« 木星は太陽にならなさそうだけど、素晴らしい事が起こる年でありますように(2010年/ゴクラクチョウカ) | トップページ | あけおめ!今年も仲良くのブログです。(サードガール/しめ飾り) »

運命の扉を開くのは”歓喜の歌”かな?(ベートーヴェン 交響曲第九番「合唱」/合歓の木)

 ども、年末はまったり過ごしたい、たいちろ~です。
 2009年も本日でおしまい。ということで、今年のブログもこれで最後です。
 ”まったりと過ごしたいな~”といいつつブログを書いているのは因業なものですが・・・
 さて、まったりするための大晦日、クラシックの定番ということで”ベートーヴェン 交響曲第九番「合唱」”であります。

Nemunohana080627


写真は”フリー写真ブログもってって!”のHPより
合歓の花です












【CD】ベートーヴェン 交響曲第九番「合唱」
 日本ではもっとも有名なクラシックの名曲。定番なんだけと、NHKの裏番組が紅白歌合戦だしな~
 私は、フルトヴェンクラー(*1)指揮、バイロイド祝祭管弦楽団演奏のCDを持っています。
【花】合歓の木(ネムノキ)
 糸状の花の咲くネムノキ科の落葉高木。
 耐寒性が高く、荒れ地に最初に侵入するという意外に元気な木。
 ”歓喜”の花言葉を持つ花としては、合歓の木、クロッカス、サフラン、カラー(*2)などがありますが、今回は”合歓の木”にしました。合歓(ごうかん)は”ともに喜び楽しむこと”という意味です。

  歓喜の歌(抜粋)
   歓びよ、美しき、神のきらめき、
   楽園よりの乙女よ
   われら火の如く酔いしれて
   ともに汝の天のごとき聖堂におもむかん

             (訳 渡辺 護)

 さて、交響曲第九番の合唱”歓喜に寄す”は、コンサートやBGMによく使われますが、思い出深いのをいくつか。

山本直純 ”1万人の第九”
 現在でも続いている第九のコンサートです。
 元々は、1983年の大阪城ホールのこけら落としで歌われたんですが、当時としては”1万人を集めて第九を歌おう”って企画はけっこう驚きでした。
 で、このコンサートの指揮者が山本直純。口ひげと黒縁メガネがトレードマークのなかなかユニークなおっちゃんでした。
 山本直純という人は、指揮者というより、森永エールチョコレートのCMソング『大きいことはいいことだ!!』を歌った人として、おぢさん世代には記憶に残ってます。このCMが放映されたのは1968年と、日本のGNPが世界第2位になった年。どんどんでかくなる”高度経済成長の応援歌”みたいな感じでした。
 で、このおっちゃんが”ビックな第九を演じる”というので、けっこうインパクトがありましたね。時代的には15年近く離れていていますが、83年というのも後のバブル景気の引き金になったプラザ合意(1985年)の前奏曲みたいな時代だったので、意外と印象がダブっています。

〔統一ドイツの誕生〕
 ベルリンの壁が崩壊したのが1989年。翌年のドイツ再統一前夜の祝典曲として使われたのがこの第九(クルト・マズア指揮、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団)。 この時の第九って、分断されたドイツの終焉と、統一ドイツの再生に向けてまさに”歓喜にわくドイツ”の象徴的なコンサートで、”新しい世界の始まり”を高らかに歌い上げたのは確かです。でも、もう20年も立つんですねぇ。
 2009年12月31日に放映のN響“第9”演奏会ではクルト・マズアが指揮をするとのこと。聴きたいな~~ 家族は紅白歌合戦のほうを観るんだろうけど・・・

エヴァンゲリオン 第二拾四話”最後のシ者”BGM
 若い人にはこれですかね(*3)。
 冒頭に、渚カヲルくんが下のセリフとともに口ずさむのがこれ。

  歌はいいねぇ 歌は心を潤してくれる
  リリンの生み出した文化の極みだよ
  そう感じないか、碇シンジ君

 年末に、第九を鼻歌で歌うときに思わず”歌はいいねぇ”と言ってしまうのはオタクでしょうか?
 その後、EVA初号機と弐号機の戦闘シーンでもBGMとして使われています。この曲がここまで神々しく使われているのは珍しいぐらいの名シーンです。

 考えたら、3つのエピソードとも、何かの始まりの時代だったんですね。1万人の第九はバブルの前奏曲だし、クルト・マズアの演奏は統一ドイツの始まりだし、エヴァの第二拾四話の英語版サブタイトルは”The Beginning and the End”だし。
 たしかに、過去と決別して新しいことを始めるには、あの陶酔するようなコーラスは向いてるのかもしれません。

 ま、そんなことを思いつつ、新年を迎えるのも面白いかもね。

 それでは皆さん、よいお年を!

《脚注》
(*1)フルトヴェンクラー
 20世紀を代表する名指揮者。ナチス・ドイツに運命を翻弄された人ですが、この人のことを知ったのは、松本零士の”不滅のアレグレット”からでした。とっくに絶版になっていますが、以前、この本でブログを書いたところ、今でも時々、検索があります。
 私はクラシックをこの本を読んでから聴くようになりました。ぜひ復刻して欲しい1冊です。
(*2)カラー(Calla)
 つづりはCallaです(色はcolor)。別名はオランダカイウ。
 ラッパ状の花が咲き、結婚式のブーケなんかにもよく使われます。歓喜のネタなので、合歓とどっちを使おうか迷いました。
(*3)若い人にはこれですかね
 インターネットで見てたら、X JAPANの「歓びの歌」ってのもありましたが、さすがにおぢさんはここまでくるとついてけません。

 奥様ブログ 「フラワークラフト作家”Ann”のひとりごと」はこちら

« 木星は太陽にならなさそうだけど、素晴らしい事が起こる年でありますように(2010年/ゴクラクチョウカ) | トップページ | あけおめ!今年も仲良くのブログです。(サードガール/しめ飾り) »

」カテゴリの記事

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/528774/47162002

この記事へのトラックバック一覧です: 運命の扉を開くのは”歓喜の歌”かな?(ベートーヴェン 交響曲第九番「合唱」/合歓の木):

« 木星は太陽にならなさそうだけど、素晴らしい事が起こる年でありますように(2010年/ゴクラクチョウカ) | トップページ | あけおめ!今年も仲良くのブログです。(サードガール/しめ飾り) »

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

無料ブログはココログ