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2009年9月

神の国と地上の国をつなぐ”窓”(ギャラリーフェイク/出窓)

 ども、パソコン自作派のたいちろ~です。
 今回のお題は”あなたにとってWindowsの魅力ってなに?”ですが、まあ、フリーソフトが充実していることでしょうかね。大概のことが無料でできるので、ビンボ~関西人にはとっても助かります。あと、自作派にとっては関連の技術本が充実していることでしょうか。(でも、ホントはMacに憧れてるんですが・・・)

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写真はIRIS GARDENING.comより。
出窓に飾っている花です。










【本】”ギャラリーフェイク”より”天国の窓”(細野 不二彦 小学館)
 贋作の美術品を扱うアートギャラリー”ギャラリーフェイク”のオーナー”藤田玲司”を主人公とした美術漫画。第41回(1995年度)小学館漫画賞受賞。
 ”天国の窓”はビックコミックス版の第7巻に収録。
【家庭菜園】出窓
 窓を外側に張り出す形で設置してあるので、棚として利用でできます。一般的に日当たりがいいので鉢植えを置いて眺めるには最適。ただ、水廻りには注意。

 ところで、”Windows”って、技術本やビル・ゲイツをおちょくった本は多いんですが(*1)、意外と”Windows”そのものをネタにした名作って以外とないんですよね。ということで、今回は数少ない作品として”ギャラリーフェイク”より”天国の窓”をご紹介。

 ”天国の窓”のあらすじは以下のとおり。

 マルチソフト社で世界的大富豪の会長”ギルバート・ベイカー”は余命いくばくもない母のカーシャの願いにより”窓の絵”を探すことになる。どんな名画でも母を満足させられないベイカーは、”ギャラリーフェイク”のオーナー”藤田玲司”に依頼する。
 藤田は”窓の絵”の意味を理解するが、美術に興味のないベイカーの依頼を断る。
 しかし、母の依頼ということで一枚の絵を持参するが、それは古びた1枚の”聖画像(イコン)”だった。

 カーシャ おまえは働きすぎなのよ、ギル
      ときには休息も必要だわ。
      そして、祈りなさい。
      ”窓”はいつでもわたしたちと共にあるの。
      わたしたちのすぐ身の周りにね。

       (中略)
 藤田玲司 イコンは神の国と地上の国をつなぐ”窓”であると言います
      信者はイコンの前で十字を切り、顔を寄せ
      イコンに接吻するのです

 絵の中に広がる”窓”が”Windows”、”聖画像(イコン)”が”アイコン(*3)”と、オペレーティングシステムとしての”Windows”のアイデアの元になっているようなエピソードになっているところが物語としてもとても秀逸です。

 本来、”窓”というのは採光や換気のための開口部であると同時に、部屋の中から外を見るための部分でもあります。まあ、最近のマンションのように窓の外にはビルや空しか見えないようであれば、出窓に花を飾るというのはけっこう良い趣味だと思いますね。外と中の間(はざま)にある空間に植物を配置することで潤いと広がりを演出できます。クーラーとかで部屋の中では四季のうつろいを感じられない昨今、花の開花が季節の流れを感じさせてくれますし。

 でも、仕事で使うパソコンの”Windows”って、潤いないよな~。”Word”と”Excel”と”PowerPoint”だらけじゃあね(*4)。その分、デスクトップの背景に凝っていたりして。会社でもこのへんは理解しているようで、セキュリティにうるさいわりには、デスクトップアクセサリーには肝要です(*5)。
 ちなみに私は西村しのぶ(*6)の花と女性のイラストを多用しています。

 ”Windows”にしろ、出窓にしろ、センスを活かして使えるといいですね。

《脚注》
(*1) ビル・ゲイツをおちょくった本は多いんですが
 ビル・ゲイツはマイクロソフト社の共同創業者・会長にして世界一のお金持ち。
 本名は”ウィリアム・ヘンリー・ゲイツ三世(William Henry Gates Ⅲ)”という偉そうな名前とのこと。知らなんだ。
 ビル・ゲイツをおちょくった本としては唐沢なをき(*2)なんかがあります。
(*2) 唐沢なをき
 ”週刊アスキー(アスキー・メディアワークス)”にパソコン漫画”電脳なをさん”を連載する漫画家。けっこうマニアックなネタが多いですが、トンデモ本評論の”と学会”メンバの唐沢俊一が実兄なのであたりまえか。
(*3)アイコン
 パソコンで使う”アイコン (Icon)”は キリスト教で神や天使や聖人を模した絵や像であるイコン(ギリシャ語)の英語読み。
 ですので、このエピソードは美術的、宗教的には的確なものだと思われます。
(*4)”Word”と”Excel”と”PowerPoint”~
 マイクロソフトのオフィスツール。仕事では必須ソフト。今ではこれぐらいできないと、パートで採用されるのも難しいとのこと。私が入社したころはパソコンの出始めぐらい(1984年)ですので、ワープロができるだけで”おぉ~~”と言われたぐらいでしたので、隔世の感があります。
(*5)デスクトップアクセサリーには肝要です
 さすがにエロエロなのを使うと怒られるでしょうけど。これは趣味の良し悪しというよりセクハラでクレームになります。
(*6)西村しのぶ
 兵庫県出身の漫画家。神戸のお嬢さん方のラブストーリーを描いた”サード・ガール”などが代表作。
 公式HPの”下山手ドレス別館”ではファッショナブルなお嬢さんと花をモチーフにしたイラストが載せられていて随時更新されているので、これを使っています。イラスト自体は素敵なんですが、”おまえのイメージに合わん!”という理由で会社では不評です。


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アニメdeボサノバ♪(あのうた/あのうた2/ANIME ON BOSSA/カトレア)

 ども、EXILE(エグザイル)をEXCEL(エクセル)と読んで娘に笑われたたいちろ~です。
 さて今回のお題は、”今、お気に入りの音楽教えて!”ですが、ご覧のように最近の歌はでんでんダメですね。80年代ぐらいにさかのぼるとそこそこいけるんですが。あと、アニソン系はまあまあ大丈夫。
 ということで懐かしのアニメソングをちょっとひねって、ボサノバアレンジのアニソンCDをご紹介。

Photo_16
写真は”ゆんフリー写真素材集”より
カトレアの鉢植えです
















【CD】あのうた/あのうた2(romi  インディーズ・メーカー)
 70~80年代の懐かしのアニメソングを、ボサノバテイストの新アレンジでカバーしたアルバム。
 1には”悲しみよこんにちは”、”やつらの足音のバラード”、2には”残酷な天使のテーゼ”、”愛・おぼえていますか”、”勇気100%”とメジャー曲からマイナーな名曲までを多数収録(*1)。
【CD】ANIME ON BOSSA(岩男潤子 ユニバーサルJ)
 こちらもアニソンを、ボサノバテイストでアレンジしたアルバム。
 ”キューティーハニー”や、”想い出がいっぱい”、”ロックリバーへ”などを収録(*2)。
【花】カトレア
 中南米原産のラン科の植物。美しい花を咲かせることから”洋ランの女王”と呼ばれています。花言葉は”とも呼ばれています。
 花言葉は”品格と美”、”成熟した大人の魅力”など。

 奥様がJAZZ好きなので、JAZZアレンジのCDは結構持っていますが、ボサノバテイストというのは珍しかったので借りてみましたが、いや~はまりましたね、これが! 言ってみれば、子供っぽいチューリップの花がいきなり大人の魅力のカトレアに変身したようなもの。あの絶叫系アニソン”愛をとりもどせ!!(*3)”でさえラブ・ソングに聞こえてくるから不思議。
 恐るべし、アレンジの力!

