲線”と、価格が上がるほど供給が増える”供給曲線”の交わるところがモノの価格(均衡価格)です。レアもののアイテムに、ヤフオクで高い価格がつくと考えていただければよろしいかと。
(*6)大物ファンドマネージャーが~
 ファンドでは、適正価格からの乖離を分析して利益を得ています。代表的なものがブラックーショールズ方程式による適正価格(オプション・プレミアム)の計算です。Wikipediaに式が掲載されていますが、素人が理解できるしろものではありません。
(*7)バブルを連想するようになったのは~
 オランダで起こったチューリップ・バブルのこと。オスマン・トルコから輸入されたチューリップの球根に異常な高値がついて、その後、大暴落しました。バブルを扱っている本には必ず出てくる事例です。400年近く前のことですが、人間のやるこた、あまり変わっていません
(*8)おやゆびひめ
  このブログを書くにあたり、図書館の絵本コーナーで確認したところ、イラストは確かにチューリップの花ですが、意外なことに魔法使いのおばあさんがくれた花の種は”オオムギ”になっています。

心に花を、胃に果実(おいしいベリーを育てる本/家庭菜園)

【本】おいしいベリーを育てる本(平野威編 枻出版社)
 ブルーベリーやラズベリー、カラントなどさまざまなベリー類の育て方、レシピが掲載されたかわいらしい本です。
【花】家庭菜園
 何か植物を育てれば、それはすべて家庭菜園です。花を選ぶか、野菜を作るか、ハーブに凝るかは人それぞれ。ただ、サルマタケ(*1)はちょっといただけません。

Dcf_0012 20090201 写真は、たいちろ~さん撮影。
左はきゅうりの花。花の根元が延びてきゅうりの実になります。
右はネギ。ほとんど手間要らずです。


 今週から、4月。この土日で引っ越しをされている新入社員や、新入生も多いのではないかと(*2)。ガーデナーからの言葉として、下記の一言を。

 心に花を、胃に果実

 花やハーブを植えるのは女性の趣味のように思っておられる方も多いでしょうか、男性がやっても面白い趣味ではあります。

 ・”花を愛でる暇などない(*3)”というのは、心に余裕のない証拠。
  人間力をUPするには心のゆとりが必要です
 ・発芽、開花、結実と季節のうつろいを感じることができます。
 ・たくさんできれば、会社や友人におすそ分け(*4)
 ・一応評価されている趣味。アキバ系と公言するよりは世間体はいいです(*5)。
 ・うまく収穫できれば家計の足しになります
 ・定年後の就農の予行演習(*6)
 ・少なくとも庭仕事中は、奥様と会話する必要はありません(離婚防止になります)

 と、色々メリットがあります。

 何を植えるかは人の好き好きですが、私としては実が生るものがお勧め。花は開花時期というのがあるので、咲いている時期は限られますが、実の生るものなら、その後も楽しめます。

 女性なら、ブルーベリーなんかが良いですね。春先に釣鐘状のかわいい花が咲きますし、初夏には実が生りますので長時間楽しめます。アントシアニンを豊富に含んでいるので、目にも良いです。ポイントは同系種を2本植えること。

 男性で庭がないなら、プランターでネギやシソでもOK。うどんや刺身のツマとして重宝します。一人暮らしにとって、薬味はスーパーで買うともてあますもの。ちょとしたことですが、有ると無いとでは気分が違います。

 アパートの1階で地植えができればラッキ~。ぜひ野菜を植えましょう。キュウリやプチトマト(*7)がお勧め。スーパーで見ることはできませんが、キュウリもプチトマトも黄色くてかわいい花が咲きます。ポイントはちゃんと支柱を立てること。思いのほか大きくなりますし、ベランダに絡ませると布団を干す場所がなくなります。

 キュウリもプチトマトを植えるメリットは野菜が”食べさせられる”こと。”食べられる”ではありません。強制です。両方ともうまくいけば一時に相当量の収穫があります。さすがに自分で育てたとなると捨てるには忍びないので、がんばって食べることになります。つまり毎晩呑みに行ってては食べ切れません。体とお財布にやさしい生活になります。

