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戦国最強、本多忠勝!(本多平八郎忠勝/戦国BASARA/トンボ)

 ども、来春から娘が京都に行くことになったたいちろ~です。
 おかげさまで、京都の大学にいくことになりました。京都、仙台、東京と三重生活です。お金、持つかしら?
 さて、今をさること4百数十年前、命を懸けて京都を目指した人たちがいました。天下統一の野望に燃える戦国大名達です。彼らの活躍を描いたトンデモ話がゲームで大ヒットした”戦国BASARA”であります。

0330


写真はフリー画像素材”EyesPic”より。
止まっている赤とんぼの写真です。





【本】本多平八郎忠勝(加野 厚志 PHP文庫)
 生涯五十七度の合戦でかすり傷一つ負わず、戦国最強といわれた武将、本多平八郎忠勝の生涯を描いた歴史小説。
【DVD】戦国BASARA(カプコン、Production I.G)
 大ヒットした戦国アクションゲーム。コミック化、アニメ化とメディアミックス展開し、今や駅弁にまで進出(*1)しています。
 今回のお話はDVD版、第3巻に収録されている第五話「壮絶!長篠・設楽原の義戦」、第六話「裂かれた絆 政宗屈辱の退却!」より。
【花】トンボ(蜻蛉)
 日本では勝ち虫とよばれ縁起物ですが、英語では”Dragonfly(ドラゴンフライ)”というように不吉な虫と考えられたそうです。エミール・ガレ(*2)がよくモチーフに使っているので、これはちょっと意外

 さて、戦国エスパー大戦(*3)とも言うべき”戦国BASARA”ですが、今回取り上げるのは名バイプレイヤー”本多平八郎忠勝”であります。どこか性格的にぶっとんでいる登場人物の多い中、数少ない大人の魅力とトップクラスのトンデモ戦闘能力を誇るお侍さん。比較対象としては、加野 厚志の小説版”本多平八郎忠勝”を利用しました。

〔この家康に過ぎたるものとはお前よ!〕
 徳川家康は忠勝にこの言葉を言っていますが、これは、武田の武将小杉左近が一言坂の戦いにおいて

  家康に過ぎたるものは二つあり、唐のかしらに本多平八

 との落書をもって褒め称えたことから(平八は忠勝の別名)。一言坂の戦いは1572年、長篠の戦いが1575年なのでこれは正解。
 忠勝は終始無言ですが(*4)、小説版の忠勝は家康の忠臣、幼馴染としてけっこうしゃべっています。そこにいるだけで存在感のあるキャラなので何かしゃべって欲しかったな~

〔名槍 蜻蛉切り〕
 本多忠勝の武器といえば槍。”蜻蛉切り”は立てた槍の穂先にとまった赤とんぼが双つに切り裂けたとの逸話からついた名前です。なので、忠勝が槍をもって戦うのは正解。
 ただ、”戦国BASARA”の忠勝の武器は槍でも超大型のドリル兵器。いくら”ドリルは男のロマンだ!”といってもそれはないだろ~状態です。
 ドリルというのは一見、攻撃力はありそうですが、てこの原理が働くので実際に使うのはどうなんでしょうねえ。

  支点と力点の間の距離×力点に加える力
    =支点と作用点の間の距離×作用点で得られる力

 てこの原理です。覚えてますか? ドリルの穂先を支点、ドリルの外周を作用点、ドリルの軸を力点とすると、外周と軸の大きさに反比例する反作用が発生します。これを押さえ込むには相当な握力、手首の力が必要。見た目はハデですが実用に耐える兵器とは思えません

〔鹿角脇立兜、月影大鎧、六尺大数珠〕
 本多忠勝の防具は”鹿角脇立兜”という鹿の角をかたどった兜、身体にぴったりの大鎧、肩からかけた大玉の数珠。よって、”戦国BASARA”の忠勝が鹿角の兜と大数珠をつけているのは正解。ただ、鎧がな~~。はっきり言って武者ガンダム(*5)です。
 全身を覆う鎧のフォルム、背中のジェット推進による空中の飛行、発進シークエンスはホワイトベースから飛び出すガンダムそのもの(*6)。初めて観たときは”そこまでやるか、Production I.G!”と思いましたね。
 忠勝自体が身長5mは超えてそうな大男なので、こんなのが出てきたら間違いなくパニックでしょう。絶対、肉弾戦闘なんかやろうと思いません。
 通常の人の身長を170cm、体重 65Kg、鎧 20Kgとすると(*6)、重量は身長の3乗に比例するので推定総重量は約2.2tになります。こんなものを揚力のほとんどない筐体で垂直に上昇させる技術力があるんなら、織田の鉄砲隊なんか当てにせずミサイル一発でカタがつ思うんですが、それば言っちゃいけないんでしょうか?

 なんだか、柳田理科雄みたくなりましたが(*8)、”戦国BASARA”はほとんどフィクションの世界に数滴の真実をまぜることで、ビミョ~なリアリティを持たせた上級のエンタテインメント。
 だから、この話だけを信じてると、日本史のテストで赤点食らうことになりますよ、中高生のみなさん!

《脚注》
(*1)今や駅弁にまで進出
 仙台駅の”独眼竜政宗辨當(べんどう)”の”戦国BASARA”版パッケージが2009年12月31日までの期間限定で販売中。けっこう美味です。
 詳しくはこちらのブログでどうぞ。
(*2) エミール・ガレ
 アール・ヌーヴォーを代表するフランスのガラス工芸家、陶器・家具のデザイナー。おちついた雰囲気の作品は私は好きです。
 サントリー美術館のエミール・ガレ展(2008年3~5月)の様子が”時空を超えて”のHPで紹介されていますので、こちらもご参照ください。
(*3)戦国エスパー大戦
 仮面ライダーのような跳躍力、サイボーグ009のような加速力、スーパー戦隊のように戦えば爆発や旋風が起こるという攻撃力など、常人には計り知れぬお侍さまが多数登場します。
(*4)忠勝は終始無言ですが
 本多忠勝討伐戦という一面もある長篠の戦いなのに、一言もしゃべっていないのでキャストのリストには名前がありません。モッタイナイ。
(*5)武者ガンダム(武者頑駄無)
 鎧姿をしたガンダムタイプのモビルスーツ。SDガンダムに登場。
(*6)ガンダムそのもの
 ガンダムと忠勝が似ていると思ったのが私だけではないようで、YouTubeに”三河武士 本多ム”というのが出てました。ガンダム、BASARAファンには必見のできばえです。
(*7)鎧を20Kgとすると
 鹿角脇立兜と大鎧は軽量級だったそうです。”戦国BASARA”に登場するのは全身を覆っていることから、西洋の甲冑でも軽量級のフリューテッドアーマー(約18Kg)の値を参考にしました。ロケット部分、推進材などが入っていないのでかなり過小な見積もりではあります。
(*8)柳田理科雄みたくなりましたが、
 アニメや特撮を科学的に分析する”空想科学読本シリーズ”の作者。理系離れと言われる昨今、中高生にはぜひ読んでいただきたいシリーズです。
 ちなみに”理科雄”は本名というウソのような本当の話。

 奥様ブログ 「フラワークラフト作家”Ann”のひとりごと」はこちら

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