 私自身、あまりカラオケって好きじゃないんですが、会社の付き合いでたまに行くことはあります。で、なんの因果かアニソン大会を始める奴がいて(「あんたやろ!」と突っ込まれそうですが違いますってば!)、ついつい歌ってしまうんですね、これが。
 ただ、いいおぢさんがアニソンてのもな~、と心のどこかで叫ぶ声があって、”歌っちゃダメだ、歌っちゃダメだ!”と思いながらやっぱり歌ってしまうのであります。

 でも、ボサノバテイストにすると、なんとなく大人の雰囲気これでカラオケできないかな~
 ”愛をとりもどせ!!”なんて、スナックでおねいさん口説くのにも使えそうだし、”やつらの足音のバラード”なんて、サラリーマンのふとしたため息のような曲だし、"勇気100%”なんて元気の出そうな曲だし。

 おぢさん世代には意外とニーズがありそうなので、”USEN”や”UGA"(*4)でやってくんないかな~。演歌の世代がそろそろ引退する昨今、次世代のサービスドメインとしては有望だと思うんですけど。

 ちなみに、私の最近のカラオケの定番はジャズのスタンダードナンバー”Fly Me to the Moon"。かっこよく聞こえますが、エヴァンゲリオンのエンディングテーマです(^_^;)ゝ。
 ”英語耳ドリル(*5)”で練習しました。

 この3枚のCDはイージーリスニング、ドライビングのBGMとしても最適。一度ぜひ聴いてみてください

《脚注》
(*1)1には”悲しみよこんにちは”~
 悲しみよこんにちは:”めぞん一刻”のオープニングテーマ
 やつらの足音のバラード:”はじめ人間ギャートルズ”のエンディングテーマ
 残酷な天使のテーゼ:TV版”新世紀エヴァンゲリオン”のオープニングテーマ
 愛・おぼえていますか:映画版”超時空要塞マクロス”の挿入歌
 勇気100%:”忍たま乱太郎”のオープニングテーマ
(*2)”キューティーハニー”や~
 キューティーハニー:TV版”キューティーハニー”のオープニングテーマ
 想い出がいっぱい:”みゆき”のエンディングテーマ
 ロックリバーへ:”あらいぐまラスカル”のオープニングテーマ
(*3)愛をとりもどせ!!
 TV版”北斗の拳”の主題歌。原作 武論尊、作画 原哲夫のコミックをアニメ化。
 原曲は”大都会”でミリオンセラーを出した”クリスタルキング”が歌っています。
 でも、この曲って歌詞だけ読むと確かにラブソングなんだよな~
(*4)”USEN”や”UGA"
 ”USEN”は有線放送の会社で業界1位。"UGA"は”USEN”の子会社である”BMB”の運営する通信カラオケ。美声で歌うジャイアンや歌うパンダのコマーシャルをやってるあれです。
(*5)英語耳ドリル
 サブタイトルは”発音&リスニングは歌でマスター”。日本人は英語の発音がうまくできないのは音が聞き取れないからということで、簡単な歌を繰り返し聞くことで英語が上達できるという本。
 事情があって買ってみましたが、この一曲で挫折しました。


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レインボーマンのパロディーか、チャンドラーへのオマージュか?(仮面ライダーW/風車)

 ども、ハードボイルドなブロガー、たいちろ~です。
 さて、エヴァ的エンディング(*1)を迎えた”仮面ライダーディケイド”の後番組、”仮面ライダーW(ダブル)”ですが、けっこうはまっています。
 新番組の宣伝を見てた時はレインボーマン(*2)のパロディーかと思いましたが、探偵モノのオマージュだったんですね、一応。肉体労働者は”探偵物語”だし、頭脳労働者は”フィリップ君”だし。
 ということで、今回はガキんちょはもちろん仮面ライダー人気を支えるお母様方もあまりご存知でない元ネタ探しの旅であります。

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写真はたいちろ~さんの撮影
カリフォルニア州にある風車です





【TV】仮面ライダーW(ダブル)
 2009年9月より放映開始された平成仮面ライダー第11作目(テレビ朝日)。
 翔太郎とフィリップの2人が合体して変身するという”超人バロム・1(*3)”のような仮面ライダー。
【旅行】カリフォルニア州にある風車
 米国は、カリフォルニア州で大規模な風力発電ファームを建設してるとのことなので、風力発電用の風車だと思われます。
 風力発電自体はエコ、低価格などのメリットがある反面、出力が安定しない、設置場所を選ぶなどの欠点もあり、あまり街中に設置するのは向かないと思うんですが。

 さて、ざっと思いついた元ネタですが
①帽子の探偵&ガキっっぽい女の子 ← 探偵物語
 帽子の探偵といえば松田優作演じるTV版”探偵物語”。YouTubeの映像を見ていただければ、まんまです。主人公の探偵”工藤俊作”の名はマンガ”名探偵コナン(青山剛昌)”のコナン君の本名、工藤 新一のオリジナルでもあります。
 ガキっぽい女の子+探偵は映画版”探偵物語”。主人公のお嬢様を薬師丸ひろ子が担当。松田優作も主演していますが、TV版とは別物。映画は見ていませんが、主題歌はよく覚えいています。

②主人公がフィリップ君 ← フィリップ・マーロウ
 レイモンド・チャンドラーの生み出したハードボイルド小説の探偵が”フィリップ・マーロウ(Philip Marlowe)”。探偵事務所のシーンでは代表作の”長いお別れ”が原書”The Long Goodbye”と新訳”ロング・グッドバイ(村上春樹訳)”で置いてありました。

③仮面ライダーW(ダブル) ← W(ダブル)の悲劇
 仮面ライダーのほうはアイスクリーム2段重ねでしょうが、夏樹静子の推理小説に”Wの悲劇”があります。というより、薬師丸ひろ子の主演で映画化されたので、こっちのほうが有名かも。さらにそのオリジナルがエラリー・クイーンの推理小説”Xの悲劇”。

④お前の罪を数えろ! ← 三つ数えろ
 決め台詞の”お前の罪を数えろ!”ですが、これもレイモンド・チャンドラーのマーロウ物”大いなる眠り”の映画名。主演はハードボイルドモノの名優”ボギー”こと”ハンフリー・ボガート”。この人も帽子がよく似合います。

⑤第2話 帽子が風で飛ぶシーン ← 人間の証明
 ”人間の証明”は、森村誠一の長編推理小説。こちらも松田優作の主演で映画化(1977年)。”母さん、僕のあの帽子どうしたでしょうね”という西條八十の叙情的な詩と、帽子が風で飛んでいくシーンはとても印象的でした。

⑥第3話 サブタイトル”Mに手を出すな” ← 現金に手を出すな
 現金は”げんきん”ではなくて”げんなま”。往年の名優ジャン・ギャバンによるフランス製ギャング映画。さすがにここまで古いと見てはいませんが、ギャバンはシムノンのメグレ警視役(*4)も当たり役だったそうです。

 あまりハードボイルドモノを多く読んでいるわけではないですが、それでもざっとあげるだけでもこれぐらいあるのだから、その道のマニアがいれば1年間で謎本1冊が書けるぐらいネタあるんだろ~な~
 よっぽど好きモノのスタッフがいるんでしょうけど、頼むから”電ライナー殺人事件”をオーナーがワトソン役で解決するなんてのはやめてくださいね(*5)。

 街の名前が風都だったり、やたら大きな風車があったり、仮面ライダーがマフラーしてたり(*6)と”風”をモチーフにしたシーンは初代ライダーを彷彿とさせますが、中身はかなりコミカル。でも、けっこう期待してたりなんかしてますよ!

