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帰りなんいざ、田園まさにあれなんとす(帰去来の辞/仙台の田舎)

 ども、単身赴任のおとうさん、たいちろ~です。
 さて、今回のお題は”都会と田舎、住むならどちらがいい?”ですが、”都会で働いて田舎に暮らす”でしょうか。実は単身赴任で東京で働いて、自宅は仙台とこれに近い生活をしています。ただ、”都会で働いて”がない家族は仙台が気に入っていて東京に来てくれません。このままだと定年まで単身赴任でしょうか
 ということで今回ご紹介するのは”田舎暮らしの本”。まんま”田舎暮らしの本”という雑誌もありますが、最近軽めの本が続いているので今回は古典から”帰去来の辞”にしました。

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写真はたいちろ~さんの撮影
仙台の田舎。あけびを取りにいった時に撮影しました



【本】帰去来の辞(陶淵明 とうえんめい)
 魏晋南北朝から宋(南朝)時代の人(365年~427年)。後世”隠逸詩人”、”田園詩人”と呼ばれた文学者。
 ”帰去来”と聞いてさだまさしを連想した人(*1)はおそらく40代以上の方かと。タイトルのオリジナルはこれです。
【旅行】仙台の田舎
 仙台市といえば、東北のニューヨーク、東北の自由の女神と言われる”伊達政宗像”がありますが、ちょっと車で走るとけっこうな田舎です(*2)。


 〔原文〕
   歸去來兮
   田園將蕪胡不歸
   既自以心爲形役
   奚惆悵而獨悲

 〔書き下し文〕
   帰りなんいざ
   田園将(まさ)に蕪(あ)れなんとす なんぞ帰らざる
   既に自ら心を以(もっ)て形(からだ)の役(しもべ)となす
   奚(なん)ぞ惆悵(ゆうちょう)として独(ひと)り悲しむや


 〔現代語訳〕
   さあ、早く帰ろうよ
   故郷の田園がいまにも荒廃しそうなのに
   どうして帰らずにいられよう
   自ら求めて精神を肉体の奴隷と化してしまっているのに
   ひとりくよくよと嘆き悲しんだところで、どうなるものでもない

      ”中国名詩選 中(岩波文庫 松枝 茂夫 編)”より引用
        ※全文は”壺齋散人”のHPでもごらんいただけます

 これは、陶淵明が役人生活を止めて故郷へ帰った時の詩。淵明、41歳です。
 田舎に帰ろう。世俗との交わりを絶ち、再就職なんか望まない。親戚との話や音楽や読書を楽しみに余生を送ろう。春には田んぼに出かけ、季節の移り変わりを喜ぶ。そしてゆるゆると天命の尽きるを待とう。
 そんな詩です。

 今年で年金受給資格者となったおぢさんとしては、定年後はこうありたいです
 
 私自身、”北の国から”的田舎(*3)に住んだことはないですが、やはり定年後は仙台に戻るのもいいかも。私は図書館とBOOKOFFとTUTAYAがあれば、どこでも生きていけます

 それにガーデニングなんぞを趣味にしていると(*4)、季節の流れというか、人の都合でない世界というのを感じます。食べるのに困らない程度にお金があれば、こういう隠遁生活にとっても憧れます。現役時代は出世を望まず、定年してからも贅沢を望まず、晴れた日には庭仕事をし、雨の日には読書を楽しむ(*5)。事情が許せば(*6)、今からでもそんな生活がしたいです。

 だから、ちゃんと年金はくださいね!


《脚注》
(*1)”帰去来”と聞いてさだまさしを連想した人
 さだまさしが1976年に発売したソロ1枚目のオリジナル・アルバム。
 ”多情”仏心”、”第三病棟”、”童話作家”、”転宅”など、初期の名曲が収められています。
(*2)東北のニューヨーク~
 漫才師”U字工事”のネタ。最近の若手の中ではけっこう気に入ってます。
(*3)”北の国から”的田舎
 さだまさしの主題歌『北の国から〜遥かなる大地より〜』つながりで。別に舞台になった富良野が田舎だと言ってるわけではありません。
 大学時代、私の友人が第一シーズン(1981年放映)のロケに出くわして、エキストラとして出演しています。
(*4)ガーデニングなんぞを趣味にしていると
 カッコつけて言ってますが、キュウリ、トマト、シソなど食べられるものしか植えていません。
(*5)晴れた日には庭仕事をし~
 だから私のブログのタイトルは”晴耕雨読”です
(*6)事情が許せば
 住宅ローンと、子供の学費が残っているので事情が許してくれません

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コメント

だいぶ前から自給自足のサバイバル生活をしているのに、なにをいまさら田舎暮らしとは。あなたなら何処へ行っても、どんな環境でも生きていけます!!!
それから、企業年金はあまりあてにしないほうがいいかもね。

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