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聖地巡礼、赤福氷!(半分の月がのぼる空/赤福氷/砲台山)

 ども、かき氷はウィスキー派(*1)のたいちろ~です。
 さて、今回のお題は”かき氷で一番好きな味は何?”ですが、個人的には練乳とかカルピスとは乳製品系が好みです。でもこれでは面白くないのでちょっとひねって地域限定、夏季限定(*2)の”赤福氷”をご紹介。
 なんでそんなマイナーな食べ物を知っているかというと、”半分の月がのぼる空”で主人公の少年、少女がデートで食べに行っているからです。

Aka_koori_pic_01 0807263 左の写真が赤福氷。赤福のホームページから
右は砲台山から望む伊勢市。たいちろ~さんの撮影です。



【本】半分の月がのぼる空(橋本紡 電撃文庫)
 病弱な文学少女,秋庭 里香(あきば りか)と、へたれだけどやるときはやる戎崎 裕一(えざき ゆういち)の伊勢を舞台にした”Boy Meets Girl”のライトノベル。
 いつ死んでもおかしくない里香の病状から、ハッピーエンドが約束されていない恋愛小説。でも、”生きている限りがんばれ!”とお父さんは思ってしまうのです。
【旅行】伊勢の赤福氷
 写真ではわかりませんが、抹茶のかき氷の底に赤福餅がはいっています。私は抹茶がだめなので(*3)ムリいってみぞれ味にしてもらいました。
【旅行】砲台山
 里香と裕一がつきあうきっかけになった山。正式名称は”虎尾山(とらおやま)”。2008年に訪れた時は工事中だったので、道を探すのにずいぶん苦労しました。


 実は、”半分の月がのぼる空が面白いよ”と紹介してくれたのは、友人の高校生の息子さん。いや~、はまりました。主人公の秋庭 里香は、病弱、ツンデレ、ロングヘアという三拍子そろった正統派文学美少女!(*5)
 で、この本を読んで昨年伊勢に行ってまいりました。いわゆる財力にモノをいわした大人の聖地巡礼Part2(*6)です。

 伊勢神宮の内宮、外宮(げくう)、砲台山などをまわって、伊勢うどんと、まんぷく食堂(小説ではまんぷく亭)のからあげ丼を食しました。で、仕上げが”赤福氷”! 熱射病になりそうな炎天下を自転車で走り回っていたので(*7)、とってもおいしゅうございました。
 伊勢に在住の方か小説を読まれた方でないと伊勢神宮以外は何の話かわからないかもしれませんが、こういった小説の舞台になった街に行くのはけっこう好きです。”時をかける少女”の尾道とかメジャーな観光地もありますし、NHKの大河ドラマなんかだと街ぐるみで観光誘致しています。
 だから、ライトノベルやマンガだからといってヲタク扱いするのはいかがなものかと・・・
 
 ”半分の月がのぼる空”は全8巻とけっこう長いですが、意外と伊勢の狭い範囲がモデルになっています。里香が病弱なこともあって、舞台が病院のシーンが多いですがその分文学作品が多くモチーフになっています。特に2巻に出てくる”銀河鉄道の夜(*8)”なんかはいいですね。仲良しのジョバンニとカンパネルラは、里香と裕一の淡い付き合いを連想させますし。二人の乗った銀河鉄道を病院のベットから見上げる里香なんてのはとっても絵になります。
 そういえば、昨日、鉄道ヲタクの友人と呑んでまして、”いわて銀河鉄道”の話が出ましたね。こんど乗りに行ってみようかな。


 ところで、”半分の月がのぼる空”って、ライトノベルとしては唯一「原作小説・漫画・ドラマCD・アニメ実写ドラマ(*9)・実写映画」の6分野で作品化されているとのこと(Wikipediaより)。にもかかわらず、昨年伊勢を訪問したときはほとんど観光化されていませんでしたね。工事中だったこともありますが、砲台山の看板すら出ていなかったし。でも、この本のファンらしい学生がちゃんと4名も来てました。
 ”伊勢神宮”だけを観光資源だよりにしているとしっぺ返しを食いますよ。少しは鷲宮町(*10)を見習って欲しいものです。

 イラストの山本ケイジの絵がいかにもラノベ系なので、おぢさんが電車の中で素で読むには恥ずかしいかもしれませんが、けっこうのめりこめます。虚心坦懐に読んでください。


《脚注》
(*1)かき氷はウィスキー派
 さすがに反則かと思ったので本編では書いていませんが、正確には冬の飲み物。氷点下の雪山でパウダースノーをコップに入れてウィスキーを入れるのが正しい飲み方。学生時代はこれをやりたいがために雪山に登っていたといっても過言ではありません。
(*2)地域限定、夏季限定
 赤福のホームページによると、4月24日(本店のみ6月26日)からの夏季限定で、食べることのできる店も三重県で6ケ所、名古屋で2ケ所のみです。
(*3)私は抹茶がだめなので
  たいがい好き嫌いはないんですが、抹茶だけはダメ。でも、奥様は日本茶インストラクター(*4)の資格保有者なんですね~~
(*4)日本茶インストラクター
 日本茶インストラクター協会による資格試験があります。この協会は日本茶の更なる普及活動の推進を行うことを目的に設立されたNPO法人。
 奥様によると、資格保有者はお茶屋さんの人か、農政担当の公務員が多いとのこと。
(*5)病弱、ツンデレ、ロングヘヤーという~
 すいません、おもいっきりストライクゾーンど真ん中なんです。
(*6)聖地巡礼Part2
 Part1は”鎌倉にうさまんを食べに行く”。こちらは桜庭一樹の”荒野”から。詳しくはこちらで
(*7)自転車で走り回っていたので
 内宮、外宮など、少し離れているのでレンタサイクルを借りて回りました。自転車で移動するには適当な距離ですが、夏に行かれる方は水分補給をしっかり取ってください。
(*8)銀河鉄道の夜
 宮沢賢治による童話の傑作。孤独な少年ジョバンニと、友人カムパネルラの二人が銀河鉄道に乗って旅をするという物語。少年の友情、銀河鉄道の車窓から見える星々のイマジネーションが文学少女の心をがっちりとらえているのか、本書のほかに野村 美月の“文学少女シリーズ”なんかにも出てきます。私もこれらをきっかけに読みました。
(*9)実写ドラマ
 橋本淳に、石田未来に、吉野公佳にとけっこうなメンバーが出演していますが、ロケ地は伊勢市ではなく栃木県佐野市。このへんにも伊勢市の脇の甘さが見受けられます。
(*10)鷲宮町
 埼玉県の北東にある町ですが、この街にある”鷲宮神社”はアニメの”らき☆すた”に登場したことで初詣の参拝客が2007年の13万人から09年には県内第2位の42万人となりました。今では、”平成のお伊勢参り”と称されるそうです。
 いわゆる”萌えおこし”の代表例。詳しくは、北海道大学観光学高等研究センター研究チームのHPをご参照ください。

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