《脚注》
(*1)エヴァ的エンディング
 多くの謎をぶんなげたままでTVシリーズを終了させて、映画で謎を(いちおう)解決させるという最終回の手法。エヴァはもちろん”新世紀エヴァンゲリオン”の略。でも、仮面ライダーも12月の映画公開まで引っ張るか~~
(*2)レインボーマン
 川内康範原作の特撮ヒーローシリーズ。”月火水木金土日”と七つの能力をもつ戦士。後半では2つの能力が合体するとこなども元祖”W”。
 ”W”は意外とレインボーマンの設定を忠実になぞっていて、”サイクロン”の緑はレインボーダシュ4(草木の化身)のカラーリングで、風使いの能力、”ルナ(月)”の金色でうにょ~~んと伸びる能力はレインボーダッシュ1(月の化身)のカラーリングで、すべての関節をはずしてヘビみたいになる能力の相似形です。
 でも、あんまり知らないだろ~な~、この放送がNET(現テレビ朝日)で流れたの、1972年だし。
(*3)超人バロム・1
 白鳥健太郎と木戸猛が、二人の友情のエネルギーによって合体し超人バロム・1に変身するというストーリー。1972年に日本テレビ系で放映。冗談のようですが、原作は”ゴルゴ13”の生みの親、さいとうたかお。
(*4)シムノンのメグレ警視役
 メグレ警視はジョルジュ・シムノンによる推理小説、”メグレシリーズ”の主人公。これもまだ読んでいないので、今度読んでみましょう。
(*5)”電ライナー殺人事件”をオーナーをワトソン役で~
 ”電ライナー”は”仮面ライダー電王(でんおう)”に登場する時を越える電車。”電ライナー殺人事件”の元ネタはアガサ・クリスティの”オリエント急行殺人事件”です。登場する名探偵はエルキュール・ポアロですが、ワトソン役で電車会社の重役が登場しています。オーナー役はもちろん石丸謙二郎で・・・が
(*6)仮面ライダーがマフラーしてたり
 どっちかつ~と”サイボーグ009”に見えるんですが・・・

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ケータイの中身は気になる以前に見せないのがルール(気持ちが伝わる手紙・はがきの書き方全集/ゼフィランテス)

 ども、情報セキュリティ管理責任者のたいちろ~です(これは本当)。
 近所の道端にゼフィランテスの花が咲きました。さほどメジャーな花ではないですが、下の写真のように白い6弁花と、黄色い葯(やく)をつけるなかなかに清楚な花です。
 ゼフィランテスの花言葉は”便りがある”というもの。名前の由来であるギリシャ神話の西風の神様”ゼフィロス(*1)”から”風が便りを運ぶ”というものだそうです。
 ということで、今回のお題はメールつながりで、”恋人のケータイの中身、気になる? 気にならない?”ですが、奥様や娘、息子の携帯電話の中身がまったく気にならないといえばウソになりますが、それ以前に”人に見られないようにする”、これがルールです。

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写真はたいちろ~さんの撮影
近所の道端に咲くゼフィランテスです





【本】気持ちが伝わる手紙・はがきの書き方全集(PHP研究所)
 読んだわけではありませんが、Amazon.comで”手紙の書き方”で検索したら一番最初に出てきたのがこれでした。手紙を書くケースごとに例文を集めた本です。
【花】ゼフィランテス
 ヒガンバナ科の球根草で、ペルーが原産。和名は”タマスダレ”ですが、どうも”南京玉すだれ(*2)”を連想するので、学名のほうを載せました。


 最近ではどこの会社でも”情報セキュリティ管理規定”というものがありまして、私の会社の場合だと以下のようなものです。

①会社支給の携帯電話について
 ・携帯電話にはパスワード等を必ず設定する
 ・住所録には個人を特定できるフルネームを登録しない
 ・社用のメールは見たらすぐ消して、携帯電話内に保存しない
 ・年に1回はサンプル調査でこのルールが守られているか監査を行う

②私用の携帯電話について
 ・会社支給の携帯電話のルールに準拠することを推奨する(*3)

 なんだか、がちがちだと思われるかもしれませんが、これは個人情報保護法(*4)の観点から決められたもの。
 警視庁の統計(平成20年度)によると、携帯電話の遺失届点数は166,852件、返還率は73.7%。警視庁の管轄する東京都の人口はだいたい日本の10%程度なので、ざっくり計算すると全国で170万人近くの人が携帯電話を落として、そのうち40万人近くは戻ってこない計算になります。
 ここまでくると、”携帯電話の紛失は当たり前に起こる”ことを前提にリスク管理を考える必要がでてきますので、上記のような厳しい運用規定が作られるわけです。

 まあ、昔からの紙の手紙だと、”手紙の書き方”のような形式美みたいなものがあって、勝手に人の手紙を読まないみたいなマナーが定着していますが、携帯電話のメールて、私も含めて条件反射的に打っているケースもままあります。なので、読まれて誤解されやすい内容になってしまうのかも。
 いちおう、私も女性からメールをもらう事がまったくないとは言いませんが、返信を打つのはけっこう気を使います。もし旦那様や恋人が返信を見て、あらぬ誤解を招くようだと相手の女性に迷惑をかけることになりますし(*5)。
 ま、普段から身ぎれいにしておくにこしたことはありませんけどね。

 上の情報管理規定の話は、携帯電話のパスワードをかける言い訳には良いかもしれませんが、浮気がばれてあとでもめても私は責任持てませんのでそのつもりで。
 なんだか、花のは話が殺伐とした内容になって申し訳ない。

 ところで、このブログを書いているときに、古くからの友人の女性から”引越ししました”のメールを頂きました。どうもお引越し疲れのご様子ですので、励ましのお返事メールをだそうと思っています。
 決して、浮気じゃありませんよ、奥様

《脚注》
(*1)ゼフィロス(ゼピュロス)
 美少年”ヒュアキントス”を太陽神”アポロン”と争った西風の男性神。二人に嫉妬したゼフィロスが突風を起こしてヒュアキントスを殺し、アポロンがヒュアキントスの血から作ったのが”ヒヤシンス”の花です。
(*2)南京玉すだれ
 ”さては南京玉すだれ♪”の歌にあわせて伸縮自在のすだれの形を変えて見せる大道芸。調べてみると”日本南京玉すだれ協会”というのがありました。
(*3)準拠することを推奨する
 私物ですので婉曲に言ってますが実際には”やれ!”といっているのと同じです。
(*4)個人情報保護法
 正式には”個人情報の保護に関する法律”。2006年4月に施行。個人情報の流出は賠償金などの経済的損失のみならず会社の企業価値(信頼性、イメージなど)を損ねるので、非常に神経質になっています。
(*5)あらぬ誤解を招くようだと~
 誤解でないようなラブラブな関係になることを期待しないわけでもないんですが・・・

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カルネアデスは朝蜘蛛を殺すか?(蜘蛛の糸/蜘蛛)

 ども、”無益な殺生はせぬ(*1)”のたいちろ~です。
 さて今回のお題は、”何となく信じている「迷信」ってある?”ですが、”朝蜘蛛を殺すな”ですかね。寮の部屋が1階ですので、時々小さな蜘蛛が入ってきますが、つまんで庭に逃がすようにしています。まあ、朝っぱらから無益な殺生をするのもなんなんでぐらいの気持ち(*2)ですが、深い意味はありません。

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写真はたいちろ~さんの撮影
近所の公園で、朝の散歩で見つけた蜘蛛です










【本】蜘蛛の糸(芥川龍之介 新潮文庫他)
 お釈迦さまが、地獄で苦しむ罪人のカンダタを蜘蛛の糸を使って救おうとするお話。芥川龍之介の初の児童文学作品。初出は1918年(大正7年)の「赤い鳥」創刊号。
【動物】蜘蛛(くも)
 網を張って虫を捕食することで知られていますが、分類上では昆虫ではありません(脚が8本、頭部と胸部の境界が明確でない、触角がない等)。
 蜘蛛の糸は意外と強靭で、強度は同じ太さの鋼鉄の5倍、伸縮率はナイロンの2倍もあるのだそうです。

 迷信では”朝の蜘蛛は福が来る、夜の蜘蛛は盗人が来る”という内容ですが、一般的には、朝の蜘蛛は吉兆(待ち人来るとか)として扱われているようです。蜘蛛自体は害虫を捕まえる益虫ですが、蜘蛛の網(巣)を作るのは意外と早く1時間ぐらいしかかからないので、見つけたら早めに取らないとすぐに巣を作られてしまいます。