 スコップ、肥料、野菜の種などほとんど百均でそろえることができます。
 苗はピンキリですが、数百円~数千円程度。お好きなものをどうぞ。
 土はちゃんと買ってください。そのへんの土を穿り返すのは窃盗になります。
 植木鉢はプラスチックでよければ百均でも売っていますが、気分を出したいならテレコッタ製がお勧め。長年つかえますので多少高くてもお金を払う値打ちはあります。
 お店捜しは、インターネットで可能。初めてそろえる方はけっこうかさばるります。自転車なら2往復ぐらいかかるケースもあるので、まずはご近所で探すのがよいかと。車があれば、郊外のホームセンタで大人買いです。

 まあ、金銭的に元が取れるかというと微妙ですね。初年度は赤字でしょうが、収穫量しだいでは数年で黒字転換するでしょう。本来、趣味に投資回収の概念を持ってくるのは邪道です(*8)。こじんまりと始めるなら、1回呑みに行く金額でお釣りがくる程度ですので、決して贅沢な趣味ではありません。ただし、はまると天井知らずですが・・・。

 たまに、”何を植えてもからせてしまう”という方がいらっしゃいますが、本職でもなければ、縁がなかったと思ってあきらめましょう。花というのは進化論的には受粉のための虫を引きつけるものです。人間なんて、”彼女がこっちを見たから私に気があるんだ”とおっかけを始めるストーカだ、ぐらいの割り切りがあれば腹も立ちません。

 解説書は図書館で借りるという手もありますが、息の長い趣味なので、できれば1冊は購入したほうが良いです。毎年変わるようなものではないので、BookOffで古い本を買っても充分です。

 それでは、すばらしいガーデニングライフを!


《脚注》
(*1)サルマタケ
 男おいどん(松本零士)に登場する空想?のキノコ。山積みのサルマタ(パンツ)に生えるのでサルマタケです。食用可能とのこと。同じ貧困学生でも、昔はバイタリティがありました。
(*2)この土日で引っ越しをされている新入社員や~
 このブログは2009年3月30日に書いています。昨日は寮にも引越し用のトラックが停車してました。
(*3)花を愛でる暇などない
 ”アンドロイドはミスティブルーの夢を見るか?”(川原泉)より。
 星間会社の社長のまねっこアンドロイドが、宇宙船の船長に花をプレゼントをしますが、”花? んなもん見てる暇ねーよ”というの船長に傷つきます。うなだれている姿にしみじみ。ぜひ読んでいいただきたいマンガです(白泉社文庫”空の食欲魔人”に収録)
(*4)会社や友人におすそ分け
 ”よーするに、花をもらっておこる人間は、あんましいないってことだ”
 同じく”アンドロイドはミスティブルーの夢を見るか?”より
(*5)アキバ系と公言するよりは~
 別にアキバ系に恨みがあるわけではありませんが、いざ事件の被告になった時に、ご近所を味方につけているほうが何かと有利ではないかと。残念ながら、オタクに対するいわれなき偏見は、未だに払拭できているとは思えません。
(*6)定年後の就農の予行演習
 今や、定年まで会社が雇用してくれる保障なんかありません。
  Heaven helps those who help themselves
 (天はみずから助くる者を助く)
(*7)プチトマト
 トマトは、結実させるにはトマトトーンという薬が必要になりますので、お勧めできません。
(*8)趣味に投資回収の概念を持ってくるのは邪道です
 以前、船釣りにつれていってもらったことがありましたが、サバ1匹3000円になりました。とても奥様には言えません。


ドライブで聴いていい曲、悪い曲(中央フリ-ウェイ/東北自動車道)

【CD】中央フリ-ウェイ(荒井由実)
 ドライブソングの定番。『14番目の月』に収録。Wikipediaで調べたら、Side A、Bの記載が。そう、まだLPの時代だったんですね。オリジナルは1976年リリース。
【旅行】東北自動車道
 、埼玉県川口市(川口JCT)から青森県青森市(青森IC)をつなぐ高速道路。全長679.5km。2009年3月28日から、ETC休日割引で、加須IC~青森IC間(664.1km)が1,000円で利用できます(*1)。


