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確実に『お父さんなんか大嫌い!』がぶっ飛んでくるな(三匹のおっさん/スタートレック/ミツマタ)

 ども、”おじさま”と呼ばれてみたいおぢさんたいちろ~です。
 おじさま、おじさん、おっさん、おっちゃん、このビミョ~な言語感覚に想いをはせつつ、クラリス(*1)、もとい、”三匹のおっさん”のご紹介であります。

2009021501


写真はたいちろ~さんの撮影。
鎌倉円覚寺みつまた。
ごらんのように、3つの又に分かれています。




【本】三匹のおっさん(作 有川 浩、イラスト 須藤 真澄 文藝春秋)
 定年後、ゲーセンに再就職した剣道の達人、柔道家で居酒屋の元亭主、機械をいじりの天才の工場経営者。3人のおっさん+孫と娘の高校生コンビによるご近所版スーパー戦隊?小説。年金貰ってのんびりしているだけがおぢさんではないんですよ~
【DVD】スタートレック
 アメリカのSFテレビドラマ。日本では1969年に初放映。カーク船長率いるU.S.Sエンタープライズ号による宇宙探検の物語。STO(Star Trek The Original Series)の作成から40年以上を経て、いまだに新作が作成されるという人気シリーズです。
【花】ミツマタ(三椏 三又)
 枝が必ず三つに分岐する、ジンチョウゲ科ミツマタ属の落葉低木。英語の”oriental paperbush(東洋の紙の低木)”からもわかるように紙の原料になります。

 三人組のおぢさんといえば、伝説の時代劇”三匹の侍(*2)”とか年のわかるネタもありますが、やはり、スタートレックの3人組カーク船長、Mr.スポック、ドクターマッコイなんかが思い出されます。調べてみるとアメリカでの放映が1966年で、カーク船長役のウィリアム・シャトナーは当時35歳、設定上は30歳前半なのでおぢさん扱いすると怒られそうですが、観ているこっちは小学生なので充分おぢさんです。
 いつの間にかあっさり抜いてるんだもんな~。昨日、渡辺謙(*3)と同い年と知って愕然としたとこだし・・・

 話は戻って、三匹のおっさんとスタートレックの3人組ってけっこう相似形なんですよね。パッっと見、そうは見えませんが。

〔清田清一(キヨ)=カーク船長〕
 定年後、ゲーセンに再就職した剣道の達人。おっさん3人組のリーダー的な役どころ。ヤクザまがいの男を撃退する胆力と知恵、孫にウザがられながらも尊敬を勝ち取っていくというなかなかの人格者でもあります。
〔立花重雄(シゲ)=ドクターマッコイ〕
 柔道家で居酒屋の元亭主だけあって、客あしらいなんかにも長けているムードメーカー。3人のたまり場でもある居酒屋でしょっちゅう呑んでいるようですが、店の後を任せた義理の息子にはあれこれ言わない節度も持ち合わせています。けっこうできそうでできないんですよ、これって。
〔有村則夫(ノリ)=Mr.スポック〕
 機械いじりの天才の工場経営者。頭脳派ながら、改造スタンガンによる”エレクトリカルパレード"という必殺技をお持ち。清一の孫、祐希いわく「三匹の中で最も危ねえおっさん」。そういえば、Mr.スポックもナーブ・ピンチ(*4)という必殺技があったな・・・

 べつにドラマに限らず、現実でも”リーダー”、”ムードメーカー”、”頭脳派”の組み合わせによるプロジェクトって上手くいくんですよね。”リーダー”がいないと方向性が定まらないし、”ムードメーカー”がいないとギスギスするし、”頭脳派”がいないとイケイケドンドンでブレーキがかからないし。そういった意味では両作品とも絶妙な配置であります。

 ところで、則夫とMr.スポックとの違いは娘の早苗ちゃんを溺愛していること。早苗ちゃんと祐希くんのキスシーンには激昂。まあ娘を持つ父親としてわからんでもないですが、スタンガンを振り回すのはね~。
 清一と重雄が則夫を説得というか面白がるシーン

  清一:口うるさい親父は娘に嫌われるぞ。
     あんな場面を見てて口なんぞ出そうもんなら、まず間違いなく
  重雄:ああ。確実に『お父さんなんか大嫌い!』がぶっ飛んでくるな。
     一週間や十日は口すらきいてもらえないこと請け合いだ

 おぢさん、いや娘を持つお父さんは何時までたっても大変です。

 花で取り上げたミツマタは、特に日本では紙幣の原料になります。登場する若者がカネに絡んだ悪さをするヤツが多いのに、おっさんたちはけっこうお金には淡白。自警団を作っていろんな事件を解決するものボランティア感覚ですね。年をとるということは現世的な欲望を離れて自由に生きることを知る道程でもあるのでしょか?
 できればこういうおっさんになりたいものです。

 ”三匹のおっさん”は、相変わらずのストーリ・テリングとキャラ設定のサエを見せる有川 浩の一品。須藤 真澄の初期の頃のゆうきまさみを思わせる早苗ちゃんのイラストもかわいいし。
 ”大人のためのライトノベル”とも言える作品です。ぜひご一読のほどを。

《脚注》
(*1) クラリス
 ルパン三世に登場する可憐なヒロイン。16歳のクラリスがルパンを「おじさま」と呼んでいます。かつて、この”おじさま”というセリフだけを集めた”クラリスのおじさまカセット”なるものが実在しました。
(*2)三匹の侍
 1963年~69年にフジテレビで放映された時代劇。出演は丹波哲郎、平幹二朗、長門勇、監督は五社英雄と今考えるととんでもない豪華メンバーによる作品。子供のころよく観てました。
(*3)渡辺謙(わたなべ けん)
 日本を代表する俳優。1959年10月21日生まれ。”ラストサムライ”(2003年)でのサムライ勝元盛次、”バットマン ビギンズ”(2005年)のテロ集団”影の同盟”の首領ラーズ・アル・グール役で国際的にも有名。
 この秋公開の”沈まぬ太陽”で主演。この日本航空の大変な時に・・・
(*4)ナーブ・ピンチ
  首のところを押さえることで相手を一瞬で気絶させるワザ。中学校の時、やたら握力が強いヤツがいて、こいつがよくマネをしてました。気絶まではしませんが、やたら痛い!

 奥様ブログ 「フラワークラフト作家”Ann”のひとりごと」はこちら

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