 さて、蜘蛛に関する小説といえば、真っ先に浮かぶのが芥川龍之介の”蜘蛛の糸”。お釈迦さまが蜘蛛の糸を使って悪人のカンダタを救おうとするお話はご存知だと思いますが、改めて読んでみると(*3)けっこう変なお話です。

 なぜ、一番の悪人であるカンダタが”蜘蛛を助けたことがある”という理由だけでお釈迦さまが救おうとしたのか? 他にもっと軽い罪で地獄に落とされた人から見れば、”なんでこいつだけが!(*4)”と思っても無理の無いこと。だったら俺もと思って救いの糸にしがみついたのに、カンダタの発言のせいで一蓮托生に地獄に落っことされたのでは、たまったもんじゃありません。

 さて、表題にある”カルネアデス”というのは古代ギリシアの哲学者です。この人が出した問題に”カルネアデスの舟板”というのがあって、内容は以下のとおり。

 一隻の船が難破し、乗組員は全員海に投げ出された。一人の男が命からがら、一片の板切れにすがりついた。するとそこへもう一人、同じ板につかまろうとする者が現れた。しかし、二人がつかまれば板そのものが沈んでしまうと考えた男は、後から来た者を突き飛ばして水死させてしまった。その後救助された男は殺人の罪で裁判にかけられたが、罪に問われなかった。(Wikipediaより抜粋)

 これは、現代の日本の法律では刑法37条「緊急避難」に該当する行為で、現在の法律でも無罪になるんだそうです。
 どうも、SFではこの考え方が好きなようで、”冷たい方程式テーマ(*5)”なんかはまさにこれ。他にも”トップをねらえ!”や星野之宣のマンガに”カルネアデス計画”というのが出てきます(*6)。

 小学校では”自分だけ助かろうとしたカンダタの心が”うんぬん言ってたような覚えがありますが、そんなに簡単な話ではなさそう。
 ”助かった凶悪犯人と、助からなかった可憐な少女”みたいな組み合わせを裁判員制度で扱ってみたらなかなか哲学的な裁判になるでしょうね。市民感情と法理論がかみ合わない例として新たな判例ができそうですが。

 ということで、”もし私が地獄に落ちたら、ちゃんと恩返しをするのだぞ!”と言い含めて、蜘蛛を逃がしているわけであります。

《脚注》
(*1)無益な殺生はせぬ
 ルパン三世に登場する十三代目石川五ェ門の名セリフ。”ルパン三世 カリオストロの城”のラストシーンでは、勝負のついた敵キャラから”(私を)切れ”という言葉に対し、このセリフを言ってます。
(*2)朝っぱらから無益な殺生~
 でも、育てている植物につく虫はためらわず駆除します。この辺がガーデナーの業の深いところかも・・・
(*3)改めて読んでみると
 青空文庫でも読むことができます。
(*4)なんでこいつだけが!
 ”オルトロスの犬”というTVドラマ(TBSで放映)で、あらゆる傷や病を治すことができる「神の手」の持ち主から救われた人に対して”お前だけが救われやがって”みたいな迫害のシーンが出ていました。
 私はほとんど見ていませんが、主演が滝沢秀明ということもあってか、奥様と娘がはまっています。
(*5)冷たい方程式テーマ
 燃料や空気が限られた宇宙船で密航者が発見されると、密航者は船外に廃棄しないといけないという状況の元でのクルーの苦悩を扱ったもの。”冷たい方程式”はトム・ゴドウィンによるSF小説の古典的名作。原題は”The Cold Equations”。
(*6)”トップをねらえ!”や星野之宣のマンガに~
 ”トップをねらえ!”はガイナックスによるアニメ作品。星野之宣のマンガは”カルネアデス計画”という短編で、”はるかなる朝(集英社)”に収録。
 ともに、地球を救うために敵/相手の星を殲滅するという内容。


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お花畑を作ること、それが僕の仕事だった(史上最強のロボット!/PLUTO/お花畑)

 ども、ロボット大好き人間、たいちろ~です。
 現在、コンピューターの会社に勤めておりますが、実はロボットの会社(*1)が希望だったんですね。でも”文系は採用しない”との方針でしたので、頭脳のほうを担当する今の会社に勤めております。
 ということで、今回の本の紹介は”史上最強のロボット!”&”PLUTO”の2本立てであります。

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写真はたいちろ~さんの撮影。
作中での「プルートウ」の名前の由来にちなんで、近所のチューリップのお花畑です。





【本】史上最強のロボット!(高橋 智隆、柳田 理科雄 メディアファゥトリー)
 ロボットクリエイターの第一人者 高橋 智隆とベストセラー”空想科学読本シリーズ”の著者 柳田 理科雄による”史上最強のロボットとは何か”をテーマにした対談集。
【本】PLUTO(浦沢 直樹、手塚 治虫 小学館)
 アトム、ゲジビト、エプシロン・・・世界でも最高水準のロボット7体が次々に破壊されるという事件が発生。その影にうごめく謎のロボット”PLUTO(プルートウ)”とは?
 手塚治虫の”鉄腕アトム”から「地上最大のロボット」を原作に浦沢 直樹がリメイクした作品。
【家庭菜園】お花畑
 ガーデナーの憧れながら、お花畑と言われるためにはそれなりの面積がいりますし、四季を通じて花を咲かせるにはバックヤードに複数の花を準備するか、大量に花を購入するなど相応の財力が必要。
 最近、公園の花を盗んでいく不逞の輩がいますが、これは立派な犯罪です

 ”史上最強のロボット!”の中で、最強を、”巨大な”、”格闘に強い”、”速い”、”しぶとい”、”賢い”、”魅力的な”、”コストパフォーマンスの高い”というテーマで話を進めています。
この中で、コストパフォーマンスにからめてロボットの普及の条件みたいな話をしています。

 高橋 実は人間が行っている労働をロボットにやらせたとき、
     時給換算でペイできる仕事は、
     ぶっちゃけそっち系(*2)の仕事しかないといわれています

 つまり、物事が社会に広がる過程は”マニア⇒金持ち⇒一般人⇒特殊用途”とのこと。 高橋 智隆は”ガンダム30周年記念オフィシャルブック”の中でも言っていますが、介護ロボットやレスキューロボットが最初にくるのはうそっぱちだと。
 で、我等が史上最強のトボット”鉄腕アトム”はどうかというと、”権力と天才的頭脳を持つマニア”の天馬博士が生みの親(*3)。元々アトムは交通事故で死亡した天馬博士の息子の姿を模して作られたものなので、作成した動機は完全に個人的なもの。でも、その能力は明らかにオーバースペックです。息子の代わりにするだけなら10万馬力とか、空を飛ぶとか、お尻にマシンガンとかは不要のはず。でも、こういう機能を組み込んでしまうところがマニアなんだろうな~。気に入らないとサーカスに売っちゃうし・・・(*4)

 かたや、PLUTOも元々は砂漠を緑化するために作られた地球改造用のロボットで、こちらも完全に当初の目的が見失われています。
 表題の”お花畑を作ること、それが僕の仕事だった”はPLUTOの頭脳であるサハドの言葉。植物学を学ぶロボットだったので、本来だったら田や畑の花の世話をするいわばガーデナーのお友達になっていたはずなのに。

 これはロボットのせいではなく、人間の業なんでしょうかね。だいたい”最強ってなに?”っていうことを考えること自体がその表れかもしれません。本書での最後で最強のロロボットについてこんなことを言っています。

  柳田 カール・ルイスと大山倍達と大鵬を並べてみて(*5)
      その能力をあわせ持ったアスリートがどんなものかと考えてみても、
      その答えが出ないのと同じですね

 結局、自分の好きなロボットが最強と思っているのが一番平和なのかもしれません。 もっとも、”一番普及するロボットは何か”と聞かれたら、キューティーハニー(*6)と答えてしまうだろうな~、と”anume on bossa(*7)”を聞きながら考えてしまうわけです。