 以前、ドライブで東北自動車道で岩手を走っていたところ、ラジオから荒井由実の”中央フリ-ウェイ”が。
 奥様の一言
  「まさか、岩手をドライブして中央フリ-ウェイを聴くことがあるとは思わへんかった・・・」
 さもありなん、2人とも、20年来のペーパードライバーで、関西出身。仙台に引っ越してからは車もよく乗るようになりましたが、思へば遠くへ来たもんだ。

 やはり、ドライブにはユーミンが欠かせません。”ルージュの伝言”、”やさしさに包まれたなら”なんかは良いですね。

 と、いうことで、今回のお題は”ドライブで聴いていい曲、悪い曲”

 クスリには、アッパー系とダウナー系があるように、音楽にもハイテンションになる曲と、心を静める曲があります。ハイテンションだとついついスピードを出しがちですが、かといって、あまり心が静まると居眠り運転になります。このあたりが選曲が難しいところ。

 暴走しそうなのが、アップテンポのパーカッション。
 最近だと、レッドクリフ(Part1)での戦闘シーンの曲。映像は興奮する場面ですが、音楽だけを聴いてもけっこうハイになります。そもそも、ヒーローや英雄が出てくる映画というのは感情移入しやすいので、やはり危険でしょう(*2)。



 かといって、クラシックが安全かというと、それも疑問。
 以前、同僚の話では、クラシック好きの上司の車でドライブに連れて行ってもらった時は、”ほとんど寝てました”とのこと。それに、クラシックといってもけっこうテンポの速い曲もあります。
 一例としては、モーツアルトの交響曲25番ト短調より第1楽章。映画”アマデウス(*3)”の音楽として使われています。



 良い曲としては、やはりスピードを出す気にならない曲でしょうか。私の友人で”絶対スピード違反をしない曲”として薦められたのは”おばけのQ太郎(*4)”。確かにこの曲を聴きながら暴走する気にはならんでしょう。



 総じて、藤子不二雄や、昔のアニメの曲とかはいいのかも。レーシングものの”マッハGoGoGo(*5)”にしたって、今聴いたらけっこうもっちゃりしています。

 それでは、ドライブにお出かけの皆さん、お気をつけて!




【重要な注】
 クスリの話はあくまで知識としての話です。
 決して麻薬や覚醒剤に手を出してはいけません。

《脚注》
(*1)加須IC~青森IC間が~
 とはいっても、実際にやってみるのはいかがなものかと。昔、ふたり鷹(新谷かおる 小学館)で、東京から九州だっかた山口だったかにほとんど日帰りツーリングでご飯を食べに往復するというエピソードがありましたが、できればご遠慮したいものです。
(*2)ヒーローや英雄が出てくる映画というのは~
 かつて、任侠映画を観たあとは、みんな”気分はもう高倉健”だったそうです。
(*3)アマデウス(Amadeus)
 モーツアルトとサリエリの確執を描いたクラシックファンにはたまらない映画。主演 マーリー・エイブラハム、トム・ハルス、監督 ミロス・フォアマン、音楽・指揮 マリナー。日本での公開は1985年。アカデミー賞 8部門を受賞した名画です。
(*4)おばけのQ太郎
 60年代を代表的する藤子不二雄のギャグ漫画。初回のアニメ化は1965年で視聴率30%を超えていたそうです。長らく絶版でしたが、藤子・F・不二雄大全集で復刻が発表されました。
(*5)マッハGoGoGo(竜の子プロダクション)
 自動車レーサー三船剛を主人公にしたテレビアニメ。レーシングカーのマッハ号はジャンプはするわ、水中を走るわの、ボンドカー(007の特殊カー)ばりのスーパーメカです。2008年、”マトリックス”のウォシャウスキー兄弟による”スピード・レーサー”の名前で実写映画化。

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