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生きてりゃ、もう一杯ぐらい喰えるさ(機動警察パトレイバー/うどんげ)

 ども、ヒガシマルのうどんスープは必ず関西で買う(*1)こだわりのたいちろ~です。

 ”ここで会ったが優曇華(うどんげ)の華咲く春の心地して(*2)”

 ということで、今回のお題は”うどんとそば、好きなのはどっち?”。
 関西人にこのネタ振りますか! もちろん”うどん”です。

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たそがれ時せまる立ち喰いそば屋。撮影はたいちろ~さん。
でも、なんで立ち喰いは”うどん”ではなく”そば”と言っちゃうんでしょうね。




【本】機動警察パトレイバー(原作 ゆうきまさみ、監督 押井守、バンダイビジュアル)
 急増するレイバー(汎用人間型作業機械)犯罪に対し、警視庁は警備部特殊車両二課”パトロールレイバー中隊”で対抗するというリアル系ロボットマンガ&アニメ。ロボットという点を除けば、ショベルカーによるATM強奪犯罪に対し、ブルドーザのパトカーで対応するようなもの?!
【花】うどんげ(優曇華)
 3000年に1度花が咲き、その時に金輪王が現世に出現するという空想上の花。もちろん、うどんとは何の関係もありません。


 さて、関西のうどんと関東のそばと思われますが、全国を股にかける私としてはあまり正確ではないと思っています。西日本でも兵庫の出石そば、東日本でも秋田の稲庭(いなにわ)、群馬の水沢のうどんときれいに分かれるわけではありません。むしろ、薄口か濃口かの出汁へのこだわりこそ本質かと
 以前、”xx定食 そば付き”というのを注文したら関東風濃口醤油のうどんが出てきたので別のメニューに変えさせたことがあります。関西人にとって、これは「ヒンズー教徒がベジタブルカレーを注文したのにビーフカレーが出てきた(*3)」ようなもの。この行為は人類文明に対する冒涜です。

 個人的に好きなのは讃岐うどん。大阪の比較的やわらかめのうどんに薄口醤油の出汁、おあげさん、コロッケなどを入れた暖かいのもいいですが、讃岐うどんの腰の強さを生かした生醤油とすだちのざるうどんもいいです。時々、香川県の高松に出張に行きますが、かならずうどんを食べます。安いですし。

 さて、うどんやそばを扱った本や映画となると山ほどありますが、今回は”機動警察パトレイバー”から。第5,6話の”二課の一番長い日”には立ち喰いそば屋が3回も出てきます。さもありなん、このアニメ版の監督は押井守(*4)。のちに”立喰師列伝(*5)”という映画を撮る人です。
 自衛隊を率いて反乱を起こす敵キャラは甲斐 冽輝(かい きよてる)。”立ち喰いのプロみたい”と言われていますが、ロボットアニメ史上有数の”おとなの魅力を持った敵役”と思います。反乱が失敗した時のセリフが、

 はははは、事は終わった
 二人から始めて、ここまで準備するのに20年
 生きてりゃ、もう一回ぐらいやれるさ


 このふてぶてしさこそが悪役の真骨頂!
 何かあると、すぐ挫折感が先に来る昨今、ぜひ言ってみたい一言です。

 ”機動警察パトレイバー”の第一作は1988年と20年前の作品ですが、今観ても充分面白い作品。”うる星やつら ビューティフルドリーマー(*6)”と並んで押井守の初期監督作品の名作です。


《脚注》
(*1)ヒガシマルのうどんスープは必ず関西で買う
 ヒガシマル醤油の薄口うどんスープといえばの関西では定番のロングセラー商品です。都市伝説の類かもしれませんが、関東と関西で味が違うとのうわさがあります。
 今でも関西在住の義母が宅急便で送ってくれます。
(*2)ここで会ったが優曇華(うどんげ)の華咲く春の心地して
 講談、落語で登場する敵討ちの口上。3000年に一度咲くという優曇華の花に遭遇したような好機という意味。
(*3)ヒンズー教徒が~
 ヒンズー教にとって、聖なる牛の肉を食べるのはタブーです。インドやネパールに旅行に行かれる方はご注意を。
(*4)押井守
 宮崎駿と並び、名前だけで客を呼べるアニメ監督。主な作品は”うる星やつら”、”攻殻機動隊”、最近では”スカイ・クロラ”など。”赤い眼鏡”などの実写も撮ります。独特の暗い世界観と理屈っぽいセリフ回しが大好きです。
(*5)立喰師列伝
 ”立喰師”とは飲食店でうんちく、説教、話術、奇行など様々な手段を用いて店員を圧倒し、その隙に飲食代金を支払わずに店を出る者のこと。押井守の妄想から生まれた架空の職業(Wikipediaより)。押井守の小説及び2006年にアニメ映画化。
(*6)うる星やつら ビューティフルドリーマー
 高橋留美子原作のアニメ。1984年公開。どこまでが現実か、どこまでが夢なのか?アニメで表現された”胡蝶の夢”。個人的には同年に公開された”風の谷のナウシカ”よりも高い評価をしています。

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コメント

パトレイバーは好き、ガンダムは嫌い。どちらもあまり見た記憶が無いのに、未だにこの感情は残っている。押井守と富野由悠季の世界観の違い?そう考えると納得がいく部分がある。押井守の世界・空気感が好きだったのは確か。

もう見ました、面白いですね

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