《脚注》
(*1) ロボットの会社
 富士通ファナック(現ファナック)です。ま、四半世紀前のことですので、時効でしょうけど。
(*2) そっち系
 いわゆるえっちぃ系です。
 VTRやインターネットに限らず、社会への普及にはエロエロは欠かせないようです。
(*3)天馬博士が生みの親
 元科学省長官。本書の中で、アトムの値段を10兆円(開発費こみ)と言っていますが、アトムの生まれた2003年(平成15年)の現実の文部科学省の一般会計歳出額は全部で6.3兆円しかないので、実際にできたとするとすごい権力者と言えます。
(*4)気に入らないとサーカスに売っちゃうし・・・
 間違いなく国家資産のはずですが。サーカス団が買えるぐらいだから相当お安かったはず。通常なら払い下げの稟議書が通るとは思えません。
(*5)カール・ルイスと大山倍達と大鵬を並べてみて
 カール・ルイス
  アメリカの元陸上競技選手。10ヶオリンピックメダル(うち9つが金)
  10の世界選手権メダル(うち8が金)を獲得した史上最高のアスリート。
 大山倍達(おおやまますたつ)
  ”神の手”と称される最強のカラテ家。ビール瓶の首から上の部分を手刀
  で切り落すとか、牛を素手で倒すとかその強さの伝説に事欠かない人。
  極真会館の創設者でもあります。
 大鵬(たいほう)
  優勝32回、45連勝などを記録した昭和の大横綱。
  当時の子供の好きなもので「巨人・大鵬・卵焼き」といわれるほど大人気を
  人気を博しました。
(*6)キューティーハニー
 永井豪原作のロボットマンガ。美少女タイプにして変身能力のあるという設定なので、着せ替えゴッコをして遊ぶマニアは多そうです。ちょっとエロエロだけど!?
(*7)anume on bossa
 岩男潤子のアルバム。”キューティーハニー”も収録。往年のアニメ主題歌がボサノバ風にアレンジされていて、イージーリスニングとして聴くにはいいアルバム。


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お湯の中にも花が咲くよ、チョイナ、チョイナ♪(入ってよかった!温泉200/鳴子温泉)

 ども、さすらいの温泉フリーク、たいちろ~です。
 今回のお題は”あなたの「ちょっとしたぜいたく」って何?”ですが、私の場合は日帰り温泉めぐりです。
 ということで、今回のお話は”目指せ200名湯! はぁ、チョイナ、チョイナ♪(*1)”であります。

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写真はたいちろ~さんの撮影。
左は鳴子温泉の風景。右は夏の鳴子峡。



【本】入ってよかった!温泉200(JTB)
 温泉関係の本はそれこそ山ほどありますが、とりあえず行き場所探しに使っているのがこの本です。この年(03年版)の温泉番付の西の横綱は”奥飛騨温泉郷”、東の横綱は”乳頭温泉郷”(*2)でした。
【旅行】鳴子温泉
 宮城県大崎市(*3)に位置する東北の名湯のひとつ。泉質は硫黄泉、硫酸塩泉、炭酸水素塩泉、塩化物泉など。
 電車ならJR陸羽東線・鳴子温泉駅、車なら東北自動車道古川インターチェンジから約28Km。

 なぜ、日帰り温泉めぐりが「ちょっとした」ぜいたくかというと、温泉旅館に泊まると「とっても」ぜいたくだから。温泉旅館に泊まると1万円前後ぐらいしますが、日帰り湯だとだいたい500~1500円ぐらいですので、昔ながらの銭湯やスーパ銭湯に行くのとそんなに変わりません。
 特にホテルがやってる日帰り温泉のサービスがお勧め。チェックアウトからチェックインまでの泊り客がいない時間(だいたい10:00~15:00ぐらい)と時間指定はありますが、空き時間を利用しているためかとっても割安。ロビーとかも使えますし、専用の広間を用意しているところもあります。

 仙台在住の我が家のお勧めは作並温泉の”一の坊”秋保温泉”佐勘(4)”と並ぶ温泉旅館です。入浴料金は1,500円ですが、会員になると1,200円(大人・浴衣付・税込)。もちろん我が家は会員であります。料理付きで3,500円からのコースもありますが我が家ではだいたい近くのニッカの工場(*5)にいっちゃいますけど。
 ただし、宿泊コースになると割安パックでも1万円以上、普通に泊まると2~3万円のコースになるので「ちょっとしたぜいたく」のレベルを超えます。まあ、HPを見ながらお財布と相談してください。逆に言うと1/10の価格で同じお風呂に入れるんですからチョ~おトクでもあります。
 広瀬川を見下ろせる露天風呂には立ったまま入れる湯と寝っころがったまま入れる湯もありますので、ぼ~~~とするにはいいところです。
 湯から上がった後は名物の”ふろふき大根”をどうぞ。元々おでんの大根はあまり好きではないんですが、ここのふろふき大根だけは好物です。食べ物でこんなケースは珍しいんですけどね。

 あと、これからの季節なら近くに鳴子峡がある鳴子温泉もいいですね(*6)。この季節になるとJR東日本では鳴子峡のポスターが張り出されますので、仙台人としては”ああ、そろそろ秋だな~”と感じてしまいます。鳴子温泉は上記の秋保温泉とともに奥州三名湯ですが、どちらかというとこちらのほうが鄙びた温泉気分があります。名前の由来が源義経と静御前の子供の産湯に使われたことから「啼き子(なきこ)」⇒「鳴子」となったとのことなので(Wikipediaより)こちらも歴女向きかも。
 写真は8月の時なのでまだ緑一色ですが、この橋から見下ろす風景がポスターでも使われてるビューポイントですのでぜひお立ち寄りのほどを。

 私の持っている”入ってよかった!温泉200”は03年出版なのですでに絶版ですが、温泉の本はいっぱい出ているのでお好きなのをどうぞ。
 現在、200温泉中、27温泉を訪れましたが、日本百名山(*7)と違って温泉は旅館ごとにも違うので一生かかっても極めるのは難しいでしょうね。
 でも、出張のついでとかで行っている分には、まあちょっとしたぜいたくの範囲でしょうし、ぜいたくするなら老後の楽しみということで(*8)。

《脚注》
(*1) チョイナ、チョイナ♪
 有名な”草津節”の一節ですが、作詞・作曲は不明とのこと。
 いろんなバージョンの動画がUPされていますが、イラストがかわゆかったので初音ミク版でどうぞ
(*2) 西の横綱は”奥飛騨温泉郷”~
 ”奥飛騨温泉郷”は岐阜県、”乳頭温泉郷”は秋田県の温泉です。”乳頭温泉郷”の”鶴の湯温泉”は一度行きましたが白濁したお湯の露天風呂のあるよかところでした。
(*3)大崎市
 宮城県北西部に位置する宮城県人口第三位の市。2006年に古川市、鳴子町、岩出山町、三本木町などが合併して誕生。”大崎”は奥州探題に任ぜられた大崎氏に由来するのだそうですが、やっぱり鳴子町のほうがしっくりきます。
(*4)佐勘
 開祖は平安期まで遡るという千年続く伝統のある旅館。徳川初期仙台藩主・伊達公の湯浴御殿の湯守職ということですので、暦女の方は仙台旅行のついでにどうぞ(公式HPはこちら
(*5)ニッカの工場
 ニッカウイスキーの宮城峡蒸留所のこと。森の中にあるレンガ造りの工場です。工場見学もできますし、ジンギスカンのレストランもあります。ウイスキーの試飲もできますが運転されすかたはNG。こちらのブログもどうぞ。
(*6)これからの季節なら~
 このブログは2009年9月13日に書いています。鳴子峡の紅葉はだいたい10月中旬ごろですが、年によって多少前後しますのでニュース等でご確認ください。
(*7)日本百名山
 深田久弥の随筆で紹介された名峰百座のこと。登山が趣味の人にとって全山制覇はあこがれのひとつですが、時間、体力、財力がそろわないとかなり難しいです。
(*8)ぜいたくするなら老後の楽しみということで
 ところで、ちゃんと年金でるんだろ~な~!?

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恋には我身の命もいらぬ(夜叉ケ池/インパチェンス)

 ども、電車賃がなくてなかなか自宅に帰れない単身赴任のたいちろ~です(*1)。
 会社の出張だと交通費は気になりませんが、自腹となるとやはり往復2万円は結構な出費(*1)。なかなか連休とかないと帰れない状態です。
 ということで、今回は別れ別れの恋人=竜神を扱った泉鏡花の”夜叉ケ池”のご紹介です。

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写真はたいちろ~さんの撮影。
近所の公園に咲いていたインパチェンスです。












【本】夜叉ケ池(泉 鏡花 岩波文庫他)
 大昔に竜神と人間の間に交わされた契約。それは「竜神がその力を封じ続けるには日に3回鐘をつくこと」。その鐘を撞き続ける若い夫婦と、村人たちとの対立。そして恋に焦がれる竜神”白雪”の想い。
 泉 鏡花の代表的な戯曲。
【花】インパチェンス(Impatiens)
 アフリカのタンザニアからモザンビークにかけての高原地帯に分布する一年草。別名、アフリカホウセンカ(鳳仙花)。語源は、ラテン語の”impatient 我慢できない”から。花言葉は”豊かさ”のほかに”短気”などもあります。

 で、なんでこんな。大正時代の戯曲(*1)を読む気になったかというと、最近読んだ野村美月の「”文学少女”と月花を孕く水妖」のモチーフがこれなんですね。
 こちらのほうは別のブログで書きましたので省略しますが、本歌(*3)である”夜叉ケ池”はというと2つの恋の交錯する幻想的なお話です。

 人間のお話は学生の荻原晃と村娘の百合が竜神との約束に従って鐘をつく役目を引き継ぎますが、日照りに悩む村人たちは百合を竜神への雨乞いの生贄に捧げようとします(*4)。

  晃  生命に掛けても女房は売らん、
     竜神が何だ、八千人が何(ど)うしたと!
     神にも仏にも恋は売らん。

 かたや、竜神の白雪は遠く剣ケ峰にいる恋人の妖怪に会いたいものの、人間との約束のため、鐘がつかれている間は夜叉ケ池から離れられない身(*5)。

  白雪 人の生命が何う成ろうと、其(それ)が私の知ることか!
     恋には我身の命もいらぬ。
     (中略)
     あこがれ慕ふ心には、冥土(よみじ)の関を据ゑたとて、
     夜のあくるのも待たれうか

 目先の利益のため、他人を平気で犠牲にできる代議士や村人たちと、恋人に会いに行きたい気持ちが我慢できず、村人の犠牲をいとわない白雪はある意味相似形なのかもしれませんが、我が身をも犠牲の内に考える白雪と一方的に他人に犠牲を強いる村人ではやはり深みが違います。

 で、誰を犠牲にしなくても家に帰れるのに帰らないおとうさんは”我慢できない”という名をもつインパチェンスの花を見ながら、交通費の捻出をしみじみ考えるのであります

 泉 鏡花の名前は知っていましたが、読むのは今回が初めて。食わず嫌いというか、こんなに面白い話だとは思っていませんでした。大正期の文章ですが、戯曲だけあって言葉のリズムが流れるようで思いの他すらすらと読めます。私が読んだのは”鏡花幻想譚”に収録されたものですが、解説や振り仮名もあって読みやすかったです。他に収録されている”天守物語”、”海神別荘”もお勧めです。

《脚注》
(*1) 大正時代の戯曲
 泉 鏡花(いずみ きょうか)は、明治後期から昭和初期にかけて活躍した小説家、戯曲作者。”高野聖”や”婦系図”が代表作。近代における幻想文学の先駆者ともいわれています。”夜叉ヶ池”は1913年(大正2年)に発表。
(*2) ”文学少女”と月花(げっか)を孕(だ)く水妖(ウインディーネ)
    (作 野村 美月 イラスト 竹岡 美穂 ファミ通文庫)
 「悪い人にさらわれました。着替えと宿題を持って、今すぐ助けに来てください」
 そんな”文学少女”こと遠子先輩に呼ばれて行った先では80年前の殺人に端を発する因縁の事件だった。
 ライトノベル系の推理小説。
(*3)本歌
 本歌取りは、有名な和歌を自作に取り入れて作歌を作る和歌の作成技法の1つ。
 ”文学少女シリーズ”は主人公の遠子さんが古今東西の文学に精通した人なので、有名な小説をモチーフにしています。
(*4)竜神への雨乞いの生贄に捧げようとします
 処女を裸にして牛の背中に縛り付けて夜叉ヶ池に追い立てるというもの。あまりいい趣味とはいえません。
 ちなみに晃の友人学円によると、雨が降るのは牛の背中の犠牲を見るに忍びないので天道が泣くからとのこと。
(*5)夜叉ケ池から離れられない身
 白雪が夜叉ケ池から動くと大雨、洪水によって多くの生命が失われることになるそうです。


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パン・ド・ミーに始まりパン・ド・ミーに終わる(風見鶏/風見鶏の館)

 ども、パンにはちょっとうるさい神戸人たいちろ~です。
 今回のお題は”あなたが一番好きなパンは?”ですが、神戸人にこのネタふるとうるさいぞ~~
けっこういろんなとこに行きましたが、ことパンに関する限りパンは神戸が一番おいしいです。中でもベーシックなところでお勧めはパン・ド・ミー(*1)、しかも厚切り!
 義母が神戸に住んでいるので、お土産にお願いするのがこれ。我が家では”シーアのパン(*2)”で通用します。

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写真はたいちろ~さんの撮影。
神戸有数の観光スポット、異人館街にある”風見鶏の館”です。











【TV】風見鶏
 1977年~79年に放送されたNHKの連続テレビ小説。主演は新井春美、蟇目良(ひきめりょう)。実在したドイツパン職人ハインリヒ・ブルクマイヤー(フロインドリーブ創業者の父)をモデルにした番組。この番組がきっかけで「異人館ブーム」が起きたのは覚えていますが、内容はほとんど覚えていません。申し訳ない。
【旅行】風見鶏の館
 ”風見鶏”の番組で一躍有名有名になりましたが、元々はは神戸に住んでいたドイツ人貿易商ゴッドフリート・トーマス氏の自宅。
 レンガ造りの概観にくわえ、尖塔の上にある風見鶏が素敵です。

 神戸人がなぜパンにうるさいかというと、ドンクイスズベーカリービゴの店フロインドリーブ(*3)等、パンの名店が目白押し!
 それに神戸の人はよくパンを食べます。特に食パン、フランスパンの世帯あたりの消費量は主要都市中第2位です(*4)。
 元々、異人館街があるように外人の多い土地柄だったんでしょうが、おぢさん世代にとって”神戸=パン”のイメージ作りに貢献したのが、NHKの連続テレビ小説”風見鶏”。さすがに学生だったのでTVはほとんど見ていませんでしたが、”神戸のパンはおいしそう”というイメージが刷り込まれましたね。
 上の写真は、今年の夏に”風見鶏の館”に行って来た時の写真ですが、中にはちゃんと”風見鶏”のポスターが張ってありました。

 異人館街は神戸市の北野町山本通にあるエキゾチックな建物が建っている地区で、神戸ではデートコースの定番。関西以外から訪問するなら新神戸駅からぶらぶら歩くのもオツです。いくつかの異人館を見てそのまま三宮・元町方向に下りれば楽に移動できます(*5)。
 私は仕事のついでに行ったので、さすがに食パン1本抱えていくわけにはいきませんでしたが、もったいないことしたな~。買って買えればよかった!。

 上記のドンク、イスズベーカリー、ビゴの店、フロインドリーブとも三宮・元町から歩ける範囲に店があるので、食べ歩きにもいいかも。
 なんだか観光案内みたくなりましたが、パン好きな方はぜひお越しください

《脚注》
(*1)パン・ド・ミー(pain de mie)
 イギリスの食パンに似せてフランスで作ったパン。カリッとした表皮は、フランスパンぽっくって美味。レシピの例はこちら(Web Site Bread Baking e-pan Studio)。
(*2)シーアのパン
 ”シーア”はJR住吉駅に隣接するコープこうべのお店。1階にパン屋さんがあります。コープこうべは日本最大の生活協同組合で私の大学時代の友人が勤めていますが、昔、レイザーラモンHGも働いていたのは知りませんでした。
(*3)ドンク、イスズベーカリー、ビゴの店、フロインドリーブ
 それぞれ本社と創業年は以下のとおり
  ドンク:神戸市東灘区 (1905年 明治38年)
  イスズベーカリー:神戸市中央区(1946年 昭和21年)
  ビゴの店:芦屋市業平町(1972年 昭和47年)、旧ドンク芦屋店
  フロインドリーブ:神戸市中央区(1924年 大正13年)
(*4)食パンの世帯あたりの消費量~
 総務省統計局・平成20年家計調査年報(家計収支編)より。
 食パン(含むフランスパン)の消費量の主要都市順位は
  1位 奈良市、2位 神戸市、3位 京都市
 と関西が独占。
 ちなみに、菓子パン等を加えた総合順位は
  1位 徳島市、2位 奈良市、3位岡山市、4位 神戸市
 になります(他の都市は菓子パンの消費が多いから)。
 ご興味のある方は統計局からデータがダウンロードできますので見てください(11.都市階級・地方・都道府県庁所在市別 1世帯当たり品目別支出金額)
 って、こういうの載せるのが仕事で企画担当してる人の業なんだよな~。
(*5)楽に移動できます
 神戸という町は三宮・元町を中心に北に六甲山、南に神戸港に挟まれた町ですので、けっこう坂道もあます。異人館街は六甲山のふもとにあるので三宮側から行くと登り坂。バスという手もありますが、神戸人としてはぜひ歩いて楽しんでいただきたいと思います。

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やさしいコスモスの作り方(神様のパズル/キバナコスモス)

 ども、最近、花図鑑で花の名前を調べはじめたたいちろ~です(*1)。
 近所の道端にキバナコスモスが咲いていました。まだまだ暑い日が続いていますが、そろそろ秋の花が咲き始めました。
 誰かが植えたように見えなかったので、たぶんこぼれ種かなにかで芽が出たように思われますが、はかなげなイメージのコスモスですが、けっこう元気に育っています
 ということで、今回の本のご紹介は”神様のパズル”。同じコスモスでも、こちらはコスモス=宇宙(*2)を作るお話です。

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写真はたいちろ~さんの撮影。
近所に咲いていたキバナコスモスです。













【本】神様のパズル(機木 伸司 ハルキ文庫)
 ひょんなことから、人工受精で生まれた天才少女穂瑞沙羅華(ほみずさらか)と一緒にゼミで「人間は宇宙を作ることはできるのか?」を研究することになってしまった落ちこぼれ大学生、綿貫君の苦悩の日々・・・
 2002年、第三回小松左京賞受賞作、08年に谷村美月主演で映画化。
【花】キバナコスモス(Yellow Cosmos)
 原産地はメキシコ。同じコスモスですが、ピンク色のものとは交配する事はできないのだそうです。コスモスの花言葉が”乙女の心”に対し、こちらは”野生的な美しさ”です。

 きっかけになったのは、量子力学の聴講生の老人の疑問。

  あなたは何ともないのですか?
  宇宙がどうしてできたかも知らずに生きているということが。
  そしてこんな根本的なことも分からずに
  死ななければならないということがですよ。

 宇宙を作ろうとした物理学者、穂瑞沙羅華の疑問

  私が知りたかったのは、自分のことだったのだ。
  自分は何故生まれてきたのか。何故生きているのか。
  こうして生きているのに、
  自分とは何かもわからないで私はここにいる。
  私はそれを知りたかった。

 引用が長くなりましたが、この疑問を突き詰めると”創造主”、つまり神様に行き着くんですね。意外なようですが、物理学者って神様が好きなようです。本の題名にもなった”神様のパズル”は物理学者アルベルト・アインシュタイン(*3)の言葉。
 きっと、無から宇宙を作り出し見つめる瞳っていうのは、神の視点なのかもしれません。もっとも、人間がコスモスを愛でるように、神様が人間を慈しみの目でみてくれるとは限りませんけどね(*4)

 余談ですが、小説の最後に穂瑞がカラオケで歌うのが”君の瞳に恋してる(*5)”。この曲の原題は”Can't Take My Eyes Off You”。日本語に直訳すると”あなたから目をそらすことなんかできないわ”。
 なかなかオシャレなオチです。

 久しぶりに読みましたが、けっこう面白いSF小説です。最新の物理学用語がポンポン飛び出しますが、ガジェットと思って読み飛ばしてもOK。わかればもっと面白いのかもしれませんが、原始物理学なんて素人の手に負えるもんじゃありません。
 本書でも言っているように、原理なんか知らなくても音楽は美しい調べを奏でてくれるんだから

《脚注》
(*1)花図鑑で花の名前を調べはじめた~
 間違いを書いてはいけないので、基本的には公園や園芸店などのプレートで確認していますが、道端に咲く花もきれいなので載せ始めました。でも、植物の同定(生物の分類上の所属や種名を決定すること)ってけっこう難しいです。
(*2)コスモス=宇宙
 植物のコスモスは”Cosmos”。英語では宇宙も”Cosmos”ですが、元になっている世界、宇宙、秩序を意味するギリシャ語では”kosmos”です。ちょっと違うけど、ま、いいか、書き始めちゃったし。
(*3)アルベルト・アインシュタイン
 相対性理論の基礎を築き上げた20世紀を代表する頭脳。”神はサイコロを振らない”もこの人の言葉。
 けっこうおちゃめなところもあって、舌を出している写真が有名。2008年にノーベル賞を受賞した物理学益川敏英が舌を出したのはこれのパロディです。
(*4)神様が人間を慈しみの目でみてくれるとは限りません
 宇宙創成SFの古典といえば、エドモンド・ハミルトンの”フェッセンデンの宇宙”ですが、こちらは惑星規模の災害をおこしたりとかやりたい破壊したりと放題。
(*5)君の瞳に恋してる
 1967年に発表されたオールディズの名曲。オリジナルを歌ったのは、フランキー・ヴァリ。


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引っ越しも政権交代も、いろいろ整理するにはいい機会かも(転宅/首相官邸)

 ども、古くからの友人から引っ越しの連絡をもらったたいちろ~です。
 7~8年に一度引っ越しをしている私からのアドバイスは”引っ越しの時は、いらないものを持っていかない。使わないものは思い切ってB○○K○FFに持って行くかフリマで処分(*1)”。
 さて、2009年度で最大のお引っ越しは首相官邸。ということで、今回のお題は”政権交代してほしい? ほしくない?”です。

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写真はたいちろ~さんの撮影。
首相官邸ですが、訪れたのが総選挙の一週間前(2009年8月22日)だったせいか閑散としていました。






【CD】転宅(さだまさし)
 事業に失敗した家族がお引っ越しをするというさだまさしの自伝的フォークソング。暗い曲の多いさだまさしですが、その中でも有数の暗い曲。
 ファーストソロアルバム”帰去来”(ききょらい)に収録。
【旅行】首相官邸
 内閣総理大臣の執務を行う建物。住んでいるのかと思っていましたが、居住ば”公邸”と別の建物なんだそうです。
 2002年と新築ながら、2代目以降の大家さんは毎年変わるという(*2)普通のマンションなら”なんか出るのか?”と言われかねない物件です。

 私自身はノンポリ(*3)なので、自民党だろうが民主党だろうがどっちでもかまわないんですが、”たまには変えてみてもいいんじゃない”というのが正直な感想。
 それに、”民主党の歴史的大勝”と言ってますが、実態は”自民党の自滅的敗北”ではないかと。自分達の親分を後ろからタコ殴りにしておいて、ケンカに勝てる道理がありませんぜ!

 麻生太郎という人はな~んもせんかったように言われてますが、冷静に考えてみると決定的な失策を犯したとは思えません。そりゃ漢字の読み間違いとか、アキバ系だとかいろいろ話題を提供してくれた人ですが、普通の会社であれば”おちゃめなオッサン”で済んでるレベルの話です。
 景気低迷とか、格差問題とか(*4)別にこの人が原因で起こったわけではないですし。総理大臣である以上、結果責任はとらなければいけないのは確かですが、ここまで大差が付けられるようなもんではないんじゃないかと。
 とは言いながら、投票に行ってたらやっぱし民主党に入れてたんだろうな~(*5)。

 ま、せっかく長老様世代が引退されるきっかけになったんですから、一気に世代交代するチャンスになったぐらいの発想の転換をして欲しいものです(*6)。

  人生は潮の満ち引き
  来たかと思えばまた逃げてゆく
  失くしたかと思えばまた
  いつの間にか戻る

 さだまさしの”転宅(*7)”の一節ですが、さて、4年後に民主党は手元に来た政権が逃げていくのか、自民党は失くした権力がいつの間にか戻るのか?
 どっちに転んでもど~でもいい話ですが、できればもう少し住みやすい世の中にして欲しいとそろそろ年金生活者予備軍になりつつあるおぢさんは思うのであります。

《脚注》
(*1)B○○K○FFに持って行くか~
 エコを意識しています。一応。
 ちなみに、B○○K○FFは量があれば本を取りに来てくれるそうです。
(*2)2代目以降の大家さんは毎年変わるという
 2代目は安倍晋三(2006年9月26日~2007年9月26日)、3代目は福田康夫(2007年9月26日~2008年9月24日)、4代目は麻生太郎(2008年9月24日~2009年9月16日)。
 さて、鳩山由紀夫は?
(*3)ノンポリ
 ”nonpolitical”の略で元々は1960~70年代の学生運動に参加しなかった政治に興味を持たなかった学生のことですが、今や死語です。
(*4)景気低迷とか、格差問題とか
 サブプライム問題は不可避的だったし、所得格差も高度成長期でも拡大する傾向があります。歴史的に見ると景気は必ず波動するので、景気が低迷することそのものが問題ではなくその振幅をいかに小さくするかが政治の責任だと私は思っています。
(*5)投票に行ってたらやっぱし民主党に入れてたんだろうな~
 単身赴任中のため、選挙権のある自宅に戻れませんでした。
 早くネットで投票できるようにしてください。
(*6)一気に世代交代するチャンス~
 初代大家さんの小泉純一郎が刺し違え覚悟でパージした抵抗勢力をあっさり戻しちゃうんだから、難しいのかな~。
 改めて考えると、小泉純一郎って人は本当に”ケンカ上等!”な人だったんですね。
(*7)転宅
 ちなみに歌い出しは”親父が初めて負けて、大きな家を払った”です。
 失業した政治家秘書あたりが、どっかのカラオケボックスで替え歌を歌ってそうです。

 

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ねば~ネバ~ギブアップ!(火の鳥 未来編/オクラ)

 ども、夏バテ気味のたいちろ~です。
 今回のお題は”夏の疲れを解消! 好きなスタミナ料理を教えて”ですが、基本的に食べられればなんでもいいという食生活を送っていますので、贅沢は言いませんが、年のせいかさっぱりしたものが良くなりましたね
 ということで、今年初めて植えてみました”オクラ”をお勧めします。

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写真はたいちろ~さんの撮影。
庭のオクラ。スーパでしか見たことない人は驚かれるでしょうが、オクラの実は上に向かって伸びます(左)。右は開花直前のオクラの花です。

【本】火の鳥 未来編(手塚治虫 角川文庫他)

 人類のおろかな戦争により、地球上のあらゆる生物が死に絶える世界。独り生き残った山之辺マサトは宇宙生命”火の鳥”により永遠の命を与えられ地球の復活を図る。
 手塚治虫のライフワークにして、マンガの最高峰の作品。
【花】オクラ(Okra)
 原産地はアフリカ北東部で、紀元前元年頃にはすでに栽培されていたという野菜。意外なことにオクラは英語名。日本語では”アメリカねり”というそうです。
 花言葉は”恋によって身が細る”。実の形からでしょうかね?

 今やネバネバ食品として人気のオクラですが、植えてみようと思ったのは最近のことです。料理もさっと茹でて細かくきざむだけですのでとっても楽。ただ、そんなにいっぺんに採れないので冷奴の上にのせて食べています。

 たまに食べるのが”ネバネバ丼”。納豆、オクラ、長芋、まぐろのぶつ切りなどをご飯にのせて混ぜるだけという料理です。健康情報のホームページでは”薬膳料理”になっていました。
 あのネバネバは、ペクチン、アラピン、ガラクタンなどの食物繊維。他にも、ビタミンA、B1、B2、C、ミネラル、カルシウム、カリウムなどが含まれるため、コレステロールを減らす、夏ばて防止、便秘・下痢に効く腸整作用などが期待できるのだそうです(Wikipediaより)。

 さて、ネバネバの出てくる本ですが、どうもホラー系とかに行ってしまいそうなので、ちょっと目先を変えて、手塚治虫の名作”火の鳥 未来編”から。

 主人公の山之辺マサトは愛した不定形生物ムーピー(*1)のタマミを甦らせるためにロボット、人工生命を作りますがすべて失敗。最後にたどり着いたのが滅亡した生命そのものを復活させることにします。
 そしてマサトは海辺でネバネバした液体(*2)=生命の源を流し生命の復活を願います

  わたしの計算が間違っていなければ
  この見知らぬ海岸のかたすみで
  有機物が水に溶けてコトイドになり・・・
  そのコロイドがいくつかまざりあって
  コアセルベートというゼリーのようなものになり・・・
  それが長い長い年月のあいだに
  次第に原始生命みたいなものになっていくのだ
             (本書より引用)

 確か理科の時間だったかな? ”生命の起源”で習ったような気がします。コアセルベート説(*3)を唱えたのがアレクサンドル・オパーリンという学者さん。これを実験で再現したのが”ユーリー・ミラーの実験(*4)”というもので、フラスコの中で火花をとばして生命ができるといったイラストにドキドキした覚えがあります。

 で、”火の鳥”では長き時間の果て(*5)、生命が地球に満ち溢れてきます。命を正しく使って欲しいという火の鳥の願いを受けながら。

 なんだか、オクラの話が遠いところに行っちゃいましたが、いいじゃないですか暑いんだし。
 オクラは意外にも薄黄色で大輪の花が咲きます。ヤツデ状の大きな葉っぱといい観賞用にも向く植物ですので、育ててみるには面白いですよ


《脚注》
(*1)不定形生物ムーピー
 不定形なので、人間形などに変身できます。タマミはマサトの恋人。二人でムーピーゲームというテレパシーを使ったデートを楽しんでいるシーンがありますが、現実の閉塞感との対比が秀逸。
(*2)ネバネバした液体
 ほんとうにネバネバしてるかどうかはわかりませんが、手塚治虫の絵でなんとなくそう思っています。
(*3)コアセルベート説
 別名”スープ説”。たしか”生命のスープ”という言い方をしていました。イメージ的にはこっちのほうが詩的で好きです。
(*4)ユーリー・ミラーの実験
 原始地球の大気組成と考えられていたメタン、水素、アンモニアをガラスチューブに入れて、水蒸気と混合させたところで火花放電させるとアミノ酸が発生するというもの。この分野は門外漢なのであまり詳しく知りませんが、ご興味のあるかたは調べてみてください。
(*5)長き時間の果て
 なにせ、30億年です。山之辺マサトは私の知る限り最も長命な人間です。


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